大逆転裁判 -成歩堂龍ノ介の冒險-
中央値: 55 Amazon点数: 2.8
スコアーボード
標準偏差 12.67 難易度 1.64 mk2レビュー数 14ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
5pt | 4pt | 4pt | 5pt | 4pt | 4pt | 2pt |
87pt
GOOD!
・謎解きの爽快感
・笑って感動できるテキスト
・魅力的なキャラクター
逆転裁判4,5を飛び越えての巧プロデュース作品ということで期待して購入しました。
法廷バトルという随一のジャンルだけにこのシリーズの独自性は言を待ちません。
謎解きの難易度は特に難しくはなく、過去作プレイ済みなら簡単でしょう。
また従来の法廷・探偵パートのほかに、VSレイトン教授で導入された複数証人相手の尋問や、陪審員制&最終弁論、アノシャーロック・ホームズとの共同推理パートなどが巧く嵌っており、ようやく正統に進化してくれてありがとうという気持ちでいっぱいです。
テキストのセンスと巧妙さは抜群で、大いに笑い密かに泣きました。
キャラクターも記号的な量産型ではなく真に個性的で、特にアノシャーロック・ホームズのへっぽこぷりと天才性が同時に表現されていたのは見事の一言です。
BAD/REQUEST
全て過去作との比較になってしまいますが
・音楽の疾走感が物足りない
・キャラのはじけっぷりが物足りない
・モーションがテキストのテンポを若干阻害する
進化の代償なのかなとも思います。
三和音の昔と比べて重厚な音楽表現が可能になった一方、「耳に残る旋律」が不足な気がします。特に追求時の緊張感と疾走感溢れる音楽がほしかったです。
また真犯人を追い詰めたときの逆上や断末魔、検事のぐぬぬ顔が楽しみでもあったのですが、3Dモデリングだと難しいのでしょうか。それなら2Dでいいのに、と。
モーションはそれ自体かなり面白かったのですが、(スキップしない限り)キャラが動き終わらないとテキストが始まらないのはよした方がいいです。テンポが悪くなります。
COMMENT
逆転裁判1~5、検事1、Vsレイトン クリア済
過去作(特に1~3)との比較でBADも埋めましたが、間違いなく良作です。
DLCについては、内容の補足でも攻略補助でもない「単なるおまけ」なので問題ないと思います。
逆にそういうDLCを出すようなゲームはBADです。
エンディングまでに次作を匂わせる伏線がばら撒かれましたので、その制作費の足しにしてほしいと思う人はチップを渡せばいいでしょう。
とても面白く、まだまだ食い足りないので、大逆転2を今から心待ちにしています。
Amazonレビュー
レビュー者: オレンジ レビュー日: 2017-07-05シャーロック・ホームズのヘボ推理を一々修正する作業もつまらない。
おまけに一つ一つの事件もスッキリしない。
逆転シリーズは全て購入してきたが、2は様子見にする。
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GOOD!
・世界観(5点を入れた理由のひとつ)
とにかく明治の日本とイギリスの世界観を写すグラフィックが良かった。
ムービーも数は少ないがそれに含まれる。
また当時の貨幣価値や、窓に関するトリビアを知ったり興味深かった。
・キャラクター(5点を入れた理由のひとつ)
登場キャラクターの動きがとにかく面白い。
しかもけっこうヌルヌル自然で、
モーションキャプチャー技術の進化に驚いた。
(ただこれが行き過ぎてBAD要素も出てくる)
・寿沙都
今回は浮世離れしたキャラにせず、ベタな和服の女学生で
勤勉・聡明という現実味のあるところが逆に良かった、
と個人的には思う。
これだけ切れモノなら、現代ではとっくにナルホドなど
差し置いて自分で弁護士になっていると思うが(笑)
そこは明治の大和撫子。
一歩引き、ひたすらサポートに徹するという、
これ以上ないパートナーになっている。
ナルホドと互いに丁寧語で話すのも時代を感じてGOOD。
二人の距離が縮まっていくエピソードがもっとあれば
ベターだったか。
・ホームズ&アイリス
主役二人と対照的に、逆転名物のすっ飛びキャラコンビ。
このコントラストをおそらく狙っているのだろうが、流石。
メジャーキャラと絡ませてどんなものか心配だったが、
とても面白く自然に融合したと思った。
アイリスが頭良すぎて笑った。
・共同推理
スポットライトを使った演出(BGMも含)がとにかくカッコ良かった。
初期論理が結構ムチャ振りになってしまうのは致し方なしか。
・課金コンテンツ
完全にファンアイテムになるが、ショートショートで
当時のイギリスの習慣などが解ったり、
BGMやSEのNGモノが解説付きで収録されて制作過程を
イメージできたり興味深かった。
8コンテンツ全て揃えたら何か良いことがあると嬉しいが。
BAD/REQUEST
・チュートリアル的立場の第1話が長い!
これは最近の同シリーズでも同様に思ったが、
1作目の第1話のように、法廷の世界観をまずは体験させ、
一人の証人→真犯人などシンプルにしたうえで、
無罪のカタルシスを味あわせてサクッと終わるのが、
特にビギナーへの配慮として必要なのでは。
後に備えての伏線のために長くなってきたのかもしれないが、
独立した章がひとつくらいあっても良いのではないか。
・本当に大英帝国?
確かに基本的な会話などは日本語で良いのだが、
大英に行ってからは『異議あり』『待った』など一部の
言葉を英語にするなど雰囲気を作る工夫がもっと欲しかった。
(むしろ大日本の裁判シーンでそれがあった)
ナルホドはまだ許せるが、
バンジークス検事まで日本語で『異議あり』は。。
某刑事の手持ちスナックとか、良い雰囲気も出していただけに残念。
・裁判長
完全にボケ立場を、陪審員に持って行かれた感じ。
おまけに判決も陪審員のなすがままという感じで、
空気的存在だった。
・検事
こちらもさすがにキャラ作りが飽和したのか、
○剣と○ドーの合わせモノのような感じだったが、
存在感はあまり感じられなかった。
死神というくらいだから、ナルホドに『怖ェー!』と
言わせる威圧感もあって良かったのでは。
・キャラクターのリアクション
他のレビュアの方も言われているが、
キャラの動きを一々待たないといけないのは気になる。
まぁいつも眠そうな彼とか、あえてこちらをイライラさせる
演出の意図もあるだろうが。。
あと、4章の被告人の決めポーズが少しクドイ。。
・陪審員システム
前章の関係者など既知のキャラを登場させすぎなのではと思った。
6人全員すっ飛びキャラでも良いが、
『無作為に選ばれた市民』というリアル感はもう少し欲しかった。
(デザインスタッフは大変だろうけど)
それと皆、周りに流され手の平返しすぎ。。
陪審員が票を入れる演出はとても気に入っていたので、
今後に期待したい。
・事件現場の状況
欲を言えば、もう少し工夫が欲しかった。
密室とか、決定的目撃者がいたとかばかり。
まぁ初めてプレイする人にはこのくらい解りやすい設定にしないと
いけないのかな。。
COMMENT
検事モノ含め、シリーズ全タイトル(vsレイトン以外)プレイ済み。
最初の3部作を超えられないという厳しい意見は毎度のようにあるが、
私はどのシリーズもそれぞれ味があるし、
試行錯誤する制作スタッフに敬意を表する。
霊媒やテクノロジーといった飛び道具を使って
ダイナミックに展開した過去作に比べると確かに地味な今作だが、
ホームズをリスペクトして現実的なストーリーを進めるという
巧氏の意思があるのでは、という気もするし、
個人的には良作だと思っている。
19世紀のロンドンで生活してみたくなった。
伏線の未回収で物議を醸しているようだが、
自分はクリア前にAmazonのレビューでその事実を知ってしまった上で
プレイしたのもあり、とくに失望は感じなかった。
あからさまに『次回作も買って』と言われている感はあるが。。
人気シリーズの続編は、
ビギナーとコアファン両方にベクトルを向けるという、
シリーズを重ねるごとにそれこそ『ムジュン』が増すもので、
着地点を探すは至難のワザだろう。
それでも今作も『人を信じることの大切さ』のテーマを
ブレることなくしっかり出し、夫婦愛を感じるエピソードや、
バブリーな時代に潜む格差の問題などを盛り込むなど、
考えさせられるシナリオだった。
辛辣なレビュー、採点も多く見られるし、
私自身も厳しいことも多く書かせてもらったが、
やはりこのゲームは楽しい。待った甲斐があったと言える。
初めての方にもオススメするし、
コアなファンでも、旧作の思い出は置いておいて
フラットな気持ちでやってみるなら楽しめる、と自分は考える。