ファイアーエムブレムif 白夜王国/暗夜王国
中央値: 58 Amazon点数: 2.8
スコアーボード
標準偏差 16.11 難易度 2.77 mk2レビュー数 31ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 3pt | 4pt | 4pt | 5pt | 3pt | 2pt |
81pt
GOOD!
3ルート全部遊べるスペシャルエディションを買いました。全ルート一通り難易度ノーマル・クラシックでクリア済みですが一番気に入ったのが暗夜王国編でしたので暗夜王国編のレビューを中心に他2つのルートについても軽く触れていきたいと思います。
・前作からの戦略性の大幅改善
暗夜編は難易度バランスが非常に優秀です。前作の覚醒はステージが単調でフリーマップでレベル上げも可能、さらに敵も考えなしに突っ込んでくるケースや釣れば簡単に寄ってくるケースが多かったのでとにかく戦略性なんてあったもんではなくただレベル上げて殴るゲームになっていたのが残念でしたが今作はいい意味でマップが複雑化し地形を利用した攻防戦が増えまた龍脈によるステージ固有の変化もありマップの面白さが格段にアップしました。敵の挙動もいい意味で嫌らしくなっており釣っても近寄ってこないからある程度接近するといきなり集団で殴りかかってきたりするのであらゆる危険予測をしていかないと手痛い反撃を受けます。
隣接した味方からのさらなる追撃が見込める攻陣、2ユニット1体となることで前衛のステータスアップし相手の攻陣による追撃を完全ガードする防御に役立つ防陣の使い分けが面白いです。一見倒しきれないような敵の数でも上手いこと攻陣を連鎖させることで倒せたりするのでそれを考えるのが楽しい。皆さんよく言われてますが前作ではとりあえずデュアル組んどけ的な感じだったのに対し今作ではとりあえず感覚で防陣組んでると敵を削りきれない事が多くむしろ手痛い反撃を受けます。
以上に挙げたものに加えて暗器によるデバフや以前からある支援、武器の3すくみ、スキルなど戦闘の有利不利に関係する要素が非常に多くそれら全てを駆使して戦うのはやりがいがあります。
ただしここで挙げた難易度バランスの良さは暗夜王国編での話で他の2つは若干当てはまらないものがあります。
・キャラクター
前作に続き今作も全体的に濃いキャラが多いです。支援会話も覚醒からのギャグ多め路線を引き継いでおりこれは好み別れそうですが自分は嫌いではないです。
・ボリューム
一本でも十分に遊べるボリュームなのに+4000円ほどでボリュームが3倍膨れ上がり非常にコスパがいいです。まあ1章~6章までは共通ルートですしルート間で敵の配置は違ってもマップの使い回しがあるため完全に3倍とまではいきませんが。(実質2.5倍くらい)
BAD/REQUEST
・ストーリー
暗夜王国編は特にストーリーが酷くキャラクターは魅力あるのにここまで引き込まれないストーリーも珍しいですね。中身のない薄っぺらいストーリーを無理やり叩いて引っ張って引き伸ばしたような印象。
他2つのルートは幾分マシなものの全ルート共通でやたらイベントで人が死ぬシーンが多く最初の数回はまだいいものの何回目かになると「またか...」という感じで正直うんざりします。戦争なんだから人が死ぬのは当たり前と言われたらそれまでですが...
・加入するキャラクター数
暗夜と白夜に分割されている関係で1ルートあたりで加入するキャラクター数が従来のシリーズと比べると少ないです。さらに竜脈を起動するためには王族が必須なためある程度育てるユニットが固定化されます。
ユニット数が少ない不満は暗夜王国編白夜王国編の話で第3のルートで解消されます。
・キャラメイクのバリエーション
元々パーツの種類が少なめなうえに半分くらいはネタに走った感がつよいものが多いです。ネタパーツを割り切って使える人はいいですが自分は使いたくないのでキャラメイクシステム自体は好きなのに残念でした。
・その他いらないと思った要素
なでなで。まあこれは他の方も散々言われてるので詳細は割愛します。
兵種変更。DSの新暗黒竜以降から搭載されているので何を今更という感じですが個人的に兵種変更はキャラクターの個性を潰すのでいらないです。さらに今作では前作より兵種変更系のプルフの種類が増えより兵種変更を助長しているような印象を受けました。
フェニックスモード。カジュアルはまだ許せましたがこれはあかんでしょう...実質ゲームオーバー無しとか...。ゲームオーバー無しで手軽にストーリー楽しみたいという人にはいいかもしれませんが今作はその肝心のストーリーもあまり褒められたものではありません。
なお上記の3つはBADには挙げましたが嫌なら利用しなければいい程度の問題なので減点要素としてはカウントしてません。
COMMENT
正直買う前はかなり不安も大きかったですがいい意味で裏切られました。個人的に暗夜のノーマルクラシックは簡単すぎず難しすぎず難易度的が絶妙で基本的には初見で十分にクリア可能だが今作のHPの成長しにくさも相まって油断してるとあっさり死ねます。
育成ゲーとしてではなく戦略ゲーとしてのFE本来の楽しみ方が出来てよかったです。
白夜は過去最低クラスの暗夜のストーリーとは違って割と王道でどちらかといえば良い方かなと思えるストーリーでした。ただやはり難易度的には低めなのでシリーズ経験者や暗夜編クリアした人は白夜はハード以上でやった方がいいかもしれません。
第3のルートはストーリー的にトゥルールートですがルート選択の時にも忠告されますが暗夜白夜両編クリアした後でプレイした方がより良いと思います。ただストーリーなんかどうでもいいからユニットの育成に励みたいという方は初めから第3のルートを始めてもいいかもしれません。ちなみに第3のルートは追加DLCのためそれ単体での購入は出来ません。
補足ですが第3のルートは他の2つのルートよりもマップにギミックが多く取り入れられていますがギミックにこだわり過ぎて逆につまらなくなってる感じがするのが残念でした。
今回主に悪い意味で話題になった3ルート分割商法ですが確かにストーリーで見ると暗夜白夜共に未完で真ENDはDLCの第3のルートでというありさまなので不満が出る気持ちも分かりますがボリュームとコスパで見れば自分は大満足でした。
前作の覚醒も好きでしたが今までシリーズで一番好きだった封印には及ばないかなという印象でしたが今作は封印と同じくらいかむしろ越えましたね。本当にこのゲームに出会えてよかったです。
Amazonレビュー
レビュー者: 南部鉄風鈴 レビュー日: 2017-05-11変な好感度アップのシステムは、なくて良かったのに。
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GOOD!
暗夜ノーマル・クラシックのみ。
白夜はこれからです。
※シミュレーション要素の再生
前作の覚醒がレベルを挙げて殴ればいいという大味なゲームバランスだったので,
その点の改善はかなりされてました。
また,地形などの活用も非常に重要性が高く,
戦略性は大幅に増したと思います。
※グラフィック
特に前作から著しく強化という感じはありませんが,
世界観はしっかりと作られています。
※インターフェース
情報は見やすく仕上がっていました。
戦闘画面のショートカットは前作と同じですがやはり多用しますね。
※ストーリー展開
比較的重ための内容です。終盤が若干消化不良な感はありますが,
FEらしさはしっかりとあります。
前作に物足りなさを感じた方でも今作は比較的高めの満足度が得られるのでは?
BAD/REQUEST
※超高難易度
事前に暗夜は「やや難しめ」と言われており,
多少の覚悟はもちろんしていましたが,
やや,なんてレベルではありません。
シビアに作るのはいいのですが,ノーマルレベルから難易度を極端に上げ過ぎでは?
リセット回数はトラキア776に次ぐレベル,
戻し作業の厳しさは紋章終章2以上でした。
※救済が無さすぎ
紋章の謎から大量ドーピングと闘技場を取っ払ったといえばそれまでなのですが,
その取っ払った結果は凄まじくシビアなゲームバランスです。
決してキャラクターの成長率がいいわけでもないので,
最悪詰みます。というより詰みかけました。
※上級武器のデメリット
ステータス弱化回避ゲームになっていたのが気になります。
また,せっかく武器レベルを挙げてもそこに伴うデメリットが大きすぎて,
積極的にランクの高い武器を使う気にさせてくれません。
結局最終マップまで私は鋼武器が大活躍でした。
強力な武器を手にすることもキャラクター育成の楽しみの一環なので,
それが奪われてしまったのは気になります。
COMMENT
FEシリーズのファンなので,購入はノータイムでした。
本心では大きな期待を抱いて居なかったのですが,
その水準を大きく超える完成度だったので,出来には満足です。
初期作品と比べると,
妙なキャラクターや世界観が入っているのは気になりますが,
ある程度は時代の変化として受け入れています。
注文点はどこまでいってもその高難易度ぶり。
一般人お断りレベルのゲームバランスはどうかと。
もっとも,カジュアルがあるのでそこで初心者の受入れを対応しているのでしょうが,
もう少し門戸の広い仕上がりにすることは可能だったように思います。
ただ,全体としては満足です。
白夜,第3シナリオも購入し,一通りプレイするつもりです。