Code Name: S.T.E.A.M. リンカーンVSエイリアン
タイトル概要
中央値: 62 Amazon点数: 4.1
スコアーボード
標準偏差 4.49 難易度 3.00 mk2レビュー数 5ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)
317人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
374人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 3pt | 3pt | 3pt | 4pt | 2pt | 3pt |
総合点
62pt
62pt
GOOD!
タクティクスオウガやフロントミッションのような、マス目を移動するターン制の戦略シミュレーションで、だいたいこの手のジャンルは見おろし型の俯瞰視点がほとんどだけど、こいつは視点が通常のTPSってのが斬新。考えなしに突っ込むとやられてしまうし、移動にしろ攻撃にしろ、何かの行動にスチームを消費してしまうんで、そこらをあれこれ考えていく戦略性を問われる。なかなかやりごたえのある内容です。
BAD/REQUEST
どうしても敵ターンがもたついてしまう。流れを早くできるけど、それでも結構もたつくので、バトルを重ねていってるとどんどん溜まっていくストレス。そのくせ自分の行動範囲は狭いし。地味にうざいです。
COMMENT
洋ゲー臭がプンプン漂ってきますが、結構よくできた内容。新規IPだが、こういうのをじゃんじゃん出して行ってくれると、ハード全体が盛り上がっていきます!
[
問題報告 ]
Amazonレビュー
レビュー者: ゆうき レビュー日: 2015-06-09
0.まえがき
話題作のスプラトゥーンに押され気味なのかあまり評判を耳にしませんが、本作も、十分注目に値する新規IPといえるでしょう。
少しでも多くの方に本作の魅力に触れていただきたく、ここまでのプレイを踏まえつつレビューを投稿する次第です。
1.ジリジリと進むSLG
本作の特長を一言で表現するならば、TPS視点のSLGである、といえます。
一般的にSLG(例えば、タクティクスオウガや、スーパーロボット大戦など)では、プレイヤーはマップ全体を見下ろした視点でゲームを進行します。
上空からの見下ろし視点ですから、当然に敵ユニットの配置やアイテムの存在など、フィールド全域の情報を一望できるわけです。
しかし本作では、プレイヤーは各ユニット毎の視点から戦場を眺めることとなります。(そして、プレイヤーはそれ以外の状況を知ることが出来ません。)
フィールド全体を眺める為のマップも敢えて用意されていませんので、プレイヤーは自軍のユニットを適切に配置、展開し、フィールドの情報を的確に収集することが求められます。
この仕様により、本作では、従来型のSLGにも増してより高度な戦略性を楽しむことが出来ます。
2.迂闊に進むと滅多打ちに
従来型のSLGでは、敵ユニットの斜線内であっても、平気で通り抜けることが出来たのに対し、本作ではそのような行動はまかり通りません。
自分のターンであっても、ユニットが敵ユニットの斜線内に誤って侵入すると、自動的に迎撃されるのです。
SLGに、プレイヤーの予期しない反撃のリスクを織り込んだ点で、秀逸な仕様かと思います。
つまり、本作においては、この仕様を逆手に取った待ち伏せ戦術が非常に有効(或いは当然の前提か)であるといえます。
その他、高低差のあるフィールドや、様々なアクションが起こる障害物(破壊できる、爆発する、落下する、動かせるなど)などの存在によって、多様な戦略を試みることが出来そうです。
3.アメコミタッチ
正直に申し上げますと、任天堂の公式HPを眺めていた段階では、全くといって良いほど購入意欲が涌きませんでした。
ゲーム内の世界観も、アートワークのタッチも、登場人物も、タイトル名も、要するにゲームの構成要素の全てが自分好みではなかったからです。
それが不思議なもので、数時間程度ストーリーを進行させてみただけで、本作の世界観が非常に魅力的なものに映るようになってきました。
正義感とリーダーシップの塊のような主人公に、口は悪いが根は優しい同期の友人、話すライオンや、ツンツンしているオペレーターなど、キャラクター設定がこれでもかと言わんばかりに分かりやすいのがかえって良いのかも知れません。
そして、こうしたキャラクター設定を受け入れられるようになると、コメディー調のストーリー構成や、やや力の抜けたアートワークも、アリなのでは、と思えてきてしまうのです。
4.細かなセールスポイント
(1)システム面
個人的に、SLGでは最適解を志向するために、1マス単位で移動先を再考してみたり、命中率を確認したうえで武器を変えてみたりと、とかくメニューコマンドを何度も往復しがちなゲームシステムであるものと感じていました。
しかし本作では、TPS視点を採用することにより、ユニットが自ら歩く感覚で移動先を決めることが出来、狙いを定める感覚で武器を選択することが出来るといった、コマンドを介さない直感的な操作が可能であることにとても驚かされました。
また、行動可能範囲は残りスチームの量、という形で表されるのですが、このスチームの残量は、最終的な到達地点を定めるまで(攻撃など何らかのアクションをするまで)は、減りません。
つまり、キャラクター視点でフィールドを探索する感覚で、自由に行動可能範囲内を歩き回ることが出来るのです。
文面では非常に伝わりづらいと思うのですが、この点は、フィールドの探索(コインやギアの収集など)を容易にする良い仕様だと思っています。
(2)弱点
敵ユニットの裏を取る戦術の楽しさを推すため(?)か、エイリアンの尻尾には弱点が設定されています。
例えば、力ずくの正面突破ではなく、両サイドに分かれて一方が囮になって後ろを向いたところを他方が弱点の尻尾を狙い打つetc、といった具合に、プレイの幅を広げることに成功していると感心させられました。
(3)難易度
対象年齢がやや高めに設定されていることからもお分かりのように、早くもチュートリアルからしてやや難しめかと思われます。
投稿者も、システム面を理解するまでは、不用意な進行に対する手痛い反撃や、背後からの突然の増援でボロボロにされることもありました。
もっとも、SLGファンとしてはこの歯ごたえは大変ありがたく、また、救済措置も豊富に設けられておりますので、心配には及びません。
(4)英語の音声
リスニングの訓練にもなります(?)し、翻訳された字幕もなかなか興味深いです。
そして、何よりも、被弾した際の味方の痛そうな声を聞きたくないがために、必然的にプレイが上達する(ノーダメージでミッションを遂行する必要に迫られる)という隠されたメリットがあるのではないかと思っています。
5.まとめ
第一印象だけで通り過ぎてしまうには余りにも惜しい、秀作SLGといえそうです。
無料体験版の配信や、開発者陣による対戦プレイ動画が公式サイトにアップロードされていますので、体験されてみてはいかがでしょうか。
なお、投稿者にとって本作を購入する直接のきっかけとなったのは、この動画で取り上げられた対戦プレイの様子でした。
話題作のスプラトゥーンに押され気味なのかあまり評判を耳にしませんが、本作も、十分注目に値する新規IPといえるでしょう。
少しでも多くの方に本作の魅力に触れていただきたく、ここまでのプレイを踏まえつつレビューを投稿する次第です。
1.ジリジリと進むSLG
本作の特長を一言で表現するならば、TPS視点のSLGである、といえます。
一般的にSLG(例えば、タクティクスオウガや、スーパーロボット大戦など)では、プレイヤーはマップ全体を見下ろした視点でゲームを進行します。
上空からの見下ろし視点ですから、当然に敵ユニットの配置やアイテムの存在など、フィールド全域の情報を一望できるわけです。
しかし本作では、プレイヤーは各ユニット毎の視点から戦場を眺めることとなります。(そして、プレイヤーはそれ以外の状況を知ることが出来ません。)
フィールド全体を眺める為のマップも敢えて用意されていませんので、プレイヤーは自軍のユニットを適切に配置、展開し、フィールドの情報を的確に収集することが求められます。
この仕様により、本作では、従来型のSLGにも増してより高度な戦略性を楽しむことが出来ます。
2.迂闊に進むと滅多打ちに
従来型のSLGでは、敵ユニットの斜線内であっても、平気で通り抜けることが出来たのに対し、本作ではそのような行動はまかり通りません。
自分のターンであっても、ユニットが敵ユニットの斜線内に誤って侵入すると、自動的に迎撃されるのです。
SLGに、プレイヤーの予期しない反撃のリスクを織り込んだ点で、秀逸な仕様かと思います。
つまり、本作においては、この仕様を逆手に取った待ち伏せ戦術が非常に有効(或いは当然の前提か)であるといえます。
その他、高低差のあるフィールドや、様々なアクションが起こる障害物(破壊できる、爆発する、落下する、動かせるなど)などの存在によって、多様な戦略を試みることが出来そうです。
3.アメコミタッチ
正直に申し上げますと、任天堂の公式HPを眺めていた段階では、全くといって良いほど購入意欲が涌きませんでした。
ゲーム内の世界観も、アートワークのタッチも、登場人物も、タイトル名も、要するにゲームの構成要素の全てが自分好みではなかったからです。
それが不思議なもので、数時間程度ストーリーを進行させてみただけで、本作の世界観が非常に魅力的なものに映るようになってきました。
正義感とリーダーシップの塊のような主人公に、口は悪いが根は優しい同期の友人、話すライオンや、ツンツンしているオペレーターなど、キャラクター設定がこれでもかと言わんばかりに分かりやすいのがかえって良いのかも知れません。
そして、こうしたキャラクター設定を受け入れられるようになると、コメディー調のストーリー構成や、やや力の抜けたアートワークも、アリなのでは、と思えてきてしまうのです。
4.細かなセールスポイント
(1)システム面
個人的に、SLGでは最適解を志向するために、1マス単位で移動先を再考してみたり、命中率を確認したうえで武器を変えてみたりと、とかくメニューコマンドを何度も往復しがちなゲームシステムであるものと感じていました。
しかし本作では、TPS視点を採用することにより、ユニットが自ら歩く感覚で移動先を決めることが出来、狙いを定める感覚で武器を選択することが出来るといった、コマンドを介さない直感的な操作が可能であることにとても驚かされました。
また、行動可能範囲は残りスチームの量、という形で表されるのですが、このスチームの残量は、最終的な到達地点を定めるまで(攻撃など何らかのアクションをするまで)は、減りません。
つまり、キャラクター視点でフィールドを探索する感覚で、自由に行動可能範囲内を歩き回ることが出来るのです。
文面では非常に伝わりづらいと思うのですが、この点は、フィールドの探索(コインやギアの収集など)を容易にする良い仕様だと思っています。
(2)弱点
敵ユニットの裏を取る戦術の楽しさを推すため(?)か、エイリアンの尻尾には弱点が設定されています。
例えば、力ずくの正面突破ではなく、両サイドに分かれて一方が囮になって後ろを向いたところを他方が弱点の尻尾を狙い打つetc、といった具合に、プレイの幅を広げることに成功していると感心させられました。
(3)難易度
対象年齢がやや高めに設定されていることからもお分かりのように、早くもチュートリアルからしてやや難しめかと思われます。
投稿者も、システム面を理解するまでは、不用意な進行に対する手痛い反撃や、背後からの突然の増援でボロボロにされることもありました。
もっとも、SLGファンとしてはこの歯ごたえは大変ありがたく、また、救済措置も豊富に設けられておりますので、心配には及びません。
(4)英語の音声
リスニングの訓練にもなります(?)し、翻訳された字幕もなかなか興味深いです。
そして、何よりも、被弾した際の味方の痛そうな声を聞きたくないがために、必然的にプレイが上達する(ノーダメージでミッションを遂行する必要に迫られる)という隠されたメリットがあるのではないかと思っています。
5.まとめ
第一印象だけで通り過ぎてしまうには余りにも惜しい、秀作SLGといえそうです。
無料体験版の配信や、開発者陣による対戦プレイ動画が公式サイトにアップロードされていますので、体験されてみてはいかがでしょうか。
なお、投稿者にとって本作を購入する直接のきっかけとなったのは、この動画で取り上げられた対戦プレイの様子でした。
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GOOD!
●システム
TPSの爽快感とタクティカルシミュレーションの戦略性が融合したゲーム性。言ってしまうと似たようなゲームは存在しますが、完全に通常視点限定っていうのは他にないかと。その為プレイの際は緊張感が生まれゲームにスパイスを与えてくれる。またステージごとに隠されたギア、サブウエポン収集、チャレンジモードなどの達成要素もありリプレイ性も中々。
●バランス
SRPGではなく、ガチガチのSLGなのでゴリ押しなどがあまり効かず骨太のゲームバランスがたまらない。
●洋ゲーテイスト
グラフィックからストーリー、キャラクターまでバリバリのアメコミ調の洋モノテイスト。昨今の萌えなど知ったこっちゃないと言うかのような、まるで媚びない独自性は素晴らしい
BAD/REQUEST
●敵ターンのダルさ
スピード上げられますがそれでも敵が一々行動する様が、何というか非常に鬱陶しい
●増援がきつい
この手のSLG、SRPGは正直ターン数かけてチンタラやればクリア出来てしまう事が多い訳ですが、それを防ぐためか一定ターン過ぎると敵増援がワラワラ湧いてくるんですが、コレが結構キツイ。敵ターン演出のダルさとそもそもの難易度の高さと相まり、全体として非常厳しいゲーム設計になってるかと。
●流石に媚びなさ過ぎる
そのスタイルは個人的には嫌いではないのですが、斬新なシステムに、硬派過ぎるバランスに、人好きするだろうグラフィックやキャラ、万人向けどころか極めてプレイヤーを選ぶ作りになってるのが。
COMMENT
何かSLGの類をプレイしたくなり、インテリジェントシステムの作品だし、何か光るものを感じるし、と思い購入、かなりの手応えの作品で満足感はあります、難しいですが。
独自色が強く他にない遊びを体験したいというゲーマーの方は是非、ただ難易度は高めなのでご注意を、かくいう私も現状未だクリア出来ずにいます…
あとどちらかと言えばこれシューティングというよりシミュレーションでは?