ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
0pt | 2pt | 3pt | 1pt | 1pt | 3pt | 1pt |
30pt
GOOD!
システム
バトルは前作を踏襲しつつ順当に進化してきた感じです。追加されたジョブ
アビリティの効果も個性的で、戦略の幅がより広がった戦闘が楽しめます。
ブレイブリーセカンドも積極的には使いにくいものの、救済措置と捉えれば
あっても面白いのかなという感じです(課金システムは納得行きませんが)。
BP消費技がSPの消費にされたり、SP消費の即時保存がなくなればなお良し。
エンカウント操作は……ストーリーを追いやすくなることはメリットですね。
親切すぎるのもスリルがなくなってつまらなくなる要因ではありますが。
詰める必要を感じるところも色々ありますが、総じてシステムは良いです。
音楽(BADにも書くことありますが)
Sound Horizonを愛聴する者としてはRevoじゃないのは少々残念でしたし、
supercellのryoってインスト大丈夫なのか?と一抹の不安もありましたが、
聴いてみればそれほど悪くなかったです。ただryo単独なら気にならなかった
かもしれないところが、Revoの曲も使われてるので聴き劣りしてしまいます。
高揚感のある皇帝戦の曲や無機質で冷ややかなラスボス戦の曲が好きですね。
チャランポランのテーマもコミカルで聴いてて面白い曲です。
BAD/REQUEST
シナリオ(多いので箇条書きにします)
・寒いダジャレとつまらないパロディのオンパレード
シリアスなストーリーに、これでもか!というほどネタをブッ込んで来ます。
緊張感もへったくれもありません。しかも敵までも悪ノリしてくる始末です。
ダンジョンのセーブポイントではテントイベントがありますが、ボス戦の直前
にも関わらず、緊張感のない会話が展開されることが多くてすごく萎えます。
作品自体オリジナリティがないのではありませんが、パロディがあまりに酷く
センスも感じられないためマイナスに振り切りました。
・どうでも良いことで争う上に後味の悪い結末のサブシナリオ
現実世界の問題の仮想化なんてブレイブリーシリーズには求めていません。
百歩譲って、当事者のキャラクターにとっては大事な問題と捉えられても、
イデア(というかプレイヤー)に決めさせるなよ、というものばかりです。
後半でのサブシナリオの展開が無条件に好転する意味も分かりません。
・前作から続役しているキャラクターの人格崩壊
赤おじさんや搾取商人など根っからの悪党がどういう経緯か改心していたり、
召喚士や白魔道士、ヴァルキリーはステレオタイプな言動をするようになり、
何らかのポジションにはまったかのような性格になってしまった。その一方で
イベントの数の割にイデアは成長を感じず、ティズは見た目が変わっただけ。
アニエスは天然ボケが過剰に強調され、使命に燃える人格がもはやありません。
開発陣にはキャラクターを動かすことに拘りはないのかと思ってしまいます。
・とあるチート的キャラクターによる不適当な辻褄合わせ
続役していないキャラクターが最初から存在しないかのような扱いにされたり
前作で死んでいるはずのキャラクターがこのチート能力によって生きていたり
今作に出る出ないで差別的に行動している(させている)感があります。
・何の威厳も感じない扱いのキーアイテム
ネタバレになるので詳しくは言えませんが、敵勢力が狙ってるキーアイテムが
世界に多大な影響を及ぼす規模のものなのに、洞窟の奥に放置されています。
セキュリティというか仕掛けがあるといえば浮き沈みする岩くらいのもので、
厳重に保管されているのでも、行方不明の状態から発掘するのでもなければ、
封印されている感も全然ありません。洞窟の奥に放置です。これはないだろ。
キャラクター
困ったことに主人公のユウが腰抜けなのです(幽霊にビビって腰を抜かす)。
また、学園を首席で卒業した秀才という割には、全然それが活かされません。
「死ぬ気でがんばれば!」「かんばリベンジ!」など独自の精神論を展開する
一方で幼少期は本の虫だったとか、ユウのひととなりが全然分かりません。
妖精のアンネは終盤になればわかりますが、非常に口が悪い、というか下品。
もっとも、ブレイブリーシリーズの妖精は胸糞悪いキャラしか出てませんが、
エアリーはまだ子供じみた可愛らしさがあり、口調も納得のいくものでした。
アンネは高貴を気取ったまま下品な口調で喋るので、違和感しかありません。
最後に一つ、終盤で見なくなったチャランとポランはどこにいるのでしょう?
音楽
何がBADかというと、使用箇所です。モンスターのボスで帝国側アスタリスク
所有者戦の曲が流れたり、終盤のアスタリスク所有者戦で前作の通常ボス戦の
曲が流れたり、新規のダンジョンで前作の曲が流れたりします。特に1章ボス
モンスターはチャラン&ポランにボスごと差し替えたほうが良かったのでは。
あと終盤のアスタリスク所有者戦は石碑から出てくる敵と同じ曲にするとか。
もう一つ言うと、バトルオブ~という曲名はある種ネタバレではないかと……
COMMENT
「どうしてこうなった……」の一言に尽きます。
一応続編なので「前作プレイ推奨」にタギングしましたが、実際のところは
前作をプレイしていると今作がどれだけに酷いものになったかが分かります。
全部が全部悪いわけではありません、ただもっと上手く構築できたのでは?
良い食材と道具は揃っているのに、不要な調味料をさじ加減なしに投入して
調理不十分に提供された食事のような感じです。当然美味しくありません。
プロデューサーの浅野氏が前作の評判に胡座をかいたとしても酷すぎます。
辛辣かもしれませんが、この作品は「前作レイプ」と言わざるを得ません。
Amazonレビュー
レビュー者: ケロスケ レビュー日: 2017-06-18ジョブとアビリティを組み合わせて戦うという考える時間はじっくりと
そして戦闘シーンはサクサク進むという痛快さが心地よかったです。
若干ギャグパート多めでしたが、前作からのストーリーは
とても楽しめました。
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GOOD!
・前作より増えたジョブによるゲーム性
私はスクウェアゲームの所謂ジョブチェンジシステムの類が大好きなので、増えたジョブとそれに伴うより「何でもアリ」感が増した今作のゲーム性はとても楽しめました。客観的に見ますと、バランスが崩壊してる感があるんですが、この手のゲームは個人的にはバランスが壊れて好き放題出来るくらいが面白いと思っています。今作のバランスは良いというよりは好みといった方が合致しますかね。
・前作から引き続いて雰囲気のあるグラフィックやBGM
3DSのハード特性にあった低めの等身のキャラや、テンションの上がる曲からゆったりとした曲まで揃える良質のBGMは素晴らしいかと
・イベントシーンのフルボイス
正確には前作で感動したポイントなんですが、DS系統のゲーム機でイベントシーンにこんなに声が入ってるんだ!と感動してしまったので。
BAD/REQUEST
・酷すぎるシナリオとテキストと演出
アニメや漫画などのパロディ要素が詰まった台詞やゲーム内テキストが、「かなり」多く、この作品を何だと思っていると考えてしまいます、メインのストーリーキャラまでネタ入ったネーミングというのはホント何なのという気持ちになります。これがノベルゲームなどならまぁ笑って流せるレベルかもしれませんが、昔ながらRPGみたいなテイストで売り出しているゲームに、これはない。ストーリーやシナリオ展開も悪いところを挙げればキリが無いのでは?と思えるレベルでお粗末。茶番感が漂う恋愛劇に緊張感がないメインのストーリー、テーマが恋愛なのかやり直す勇気なのかブレブレ、前作以上に押し付けてるメタ的なプレイヤーへの演出、サブイベントの公式アンソロジーと見間違うかのようなキャラ崩壊とギャグ要素、「がんばリベンジ」に代表されるような寒い上に盛り上がらないテキスト、前作は前作で殺伐としすぎている感が強かったですが、今作はその反動なのか何なのか茶番感が酷い。
・魅力の薄れたキャラ
恋愛脳になったアニエスや良く分からない人になってしまったリングアベル、猫に殺されかける剣聖ってなんですかね?新キャラの主人公とヒロインも、成長を見せないお寒いダジャレキャラと、滑ってる感がある英語キャラで、うーん
・使い回しの世界
そんな気はしていましたがワールドマップやダンジョンの半分以上は使い回しで既視感が強いです。
COMMENT
前作が面白かったので予約して購入。FF5からのジョブチェンジゲースキーだったので今作も楽しみにしてましたが、どうしてこうなったという出来。正直前作もストーリーは後半のアレコレも含め、お世辞にもいい出来とは思っていないので今作もストーリー面ではあまり期待していなかったんですが、これはあまりに酷い。普通にやっていれば、必ずしも良作とはいかないまでもまずまずの出来くらいにはなったろうに、何故こんなストーリーとテキストになってしまったかと。
ただ世間一般の低すぎるのではないかという思いもあります。「ストーリーが悪かったらクソゲー」みたいな風潮があるせいか、かなり低い評価になっている気がしますが、私個人としては十分に熱中し楽しめました。
ストーリーとかどうでもいい、バランスぶっ壊れ気味のジョブゲーが楽しみたいという人には十分にオススメできるゲームだと思います。