ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 4pt | 2pt | 4pt | 3pt | 4pt | 2pt |
68pt
GOOD!
【グラフィック】以下の長所とBADの項で挙げる短所を鑑みて、4点とします。
○文句なしに可愛くて落ち着いた感じのキャラデザ。
○上品で目に優しい色彩。幻想的な街並みや自然の風景。
○趣向を凝らした各ジョブの衣装。私のお気に入りはビショップ、フェンサー、皇帝、聖騎士です。
【音楽】以下のような長所もありましたが、短所がそれらを大きく上回っています。そこで、大変心苦しいですが2点とします。
○前作の曲が、当初の予想よりも多く流用されていました。
○新曲では、チャランとポランのテーマ、「巨大船」の2バージョンが面白かったと思います。
【快適さ】システム面では、前作の長所がしっかり引き継がれています。さらに、嬉しい改善点がいくつも見られたので4点をつけます。
○次のイベントの発生場所が地図にマークされていること。
○復興させた町から定期的に届く消費アイテム。資金が不足しがちな序盤には重宝します。
○エンカウント率の操作。まとまったプレイ時間が取れない人にとっては、非常にありがたいです。次作以降も是非、採用してほしいです。
○マイセットのおかげで、様々なジョブ、アビリティ、装備の組み合わせを気楽に楽しめるようになりました。
○戦闘の早送り、オートバトル。
【オリジナリティ】
ブレイブ/デフォルトという戦闘システム、単純ながらも奥深い育成システムが相変わらず目を惹きます。ただ、BADの項で挙げる欠点もあるので、3点止まりです。
【熱中度】理屈抜きで楽しめた部分も少なからずあります。ただ、BADの項で挙げる欠点が色々とあるため、1点減点して4点とします。
○必殺技のカスマイズ。特に必殺技の名前を考える時は、寝食を忘れました。
○「すれちがい通信」を活用した月面復興とフレンド召喚。必殺技だけでなく、魔王の配信もできるので、楽しさが倍増します。
○カプカプメーカー。ひっきりなしに生産されるぬいぐるみといい、一心不乱に作業するメインキャラといい、とても愛くるしいです。ストーリーそっちのけで、このミニゲームに没頭することもありました。
○ジョブ育成の楽しみは今作も健在です。新規のジョブが追加され、ジョブ+アビリティの組み合わせのパターンも増えました。エクソシストやチャリオットのアビリティは、かなり独創的です。
○「連チャン」システム。このシステムの導入により、戦闘の緊張感が程よく高まりました。連チャンを狙いたい時は、戦術を工夫する必要があるからです。
○魔法系のジョブの待遇は、かなり改善されたと思います。また、「修飾句」のアビリティが加わったことで、多彩な魔法攻撃ができるようになりました。「修飾句」は、補助や回復にも使えます。
○快適なシステムも相まって、戦闘の没入度はおのずと上がります。私の場合、ストーリーを進めている時よりも、戦闘でキャラ育成や資金稼ぎをしている時の方が、心が熱くなっていました。
BAD/REQUEST
【グラフィック】
○一部のジョブの衣装が悪い意味で個性的過ぎて、私の好みに合いません。
○ティズとアニエスの衣装デザイン。
(この2点は、人によってはプラス要素になるでしょう)。
○町並み、服装、兵器、乗り物のデザインに統一感がありません。中世ヨーロッパ風と和風とSF風の要素が、ないまぜになっています。特に、飛空艇のデザインが世界観にそぐわないため、入手した時の感動が半減しました。
○モンスターのグラフィックの種類が相変わらず少ないです。
【音楽】
○音が軽い上、主旋律の自己主張が余りありません。そのため全体的にパンチが弱くて、耳に残りにくいです。「曲の最初の音が流れた瞬間に心が震える」という感動は味わえませんでした。
○主題歌も印象に残らず、私の耳を素通りしました。
(自己主張しない曲が好きな人なら、今作の音楽に違和感を覚えないでしょう)。
【声優】
○ユウの声が年齢や外見に合っていません。マグノリアは、声の質は合っていましたが、英語の発音いまひとつだと思います。(人によっては、特に気にならないでしょう)。
○次作からは、いっそ声無しにするのも一つの手だと思います。声無しにすれば、プレイヤーが自由にキャラの声を想像して楽しめます。(私に言わせれば、キャラの声を想像するのも、RPGの醍醐味です)。キャステイングが作品への評価に響くこともなくなります。さらに空いた容量を使って、シナリオやモンスターのグラフィックを充実させることもできそうです。
【システム】
○一部のジョブは、能力が重複しています。
○クセが強いジョブもあり、使いにくいと感じる人もいるかもしれません。
○「教えてアニエス」。虜囚の身にある人が外部と自由に通信しているため、ストーリーの緊張感が損なわれます。通信内容にも満足できませんでした。ナビゲーター役は、新しいマスコット的なキャラでも用意してほしかったです。
○Uの手帳。それなりに読み応えはありますが、登場人物の項や地理の項の削除は残念でした。また、記述は賑やかなチャット形式にせず、ユウ1人に担当させた方がよかったと思います。
○テントイベントの追加自体は嬉しいのですが、内容は再考の余地ありです。
【オリジナリティ】
○世界観の使い回し。新しい町やダンジョンの追加も申し訳程度です。また、冒険の舞台のスケールが、予想よりもはるかに小さかったです。次作以降は、もっと壮大で変化に富んだ冒険の舞台を用意してください。箱庭に閉じ込められたような感覚から、そろそろ自由になりたいです。
○パーティメンバーは、全員一新してほしかったです。
○旧ジョブのアスタリスク所持者も一新すべきだったと思います。
【快適さ】
○最初のダンジョンに出現するモンスターがジャンプを延々と繰り返すため、なかなか攻撃を当てられません。
○ラスボス戦の演出。
【テキスト、ストーリー、人物描写】
ストーリーと人物描写の劣化には、目を疑いたくなりました。
○悪ふざけが過ぎる脇役キャラのネーミング。センスのかけらもないです。
○俗語や流行語のてんこ盛り。重厚さを売りにする異世界ファンタジーには、不似合いです。さらに、「がんばリベンジ」や「アニエス様助け隊」といった造語が、ストーリーの劣化に拍車をかけています。「がんばリベンジ」の連呼は、耳障りです。
○本筋と無関係で、内容希薄なサブシナリオ。元公国軍幹部たちの描写が破綻しています。彼らがぶつけ合う主張も、ひとりよがりで聞くに堪えません。しかも、時事ネタが生のまま放り込まれているため、殊更に社会派ぶっているように見えて興醒めです。
この種のネタは、プレイヤーの日常の疲れを増幅させる恐れがあるので、極力除外してほしいです。取り入れるにしても、作品の世界観や本筋の流れに配慮して、十分に加工するべきです。
○ブレイブリーシリーズに、通俗的且つ中途半端な恋愛劇は不要です。感情移入できないキャラの恋愛を擬似体験させられるのは苦痛だと、思う人もいるはずです。
どうしても恋愛劇にしたければ、まず、主役のカップルを好人物にすべきです。彼らに花を持たせて、心の機微を物語の流れの中で丁寧に描いてほしいです。そして、見ていて温かく爽やかな気持ちになれる話にしてほしいです。
○敵も味方も人物描写が皮相的で、人間味を欠いていました。主人公とヒロインの物語としても、群像劇としても物足りないです。心の動きがスイッチのON/OFFのように、妙にあっさりしている箇所も散見されました。思想と信念の真剣勝負も、なおざりにされていました。
○帝国軍幹部の数が少ないため、敵の層が薄く見え、凄みも出ていません。また、帝国軍の蛮行の描写が雑です。ユウ一行はユウ一行で、危機的状況にあっても能天気な言動を繰り返しています。これでは、緊迫感ある戦いの雰囲気は伝わりません。
○某システムが物語に密接に絡むせいもあって、ご都合主義が目立ちます。ファンタジーだからといって、「何でもあり」にするのは、いかがなものでしょう。
【満足度】
私は今作を一応クリアはしたものの、不完全燃焼で終わりました。長所と短所を総合的に見て、満足度は3点とします。戦闘重視派の人は満足度が高くなると思います。他方、ストーリー重視派の人は満足度が下がりそうです。
COMMENT
○今作は硬派路線を謳っている割に、硬派らしからぬ要素が随所に見られました。これが不満の声が噴出する最大の原因だと、私はみています。今後は、本編(ナンバリングタイトル)で扱うべき素材(硬派ネタ)と、外伝に回すべき素材(ギャグやお気楽ネタ)を、きちんと仕分けてほしいです。外伝でお気楽な後日談を書く分には、別に構いません。
○今作をプレイしながら、私は王道型ファンタジー系RPGの役割を再考しました。それは、「多忙な日常の中、乾きがちな心に潤いを与えること」だと思います。でも、今作はそうした役割を十分に果たしているとは言い難いです。
次作以降は、王道型ファンタジー系RPGの原点に回帰してください。黄金時代のFF(4~6あたり)やBDFFが今なお輝きを失わない理由を、じっくりと考えてください。開発体制を盤石にし、(必要なら発売日を延期してでも)時代を超えて愛される作品を世に送り出してください。そして、勇気をもって同じネタへのこだわりを「デフォルト」する。そうすれば、このシリーズ再生の道が開けると私は信じています。
Amazonレビュー
レビュー者: ケロスケ レビュー日: 2017-06-18ジョブとアビリティを組み合わせて戦うという考える時間はじっくりと
そして戦闘シーンはサクサク進むという痛快さが心地よかったです。
若干ギャグパート多めでしたが、前作からのストーリーは
とても楽しめました。
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GOOD!
ジョブ、アビリティの豊富さ使いやすさ。
やはりスクエニというと個人的にFFですし、そんなFFの良い部分を
本作から感じ取れるなーと、ジョブシステムもFF5を思わせるてやりやすく面白い。
キャラクターも可愛らしい姿で好きした。
また敵との遭遇率をいじれるので、なんか戦いがかったるいなと感じたらエンカウントゼロにしたりと役に立ちました。
BAD/REQUEST
ネットスラング多発は本当安っぽくなるので嫌でしたね。
他のゲームでもたまに見かけるけど、すぐ古くなっちゃいますからね。
ストーリーもパッとしなかったし後半部から恋愛系に傾きすぎですね。
COMMENT
前作と比べるとやはり落ちてしまうかなという感想。
特にストーリーはもうちょい何とかならなかったのかという状態だが、
ただばとるやアビリティジョブシステムは気に入ってます。
ストーリーが足を引っ張った感想です。