新・世界樹の迷宮2 ファフニールの騎士
中央値: 77 Amazon点数: 3.1
スコアーボード
標準偏差 20.29 難易度 2.75 mk2レビュー数 16ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 3pt | 4pt | 5pt | 4pt | 3pt | 3pt |
77pt
GOOD!
・フォースシステム
世界樹お馴染みの毎回変わるゲージシステム。今回は職ごとに3ターン持続する特殊効果となり、職ごとの特色が出ていて楽しい。特に主人公やブシドーのように「溜まったらすぐ使え型」やパラディンのように「ブレイクのために取っておけ型」、ペットやカスメのような「戦闘中の使用タイミングを計画しておけ型」など、戦略に大きく比重を取っているのが良かった。
・グリモアシステム
新1からの続投そのものは微妙だが、大幅に改善されておりまあ良いかという感じに。元々サブクラスが好きでないので(最適解がお手軽すぎる)、こっちの方が個人的には好みで良い。
・ストーリーモード
淡白で王道、とは言えレトロゲーム的な世界樹が好きな層には受けるのでは? 少なくとも自分的にはこれはアリ。昨今こんな分かりやすいファンタジー、余り無いですからね。
・職の改良
旧作からの大幅な手直しにより、使い辛かった職の性能が一気に向上。器用貧乏なマグス、盾役として名ばかりのペットは特に恩恵を受け、使いやすくなった(ペットは盾役として機能するようになった、という方が正しいが)。
新1もそうだったが、職の手直しは新鮮で、まさにリメイク!と言った感じで非常に交換が持てる。
BAD/REQUEST
・ゲームバランス
ヌルいとかキツいとか、そういった事を思ったことはない。最初から最後まで、バランス的にも非常に楽しめたことは前提として言っておきたいが・・・、
ストーリーモードの火力『バランス』が悪い。
主人公の火力が圧倒的で、それをベースにバランスを取っている、という意見を良く見るが、自分はそう思わない。そうではなく、ストーリーメンバーの主人公以外の火力が低いせいで、主人公の火力をあそこまで引き上げなければゲームとして成り立たなくなっている。
・エンディング
好き好きだと思うけれど、この展開は好みではなかった。後日談としてのエキストラダンジョンでもあれば完璧だったんだが・・・。
COMMENT
結果としては大当たりで、楽しかった。
クラシックモードでの2週目は、漫画版(FRIPFROPs)のパーティでやっているが、ペットが盾として機能するようになったことで、一週目以上に熱中している。正直、ストーリーメンバーよりパーティ火力が高く、やたら完成度の高いメンバーだった。
新3が出たら間違いなく買う。
特に旧作3は周回プレイ前提という仕様が気に入らなかったので、非常に楽しみ。
世界樹ダンジョン、5も発表されたので、しばらくやるゲームには困らなそう。
※サブクラス廃止してくれないかな・・・
Amazonレビュー
レビュー者: ごしゃ レビュー日: 2014-12-03シナリオは開発の脳内設定が押し付けがましいのに説明不足な超展開でプレイヤー放置
グリモアは改善したと見せかけて更に運ゲー化。スキルツリー制なのにスキルポイント溜めて振り分けるだけでは最大限の効果を得られないという酷さ
スキル全振り+最大レベルグリモアが前提で戦闘バランスがとられているので、嫌だから使わないが非常に難しくなっています
なら操作回りが快適か、と言われれば全くそんなことはなく、目的のものを探したり付け替えるのも一苦労です。自分の考えたようにビルドできない、管理は煩雑、世界樹の舞台設定とも合わない……なぜ入れたのか疑問しかないです
新シリーズから採用されているギルドハウスの存在も不自然極まりなく、原作からあった店舗に割り振れる役割(強化、アイテムやグリモア管理)をそこに固めるから手間が余計にかかります。クリア後は疎遠になりがちな施設に割り振ろうという配慮はなかったようです
特に気になったのはボイス。オンにしていると同じ台詞を何度も何度も聞かされてうんざり、オフにすると喋っているだろう場所でBGMの音量が上下し非常に鬱陶しいです。オンオフ関係なく鬱陶しいボイスに手間隙容量お金をかけるくらいなら、テキストの見直しやバグ取りに使ってほしいです
元からのファンの方には思い出がブチ壊される危険性が非常に高く、新規の方には廉価版1‾3や4をやってほしいと、誰にもお勧めできない作品です
皆さんがおっしゃっているDLCですが、あんな下品なエロイベントや開発の依怙贔屓が全面に押し出された追加グラフィックが押し付けられたら……と考えるとぞっとするので、私はあれで助かったと思っています
アクセスランキング
-
モンスターハンター3(トライ)G
ハンティングアクション、プレイ人数:1人~4人
■価格:5800
■発売日:2011-12-10
-
ファイアーエムブレム 覚醒
ロールプレイングシミュレーション
■価格:4800
■発売日:2012-04-19
-
大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS
■ ジャンル:アクション
■価格:5616
■発売日:2014-09-13
-
ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち
RPG
■価格:6090
■発売日:2013-02-07
-
モンスターハンター4G
■ ジャンル:ハンティングアクション ■ プレイ人数:1人(通信マルチプレイ 2~4人) ■ セーブデータ数:3 ■ ダウンロード版:5,990円
■価格:6264
■発売日:2014-10-11
-
レイトン教授VS逆転裁判
ナゾトキ・法廷アドベンチャー
■価格:5980
■発売日:2012-11-29
-
モンスターハンター4
■ ジャンル:ハンティングアクション ■ プレイ人数:1〜4人 ■ セーブデータ数:3
■価格:5990
■発売日:2013-09-14
-
STELLA GLOW(ステラ グロウ)
■ ジャンル:剣と魔法のファンタジーSRPG ■ プレイ人数:1人 ■ セーブデータ数:3
■価格:6469
■発売日:2015-06-04
-
マリオカート7
アクションレースゲーム、プレイ人数:1人?8人、ダウンロードプレイ対応、すれちがい通信対応、Wi-Fi対応
■価格:4800
■発売日:2011-12-01
-
モンスターハンタークロス
■ ジャンル:ハンティングアクション ■ プレイ人数:1~4人 ■ セーブデータ数:3 ■ ダウンロード版:5,990円
■価格:6264
■発売日:2015-11-28
GOOD!
・グリモア要素
新1からの要素ですが、スキルを一つずつ装備する形式となり、扱いやすくなっています。入手率が上がったこと、さらにいらないグリモアの利用法が増えたのもハクスラ的に大正解。
結果として、自由にいろんなスキルを試しながら攻略していくという、遊び幅の広いゲーム性を獲得しています。
このあたりは、スキルツリーを計画的に伸ばしていく従来のゲーム性とは異なっています。賛否あるとは思いますが、従来シリーズのように強スキルや地雷スキルが混在している状況であれば、このくらい緩いほうが自分は好みです。
・FOEパズルの強化
FOE回避は、それ自体がパズルとして成立しています。
言ってしまえば、マップを手書きするという世界樹のキモそのものが、このFOE回避のためにあります。従って、このパズルの出来栄えがいいというのは、それだけでこのゲームの品質を高めてくれていると思っています。
・フロアジャンプ
やはり賛否のあるこの瞬間移動要素ですが、個人的には歓迎しています。
探索感が薄れるデメリットはありますが、そもそも一度通ったからこそジャンプができるわけです。同じハードルを2度3度とクリアすることは、探索の作業化を生んでしまいます。それならば、おいしいところからすぐ始められるというのは、よいシステムだと思っています。
明らかなデメリットは、リソース管理の面白さが削れてしまっている点でしょう。
ただ、この点については従来シリーズでもしばしば見られたことです。また、終盤になるにつれて管理そのものがストレスになってくるのもまた、事実だと思っています。
・ボリューム
たっぷりです。今さらこのシリーズについて言うべきことでもありませんが。
・敵HPの増大化
良い点と悪い点が含まれていますが、良い点としては、速攻が不可能になっています。きちんと敵のパターンを理解して、対処することが必要となっています。
・フォース
いわゆる切り札ですが、新1のブーストよりも切り札らしく、旧2と違って回数制限がついています。敵の行動パターンも「HPが低くなると苛烈な攻撃をしてくる」というものが多いので、それに合わせてフォースを使うという、大変に熱い戦闘を味わうことができます。
ただし、悪い点もあるのでそれについては後述。
BAD/REQUEST
・職バランスの悪さ
これまでもそうでしたが、今回も強い職、弱い職が存在します。
さらに主人公の特別職が、あらゆる意味でのアタッカー上位互換として君臨することとなっています。
ただ、これについてはそもそも自分の場合、「クラシックモードはオマケ」くらいに考えて新1から遊んでおりますので(キャラ作って遊ぶのは散々やったし)、正直ほとんど気にはなりませんでした。2周めでキャラメイクして差に気づいたわけですが、まあ格差は前からあったし、あとは愛だよなあと思うくらいです。もちろん個人差はあると思います。
・グリモアのつけ外しが一括でできない
そのままです。複数のパーティを切り替えながら遊ぼうと思うと、そのたびに1つずつ取り外す必要があります。これはフォローのしようもなく×
・敵HPに対して火力が必須となる
速攻は不可能になりましたが、それでも火力は必要となります。
特に、前述の「HPが低くなると攻撃が苛烈に」という点が、この構造に拍車をかけています。苛烈な攻撃を受け続けるのは不可能なので、一刻も早く倒しきる火力が必要となるというわけです。
ただ、この点については「切り札で劇的に決める」というコンセプトを活かすための調整であることは明らかで、調整不足は否めないものの、これはこれで方向としてアリだよなあというのが個人的な感想です。(実際プレイ中は、切り札で決めるタイミングを見計らう面白さにハマっておりました)。
・スキルレベルの限界突破による格差
完璧なバランス調整が存在しない以上、今作にも普通に優秀スキルは存在するわけですが、そんな優秀スキルをさらにグリモアで強化すると、とんでもなく優秀、まさに必須というスキルが誕生することになります。
これはどうなのかと物議を醸すわけですが、まあ、壊れスキルって前からそんなもんだったよなというのが正直なところでしょうか。日の当たらないスキルには申し訳ないですが、これはこれでロマンとも思います。そもそも、そんなスキルを用意する頃には相当な終盤になっているわけで、面白さの趨勢に大きな影響を与えるものでもないように思います。クリアしてから本番だ、という気持ちはわからなくはないのですが、それは一般的ではないでしょうから。
COMMENT
まず、理解しておかなければならないこととして、4までのナンバリングタイトルと、新1以降のシリーズとでは、ベースのシステムこそ一緒ながら、まったく違う遊びが提供されています。
それは、スキルを自由に付け替えができるグリモア要素により、ゲーム性の中心にハック&スラッシュが置かれたことです。
ハック&スラッシュについて雑に説明すると、要はギャンブル要素ですね。一喜一憂というやつです。
この点は実際大きな物議を醸しているわけですが、ハクスラ大好きかつ世界樹大好きな自分としてはこれほどの大好物もなく、GOODにこれらの要素を取り上げさせていただきました。
自分はナンバリングも全作プレイ済みなのですが、これまでもずっと、使ってみるまでどれが強いのかわからず、伸ばしてしまえば手軽には戻せず、さらには地雷スキルだったりバグがあったりした時の悲しみといったら、というスキルツリーの負の面にストレスを感じてきました。
確かに、情報を得てからの最適構築、あるいはロマン構築というスキルツリーの遊びは大変に楽しいものです。また、強敵にスキルツリーを再構築して、より低いレベルながら勝利する面白さについても、十分に味わってきています。
しかし、それだけが遊びということはないと思います。
気軽に取りたいもののスキルツリーを伸ばしつつ、足りないところは手に入れたグリモアでやりくりする。面白いもの、いいものが手に入ったら喜び、それによって強敵を粉砕する。そんな運に左右された緩い遊びであってもいいと思っています。
と、ストーリーについて触れていませんでした。個人的には、こんなものかな、というくらいです。そもそも、ストーリーのいいゲームなんてごくごく少数ではないでしょうか? このゲームのキモはそこではない、とは言っておきます(ただ、それでも最後の展開は熱くなりました)。