Nintendo 3DS mk2 - Title Site

ポケットモンスターオメガルビー／アルファサファイア

発売元: ポケモン（オフィシャルサイト）発売日: 2014-11-21 価格: 4936（税込）レーティング: 【Ａ】全年齢対象 (CERO について))

タイトル概要

中央値: 58 Amazon点数: 3.9

スコアーボード

標準偏差 16.3 難易度 1.47 mk2レビュー数 17

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ユーザーレビュー

【新着順】
【過半数支持】
【中央値近順】

(デフォルトは中央値近順)

342人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。

オリジナリティ	グラフィックス	音楽	熱中度	満足感	快適さ	難易度
3pt	4pt	3pt	3pt	3pt	2pt	2pt

総合点
58pt

GOOD!

かなり原作の良い部分を損なうことなく構成された内容だった。
メーカー側の原作への敬意を感じることができた。
音楽がかなり素晴らしく、耳に残るものが多かった。
ぐらふぃっくも全体に素晴らしい。ドット絵からこうも進化するとは。
立体な映像には本当で痺れてしまう。
原作好きな人には、けっこうツボをつく演出が散りばめられている

BAD/REQUEST

うーん、これは個人的なもので気に入ってる方には申し訳ないんだけど
クリア後でプレイできるエピソードがちょっと残念な出来だった。
どうしても立体化することでアップしてしまったのだろう、
マップが途切れ途切れになってしまっている。どうにも広大さがいまいち伝わりにくい地理になってしまっていたのが痛かった。

COMMENT

なんだかんだで楽しんでプレイできた。
まずは立体視された映像、これが秀でていたので素晴らしい。
とてもよくできたリメイクだった。
好きなポケモンを育ててガンバるぞー！

プレイ時間：10時間以上20時間未満（済）
唐突だふんさん[2016-09-20 掲載]

[ 問題報告 ]

356人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。

オリジナリティ	グラフィックス	音楽	熱中度	満足感	快適さ	難易度
1pt	3pt	5pt	4pt	2pt	3pt	1pt

総合点
58pt

GOOD!

・空を飛ぶの範囲が広くなったこと
今まで町の中限定だったのが、今回は道路やダンジョン前にも行けるように。
「冒険」を前面に押し出したルビーサファイアですが、それ故にアクセスの悪い場所が多かったのも事実。特にオリジナルでは123番道路のきのみ畑が一番近いキンセツから行っても波乗り必須、草むらもある為スプレーも必須とアクセスの悪さに泣かされてたのが劇的に改善されました。
欲を言えば全てとまでは行かなくても、せめて自分の秘密基地の手前にも行けるようにしてほしかった所ですが…洞窟内に作った時はそうもいかないですね。

・きのみ育成
XYで「何もこういうところをリアルに再現しなくても」の一つだった雑草・虫ポケモン出現が無くなって楽になりました。結実までの時間が短くなったのもありがたい。
ただ、こやしがないのできのみの数を増やせない、突然変異もないので能力アップ系やアッキ・タラプの入手が完全にランダムになってしまったという欠点もあるので相互互換と言ったところ。

・群れバトルの改善
XYでは「攻撃に振りたいのに雨が降ってて甘い香りが使えない！」、「素早さ上げたいのにメリープばっかり出る」など、地味にストレスのたまる仕様だったのが見事に改善されました。

・秘密基地
オリジナル版のお楽しみ要素も、時代の波に乗って大幅に便利になりました。
ネットにつなげばその場で色々な秘密基地を見れるようになって楽しいし、勧誘するキャラによっては「ものヒョイヒョイ」でハートのウロコや飴、ポイントアップ系といった便利アイテムを狙いやすくなりました。そして運が良ければマスターボールも…
また、ハピナス道場で経験値稼ぎも楽チン。レベル100ハピナスを3体も育成してくれた人には頭が下がります。

・図鑑ナビのサーチ
簡単に言えば、ポケトレの改良版ですね。夢特性持ちや強力な遺伝技、高個体値、レアアイテム持ちのポケモンを入手できるのは言うまでもなく楽しい。こういったポケモンを序盤で入手できれば即戦力です。揺れる草むらからしっぽが出ているなどの演出はさりげないですが、ポケモンらしいものです。
ただ、序盤の高レベルスバメのような初見殺しもあるので要注意！逃げられないまま嬲り殺しにされます。

・新キャラ・ルチア
前情報で出た時は「コンテストの新キャラか、ふーん」という感じであまり関心が持てなかったのですが、いざやってみると天才肌でありながら嫌味さもなく、おまけにこちらをしっかりリスペクトしてくれるという本当にいい子。
メインキャラとしては珍しく持ってるポケモンにしっかり名前を付けているのも高ポイント。

・ホウエン伝説の調整
今まで、(プレイングスキルが問われるだけで十分強かったものの)「カイオーガと対なのに一方的にやられる」「特性を自分ではろくに活かせない」と揶揄されていたグラードンですが、今回のゲンシカイキで何と水技無効、ついでに自分の特性が仇となって炎技で致命傷を負っていたのが炎タイプ追加で炎半減、物理アタッカーの天敵の火傷無効と超強化。文句なしの性能となりました。
レックウザも「グラカイのストッパーなのにサブ技で狩られる」「禁止伝説最低クラス」と揶揄されていたのが、今まで恵まれなかった高性能な飛行技を習得、特性でタイプ耐性も強化、そして何よりメガシンカポケモンでありながら持ち物制限が無いので取れる戦術の幅が広くなったという、これまた文句なしの性能となりました。ついでにデザインもメガシンカポケモン屈指のかっこよさ。ぶっちゃけこの2体を見てると、メガミュウツー2種が本気で気の毒に思えてくるレベルです。
一方、これまで禁止伝説最強と名高かったカイオーガはほとんど使わない攻撃に大きな上昇補正があてられる、特性の恩恵も少ない、それなら今までのようにこだわりメガネ・スカーフを持たせたいけど、ゲンシグラ・メガレックによって天候書き換えが出来ないので結局ゲンシカイキせざるをえない。強化されたように見せかけて実は相対的に弱体化したという、前者2体とは別の意味で絶妙な調整に。まあ、今までがぶっ壊れで戦術の幅も狭めていた感があったので仕方ない。

・伝説大バーゲンセール
過去作を持ってない人にはうれしい、伝説ポケモン大集合。XYと合わせて図鑑完成が出来るようになっただけでなく、幻ポケモンのデオキシスまで入手できるという豪華さ。XY同様3V確定なので五世代以前と比べたら本当に楽になったと感じると思います。エンテイ、ライコウ、ボルトロス(orトルネロス)が固定シンボルになったのも大きい。ラティ兄弟といい、どうやら徘徊は今後廃止するっぽいですね。
ただグラカイ再戦しても長いムービーが入る上に、出現フロアに行くとOパワーが使えないままなのはどういうことでしょう…せめて最初からゲンシカイキしててよ。

・教え技解禁
マイチェン、リメイク版恒例ですが、教え技初登場の6世代出身のポケモンは戦術の幅が広がりました。特にアマルルガ、特性と噛み合うハイパーボイスに、相性補完のいい大地の力でだいぶ使いやすくなりました。

BAD/REQUEST

・エピソードデルタ
既に多くの方が指摘してるとおり、本作最大の汚点。感動のエンディングから有無を言わさずいきなり始まる時点で「？」となり、お隣さんがヒガナに襲撃されて怪我を負う展開から「この話何かがおかしい」と感づいた人も多いはず。彼女は世界を滅亡の危機に晒すわ、メインキャラに暴力を振るうわ、態度も(特にダイゴに対して)傲岸不遜そのもの。いきなり並行世界とか言われても「ハァ？」ですよ。当然相手の意見や反論には全く耳を貸さず、コミュニケーションすら成り立ってない。「共存」のテーマはどこ行った？そのくせ迷惑をかけたキャラたちに謝罪もないどころか、尻ぬぐいはみな主人公にさせるし、お咎め一切なし。もう倫理的に破綻しまくっています。おそらく善にも悪にもなり得るトリックスターのつもりなんでしょうが、はっきり言って、メアリースー以外の何物でもありません。あと「何物にもなれなかった私は一体何だろう？」って、絶対その場の思いつきで入れましたよね？というか、これ某アニメからの引用ですよね？
その他にもヒガナを持ち上げるためかデボンなどに後ろ暗い設定がついたり、「人々の祈りでメガシンカするレックウザ」という熱い設定のはずが餌づけでメガシンカできるようになったという腰砕けな展開、五世代からの悪習強制捕獲+強制戦闘、これをクリアしないとジャッジさんに会いに行けない、そもそもエピデル自体がほぼおつかいゲー…などなど、叩けば叩くほど埃が出まくる始末。これじゃ画竜点睛どころか蛇足です。

・名セリフのカット
本編シナリオこそ高い評価で、こちらも楽しめましたが、「ポケモンは恐いものだと思ったかい？でもそんなことはないんだよ。ポケモンって本当はもっと……いや　キミならそんなことはもうとっくに気が付いているよね」という、ポケモンの本質を突いたエメラルドのダイゴの名言がカットされ、グラカイがほぼ脅威だけの存在として描かれています。この時点で「あれ、あのセリフないの？」だったのですが、今思うとエピデルで支離滅裂な方向へ行くことを匂わせているように思えてなりません。

・ポロック、コンテスト
ポロックのミニゲーム、レベル、滑らかさ、毛艶(ポロックをあげられる上限)まさかの全廃止。ノワキ→甘、カイス→苦、ベリブ→渋と謎の変更がなされたのも違和感。
ぶっちゃけそれぞれ色の違うきのみでセーブ&リセットしてすごい虹色さえ作ってれば誰でもコンディションカンストできます。おかげでコンテストもマスターランクですらヌルゲー化…ルチアが出てくればまっとうな難易度になりますが。
そしてきのみのプロフィールは結局復活せず。もったいなさすぎる。

・コピペ化したラティ兄妹
コピペロスの悪夢再び、というか悪化してます。コピペロスですら体色や髪形が違っていたのに、この2匹のメガシンカは目の色以外全く同じというコピペっぷり。「おおぞらをとぶ」のためにモデリングが面倒になったのか？と心配になるレベル。ポケモンという題材で見分けつかないのって、グッズ展開でも足引っ張りそうですが…
あとこの兄妹にも強制加入イベントがあります。シンクロが100%効くのが救いですが、イベントが長い上にやはり強制戦闘がある…

・フライゴンいじめ
4世代から同タイプの上位互換、ガブリアスが登場したことでネット上でネタ扱いされていたフライゴンですが、今回ネットの声を真に受けたのか完全に一線を超えています。
ギリーで期待を持たせておいて、三世代出身ドラゴンで唯一メガシンカなしというだけでも十分ひどいですが、プラチナランク達成時の報酬がガブリアスナイト…しかもギリーのフライゴンのレベルは53(蔑称はフライゴミ)。これ見た時背筋が寒くなりました…もうやってることいじめと変わらないですよ。引き合いに出されたガブリアスにとっても、余計なヘイトを買うだけでいい迷惑だと思う。

・不快な小ネタ
上記のフライゴン以外にも、寒いというか不快なネタが多く出てきます。シーキンセツのブラック企業&家庭崩壊ネタ、ミミロップ、ディアンシーナイト入手イベント、金銀のカリンの名言に真っ向からケンカを売る発言をしてくるNPC、ミツル廃人化など…
「黒い任天堂」とはよく言いますが、ブラックユーモアどころかプレイヤーを小馬鹿にしてるのでは？というセリフのなんて多いことか。

・バトルリゾートの砂場
ボタン押しっぱでも卵を孵せる！と喜んでたら減速させられる砂場が…育成環境を改良したと思ったらどこかで改悪する。なぜ？

・レートでの過去作出身ポケモン排斥
絶対零度スイクン、地球投げガルーラなど配布系や10年以上前の過去作必須で格差を象徴していたポケモンが使えなくなった一方で、伝説ポケモンの再厳選を強いられることに。上記のバーゲンっぷりはこれの布石でもあり、複雑。
おそらく改造や乱数産対策もあると思うのですが、カロスマークなしのポケモンは今後の大会で使えなくなっていく可能性大。オリジナルといい、互換切りがついてまわるのが何とも。

COMMENT

確かに良リメイクです、プレイヤーへの配慮が多く見られますし。ただしこれらも「よかった部分が新作になって改悪or消される」というポケモンシリーズの悪習の犠牲にならないか心配であります。事実ポロックとコンテストがそうなりましたし。そしてエピソードデルタや胸糞な小ネタの数々。
そう言えばBW時代のNはグッズ展開がすごかったのに、ヒガナには今のところそういった話は無し。よほどの不人気だったのか、エピデル自体納期ギリギリで、グッズ展開までは考えてなかったのか…邪推してしまいます。