ユーザーレビュー
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417人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
397人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 3pt | 4pt | 4pt | 4pt | 4pt | 2pt |
総合点
76pt
76pt
GOOD!
開発者はゲーム作りになれてるのかな、といった印象。全体的にテンポが良くてグダグダな展開にならずストレスが溜まらない。
本格派かお手軽か長期シリーズものの3択になってるアクションゲーム界で、しっかり遊べるレベルでかつある程度ガッツリ遊べてそれでいて無駄に重厚長大でめんどくさくもなく、それでいて一般人向け考慮して薄い訳でもないがくどいくらいに濃すぎないって言う貴重なゲーム。
シナリオ要素はあるが、ゲーム内でシナリオを読むのが操作時間並になるほどでもなくちょうどよい。
アクションもガン+電撃で多数の目標を一気に狙えるので爽快感ありでテンポも良くなってる。
BAD/REQUEST
セリフの長さとマップの構成があってない点、途切れてしまう。まあ同じマップは何度も入るのであまり問題はないのだが。
COMMENT
懐かしさと出来が両立しているゲーム、ノスタルジー路線は大抵fcSFC時代のものが多いが、これはGBA時代のノリ。
最近のゲームは本当に軽食レベルか、もしくは食べ放題かフルコースのような両極端なものが多い中、定食よりちょっと軽めのランチといった感じのゲーム。ちゃんと食った気はするが食べ過ぎて気持ち悪くならないし食べ残しも出ない。DLタイトルなんでプレイ時間も気にしてないからなのかやたらマップが多くてラスト前までに飽きるって事も無くラストまで行けた…。
兎に角ここ最近俺が感じたゲームでイライラする要素があまりなかったのが良かったわ…。
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GOOD!
【全般】
『ロックマンX・ゼロ・ゼクス』の流れを組む系譜のアクション。当の本家が長らく冬眠(凍結?)中のため、待ちに待っていた層も多いだろう。総合的に見ても過去作と比較しても良く煮詰められている。ただ、難易度はちょっと問題はあるが(後述)。
【グラフィック】
なんとこの時代にドット絵。希少価値としても高いが、やはりこの手の緻密なアクションを求められるゲームは、輪郭や当たり判定が分かりやすいと言う意味でドット絵に限る。
【シナリオ・世界観】
近未来・ライトノベル・中二・そして電撃とくれば『とある〜』を彷彿とさせるが、影響を受けているのは寧ろ『Darker Than Black』かな?いずれにせよ、バランス良くまとまってはいると思う。ゼロシリーズほど殺伐してもなく、かと言ってゼクスや後期Xシリーズほどコテコテな痛さもない。30代の自分は既にそう滅多にゲームはせず、所謂コテコテなアニメノリ<ナムコとかファルコム系>を見るだけで電源を落としたくなってしまうのだが、そんな自分でも許容範囲だった。
【音楽】
コレはロックマン系統のBGMが嫌いでなければ文句無しに5だろう。とは言え、それを満喫できるかどうかはプレイヤーの腕次第なのだが。既出の通り、このゲームではクードス(スコアとは少し違う)が1000を越えるとBGMがアップテンポの“モルフォの歌”に切り替わる。これは感覚的にはゼロ・ゼクスシリーズの Esperanto や Through The Lightening などに歌詞をつけたもの、という印象で、好みはあるだろうがクオリティは高い。個人的にはゼクスアドベントの挿入歌はちょっとイタかった(好きな方には申し訳ないが)のだが、こちらは桜川めぐさんの声質もあり、抵抗無く聴くことが出来た。
ただ、コンセプトとしては丁度アニメの25分頃の敵とのバトルで挿入歌を入れて盛り上げる、みたいな形なので、それを意識してか通常時のステージBGMは若干大人しめ。クードスを1000稼ぐのは慣れるまではかなり難しいので、アクションが苦手な人は事実上、満喫できない。これはコンセプトの仕様上なので仕方が無いが。
BAD/REQUEST
【難易度】
様々なサイトでこのゲームの感想を見ると『救済措置満載で難易度は低い』と言う声が多いのだが…イヤ、普通に高くないか?コレ。参考までに自分は『アンチャーテッド』や『God of War』は難易度ノーマル、ロックマン系統は『X』レベルが程よく、『初代・ゼロ』は慣れるまではちょっとキツイ、くらいの腕前なのだが、
まず初心者は雷撃鱗などのエフェクトで画面が忙しく混雑しているので<Xやゼロシリーズと比べると>、そこに慣れるのに一苦労する。雷撃鱗及び電磁結界<カゲロウ>の防御ルールもやや複雑で、防御できる・出来ないを判別するのはパッと見ただけでは視認しづらい。
つまり、『X・ゼロ』と比較すると直感的ではないのだ。激ムズと言われるゼロシリーズであっても、取りあえず『眼の前に敵が現れたなら叩き切』っておきさえすれば多くの面でガンガン進めたのに対し、こちらは個々の敵に1つ1つ丁寧な対応を求められる事が多く、常に敵の後手に廻る感じである(勿論完璧にパターンを覚えきった場合は話が別だが)。この『視認☞判断☞反撃』を求められるプレイスタイルは、どちらかというとX・ゼロシリーズよりも初代7あるいは旧世代ドラキュラを彷彿とさせる。
極めつけは終盤2ステージと真エンドルートだろう。まるで3学年飛び級したが如く急に難易度が跳ね上がり、凡ミスは許されず隙のないパターン構築を要求される。特に真エンドルートは1カ所電磁結界が使えなくなってしまうため、自分は現在ここで詰まっている。勿論救済措置はあり、レベルを上げ続ければいつかは突破はできるのだろうが、個人的には全ロックマンシリーズ<厳密にはこれはロックマンではないが、この系譜であることは疑いようもないので>でも5指に入る難易度だとは思う。
勿論、それがただ悪いワケではなく、逆に言えば非常にしっかり作り込まれてはいる。パターンを覚えさえすれば、デイトナのサンシャインノヴァなどを除き、全てのステージを理不尽さなく ノーダメージで爽快に駆け抜けられる構成になっている職人技にはただただ唖然とさせられる。が、結果としてこのゲームの真の旨味にありつけるのはコンセプトを理解した上で練習を積み重ねた層に限られる、という点は変わらない。
【ステージ間のノベルパート】
散々既出だが、ステージ道中でボイスノベルが発生すると、画面下部に巨大なウィンドウが出て来てしまう。これが非常に邪魔で、特に即死穴のあるステージでは致命的。『文字を小さくすべき』とか『ガラ空きの下画面に移せばいい』とか、素人でも気付く対応がなされていないのは、恐らく技術的な問題で、そこは大人の事情があるのだろう。
【モルフォの歌のランダム性】
モチベーションアップを促すモルフォの歌だが、一部の曲はステージによってはかかると逆に盛り下がってしまう(笑)。『蒼の彼方へ』『霧時計』などはどのステージでもイイ感じだが、『灼熱の旅』『月世界航路』などは、ちょっと相性が悪いステージも多い(特にオノゴロフロート。念の為断っておくが2曲とも曲自体は良い。)ステージセレクト画面で予め候補をセットできると良かったかも。
【一部の声優】
まあこれは完全に好みや相性の問題だが…、個人的には一部の声優さんの演技が下手だとは感じた。誰とは言わないが。
COMMENT
【総評】
難しいが中有毒性と吸引力のあるロックマンの系譜をしっかり受け継いだ完全新規IP。いい加減マンネリだったDr.ワイリーとシグマの呪縛から抜けただけでも魅力的だが、確かなコンセプトと開発力で作られた野心作。そのコンセプト故にどうしても層を選んでしまうが、創り手の注いだ熱意は誠実で確かなものであり、願わくば多くの人に触れて欲しいと思わせる作品。
願わくば、このレビューが『君(未プレイの方)と僕(プレイ体験者)の境界線を砕く閃光の空』とならんことを―なんちゃって(笑)。