超科学脱出ストーリー ~絶海の豪華客船~
中央値: 55 Amazon点数: -
スコアーボード
標準偏差 3.5 難易度 1.00 mk2レビュー数 2ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 3pt | 2pt | 3pt | 3pt | 1pt | 1pt |
51pt
GOOD!
・世界観
「超能力が認知された世界」を舞台にしており、主人公・瞳が透視・念力の超能力を使い密室状況から脱出するという設定は、ライトノベル的ではあるがそれ故に受け入れやすいかと。
また、「脱出アドベンチャー」シリーズに無かったイベント時の一枚絵が存在したり、(今作では豪華客船を舞台にしていることもあり)前のフロアに戻って今取り掛かっているフロアの謎を解く事もあるなどといった違い(そのためアイテムは基本持ち越しとなる)もあるので、そうした違いも楽しみの一つである。
BAD/REQUEST
・快適さ
「脱出アドベンチャー」シリーズで、徐々にパワーアップしてきたシステム周りが生かされていないのが最大の難点と言える。
メッセージスピードの変更ができなかったり、キャラクターに話を聞く際にカーソルが最初の質問に自動的に戻るシステムのために既に聞いた質問を何度もすることになったりと、プレイしている間不便に思ったこともしばしば。
ギャルゲーにおける旧KID及びHuneX系のシステム周りのように、何処で出しても(自社ブランド・下請けを問わず)使えるような「脱出ゲーム」に適したシステム周りを開発すれば、今後も役立つのではないだろうか?
COMMENT
今後シリーズ化もされる可能性はあるだろうが(ある意味、ライトノベルの1巻のような「導入部」的な感じではあった)、もし新作が出るとしたらシステム周りの改善は必須であるとともに、今後の脱出シーンにおいては「超能力ジャミング装置の無力化→能力発動を伴う探索開始」のパターンが鉄板となるだろうことも含め、携帯型工具(今作では脱出ゲームにおけるドライバー・ナイフの重要性が身に染みた)を持たせるのも一考に値すると感じた。
「脱出アドベンチャー」シリーズのクロノテクトと比べると最低限の性能(+-ドライバーと小型ナイフがあれば充分か)である反面、パーツを取り外すことができるというギミックがあれば念力システムとも噛み合うだろうし、脱出シーンでの選択肢も広がると思うのだが。
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GOOD!
・脱出パート
脱出ゲームとして見たらヒントもあるので難易度はかなり低めながら、アイテムを使ったり暗号を解いたりと王道の脱出ゲームが楽しめます。
脱出した場所へはいつでも戻ることもでき、クリアには必須で戻る場合もあるのでそこは一風変わったところでしょう。
そしてこのゲームのオリジナル要素として超能力を使ってのパズル解きが何ヵ所もあり、それがいいアクセントになっています。
こちらも大した難易度ではないものの、毎回思考型のパズルを楽しませてもらいました。
・ボリューム
プロローグを含め全部でチャプターが5つ。
1つのチャプターにつき1時間ぐらいかかるので(後述の読むだけのアドベンチャーパートが長いのもあるが)、クリア時間は4~5時間ぐらい。
もちろんフルプライスの作品としたら物足りないが、800円のダウンロードソフトと考えたら十分でしょう。
また、大きなおまけ要素はないものの、クリアとは関係ない隠しCGが見られる謎解きが2問あり、たったこれだけでもあるとないとでは違いますね。
BAD/REQUEST
・アドベンチャーパートが長い…
シナリオがしっかりしているのはいいがアドベンチャーパートが毎回長めです。
次作からは選択肢もあるそうですが、今作は「話す」の項目こそありますが基本的にただ読むだけ。
それが各チャプターの最初と最後、脱出ゲームの途中にもがっつり挟まれるのでここはダレました。
・タッチミス
脱出パートでは画面左右中央に移動アイコンがありますが、その付近を調べることが多いのにそのアイコンのせいで誤タッチが多発しました。
アドベンチャーパートでは下画面のどこでもタッチでページ送りになりますが、右下に常に過去ログアイコンがあるので、普通に進めてるつもりが過去ログ画面に度々移動してストレスでした。
細かいところですがマイナスですね。
・ラスト
ラストに主人公たちが絶体絶命になりますが、アドベンチャーパートを見るだけでゲーム要素がなかったのが残念。
ゲームとしての最後の行動が至って普通だっただけに、もうひと盛り上がりがあれば最高でしたね。
COMMENT
D3パブリッシャーのダウンロード脱出ゲームは5~6作プレイしましたが、イマイチしっくり来なかったので別のメーカーはどうだろうと思い購入しましたが、こちらはなかなか楽しめました。
さすが3作も続いただけはありますね。
アドベンチャーパートのダルさはありましたが、全体的にとても丁寧に作られており、値段も考えたら十分なデキではないでしょうか。
オススメするのは脱出ゲーム好きはもちろん、脱出ゲーム未プレイな人もやりやすいと思うのでキャラクターの絵柄が好みというだけでも買いです。
次作からはアドベンチャーパートにも期待しつつ、早めにプレイしたいと思わせてくれてゲームでした。