ペルソナQ シャドウ オブ ザ ラビリンス
中央値: 69 Amazon点数: 3.8
スコアーボード
標準偏差 15.76 難易度 2.38 mk2レビュー数 26ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 3pt | 4pt | 4pt | 3pt | 3pt | 2pt |
69pt
GOOD!
・隔離難度の設置
今作はプレイヤーに合わせて5段階の難度が用意されているが、最高難度以外はゲーム進行中にも自由に変更可能。
一方で、「高難度ハック&スラッシュで自由に難度変更できるとかどうなのよ」という一部プレイヤーの不満点を解消するためか、ゲーム開始時しか選べずゲーム中にも難度変更不能という隔離専用最高難度の「Risky」が実装。
私も世界樹シリーズでこの点には大いに疑問を抱いていたので、非常に満足。
・戦闘
ただボタンを押しているだけでは厳しい難度。
上述のとおり、難度はいくらでも下げられるので苦手な人でも安心。
・「迷宮」
探索するダンジョンは「迷宮」の名に恥じず、所々にパズル的要素が散りばめられている。
多少頭を捻らねばならない仕掛けも多く、パズル的な謎解きも楽しめる仕組みとなっている。
この点においては、本家世界樹を確実に上回っていると言えるだろう。
・随所の台詞配置
多くの行き止まりにはキャラ同士の掛け合いの小イベントが配置されていたり、
戦闘時には敵の種類や状況に応じて非常に多いパターンのボイス付きセリフバリエーションがある。
BAD/REQUEST
・戦闘バランス
物足りない。具体的に言うとボス格の強さが致命的に足りてない。
「初めて見た時点では到底敵わないけれど、頭を使えば戦闘を避けることができる」という位置づけのはずであるFOEも、大半は初見でも大苦戦程度で済む。倒せないにしろ、原因は「レベル不足で命中補正かけても異常狙っても何もかも当たらない」だの、「ランダム行動で全回復され続けて一向に倒せない」という状況を50ターン程度繰り返して息切れ、というパターンが殆ど。
本来のボスは無対策でも労せずいける(終盤除く)レベルで、不満の塊。
一方で雑魚の強さはかなり苛烈で良い仕上がりだが、光・闇弱点持ちだらけ。これらは即死攻撃しかない属性で、弱点持ちなら8割程度で通ってしまうため、弱点さえわかれば処理ゲーと化す。
と、全体的に不満が残る仕上がりと言わざるをえない。
恐らく、最高難度Riskyの「主人公が倒れたら即Gameover」というシステムを意識してのマイルド気味な調整なのだろうが、これでは本末転倒である。
勿論、そこらのRPGと比較すると格段に面白いバランスであることは注記しておく。
・「迷宮」
パズル要素は苦手な人には下手すると解けないものがちらほら。
戦闘には救済要素が充分に用意されているがこちらにはヒントしかないため、苦手な人は下手をするとこっちで詰まるかもしれない。(個人的には面白いと思うが…)
・施設のテンポの悪さ
細かい点だが、拠点と各施設の往復の小さい演出が少し長い。
言うほど長いわけではないのだが、出入りする回数が極端に多くならざるを得ないシステムとしてはもう少し上手く纏めて欲しかった。
・周回
隔離難度Riskyに別難度からも入れてどうするのか。
また、周回しないと戦えないボスを設置するのはちょっとご勘弁願いたかった。
・エキストラダンジョンの不在
見出し通り。これさえあれば他の不満など些細なものだったろうに。
COMMENT
Riskyのみプレイの一世界樹信者としての意見。
「ペルソナ+世界樹の迷宮」ではなく、「世界中の迷宮のシステムを借りたペルソナの新作」という印象。
ストーリー重視の作品ができない性格の私にとっては、これでペルソナ3・4の概要が見れたのはペルソナ好きの知人と話題ができたという点では有難かった。
ペルソナ側としてみると、ストーリーのウェイトの薄さや非戦闘地域の探索ができないという点に不満が残るのではないか、とも思える。
…などとなんだかんだ言ったものの、期待しすぎていたが故に不満という面が強い。
名作2つの看板を背負っているという点を気にしなければ、確実に名作だと言える作品だ。
Amazonレビュー
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GOOD!
・世界樹シリーズは初代以外の全シリーズクリア済み、
ペルソナシリーズは未プレイ。
・ペルソナ3・ペルソナ4の本編から外れた外伝的なストーリーなので
ペルソナ未経験の自分でも楽しめた。
・どちらかと言えば世界樹の色が濃いが(マッピング・戦闘難易度等)、
音楽・SE・戦闘システムなどはペルソナ。
・P3・P4では主人公のみがワイルド(サブのペルソナを使える)という
設定らしいが、本作では全員が「サブペルソナ」を使うことができ、
手に入れたペルソナを合成することで自在にスキルを組み替えることができる。
・敵の弱点を突くかクリティカル攻撃が出ると次の自分の行動ターン、
そのキャラが最速で行動できる上ノーコストでスキルを使えるというシステムであり
如何にして相手の弱点を突き優位な状況を維持するかが戦闘でのカギとなる。
・戦闘難易度が絶妙。
今作は(VERYEASY EASY NORMAL HARD RISKY)5段階だが
各難易度毎に非常に上手くバランスが取られており、
両シリーズ未経験のライトユーザー、
両シリーズやり尽くしたヘビーユーザーの需要を上手く満たしている。
BAD/REQUEST
・自分は特に何とも思わなかったが
人によっては会話のノリがクドい・寒いと思うかもしれない。
・ハマムド系の即死呪文が今作では特に強く
その両方を使える直斗がかなり優遇気味。
・「踏破率」のシステムがやや分かり辛い。
各階層に1つずつ配置されている踏破マスをチェックできる宝箱はあり、
未踏破のマスが青色で表示されるものの一目では記憶し辛い。
またF.O.Eの配置されているマスも踏破率に加えられているのかがよく分からない。
・保健室(他のRPGで言う所の「宿屋」)の料金がやや高い。
序盤のうちは入手金も少ないのでもう少し下げても良かったのではと思った。
COMMENT
世界樹とペルソナの要素を見事にコラボしていて
お祭りゲーとしてどちらのファンにも非常に楽しめるゲームだと思います。
どのキャラも「サブペルソナ」のシステムによって
自由にカスタマイズできるので自分の好きなキャラを
アタッカー・サポート・ヒーラーなど
好きなように育成できる点は非常に良かったです。
「悪魔全書」を埋めたり、イベントの分岐を回収するなど
2週目以降のやりこみ要素も多いのでかなり長く遊べると思います。
今作を機に自分もペルソナの過去作や
今後発売される「ペルソナ5」もやってみたいと思いました。
これまでは敷居が高めとされていた
「世界樹の迷宮」シリーズ・「ペルソナ」シリーズのプレイヤー層も
このゲームを通じて広がっていけばいいなあと思いましたね。