メタルマックス4 月光のディーヴァ
中央値: 79 Amazon点数: 4.0
スコアーボード
標準偏差 14.11 難易度 2.50 mk2レビュー数 10ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
5pt | 3pt | 4pt | 5pt | 4pt | 3pt | 3pt |
82pt
GOOD!
・オリジナリティ
システム、世界観共に個性があります。
世界を冒険すること自体を主軸にしたRPGであり、
そこで出会う人々とのちょっとした関わりが楽しいゲームです。
・世界観
荒野を無骨な戦車で冒険するゲーム、と聞くと硬派なゲームに思えますが
中身は案外そうでもなく明るく楽しいゲームです。
登場する人々は生命力に満ちており、この危険な世界を生き抜いてやるという意思を感じます。
特に印象に残っているのは、出来の悪いミサンガを自分の女子力だけで売り込み売り上げトップになっている女性や、
父の形見であるバイクのスペアキーを色々な人に売り生活している子供など、例え騙されても「やられた!」と笑って許してしまえる人が多いです。
いい人と同じくらい悪知恵の働く人がおり、それが嫌味に感じない気風の良さがあります。
・システム
まず戦車とRPGの相性が良いです。かみあう題材と言いますか
お金をかけて戦車を改造する、強い賞金首を倒す、得た賞金でまた改造し強くなる。このサイクルが綺麗に回っています。
基本的にお金をかければかけるほど強くなるので中盤お金が余る事もありません。
また絵的にも魅力があり、敵と大砲や特殊兵器を打ち合っているだけで戦闘に迫力があります。
今作は2Dから3Dになったので超大型ボスとの砲弾の打ち合いは必見です。
また生身で戦わなければならない場面も多く、その事が戦闘に飽きが来にくい要因になっています
・難易度
バランスがいいです。ノーマルでは難し過ぎず簡単過ぎず、ですがメインストーリーに絡んでくるボスはかなりの強さです。
難易度が五種類あり、スーパー、ゴッドは強くてニューゲームを前提にしたバランスになっているのでとことんやり込めます。
・称号
なにげないシステムですが、このゲームの称号は妙におもしろいです。
キモとしては称号を手に入れた時点ではプレイヤーに知らされず、いつのまにか手に入れていた事をステータス画面やセーブ画面で知るのですが。
主人公のちょっとした行動や住民の何気ない言動で称号を与えられており、そんな事で称号手に入るの?と驚くことが多いです。
これが笑ってしまうものもあり、このあたり製作チームはうまいと思います。
・デザイン
敵・フィールド共にデザインにセンスがあり、それを見せるカメラワークも良く考えられています。
またデフォルメレベルの設定が上手く、味方キャラクターは3頭身で親しみやすく、敵キャラクターは8頭身で威圧感があります。
戦車は人間とほぼ同じ大きさで描かれており、ゲームとして上手く落とし込められています。
BAD/REQUEST
・グラフィック
このゲームに限った話ではないですが、大手ゲーム会社と比べると3Dポリゴンの出来に差があります。
ぱっと見の完成度が低くちゃちな印象を受けます。2Dの頃はそこまで差はなかったのですが
特にキャラクターのポリゴンは改善の余地ありです。
・操作性
細かい部分で慣れが必要です。色々快適にはなっているのですが車の乗り降りは思うようにいかない事がよくあります。
車の回収も一括で出来るようにして欲しいです。
・シナリオ
今作のサブクエストは、カッコいい物や渋い物が少なかった気がします。
あるにはあるのですが、印象に残っているのはコメディ部分が多いです。
COMMENT
建築・ボスデザインやテキストなど、とにかく何らかの形で印象に残す力の強いゲームです。
シリーズを重ねているからこその面白さがあり、クセはありますが完成度の高いゲームなのでRPGが好きな方にはオススメできるゲームです。
Amazonレビュー
レビュー者: バックストリート坊や レビュー日: 2017-07-05有料ダウンロードなしでも遊べて、ストーリー上でも手に入るものも多いですが、過去作からやってる人間からすると、欲しくなってしまうものや、倒したくなる賞金首があります。
ただ、限定ダウンロードなど、もうすでに手に入らない物があると、それもすべて有料で、後にダウンロードできるのようにしておけば、よかったと思われます。
買う人はいるのだから、頭ごなしに有料が嫌なら批判するなり、あきらめるなり、最終的に決めるのは自分なのだから。
ただ製作者側はこのような実態を把握して、次回、作成していただきたい。
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GOOD!
・ボリューム
DLCなしでも十分長く遊べます。クリアまで60時間でした。どんどん新しい武器や改造が出てきて、戦車強化にハマっている時間が非常に楽しいです。まだ普通に1周クリアしただけですけど、周回要素やレアドロップなどのやり込み要素も豊富に用意されているようです。
・メタルマックスらしさ
このシリーズらしい、良い意味でムチャクチャなノリは健在です。ツッコミどころ満載ではあるものの、それも含めて楽しんでしまえという勢いが感じられます。
BAD/REQUEST
・軟派すぎる
とにかく女性キャラが出てくるたびに美人美人。主人公の選択肢にも必ず「キミ、かわいいね」が入ります。女性キャラ関連で明らかに狙ったムービーが多用されたり、メモリーセンターの女性一人一人にボイスを付けたり、少女を連れ回すイベントがあったり…そういうのは他でやってください。
・ストーリー
ほぼ序盤と終盤のわずかな時間だけで終わる話です。2もそんな感じではあったんですけど、最初のインパクトが全然違うんですよね。あまりにも安っぽいアニメムービーが入ることも手伝って、どうにもチープな印象が否めません。
・操作性
乗り降りが面倒です。特に一列に並んで降りてしまうと、乗る時に後方のクルマを認識してくれないのがストレス。乗り降りする場面が非常に多いだけに、もう少し何とかならなかったのかと。
・バランス
中盤の賞金首に難敵が多くてレベル上げや改造を頑張ってしまった結果、終盤はラスボスまで拍子抜けするほど楽勝になってしまいました。難易度ノーマルだったとは言え、全体の流れとしてバランスが良くないのは確かだと思います。
・キャラを変更しづらい
特技が非常に便利で、これをレベルアップさせるのが攻略の鍵と言えるのですが、そのためには戦闘回数をこなす必要があります。当然ながら使っているキャラと使っていないキャラとではゲームが進むほど戦闘回数に差が出るため、結局ずっと同じメンバーで戦うことになりがちです。
COMMENT
萌え要素的なものに対する拒絶反応が強い私にとっては、大好物の食べ物に大嫌いな調味料を足されたような気分になるゲームです。露骨すぎて、媚びているというより制作者の趣味なんだと思います。それが爆発してゼノがあんなことになっちゃったんでしょうけど、その兆しは本作からもありありと見受けられます。
賞金首を倒して、稼いだ金で戦車を改造してまた稼ぐ。この男っぽさあふれる硬派な戦車ロマンが売りのゲームじゃないのかと。なぜそこを追求せずに、正反対の軟派な要素に力を入れるのか理解できません。その点を抜きにすれば十分に楽しめましたし、満足していないわけではないのですが、それだけに惜しいのです。
「竜退治はもう飽きた」と当時の主流RPGに対するアンチテーゼとして登場したメタルマックスが、今や時代に迎合しまくっているのが残念でなりません。