新・世界樹の迷宮 ミレニアムの少女
中央値: 72 Amazon点数: 4.1
スコアーボード
標準偏差 9.78 難易度 2.74 mk2レビュー数 19ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 3pt | 4pt | 3pt | 3pt | 4pt | 2pt |
65pt
GOOD!
・テンポの大幅UP
戦闘速度の大幅向上、移動速度UPのおかげで単純に早くなった。
この点は1から不満だったので大満足
またマッピングに壁まで勝手に書き込む設定もできるため、マッピングも楽に。
正直、一作目は懐かし&目新しい手書きマッピングだったが、シリーズが進むと慣れてしまって作業感が強くなっていた。かといって完全オートマッピングは味気ない……という感じだったので、今作の「壁はかかれるが扉や宝箱などは手書き」というのは、ちょうどよい塩梅だった。
・難易度の上昇具合
リメイク元の1では、というかシリーズ全体的に、前半のほうがきつく後半になってスキルがそろうとぬるくなり、クリア後に一気に難易度が跳ね上がる、という感じだったが、今作最初はぬるいが、階をあがるごとに次第にきつくなっていく、という丁寧な難易度上昇具合で、クリア後の難易度の狂い方がまた挑戦的で良かった。
ストーリー進行と難易度の上昇の連動というのはたいがいのゲームで失敗するものだが、今作はかなりうまくやっている
・難易度ごとのバランス調整
三段階の難易度を選べるが、どれも調整が見事。
全滅しても何回でもリスタートできる低難易度モード、従来通りの全滅即ゲームオーバーの高難易度はもとより、全滅したら一度だけリスタートできるスタンダードの具合がよかった。気軽に一度死ねるし、それでいて死んだ後に一度帰るかさらに進むかで選ぶことができる。ここでさらに死ぬようなら自分の選択ミスと納得もできるし、ぬるすぎるかと思ったが予想外にちょうどいい調整だった。
・フロアジャンプ
いままではとにかく一度通った道をなんども歩く必要があったが、今作ではそのフロアをおおかた踏破するとそこまでワープできるようになるため、めんどうくささがへった。
それでいて踏破しないとワープできないという制限のため、極端にぬるくはなっていない。
BAD/REQUEST
・リメイクだった
ちゃんと調べないで買った自分がいけないのだが、リメイクだった。
リメイクだとわかったうえで買ったのなら、いろいろ変わっていて十分に楽しめるのだが、新作だと思っていたので妙にガッカリした。
そしてリメイクである意味を感じなかった。
マップがほとんど作りなおし、新規マップ・ボス多数追加、戦闘バランス見直し、スキルも大幅変更……という感じなので、ゲーム内容的にはかぎりなく新作に近い。
にも関わらず敵キャラやマップに絶妙に既視感があり、新作として楽しむには新鮮味がなく、しかしリメイクとして楽しむには旧作のノウハウが通じず……と、なんだかもやもやするリメイク具合。
逆に「1を洗練されたシステムでもう一度」という気持ちでプレイしていれば、原型をすてずにプレイ感覚を一新した絶妙なバランスだったのかもしれない。
でも自分にとってはマイナス面ばかりが目立った。
・ストーリーモード
キャラメイクを売りにしたシリーズに、あえてキャラクター固定でストーリーモード搭載。それ自体は評価したい、というかストーリー型の世界樹ということで興味をもって購入した。そしたらストーリーが1のリメイクだった。
細部に関してはかなり掘り下げられてはいるものの、大筋は1そのものだし、1のストーリーの要ともいえる、終盤でのシンプルなどんでん返しが台無しの構成になっているため、なんのために1のストーリーをリメイクしたのかわからないことになっている。
そのストーリーやキャラの会話自体も普通のRPGと比べれば薄く少なく、かといってプレイヤーの想像力を刺激する世界樹としては語りすぎで、要するにどっちつかずだった。
ストーリーモードをやりたいのなら完全新作でやって欲しかった。
・クラシックモードの存在
ストーリーモードを入れておきながら旧来のクラシックモードも入れるという、逃げの姿勢がまず気に食わない。旧来のファンの反発が怖いならストーリーモードなんて考えるなよ。
それでいて従来のファンはクラシックモードだけやればいいのかというと、ストーリーモードを先にプレイしないと解禁しない部分もあり、結局極めようと思うならストーリーモードのクリアは必須。
さらにそのうえでセーブデータは一つなので、ストーリーをクリアした上でそのデータを上書きしてクラシックをしなくてはいけないという、冗談みたいな仕様。
2モード入れるならがんばってセーブデータ2つくらいは用意するべき。
・難易度変更いつでも可
これは良しとする人も多いだろうが、いつでも切り替えられるのはやりすぎだと思う。
高い難易度が好評→でもライトゲーマーも取り入れたい
その気持ちはわかるが、いつでも切り替えられると「経験値稼ぎのときだけぬるくしよう」とか、そういうあからさまなことができてしまうので、自制心の弱い自分としては嬉しくない。
せめてゲーム開始時に選択、途中でも落とすことはできるが一度落としたら戻すことは不可、程度の制限はつけて欲しかった。プレイヤーが自制すればいいといえばそれまでだが、「難易度が高いモードしかないゲーム」をクリアするのと「難易度が選べるゲームの高難易度をクリアする」のは、達成感の感じが違うのだ。どちらが優れているとはいわないが、感覚がちがう。敢えていうなら前者は「製作者からの挑戦に勝った」で、後者は「自分に勝った」。
おれは自分に勝ちたいんじゃない、製作者に勝ったような気分を味わいたいんだ。たとえそれが実際は掌の上で踊らされているんだとしても。
・グリモアシステム
敵のスキルや別職業のスキルを装着できるというアイデア自体は悪くない。
ただランダムで落とすという点はどうかと思う
特にスキルレベルまでランダムというのはいかがなものか。現時点のスキルレベルのものでいいのではないか?
グリモア自体はやたら手にはいるが有用なものは少なく、それを合成するのも面倒くさい。合成システムも三つを一つにするというのがわかりづらいし面倒くさい。
全体的に手にはいる数を減らして一つ一つの有用性をあげて欲しかった。
COMMENT
シリーズの持ち味を残しながらいかにプレイしやすくするか。
そういう意図が明確に感じられる点は「新」というタイトルにふさわしいと思うし、成功している点も多いと思う。
しかしどうもリメイクでやってしまったことがもったいない気がする。
タイトル的に売り上げは厳しくなるかもしれないが、これだったら新規タイトルでやってくれたほうがよかったのではなかろうか。
そもそも自分がおっさんだからなのか、リメイクするには早すぎるのではないか?という気がしてならない。
DSと3DSではそこまで本隊性能があがっているわけでもなく、多くのリメイク作品にあるような、パッと見た瞬間の「あの作品がここまで豪華に」という感覚がまったくなかった(だから最初リメイクだとまったく思わなかった)
一本のダンジョンRPGとしては十分な出来でボリュームも適度だと思うのだが、どうも世界樹シリーズとしてみると新作としてもリメイクとしても中途半端な、むずがゆい感じの残る作品になってしまっていると思う。
面白いのは確かだし、3DSでは数少ない、じっくりと遊べるRPGなのだが、どうもおすすめする気にはなれない。
Amazonレビュー
レビュー者: じにあす レビュー日: 2017-06-24流石アトラスだなといった感じの丁寧なつくりで、安定感のある作品です。
いわゆる主観型のダンジョンRPGであり、多少の戦闘バランスの乱れがあるもののクリアまでしっかりと楽しめました。
戦闘面やシステム面に関してはそれなりに面白かったので星4つです。
新世界樹と銘打って新たなIPとして売り出した当作品ですが、旧来の世界樹シリーズファンからすると不満点がいくつかあるようですが、私には気になりませんでした。
世界樹シリーズは本来、「キャラメイクを全部自分でやって脳内設定で楽しむ」ということに重きがおかれたものです。
当作品のストーリーモードではキャラとジョブが決められており、ボイスも付いているという事で従来のファンの方からすると不満に感じてしまう場合もあるようです。
旧世界樹のキャラメイクが好きな人にはオススメできないかもしれないです。(クラシックモードという旧世界樹に寄せたモードはあるものの、色々と不完全なものです)
気にならない人、アトラスゲーに触れてみたい人には普通におすすめできる作品でした。
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GOOD!
フルボイスになっていて、キャラクターの個性が分かって面白いですし、新たにFM音源まで加えられたのでかなり楽しむ事が出来ました。
BAD/REQUEST
フルボイスになった事から、名前を好きなように付けていた僕からすると名前を変えられないのが少し惜しいと思います。また、キャラの立ち絵も固定されているため転職すると見た目にあわないことも惜しいと思います。
COMMENT
自分は4からプレイしているのですが五面から異様に難しくなったので急に行き詰まってしまいました。自分が下手なだけかもしれませんが。