怪獣が出る金曜日
タイトル概要
中央値: 51 Amazon点数: -
スコアーボード
標準偏差 17.57 難易度 1.33 mk2レビュー数 3ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)
369人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
283人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 3pt | 3pt | 2pt | 2pt | 3pt | 1pt |
総合点
51pt
51pt
GOOD!
昭和な感じの世界観。この町の風景。
味のある登場人物たち。
雰囲気にあった音楽。
怪獣が出るという設定。
アドベンチャーゲームで、行き先もわかりので、誰でもクリアできるところ。
なんかあまずっぱい気持ちになるところ。
BAD/REQUEST
ボリュームの少なさ。
クリアまで3時間はかかりません。
怪獣カードのコンプが大変なところ。
私は挫折しました。じゃんけんルールな対決をくりかえし何度もやるのは飽きる。
COMMENT
ギルドシリーズの短編なのでしかたないけど、とにかくボリュームが少ない!
なんかもったいない感じする。
私が生きた少年時代よりさらに少し前の昭和を味わえる。
これ、平成生まれの子たちにはけっこう新鮮なんじゃ?
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GOOD!
ぼくのなつやすみを作ったミレニアムキッチンの作品です。
値段は安いだけあってエンディングまでのプレイ時間は短いです。しかし、レンタルビデオ屋で名作を借りて見たような、本屋で名作小説を買って来て読んだような、そんな充実感があります。
・ニックネームがある
ぼくのなつやすみポータブル2のレビューで、キャラクターにニックネームがあれば良かったと書きました。怪獣が出る金曜日ではニックネーム呼びが多いです。(センスが良いかどうかはおいておく)
ニックネームや敬称付けの方が親しみを感じて良いと思っているので、これは良かったと思います。
・設定と物語
予想外の展開と、雰囲気を演出するだけのものだと思っていた要素が物語上重要になるというのが良かったと思います。
途中では物語を「どちら」に考えても辻褄が合わなくなり、この物語は一体どうなっているのかと本気で思いました。「スタッフが意図的に破綻させた」としか思えなかった物語が予想外の展開を見せ感心しました。
・立体表示
ニンテンドー3DSに3D表示はいらないのではないかと批判されることがありますが、このゲームでは効果的に使用していると思います。画面手前の洗濯物が3D表示により、手前にあるということが強調されて見えます。
・ナレーション
子ども向けの何かにありそうなナレーションです。
毛糸のカービィの絵本読み聞かせナレーションが気に入っている私は、怪獣が出る金曜日のナレーションと、ヘルプの「賢明なる諸君へ」は気に入りました。
・音楽
スタッフロールを見ると気づくのですが、音楽には力が入っています。
BAD/REQUEST
・攻略後もやもやするところがある
最後に出てくるある会話でもやもやします。
ぼくなつ2でももやもやは少し感じました。しかし怪獣では、もやもやする会話をわざわざ入れています。
せめて、もやもやが晴れる追加イベントがあれば良いのですが、ゲームの性質上、どれだけ遊んでもそういうイベントは出てこない気がします。多分。
本編最後のエピソード名は、なんらかの意図を想像してしまいます。
・重要な会話をヤキメシの食堂でしている。
周りの人に聞かれても良いのでしょうか。
・攻略語にテレビで映し出される映像がなんとなく寂しい
孤独感のある映像に見えて、個人的には好きになれませんでした。スタッフの意図としてはそういうつもりはないのでしょうが。
・以外カードの効力のヘルプがゲーム中1度しか出てこない
以外カードは自分と違う指の形には勝ち、同じであれば負け、以外カード同士なら指の形にかかわらずあいこになるカードです。
(ギードリアンは「グー以外」のカードなのでチョキとパーに勝ち、グーに負けます。相手も以外カードならあいこです)
以外カードの説明は賢明なる諸君に含まれていないため1セーブで1度しか見ることが出来ません。
ついでに言うと、スタッフロールも1セーブで1度だけのようですね。
・ヒーローが円谷プロダクションのウルトラマンのパロディに見える。
ウルトラマンが偉大だというのは分かるのですが、ギャグのゲームではないのだからもう少し独自性が欲しかったと思います。
・そうたの興味の対象が微妙に変化したーの表現方法は止めて欲しい。
ついでに書くと、決定や文字送りの効果音はゲームに合っていない気がしました。
・登場人物の解釈が強引
設定上仕方ないとはいえ、もう少し自然に演出して欲しかったと思います。
COMMENT
世界体験シミュレーターとは何ぞやと思いますが、物語と雰囲気を楽しむ映画的なゲームというのが実際のところだと思います。
私は18年程度ゲームを遊んでいますが、これだけ物語に驚いたゲームはなかなかありませんでした。
自然の描写はさすがミレニアムキッチンという感じですが、ぼくなつが自然の美しさ重視なのに対し、怪獣ではやや古さを感じる時代を表現しています。
私のプレイ時間は、2周目と、攻略後のオマケ要素までを足したものです。2周目をすると、最初のナレーションの意味も分かるので良いです。
その他
・良くも悪くも親子愛表現が少し恥ずかしい
悪い部分に書こうか迷いましたが、考え直したためこちらに記述します。
このゲームには、そうたは母の宝物とか、父と母が僕のことを好きだとかそう言う表現が登場します。
親子愛は良いことなのですが、表現が直接的です。見ていると少し恥ずかしいです。私がそうたなら「止めてよ」と言います。多分、意図的に素直な表現を狙った気がします。
・カードピース集め
カードピース集めがBB弾集め(※)のようだというレビューを見かけなるほどなと思いました。
※BB弾とは子どものピストルのおもちゃや、エアガンに使われるプラスチックの弾。私が幼稚園生だったとき、友達の女の子が道で拾ってきては集めていました。それを見て私も集めていました。道路工事で出たゴミくずか何かかなと当時は不思議に思っていましたが、外で遊んだ人がBB弾を回収しなかったため、道にBB弾が落ちていたというのが実際のところです。
余談ですが私が小学生の時に好きだった特撮は、テレビ朝日系のメタルヒーローシリーズです。