真・女神転生IV
中央値: 65 Amazon点数: 3.4
スコアーボード
標準偏差 16.83 難易度 2.62 mk2レビュー数 39ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 2pt | 3pt | 3pt | 3pt | 2pt | 3pt |
57pt
GOOD!
ナンバリング相応で暗い雰囲気を全面に出している
シナリオは原点回帰を目指す感じが伝わってくるもので、ほぼ満足できた
声優のキャスティングは違和感を感じさせるキャラがいないのは好印象
仲魔の数は多く特に直近でソウルハッカーズをリメイクしたためか、
ソウルハッカーズに登場していた仲魔の序列見直しや、真シリーズへの初進出悪魔等は喜ばしい
BAD/REQUEST
・悪魔のデザイン
外注新規悪魔が一部の良デザインを除いて、ダサい、もしくは世界観に合わないデザインで違和感しか感じさせない
仲魔になる内からダサい例を挙げると
メデューサ(顔のデザインを見る限り本気でこのゲームに合うキャラを創る気があったのか?旧作の取材をしたのか?等聞いてみたい)、
ヤマトタケル(どう見ても一昔前の戦隊シリーズのロボットで失笑すら出来なかった)
他にも黄金騎士牙狼のホラー丸出しのデザイン、仮面ライダー丸出しのデザイン、それソーシャルゲーム級じゃない?というデザインも違和感しか感じさせなかった。
やはりシナリオに関わるキャラクターデザインは統一されているべきだと再確認した
・貧相なムービー
ペルソナシリーズのキャラゲーでもないのに何故ムービーを挿入しようとしたのか?
そしてよりにもよって静止画をムービーっぽく表現したものを採用したのか?
元々真シリーズにムービーは期待していなかったので無くても良いくらいものを見せないでほしかった
このレベルなら静止画を何枚か見せて紙芝居にしてくれても問題が無かった
・ユーザビリティを向上させるつもりがむしろ煩雑になった悪魔合体のインターフェース
従来のインターフェースに今回のスキルエディットを追加するだけで良かったものの、
どうして面倒な表示しかできない検索型のユーザーインターフェースにしてしまったのだろうか?
COMMENT
総合的に見れば概ね満足はできるが扱いに困るのが難易度である。
最序盤は仲魔やスキルが貧弱で、しかも防御力に相当するものが無いことから敵からはフルにダメージをもらってしまう。
このためシリーズ未経験者にはひたすら厳しく、シリーズ経験者寄りの調整になっている。
このペースが終始続くので中盤以降は未経験者でもマイルドに感じるはずである。
極端なことを言うとメガテン未経験者はスパルタ教育を受けるような難易度である。
個人的には3DSのRPGのなかでは遊べる作品だが、シリーズ未経験者には敷居が高いことを説明したうえでお奨めしたい。
Amazonレビュー
レビュー者: DCOM レビュー日: 2017-05-28たわしともみあげの末路があんまりじゃないかと思う人は4fも買ってプレイしましょう。
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GOOD!
初代FC版から一通りシリーズはプレイしています。
・スキル継承の簡易化
比較的古い作品からのシステムであり、悪魔合体の醍醐味でもあるスキル継承ですが、好みのスキルが合体結果に出るまで結果表示→キャンセルを繰り返すことが多いのがストレス要因でもあったと思います。(いわゆる○×ゲー)
今作では合体時に継承スキルを選択出来るため、その点が楽になりました。
・旧作からのオマージュ要素
シリーズを通してやっている身としては、にやりとできる要素や懐かしい音楽などが豊富で良かったです。
下手に悪魔の古いグラフィックを描き直したりせず、そのまま使用しているのも好感です。
BAD/REQUEST
旧作品に比べ劣化している点が非常に多かったように感じました。
・ストーリー
一言で言うと「雑」でした。
まず、描写不足な部分が多く、キャラクターの行動の真意がまったく分からないため、展開に唖然とする部分が多かったです。
また、真シリーズといえばルート分岐、各々の思想のぶつかり合いが重要なテーマと感じているのですが、「声優同士の掛け合い」を重要視した結果でしょうか、それぞれの思想を象徴する各キャラが最後の最後まで仲良しこよしで、それもまたストーリーの唐突さ、雑さに拍車をかけています。
独特の無機質さや毒といったものもなく、非常に残念でした。
・グラフィック
>全体マップが見づらい。
通行可能・不可能の見分けが単純につきにくく、近づいてみて「ここ壁だったんだ」「ここ道路だったんだ」と気づく始末です。
>外注絵師の起用
まったく評価できない絵だけではなかったのですが、全体的に作品の雰囲気とかけ離れており、見苦しいです。
また、女神転生独自の魅力とは「伝承に語られる天使や悪魔」が現れる点だと思っています。
だからこそ、一般に私たちの持っているイメージとかけ離れた外注絵師の絵は欠点・悪点でこそあれ、評価点では全くありえません。
・システム
>合体システムの劣化。
見かけ上検索合体は便利に見えますが、基本的に悪魔Aと悪魔Bを合体させたいという場面が多いので、ゲームが進むにつれ使いづらさにストレスを感じます。
>月齢システムの削除。
会話・合体・戦闘・スキル等々に影響を与える非常に優れた、メインともいえる要素だったはずなのですが、「形骸化しているから」となぜか削除されてしまいました。
そのせいで、様々な点が味気なくなっています。
>シンボルエンカウント
シンボルエンカウントはエンカウントをプレイヤー自身の手で任意に調整できる点が利点ですが、今作では回避手段が実質存在しないので、ランダムでよかったのでは?とプレイ中、常に感じてしまいます。
そもそも、仲魔システムの都合上シンボルは根本からゲームデザインにマッチしていません。
>会話システムの劣化
シリーズが進むにつれ、割り込まれたり悪魔同士会話したり変なミニゲームが始まったりと進化してきた悪魔会話システムですが、ここに来てまさかの劣化。
真1程度にバリエーション乏しいんじゃないでしょうか?
>便利魔法の削除
ダメージゾーン回避の「リフトマ」、エンカウント回避の「エストマ」、拠点へ帰還する「トラポート」
ことごとく無くなっていた為、探索が苦痛でした。
・スキル継承制限の撤廃
今作では合体で無条件に何でもスキルを継承できるようになったのですが、そのせいで悪魔の個性が失われ、愛着も沸きにくくなっています。
また、戦闘システムの都合上、属性魔法が非常に重要になっているため、MPの低い物理型の悪魔よりもMPの多い魔法型・バランス型の悪魔を使った方が便利なため、物理型悪魔の利用価値が皆無になっています。
元々持ってるスキルなんて無関係に自由に付け替えられますしね。
COMMENT
前情報から怪しさを感じ、それほど期待はしていなかったのですが、その期待すらも下回る出来でした。
分かりやすくするためにシステムに手を加えて簡素化したりしたのでしょうが、そのことごとくが裏目に出ているか、魅力を損なっているかのどちらかで、「そこそこ良く出来た凡RPG」になっていたのがシリーズファンとしてただただ残念です。