スーパーロボット大戦UX
中央値: 68 Amazon点数: 4.1
スコアーボード
標準偏差 13.84 難易度 1.67 mk2レビュー数 12ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 3pt | 3pt | 3pt | 4pt | 1pt | 1pt |
59pt
GOOD!
携帯機スパロボはW、K、Lをプレイ済みです。
・オリジナリティ
良くも悪くもいつものスパロボです。
DSスパロボの特徴である、サクッとした感じが今回も出せています。
・グラフィック
PSPで出ているZシリーズには負けています。
しかし、あまりグラフィックに自信のない3DSでこれだけのものがあれば十分といったレベル。
また、登場作品ごとに大きく差があります。綺麗なものは3DSと思えぬほど綺麗で、よく動きます。
逆もまた然り…。
・音楽
全体的に良いものが揃っている印象でした。
特に今回主役級のファフナーやラインバレルの曲はいいアレンジがかかっています。
フェイ・イェンHDの曲については、歌も入っています。
・熱中度
今回のスパロボは隠し要素が満載で、「このキャラが味方になるのか!」というのが沢山あります。
そのキャラ達もシナリオに絡んできたり、戦闘時の固有ボイスもあったりと、コンプリート要素があります。
・シナリオ
今回の一番の長所です。個人的にはWと同じくらいの良シナリオでした。
ほぼ全ての作品を活かし、クロスオーバーも多々あり、見ていて面白いものとなっています。
以下、作品ごとの評価です。
BAD/REQUEST
・ありえないくらい酷いUI
今回の致命的な欠点の一つで、各UI(操作性)がとても酷いです。
何をするにも、「ボタンを多く押さないといけない」ので、かなりストレスを感じます。
以下、酷いところとなります。
①編成画面
強制出撃等で編成を崩され、多々使うことになるが、レスポンスが遅く、記憶システムも無い。
また、機体の武器の射程がそこから見ることが出来ず、わざわざ改造画面までいく必要があります。
たった1機、編成から外すために、ボタンを6回押す必要があります。
②タッチパネル
一切使えません。
③スティック
グリッドをスティックで動かすことが出来ず、画面のズームアップ、アウトのみとなります。
なぜここにそれを置いたのか…。
④検索機能
敵の能力画面から直接敵の固有能力や武装の固有効果を見ることができません。
わざわざ検索画面を使わなければならないのですが、それが非常に使いにくい。
今戦闘しているユニット全ての固有能力や効果だけを表示すればいいのに、過去出た全ての効果や固有能力を表示させているため、1つ探すのに非常に時間がかかります。
また、精神コマンドについても同様で、並びがド素人の仕事であり、規則性が無いです。
他にも、反撃時のショートカットや高速飛ばし、シナリオカットの意味不明なボタン配置など、操作に至っては様々なストレスを感じることとなります。
慣れるまで、本当に苦痛なレベルです。
・クリア後引き継ぎ要素
致命的な欠点の一つで、周回プレイをすると、撃破数を引き継ぎます。(周回外撃破数として)
今回の隠し要素では、各パイロット事の周回内撃破数が関わってくる仕様となっています。
しかし、何故か999でカウントストップしてしまうため、それ以降の撃破数を数えるには、自分で紙などにメモをしなければなりません。不便の極みです。
また、一度出した隠し要素については、次周以降、問答無用で引き継ぎます。
「その隠し要素を出さなかった場合のシナリオ」が一切見れなくなるということです。
・作品ごとの差
ありすぎです。演出、BGM、シナリオへの絡み等、全てにおいて過去作よりもあります。
以下、問題のある作品となります。
①ダンクーガノヴァ
ほとんどシナリオに絡みません。空気を通り越して不要なレベルとなっています。
②マクロス、00ガンダム
演出面が酷いです。
マクロスは全て、00ガンダムは一部機体以外の演出について、まるで拘りのないものとなっています。
(一部の機体の)トランザム攻撃が紅く光って数回撃つだけとか手抜きすぎでしょう…。
③マジンカイザーSKL
音声の面が酷いです。どのキャラも録音環境が悪いことが伺えるレベルに。
特に真上のボイスに至っては、平均よりも大分小さく、音を大きくor耳を澄まさないと聞こえないレベルに酷いです。
同機の海動がかなりデカいこともあって、際立っています。
逆に蒼穹のファフナーや鉄のラインバレルは主役級だからなのか、演出もボイスも素晴らしいです。
止め演出やリアルカットインの数が明らかに多く、優遇を感じます。
・合体攻撃の少なさ
良クロスオーバーが多いのに合体攻撃が極めて少ない。
ここは活かすべきだったと思いました。
・一部キャラの存在
とあるキャラが第二の三輪長官と言っていいほど胸クソ悪い酷さとなっています。
憎めない小悪党ではなく、プレイヤーが殺意を抱くほど。
・フェストゥム
蒼穹のファフナーの敵キャラであるフェストゥムの仕様が
①運動性では下がらない確定命中率がある。
②全ての攻撃にデバフがついている。
③条件を満たすと即死攻撃となる。
と、「相手をするのが不快な敵」となっています。
他の敵が軒並み弱いのに、何故こんな仕様にしたのか…。
・難易度
上記フェストゥム以外にやられる要素が無いほど低いものとなっています。
さすがにそろそろ上げてほしいなと感じました。
・ラスボス
某ペプシマンを超える突然出現となります。
姿に至っては最終話で初公開。いやさすがに冷めますよそれ…。
COMMENT
全体を見れば良作です。
シナリオは(ラスト以外)完璧だと思いました。
特に聖戦士ダンバインとリーンの翼のコラボレーションはファンにとっては必見。
その代わり、主軸作品を知らない方にはオススメできないとも思いました。
鉄のラインバレルor蒼穹のファフナーを知っていれば買いです。
リーンの翼や忍者戦士飛影を知っていれば楽しめます。
ガンダムシリーズだけ知ってるとか、全て知らないとなると、厳しいかもしれません。
作品ごとの力の入れ方
操作性
が致命的な欠点となっていますが、そこに目を瞑れば確実に面白い作品と言えるでしょう。
Amazonレビュー
レビュー者: Amazon 好き レビュー日: 2017-05-15あえて携帯ゲームに挑戦!
携帯ゲームとは思えない程の臨場感あふれる出来に満足。
飛影やダンバイン(ビルバイン)が好きなので、
操作出来て嬉しい!
演出、効果音でも楽しめます。
難易度もなく、分岐もあるので、悩みながら何度も楽しめる。
ガンダムは1種類しか出ませんが、他の機体と馴染んでいて、
ボリューム感があって楽しめる内容になっていると感じます!
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GOOD!
・異色すぎる作品群とシナリオ
SDガンダムや人間とともに戦うヒーローマン、ボカロモチーフのフェイ・イェンHD、アダルトゲーム発のデモンベイン、漫画作品のラインバレルなど今までのスパロボには無かった異色の作品がいっぺんに参戦。
表だけ取り繕っておしまい、というクロスオーバーものが多い昨今、『スパロボUX』だけはこれらの作品を上手に料理しています。
どの作品が欠けても成り立たないシナリオとなっているので、いわゆる「いるだけ参戦」はいません。
ネタバレになるので詳しく書けませんが、作品どうしの大胆なクロスオーバーもさながら、オリジナルの要素一つでこの全く異なる作品群をまとめてしまうのがすごい。シナリオライターの腕に脱帽。
とにかくシナリオが綿密に練られており、今までスパロボをプレイしてきた方ならより一層驚くであろうストーリーになっています。
・戦闘システムはLを踏襲しつつバランスがよく
前作『L』同様パートナーユニットシステムが搭載されていますが、本作ではシングルユニットにも大きなメリットが有り、バランス調整されています。
テンポは前作より大幅に速く。Aボタンによる高速戦闘も続投しているのでとにかく便利。
・選曲センスがよい
一部参戦作品のBGMがOP曲ではなくED曲やゲーム版OP曲だったり、OPEDがない作品はアニメ版から挿入歌を持ってきたり、原作そのものがないフェイ・イェンHDに至っては、過去の『バーチャロン』のBGMに歌詞を付け、ボカロPと打ち合わせボカロによる歌曲を流すという、かなり手間をかけた作業までしており、
ファンの期待に応えようとするスタッフの努力が垣間見えるのが好印象。
BAD/REQUEST
・ガンダム系リアル頭身カットインの画質
『Z2』に次いで本作にもガンダムのリアル頭身カットインが出てきたのは嬉しいのですが、
なんだか画質が悪い気がしました。
同じくリアル頭身カットインが登場するラインバレルは細部の描き込みがよく見えるほど綺麗なカットインだったので粗さが目立ちます。
・アニメーションカットインが減った
『K』『L』で登場した、戦闘デモでカットインそのものをアニメーションさせることで本物のアニメさながらの演出をしていた部分が減っています。
そもそもこれが登場した理由が、「DSでは画素数や容量の問題で凝った演出ができない部分をこれで」ということなのですが、
3DSになり演出面でできることが大幅に増えたことで無くなったということなのでしょうか。
ちなみに汎用カットインがアニメするようにはなっています。
COMMENT
スパロボ歴は『K』が初で、『Z』『L』『Z2』『UX』と遊んできましたが、この中ではUXが個人的に一番だと思ってます。
戦闘デモはZ、Z2が流石に上だとは思いますが、開発や予算の違いからも仕方がないのかなとは思います。
とはいえ最近の本シリーズ作品、Z、Z2、OG2の戦闘デモがズバ抜けているだけ(シリーズものだし人気作品が多数参戦しているので)で、UXが劣っているわけではないというのが見解です。
立体視もありますし、当時すごいと言われていた『K』『L』より格段にパワーアップしています。
シナリオがシリーズ1と言われた『W』に勝るとも劣らない、もしくはそれ以上と言われるほどの良シナリオです。