CRIMSON SHROUD クリムゾン シュラウド
中央値: 82 Amazon点数: -
スコアーボード
標準偏差 13.7 難易度 3.33 mk2レビュー数 3ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 3pt | 4pt | 3pt | 2pt | 1pt | 4pt |
54pt
GOOD!
かなり厳しいけど絶妙な難易度。
昨今のRPGではなかなかない厳しさで戦闘1つ1つにも頭をフル回転させられる。
800円(元はパッケージソフトの4分の1)のサイズとしてはかなりのボリューム
周回引継ぎプレイも可能だが、2周目は追加要素や敵強化もあり
決してぬるくはならないのが好印象。
音楽が地味ながらとてもいい。
ひっそりとあちこちで裏方に徹するgaQdanだが今回もいい仕事しています。
BAD/REQUEST
とにかく各パラメータがわかりづらすぎる。
説明テキストはあるにはあるが、全文読むまでには時間がかかりすぎるし
インターフェイスの不便さもあいまって1つ1つの把握が大変。
かなりの種類のアイテムが出るし、相性がものすごく影響されるので
1つ1つ吟味が必要なのだが、いかんせんその作業に割く時間が多くなりすぎで疲れる。
ダイスの存在意義が全く確立できていない
ゲームを始めていきなりから何もわからぬままダイスを振れ、で丸投げ。
本来TRPGのダイスロールは行動成否を問うだけのものではなく
成功確率がどれほど、行動期待値がどれほどなのかを明確にしてくれるものである。
それらを吟味してからロールを行うかどうか、という選択権がプレイヤーにない。
また、ボーナスダイスの追加というアクションも取ることはできるが、
それらが適用されるのはダメージ/回復値増と命中率補正のみ。
TRPGでこういう補正が最も重要視されるのはこれら以外の行動成否だと思うのだが
そちらに関してはボーナス使用不可。
通常のCRPGなら別に気にするような点ではないのだが
TRPGを意識し、TRPGのバランスでゲームデザインをした本作においてこの2点は致命的欠陥。
ダイスがただ無駄に時間を食う演出にしかなっていない。
物理攻撃には種族相性があるのに、魔法攻撃は相性一切なしというのも若干違和感。
また、敵の魔防がかなり高く、バフ/デバフ効果が物理と比べて恩恵が少ない。
COMMENT
普通のRPGとしては800円でこれなら十分合格点。
ただ、TRPGを徹底的に意識したはずなのに
根本的な要素をデザイナーが全く理解できていなかったのは残念でしかならない。
それ以外の点にはあまり不満もなかったので、
ダイスの意義をちゃんと勉強しなおして続編を作れば化ける可能性はあると思います。
難しいRPGを求めてる人になら十分オススメ。
ただしTRPGが好きで買うのならがっかりする可能性は大だと言っておきます。
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GOOD!
プレイヤーを「本気にさせる」挑発的な難易度。
どの敵から倒すかあらかじめターゲットを絞って個別撃破を狙わないとたちまちじり貧になる。
もちろん合成を繰り返し装備強化をすればぬるくはなるがそれをするとどうもつまらない。ゲームなんだしどう遊ぼうと自由だけれど、個人的には緊張感のある戦闘を味わってこそなんぼのゲームだと思います。
あと苦労に見合ったごほうびがきちんとあるのがいい。
800円のゲームにしては武器や防具の種類が多く、割とぽんぽん気前よくくれてすぐ装備できる。当たり前のことだがこういうのはうれしいものだし、やる気がでる。
(同じ松野氏の)PSP版タクティクスオウガは苦労の割に実入りが悪く、新しい武器が手に入ってもなかなか装備できなくてどうにもモチベーションがあがらなかったが、このゲームはそういうことはなかった。
お話のほうは今回ちょっとミステリーっぽくておもしろかった。
次第に謎が深まって、ラストは衝撃でした。
松野節(?)が好きな方は楽しめると思う。
ただ気になったのはもともと長編だったものをあちこち削って短編にしたような感じのしたこと。終盤は特にそうであっさりというか唐突なところがあったのでもっとふくらませてじっくり描いてもよかったんじゃないかと。この辺はお金や時間の都合だったのかもしれないが、ちょっともったいない。
BAD/REQUEST
・装備品の能力画面が小さく、全部みるためにはいちいちスクロールしなければいけない。
一目でぱっとみれるようにしてほしい。
・移動するたび既読の文章がでて鬱陶しい。スキップできるが変な間があって微妙にストレス。
・一番閉口したのは、とある敵がキーアイテムをなかなか落としてくれなかったこと。十数回戦闘を繰り返してやっと手に入った。これはちょっと異常。不具合かと思った。ただでさえ時間のかかる戦闘なのでもっと少ない回数で入手できるようにすべき。
自分だけかもしれませんがこれからやる方は一応注意して下さい。
COMMENT
いや?実に密度の濃い10時間だった。
序盤から「なんて自分好みのRPGなんだ!」とゾクゾクきて、こんな感じで最後まで頼むよ?と祈っていたが期待は裏切られなかった。
800円ということで全体的にコンパクトな作りで敵の種類も少ないが、遊んでるうちにそんなことはどうでもよくなった。松野さんらしいずっしりした重みのある世界観、歯ごたえのある戦闘、さらにクリア後のやりこみ。何千円もするようなゲームに決して引けを取ってない。ほかのRPGでは代用できないものをきちんともっている。今時こういうのは貴重。
いろいろ調べておもしろそうと思われた方は是非遊んでみてほしい。
自分はえらくはまって一気呵成にクリアし今2周目です。こんなのは久しぶり♪