ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 3pt | 4pt | 3pt | 4pt | 3pt | 3pt |
67pt
GOOD!
このゲームの第一印象として初期のRPGのような悪く言えば古典的なRPGというのが大半の意見だろう。だが実際やってみると細部まで丁寧につくられた「現代向けの初期FF」というのが分かる。
・ストーリー
ストーリーは起承転結がしっかりなされたおり王道路線を地でいったしっかりとしたものである。(後半にややダレる展開があるがBAD欄にて)
・バトル
バトルにはいわゆるターン制バトルにターンの前借り&行動の貯蓄ができるブレイブ&デフォルトをトッピング。ザコ戦で一気にブレイブして敵をなぎ倒す爽快感が味わえる(これが簡単すぎてつまらなければ普通に戦えばいい。今回のザコは全体攻撃、状態異常付加、強力なカウンター、果ては即死魔法と曲者揃いなので歯ごたえのある戦闘が楽しめるはず。)とおもえばとおもえばボス戦ではどこでデフォルトするか、どのタイミングでブレイブで畳み掛けるか等戦略に深みをもたせている。これにさらにカスタマイズ性に富んだジョブシステムを加え、最近古典的で敬遠されがちな今作のバトルシステムを最高に面白いシステムとして昇華させている。
・グラフィック・音楽
グラフィックは一件簡素だが細部にまで丁寧にえがかれている。
音楽はどれも耳に残る良曲揃い。さらにキャラクターボイスはフルボイス(OFF可能)で声優陣もアニエス役の小清水亜美をはじめ実力は声優陣で固められている。
BAD/REQUEST
・セーブデータが一つしか作れない
やはりセーブデータが一つしかつくれないのは辛いところか・・・。
・メインキャラクターに関して・・・
礼儀正しく、清楚な大和撫子だが世間知らずで自身が信仰しているクリスタル正教にやや盲信的なところがあるアニエス。曰く「白黒つけないと(やや自分基準)気が済まない」と自分よがりな正義感な突っ走り気味にイデア等人によってはうけつけないかもしれない。
・シナリオ後半に関して
ストーリーの設定上しかたないかもしれないが後半過去に訪れた場所を何度もめぐる展開があり、これが冗談抜きでダレる・・・。
本作を傑作と評したい筆者自身もこれには苦言を呈さざるをえない・・・。
・割と結構やられる。
今回ややザコが強いのは上記の通りだがそれに加えたまに先制攻撃されたり、逃走成功率がそれほど高くない、ランダムエンカウント等いわゆる「事故」が頻発する。それは後半につれて酷くなっていくので要注意。
COMMENT
初期のFFやDQ等全くしらない自分が「古き良きRPG」の言葉の意味をかみしめた一作。
最近やや迷走ぎみのRPG事情に一石を投じる作品になったのではないか。
とりあえず初期のFF等が好きな方には間違いなくオススメできる。
Amazonレビュー
レビュー者: ra レビュー日: 2016-08-05良い意味での普通のRPGです。
さらには、そのつくりは余分なものをがさっと省いた非常にシンプルなもの。
さすがは老舗メーカーですね。往年のノウハウの蓄積が感じられます。
コスパは抜群。これは掘り出し物です。
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GOOD!
・王道なコマンドターン制バトル
最近では少なくなってきたコマンドターン制バトルですが、今作では攻撃中のエフェクトを早送り可能でテンポ良くバトルが終わります。
これによって長いエフェクトだが強い攻撃、なんてのも早く終わらせられます。
またブレイブとデフォルトのシステムによって1ターン以内にバトルを終わらせられることがほとんどであり、更にノーダメと敵を一斉撃破による獲得経験値に金額の上昇もありバトルに苦痛を抱きませんでした。こういった早送り機能を搭載したRPGは是非とも増えて欲しいです。
・シナリオ
BADにも載せていますが、こちらは良い部分を。
前半の王道展開が古くからRPGの系譜を辿っていき、SFC時代のRPGを楽しんだ自分には懐かしく思いながら楽しめました。
また、後半の王道展開をひっくり返す展開は、前半、ひいては古参RPGに対してのアンチテーゼになって意外性を持っています。
・サブシナリオ
ネタバレ防止のため伏せますが、サブシナリオを追っていくと新たなジョブを入手しメインシナリオの補完もされます。その補完も、一度終わるだけでなく何度も楽しめる構成になっています。RPGには珍しい展開でした。
・音楽
Sound Horizonの主催の方が務めています。名前だけ聞いたことはあるが初めて曲を聴く自分としては通常戦闘のかっこいい音楽に必殺技に流れるBGM、フィールド曲も耳に残りました。植松さん、イトケンさん、光田さんや下村さんと言ったスクエア代表の作曲家の方々と遜色ないクオリティだと感じます。
・様々な演出
ゲームをプレイして分かる演出やARムービー、ともだち登録など様々なものが生かされています。何でここでこんなことを?と無駄に思うかもしれませんが、伏線が色々と散りばめられています。
BAD/REQUEST
・シナリオ
こちらは不満点を載せていきます。
後半、ある作業が水増し的です。勿論大きくシナリオが変わる場面もあり、そこだけは演出も相まって盛り上がる部分なのですが如何せんその他の場面がいらないと感じます。
またキャラクターたちの会話にも作業に不平を漏らしていることもあり、それだったら前半、そして後半ある章のみをまとめていれば良いのでは?と思いました。
また終盤の、最後の最後のルートの入り方が矛盾していると思います。従わない勇気、と謳っておいてあれがラスト場面に繋がるのは…ちょっと変ではないかと。
ラスト手前のお話と絡めればもっと良い出来になったはずです。
・サブシナリオ
こちらもシナリオの不満点と併せて載せます。
シナリオが進むにつれ、サブシナリオにも変化が出ます。ですが、ほんのちょっとの変化を小出しにされる程度で、やはり水増し感が否めません。やり込み出来る方には良いかもしれませんが、私にはそこまでコンプ出来る情熱はありませんでした。
・ラストバトルの演出
盛り上がった演出もありました。ですが背景演出は自分的には受け付けませんでした。
シナリオ上必要な演出なのだとは思いますが、まるでmoonを思わせる現実回帰のようなものと受け取って受け付けませんでした。賛否両論だと思いますが、BADに入れます。
COMMENT
久しぶりに楽しめたRPGでした。複雑な操作もいらず、じっくり考えるタイプのバトルではありますが雑魚戦ではサクサク進み、前半の王道展開から一転し世界に疑問を持ち戸惑う場面ではキャラクターとシンクロ出来ます。
敵キャラクターたちも個性ありで、声優さんたちの熱演も光ります。
不満点もありますが、特にSFC時代のRPGを嗜んできた方にはオススメできます。
またARムービーを使い、ともだち登録機能が本編に生かされています。他に通信すればするほどやり込みが出来る、という部分もありますが…ラストバトルの演出を盛り上げてくれます。