世界樹の迷宮IV 伝承の巨神
中央値: 78 Amazon点数: 4.3
スコアーボード
標準偏差 9.3 難易度 2.83 mk2レビュー数 24ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 3pt | 2pt | 2pt | 3pt | 2pt | 3pt |
53pt
GOOD!
世界樹の迷宮シリーズをプレイするのは今作がはじめてです。
ウィザードリィや女神転生に代表されるような一人称視点のダンジョンがなんとなく嫌だなあと食わず嫌いをしていたので、手を出してみるのが遅くなってしまいました。
結論から言うと、一人称だからこそ面白みがあるゲームという印象でした。
世界樹の初心者として、レビューを書かせていただこうと思います。
【独特なMAPシステム】
世界樹の迷宮シリーズでは、ほとんどのRPGに見受けられるような自動記入のマップではなく、プレイヤー自身が自分で踏破した部分を記入していくマッピング方式が取られています。
方眼紙がDS下画面に用意されており、そこにアイコンや枠線など描き込んでいく方式ですので、誰がやっても同じ地図にはならない部分が面白みのミソです。
アイコンも「扉にはこのアイコン」というものが決まっていないので(それでもいくつかはユニバーサルデザインのような分かり易い形状を取っている)、プレイヤー自身が地図をどう表現するかは自由に決定することができます。
綺麗で分かり易いマップができると、自分自身で嬉しくなるものです。
ダンジョン攻略の要素にマッピングの面白さを特徴として追求した作品は、星の数ほどあるゲームの中でも世界樹シリーズだけと言っても良いでしょう。
【シンボル的とランダムエンカウント】
ダンジョンには2種類の敵が存在します。
シンボル敵とランダム敵です。
シンボルはFOEと呼ばれ、その時点ではプレイヤーより数段強力なモンスターとなっています。そのため、ダンジョンの特性(抜け穴や一方通行)を利用して、FOEを回避する必要があります。
ランダム敵はエンカウント方式で出現します。基本的に戦う機会が圧倒的に多いのはこちらの敵だと思っていただいて構いません。昔のDQやFF方式です。
この2種類の敵が存在することで、ダンジョン探索の緊張感に深みが生まれています。
FOEが近くにいると追跡されて全滅する緊張感が格段に増え、そうした状況下でもお構いなしにランダムエンカウントするので、ダンジョンを進む一歩一歩に気を遣いながら、敵の気配を察知する必要性があります。
【キャラの育成】
レベルの上昇とともにスキルポイントが与えられ、それをスキルキャップに振ることで各種スキルを入手して強くなっていきます。
レベル100だとしてもすべてのスキルは入手できないので、同じ職業(戦士や魔法使い)でもまったく違ったキャラ性能の差別化を生むことができます。
画一的な最強をつくりだすことはできませんが、キャラ育成の多様性が認められていることで、オリジナリティのある1人を育成できることが良い部分だと感じます。
ダンジョンをに生息する敵の性能にも様々なものがあるので、いつも同じパーティメンバーを使用するというわけにもいかず、そのダンジョンごとに合わせたパーティ構成が必須です。
RPGでキャラ育成がここまで楽しいゲームもなかなかないのでは。
BAD/REQUEST
世界樹シリーズは独特なシステムを取っている以上、人によっては気になる部分もあるだろうなと感じました。ここではそうした個人差のある部分について言及していきます。
【ストーリーの展開について】
世界樹の迷宮には誰か一人の主人公がいません。
プレイヤーは冒険者として世界樹の世界で生きることになりますが、その分身はおらず、ゲームはプレイヤー自身に向かって話をしてきます。
例えば、「ここに泉がある。あなたは喉が渇いている。もし望むならこの水を飲んで、喉の渇きを潤してもいい」というような問いかけ。
往年のゲームブックを想起させる言い回しに、戸惑う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そうした点で、ゲームへの没入感はかなり個人差がありそうだと懸念されます。
ちなみに、私はあまり感情移入できなかった部類です。
キャラクター同士の掛け合いや会話など、キャラ本体が生きてストーリーを進めるゲームではないので、プレイヤーが自分で自分をゲームの中に置いてやる努力が必要です。
【敵の強さ、難易度】
RPGにしては珍しく、油断しているとあっという間に全滅します。
特に初期のダンジョンでは2、3戦闘するとメンバーがもうボロボロ、という状況が多いです。
世界樹シリーズの難易度構成は、初期が最も難易度が高くそこから緩やかに難易度が低下していくというコンセプトが取られているようです。
ランダムエンカウントでも凶悪な強さの敵が出現することもあり、敵攻撃の当たり所の運が悪いと、主力メンバーを一気に持ってかれ、そのまま全滅します。
そういった意味で、テンポよくストーリーだけを楽しみたい方は、ダンジョンの攻略にストレスを感じるかもしれません。
【ダンジョンの個性】
迷宮と呼ばれるダンジョンをクリアしていくのが今作の目的ですが、迷宮内で起きるイベントはともかく、迷宮のビジュアルが大きく変化しません。
自分でマッピングするというゲームの特性上、基本的に直線で構成されているため、複雑なダンジョンの構成は取れないのでしょう。
迷宮攻略を難しくさせるギミックは何種類かありますが(各FOEの動きやワープゾーンなど)、進めても進めても目新しさがないのは、すこし残念でした。
【タッチペン至上主義】
マッピングや街での移動やメインメニューの選択・戦闘のコマンドなど、下画面でタッチを行う機会が非常に多いです。そのため、タッチペンを常に利き手に持っている必要があり、なかなか外出先では遊びにくい仕様になっていました。
一応ボタン入力もできるのですが、どんなときでもまずボタンを一回押して入力方式を切り替えねばならないので、やはりタッチに比べて選択がワンクッション遅いです。
私はボタン入力でゲームを進めたい古い人間なので、タッチペン多用にはときおりストレスを感じる部分もありました。
COMMENT
一人称視点というだけで「やだやだー!」と食わず嫌いを起こしていたことに、反省を覚える作品でした。
システム周りが独特でありながらも洗練されているので、タッチペンでのゲーム操作に違和感や抵抗がなければ、直感的に楽しめるゲームデザインになっています。
しかし、私はストーリーの運び方やタッチペン方式になかなか慣れることができず、またダンジョンでの全滅が多いことによる攻略のテンポ運びの遅さにイライラしてしまい、中盤のダンジョンをクリアしたところで飽きがきて、売却してしまいました。
ただし、ゲーム自体が悪くてつまらないというわけでは決してないので、上記の良い点や悪い点、また他のレビュアーの方が感じた感想などを比較・参考にしていただいて、購入に踏み切るか否かを決めていただくと良いと思います。
システムがユニークであるが故に癖も強いですが、独特さに面白みを見つけることができれば、高評価に値するゲームなのだと思います。
だからこそ第4作目が発売されるくらい、根強いファンも多いのでしょう。
個人的には人を選ぶゲームだと感じましたが、人によってはずっと遊び続けたい良作である可能性を大きく秘めているので、気になっている人は是非トライしてみてはいかがでしょうか。
それでは、今回のレビューを締めさせていただきます。
お読みいただいて、ありがとうございました。
Amazonレビュー
レビュー者: ゲーム好き レビュー日: 2017-01-21こういった主観視点でのダンジョンゲームは初めてだったのですが、やってみたら面白い!!
難易度もしっかり考えながらやるのにちょうどよく、常にいろいろと考えながら最後まで楽しく攻略できました。
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GOOD!
まず始めに、自分は世界樹の迷宮シリーズは今作の?が初プレイです
ですから、レビューもシリーズ初プレイとしての感想になりますし、自分と同じで世界樹の迷宮シリーズを初めて遊んでみようかなと思ってる人の参考になれればと思います
■マップを書くのが楽しい
このゲームは、自分でダンジョンを冒険、そして探索しながら3DSの下画面でダンジョンの地図を「自分で」描いていくものになってます
なので、初めて入ったダンジョンのドキドキ感が半端じゃないです、構造も罠もモンスターもわからない状態から、自分でちょっとずつダンジョンを踏破しながら地図を描いていく「この先どうなってるんだろう」という分からないことへの楽しみ、そしてそれらを自分の目で確かめ描き記しながら進んでいくまさに冒険という感じがすごく良かったですね、あと罠や仕掛けもなかなか考えさせられるものになっててそこも面白いですよ
あ、それと、ダンジョンを進みながら地図を描くと言いましても
たとえダンジョン内でゲームオーバーになってしまっても、そこまで描いた地図はちゃんとセーブしてくれるので、全滅したから地図やり直し?みたいな面倒なことは無いです、これも良かったですね
■グラフィックが良い
キャラクターの絵がかわいいです、はい、すごく、かわいいですw
個人的にはソードマンの頭巾かぶった女の子が好きですね…あと工房の娘かわいいなぁ…
って女の子キャラクターばっかりに目が行ってしまいますけど、ちゃんとかっこいいキャラクターもいますよ、まぁそれでもやっぱり、女の子キャラクターがかわいいなぁってそこばっかり自分は目が行ってましたw
あとモンスターも戦闘でコマンド選んでる最中とか待機アクションみたいなの取ったりすごく動いて見てて面白かったですね、ネズミとかネコとかw
■戦闘が面白い
全部で10種類の職業があってスキルも豊富で良いですね、パーティ構成、かなり悩みます
それから選んだ職業以外にサブクラスといって選んでいない職業をもう一つ選んでそこからも半分だけスキルを取れたりできるので組み合わせも非常に多いです、同じ職業でも物理・属性・補助と多彩な育成ができます
あと戦闘は基本的に、難しいです、敵も組み合わせによっては強力な合体技みたいなのを繰り出してきたりしますし(またその合体技もユニークなのがあったりして笑えます)
特にボスは非常に強いですね、多分、初見で勝つのは難しいかも…対策してやっとて感じですね
あ、でも、どうしてもクリアできない人用?に、ゲーム中にいつでも難易度を簡単なカジュアルモードに変えられたり、はぐれメタルてきな経験値いっぱいくれる光るモンスターもいたりするので案外なんとかなります、それでも難しいですけどね…
自分も2番目のボスに本当に苦戦したんですけど、カジュアルモードにするのはなんか負けた気がして嫌だったので難易度ノーマルのまま必死になんとか勝ちました、ボスが強いぶん勝てた時は本当に嬉しいですよ
■音楽が良い
戦闘のBGMだけでも種類がたくさんあるのは良かったですね、飽きませんでした
自分は後半の大地のBGMがお気に入りです、音楽はあんまり詳しくないんですけどオーケストラ?っぽいのはやっぱり盛り上がって好きですねー
■クリア後
クリア後もちょくちょくイベントとか色々あります
ネタバレになるのであんまり書きませんけど、本編とのギャップがあってこういうの、大好物ですね、やっぱり隠し要素っていうのはおぞましくてナンボだと自分は思ってますから
BAD/REQUEST
■TP回復アイテムを収集しづらい
TPっていうのはドラクエでいうMPみたいなもんです
それで、そのTPを回復させるアイテムが集めづらいです、なかなか手に入らない
これは賛否両論だと思うんですけど一応書いておきました
自分はダンジョン内でパーティのTPが無くなって来たら、脱出アイテム使って一旦街まで戻って宿屋で休んで再出撃みたいにしてた(それを区切りに探索を休憩して地図見たりスキル考えたりしてた)のであんまり気になりませんでしたけど
TP回復アイテムはもっと集めやすくてもいいって言う人もいるようなので一応書いときます
■たまに色違いモンスターが出てくる
モンスターの種類が増えるのは嬉しいんですけど、たまに色が違うだけのモンスターが出てくるのが気になりましたね、ちょっと手抜いたのかなと思ってしまうので
■モンスターのレアドロップが分かりづらい
条件(倒し方など)によってレアなアイテムをドロップする敵がいるんですけど
それがわかりづらいです、もうちょっとゲーム内でヒントくれても良かったのになーと思います
■預かり所が少ない
ゲームが進むにつれてアイテムを預けられる数も増えるんですけど
序盤がかなりキツいです、すぐ満タンまで預けてしまう、アイテム預かり所はもっと最初からたくさん預けれても良いと思います
COMMENT
抜群に面白いです!!
地図を描くってシステム、めっちゃ面白いですね、ちょっと感動しました
ここにトビラがあって、あっちにもトビラがあって、んんん?みたいに頭を常に使ってる感じがしますし、ダンジョン内にもたくさんイベントがあって面白いです!
何かイベントが起こるたびに「げげっ!」て驚愕したり、あとたまにギャグっぽいイベントもあったりしてニヤニヤしてしまいますよ
それから、このゲーム、難易度が結構高いのですが…
こういう難しいゲームというのは、いかにプレイヤーにイライラさせないかという工夫がすごく大事だと個人的には思うのですね
そうした部分で、このゲームは途中でゲームオーバーになっても、そこまで描いた地図はちゃんとセーブしてくれるので全滅したから地図やり直しみたいな面倒なこともありませんし
そもそもゲームオーバーによるペナルティがほとんど無いので、わりとポンポン死ねます
ポンポン死ねるって言い方も変なんですけどw死んでも全然イライラせずにすみます
ゲームを投げ出しがちな自分にクリア出来たぐらいですから、かなり快適ですよ
RPGが好きな人には是非おすすめしたいです!