ファイアーエムブレム 覚醒
中央値: 68 Amazon点数: 3.9
スコアーボード
標準偏差 17.11 難易度 1.95 mk2レビュー数 78ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 4pt | 3pt | 4pt | 4pt | 5pt | 2pt |
80pt
GOOD!
・快適な操作性
遊んでいてまず感じたのが、「このゲーム、シミュレーションRPGなのにテンポがいいな…」という点です。何かと面倒なこの手のジャンルでは珍しい、今作一番の良い点ではないでしょうか。
・豊富な支援会話
誰と誰を仲良くさせようか考え、それを元にマップを攻略するのは楽しいですね。今回キャラが軽めの漫画みたいですが、個人的には楽しめました。
・高難易度モードが非常に手ごわく、熱中できる
一見、無理だろ…と感じる程凶悪なのですが、マップを最大限に利用し、敵を誘導し、なんどもやり直しながら一手一手改善し、通常の運があれば、キャラクターを死なせずにクリアできるという絶妙な難易度設定。それに加え前述のテンポの良さで非常に熱中できます。
フリーマップがあるので、戦闘をこなせばなんとかなりそうですが、3、4回戦うと敵がとんでもなく強くなるので、高難易度モードでの経験地稼ぎが実質不可能なのも、ポイント高いです。
BAD/REQUEST
・ストーリーが軽くなった。
支援会話などのノリが軽くなるのは構わないんですが、本編のストーリーもつられて軽くなったのは残念でしたね。もう少し本格的な雰囲気も残していて欲しかったです。
・マップが単調に感じる
特にノーマルモードはマップを気にせずに突撃していけるので、パリエーションが欲しかったですね。
・うっかりキャラクターを死なせてしまうと、やる気がそがれる
ここが面白いとこでもあるんですが、やる気がそがれる部分でもあります。
COMMENT
ファイアーエムブレムは3作目、DLCなしでの感想です。
久しぶりのファイアーエムブレムでしたが、非常に遊びやすくなっていました。今まで自分が遊んだファイアーエムブレムの不満点が、自分好みに改善されていたのが良かったです。
まず、武器に使用回数が決まっているのに、過去作では気軽に武器を購入できなかったが、今作ではいつでも買えるようになった点。
仲間を説得する際、過去作ではキャラクターそれぞれに専用の説得キャラがおり、ノーヒントだったが、今作では全員主人公で説得できる点。
レベル上限が決まっているのに、パラメーターアップはランダムなので、過去作では高難易度モードで遊ぶ場合、たいして上がらなければリセットを余儀なくされていたが、今作では転職ができるのでそこまで気にせずともよい点。
これらが改善されていたのが良かったです。久しぶりなのでどの作品で改善されたのかはわかりませんが、遊びやすくなっていました。
総評としては、低難易度モードでは出来のいいキャラゲーとして、高難易度モードでは手ごわいシミュレーションとして遊べる良いゲームでした。
Amazonレビュー
レビュー者: 254 レビュー日: 2016-04-20とっても楽しいです!
今までのシリーズもプレイしたくなしました。
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GOOD!
<高いオリジナリティ>
本作は「FEの集大成」という宣伝文句ですが、実際には新要素を積極的に取り入れた意欲作となっています。
特にダブル・デュアルは今までになかった面白味を先頭にプラスしてくれていて、これだけで本作の商業的成功の半分を説明できていると言っても過言ではないと思います。
新要素の登場により、「穴熊作戦」「レスキュー連打作戦」「クロムリレー」など、今までのFEでは有り得ない戦法が可能となっていますので、過去作をやりこんだ方でも、本作で新しい発見があることでしょう。
<快適さ>
UIに関しては相当進歩しています。
過去作で課題だった、敵のターンが長い問題に関しては、敵ターンスキップのサポートで完全に解決されています。
また戦闘アニメの早送りが可能なので、「アニメを見ると時間がかかるけど消しても地味だし…」という方も満足できることでしょう。
<独自のゲームバランス>
従来では最強の職業と言われていた竜騎士や弓騎兵が弱体化し、逆に天馬騎士や盗賊など今まで戦闘ではパッとしなかった職業にテコ入れがかかっています。
特に高機動・高威力・複数回攻撃と3拍子揃った攻撃性能で自軍の防衛ラインを切り崩しにかかってくるダークペガサス、盾役をすり抜けて後衛ユニットを殴ってくるアサシンなどは、思わぬ強敵となります。
今までと同じ感覚でのプレイではプレイできず、プレイヤーに驚きを与えてくれるゲームバランスとなっています。
BAD/REQUEST
<豊富すぎるバフ>
このゲームではバフ(戦闘力強化)があまりにも強すぎます。
ダブル・応援・一時強化アイテム・支援効果などを活用すれば、ユニットの能力を全て10以上底上げすることも容易に可能です。
結果、バフを積んだ最強のユニットで単身突撃の無双ゲーを行う、というプレイが最適解となってしまいます。
こうなってしまっては戦略シュミレーションゲームの肩書はどこへやら、です。
<戦略性の崩壊>
高難易度モード「ルナティック」も上記のような無双ユニットで突破するだけの作業となり、縛りプレイでもしなければ、戦略ゲームとしての面白味は全くありません。
隠し難易度「ルナティック+」は敵のスキル配置が自軍にとって都合良いものとなるまでリセットを繰り返すのが最高の作戦であり、これも戦略ゲームとは言えないものとなってしまっています。
<縛り内容の多さ>
以上のような無双状態を回避するには、無双状態を作り出すシステムを個人的に縛ってしまうのがお勧めです。
ただ、縛るべき項目が多岐に渡りすぎて、かなり管理がしづらいのが問題となります。
縛るべきと考えられる内容は、例えばDLCマップ・外伝マップ・遭遇戦・配信マップ・デュアルタッグ・チェンジプルフ・すれ違い通信・配信アイテム・マイユニ名鑑、といった感じです。
かなり気を付けていないと、どの項目を縛っているのかよく分からなくなり、快適性を大きく損ないます。
<単調な地形>
本作のマップは何故かだだっ広い土地に敵がわんさかいる、というようなものが多いです。
地形も左右対称なものが多く、どうにも単調です。
渡河や森越え、アーチや状態異常への対策、索敵マップや防衛マップ、といったような困難性は本作には一切存在しません。
終盤になるほど一辺倒な対策で各マップを突破でき、肩透かしを食らってしまいます。
COMMENT
間違いなく従来のFEには無い素晴らしいものを持った作品なのですが、引き換えに戦略性や深みのあるストーリーといった大事なものを失ってしまった、とても惜しい作品だと思います。
幸い、本作は前作までと比べて商業的には大成功、出荷本数も2~3倍に伸びたとのことなので、次回作には本作のいい所がきっちり引き継がれてほしいものです。
本作の最高の面白さは、デュアルアタックやデュアルガードをきめる快感にあると思います。
従来作品とはかなり趣が異なるので、いっそスピンオフ作品をやっているという気分ででもプレイすれば、熱心なファンの方々でも楽しめるのではないでしょうか。
こんなFEもアリ、と思えるのなら一度プレイしてみることをお勧めします。