Days of Memories
中央値: 82 Amazon点数: 3.2
スコアーボード
標準偏差 19.25 難易度 2.75 mk2レビュー数 8ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
2pt | 4pt | 3pt | 2pt | 2pt | 1pt | 3pt |
43pt
GOOD!
・携帯アプリ版の3作がソフト1本でプレイできる所
携帯アプリ版の「僕と彼女の熱い夏」「僕の一番大切な君へ」「大江戸恋愛絵巻」が1本のソフトでプレイできるため、携帯アプリをダウンロードできる環境がなかったり、他の携帯アプリの課金に手一杯で作品に興味はあるけどダウンロードできない人にとってはありがたいかと。
また携帯アプリ版ではダウンロードから特定の期間を経ないとオープンされない隠しシナリオが最初からオープンされていたりと、ダウンロードしたけど隠しシナリオのために課金を続けるのを躊躇いがちな方にも勧められる。
そしてプレイ時間も1時間?1時間30分と比較的短いため、暇な時間に気軽にプレイできるのも利点。
BAD/REQUEST
・携帯アプリ版の「忠実な移植」でありすぎる所
携帯アプリ版の忠実な移植であるために、DSに移植するとやはり話の短さやCGの少なさが物足りなさに直結するのもまた事実だ。
その分を攻略人数の多さや手軽にプレイできる所で補っているので、攻略人数の量を取る方にとっては「良かった所」にもなるだろうが…
・その他諸々
「大江戸恋愛絵巻」は最初からヒロインのいる場所が顔グラフィックでわかるようになってても他2作品は一度クリアしないとヒロインのいる場所が表示されないため、最初の1回目は文字通りの手探りでセーブ&ロードをしながらプレイしなければならないのに、MAP移動のとき(そして選択肢表示のときも)にセーブメニューが出せなかったり、全作共通で選択肢は個別ルートに入るまで少なめにもかかわらず、選択肢のヒントがないので下手をするとバッドエンドを何度も見かねない、など所々の不親切さは大きなマイナスとなった(特に「大江戸恋愛絵巻」は修行による「武」「知」「怒」がヒロインごとの攻略にも影響するため、それもヒントとしてあった方が修行の指針も立てやすかったし)。
手軽にプレイできるのが売りなのにこうした不親切さでストレスを感じさせるのはいただけないものがある。
COMMENT
携帯アプリ版の「Days of Memories」をニンテンドーDSに移植する試みの第1弾だが、話及びキャラクターの設定はこうしたギャルゲー風にアレンジされていても大した違和感を感じないのはSNKプレイモアのパロディやコラボレーションに対しての寛容さゆえか。
しかし携帯アプリをダウンロードできる環境を持つ方ならそちらをダウンロードした方が遥かに安上がりである事から見て、5040円というフルプライスで買うのは考え物の気がした。
せめて値段をもう少し安くするか、システム回り全般を改善するか、または移植に伴って大幅にシナリオやCGを追加するかしないと割に合わないとさえ思う。
後はこれからプレイされる方への助言を。個別ルートに入ってからは途端に難しくなるため、クリアを目的とするのなら素直に攻略wikiを検索して、攻略の助けにした方が賢明である。
Amazonレビュー
レビュー者: plus09 レビュー日: 2007-11-07格闘ゲームとか好きじゃないので、元ネタのゲームは一個もやったこと無いけど、名前ぐらいは知っているキャラがいて懐かしさを覚えていると、ゲームシステムもマップに散らばる女の子を捜してセーブ&ロードという、これまた懐かしさを覚えるシステムを搭載(1、2のみ)。私は嫌いじゃないからいいんだけど。
ストーリーは元ネタのゲームを知らなくても楽しめるし、キャラも立っていてなかなか良好。意外なほどまっとうなギャルゲーでありました。
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GOOD!
オリジナリティ
SNKヒロインズと恋愛ができるというコンセプトがスバらしい。
格闘ゲームの恋愛ゲーム化という発想が非常に新しい
ファンには夢のゲーム
それも3作が収録されていて、外伝に至ってはサムライスピリッツシリーズや
他の派生ゲームまで基礎としており、
全シリーズにオリジナルキャラクターが存在するという+α要素も◎
しまいにゃ、かの迷作「痛快GANGAN行進曲」のヒロインまで持ってくる始末。SNKさんあんたどんだけ漢なんですか
特に外伝は大江戸+格闘ゲームという、現代的な恋愛感とは違う、大人っぽい(?)
非常に新鮮な舞台設定の恋愛ゲーム。
サムスピをモチーフにした【怒】ゲームなどのシステムも斬新で楽しい。
ギャルゲーで怒りが溜まっていくって(笑
他にも武、知などのパラメータがあり、主人公を強化する事が攻略に繋がるのもグッド。
(武士道の世界観は強くなければ生き残っていけない・・・バッドエンドではネタバレ自粛・・・・というのも斬新な世界観設定)
グラフィック
キャラデザに人気絵師を起用しているだけあって非常に美麗、
ケイタイハードとしては異例ともいえる枚数の多さを高く評価。
2画面同時で迫力が増したのも◎
作画ミスも全く無い
音楽
メインテーマを始め、どの音楽もクォリティの高さに驚かされる。
ギャルゲーとしての「シーンを彩る音楽」も完備しているし、
ヒロインや親友キャラにまでテーマ音楽があったりと、一切の手抜きが無いのも凄い。
まさか、この尺の短さ(ケイタイゲームなので制限があった)でここまで”音楽”を表現できるとはすばらしい。試行錯誤の果てに作られた名曲達に満点。
熱中度・満足感・快適さ
キャラゲーなのにチュートリアルがしっかりしていて、原作を知らなくても楽しめる事。
原作の改変や継承が非常に上手い事。ファンならニヤリしまくり。
メニューから常時セーブ・ロード可能
今まで50以上ものギャルゲーをプレーしたが、極めて上位の完成度。
まずシナリオが素晴らしい。感動あり、笑いありで最後まで引っ張る。
原作のキャライメージそのままに恋愛ゲーム化した事。イメージの崩れたキャラが殆どいない。オッサンキャラに至っては良質なギャグキャラへと華麗な転進を遂げている
ジャンルすらも覆されると「俺の○○はこんな女じゃねえ!」という事がありそうだが、いかにもこのヒロインはこんな恋愛しそうだぞという印象のままだった。
いろはシナリオ、いろはが純真すぎて正直かなり泣けた(あんなバカなキャラなのに)。
大勢24人もの攻略キャラクター(トータルプレータイムは30時間?の大ボリューム)に、
親友エンド、バッドエンド、隠しシナリオ、なんでもあって兎に角楽しい。
伏線の使い方も巧妙で、短いストーリーながらに不覚にも何度も驚愕させられた。
同じシーンでも突然場面が変わって愕かされたり、何気ない一言が実は重要な意味を孕んでいたり・・・という手法も巧い。
また、クリア後もエキストラモードでサウンド・CG・ED鑑賞なども楽しめ、
スキップやバックログも完備。携帯ゲームとしての自覚を持っており、非常に快適
1シナリオ1時間?で終わるので、時間のない社会人にとっても非常に優しいゲーム。
他のゲームが長編小説だとするなら、このゲームは良質の短編小説を数十本一気読みした後のカタルシスがある。
もう一つ高く評価している点として、ヴォイスやムービーが無くても面白いギャルゲーは作れる、
という事実を実証して見せてくれた所。昨今のゲーム業界が見失ったゲームの面白さを根本から再確立し、
シナリオやキャラの魅力のみでゲームの可能性や世界観を切り拓いた、拡張した事。
制作費も極めて安く、開発メンバーも数えるほどしかいないのにこれは凄い。
今日はどのシナリオをやろうか?
と3本のゲームを梯子するのは、とても幸せな悩み。
積みゲーマーの自分が久々にゲームを完全クリアできたし、
終わりが近づくにつれ切なくなる感覚は本当に数年ぶりの事だった。
そんな昔のゲームさながらの懐かしい感覚を呼び覚ましてくれた事もあり、熱中度満足度は文句なしの満点。
BAD/REQUEST
・外伝は最初からヒロインの出現するポイントが表示されているので攻略が容易だが
(その代わり前述したゲージシステムで難易度調整をしている)
1,2はその表示が無い為、全て自力推理のみのプレーとなる。
(条件を満たすと出現ポイントが分かる様にはなる)。
これが本作の楽しみやゲーム性ではあるが、
ヒロインが全く出現しない日もあり、
これの所為で、ヒロインが登場するまで総当り→リセットという
単調なプレーになってしまう危惧がある。
ゲーム性を外伝基準に調整した方がテンポの良いゲームになった。
・外伝は江戸時代の筈なのに、現代を舞台にした前2作と同じ背景CGが出てくる!?
同じ地域なのは設定上分かるが、使い回しはまずい(笑
・舞台がメーカーのある大阪なのに、全然大阪っぽくない。こういう余計なアピールは要らなかった。
・極一部、サウンドモードに収録されていない曲がある。
COMMENT
久しぶりに面白いゲームだった。
最初はネタゲーバカゲー企画ゲーの類かと思っていたが、
思いの他作りこみが凄く、シリアスな深いストーリーにはグイグイと、
そしてあっという間に引き込まれた。
現時点でDSでも3タイトルが発売されており、
アプリでは尚もシリーズが継続中の人気タイトルだが、それも頷けた。
最近のゲームに飽きた人、クリアまでプレーできないよという人にこそやって貰いたいと思う。
ADVとSLGの中間ともいえるゲームシステムなので、誰でも楽しめる万人向けの良作だった。
いやぁ、ゲーム業界って何処に名作が埋まっているかまだまだわからないねぇ。