狼と香辛料 ボクとホロの一年
中央値: 63 Amazon点数: 3.4
スコアーボード
標準偏差 9.86 難易度 1.00 mk2レビュー数 6ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
2pt | 3pt | 3pt | 3pt | 2pt | 1pt | 1pt |
46pt
GOOD!
原作読者としての意見で恐縮だが、「狼と香辛料」の世界観を再現したゲームとしては充分合格点を与えられる。
1年間という期限はあれど真面目に行商していれば資金が一定額必要となる段階になっても慌てない程度の難易度ではあるし、ホロの性格(今のラノベ・ギャルゲーにありがちなテンプレートの性格ではないのが魅力でもある)も変に改悪されていないし。
BAD/REQUEST
・オリジナリティ
売りとしていた「行商システム」だが、「大航海時代」レベルのものを期待すべきではないことは確かだ。
大抵隣町で売るだけでもそれなりの利益になるのでわざわざ遠くの町まで売りに行くことで「遠方交易の高利益性」を追求するほどのものではないし(さらに期間が1年間、という点でいちいち売れる町まで戻っても日数オーバーの恐怖にさらされるため尚更そこまで手間をかけたくないのが本音)、結局高いものを買って他の町で売った方が確実な利益になるためそちらのほうが近道でもある。
また商館で持ちかけられる儲け話も原作の再現のつもりに見えて、それのために投資をするのは余り利口なプレイスタイルではない(そんな投資をするのなら地道に行商してた方がマシ)のもがっかりではある。
・快適さ
セーブデータが3つまでしか保存できないというのも不便だったが、Xボタンでのスキップ機能が2周目以降でないと使えない(そしてその説明が説明書にすら載っていない)というのはどうかと思われる。
似たようなイベントが来た時に似たようなテキスト(例えばホロが市場で食べ物をねだるなど)を読まされるのも1周目から結構うんざりしていたし。
またクリア後の引継ぎ要素も商品知識くらいであり、馬車の容量(ただでさえ増やすのは高くつくのだから尚更)や商人レベルなども引き継いだほうが余程快適にプレイできたのではないかとさえ思う。
・主人公の性格とか
原作の主人公・ロレンスに比べるのは失礼かもしれないが、善人であるがホロと掛け合いをしたり、商談をするにはやや物足りない部分があるのが目に付いた。
どうせロレンスではないオリジナルの主人公というメアリー・スーならば、もう一人主人公の相棒(例えば主人公の師匠の実子で、シニカルに物事を見られる性格という正反対のキャラとか)でもいたほうがホロとの掛け合いも2人の時にはなかったものが見出せたのではなかろうか?
COMMENT
原作の独特な世界観を再現できているところはチラホラとあれど、やりこんで遊んだりする分には疑問に残る部分も見受けられたのが残念であった(1周もやればお腹いっぱいになるだろうし)。
「狼と香辛料」のファンなら購入してもよいかもしれないが、長期間プレイできるかは余り保障できないので、中古での購入を検討されたほうがよろしいかと。
Amazonレビュー
レビュー者: Amazonのお客様 レビュー日: 2008-06-28自分の場合、EDまでの総プレイ時間は約6時間です。
物語は主人公がホロと出会い、街から街へ商品を売買してお金を稼いで
ホロを1年以内に故郷に連れて行くという話です。
(↑自分は1周目は商売に力を入れすぎて1年以内に連れて行けませんでした・・・)
お金の使い道は1つに荷馬車に積める荷物を多くする事、2つ目に強制イベントで先に進むのに必要になってくるという2点だけです。
しかし最初は扱える商品が少なくて、果物類とか酒類、装飾品、道具類などを一定数以上売るとより高額な商品を扱えるようになっています。
当然高額な商品の方が原価が高い分、利益も多くなります。
そして街を回っている間に、「儲け話を聞いて投資したり、ある街で物価が下落or上昇したetc」などのイベントをこなしていきます。
これらは任意イベントなので上手く使うと、より儲かるようになっています。
それと平行して、街から街への移動の間などでホロとのイベントも発生して、2択の選択肢から選んでホロの主人公への印象が変わっていくというロレンスの感覚も味わえます。
印象はEランク〜Aまでかな?(まだAしかいってないのでその上があるかは未確認)
1〜2カ所、システム面で不便を感じる点が有りましたが全体的には完成度が高いと自分は思いました。
ホロとのイベントの数も多く、EDは12パターン有るみたいです。
これらはおまけ画面で確認できるのですが、全部埋めようとするとかなりやりこまないといけないのではないでしょうか?
一度クリアするとそれまでの「商品知識」という主人公の経験値みたいな物は次回に引き継がれるため何度でも遊べると思いました。
原作ファンに限らず、アニメしか見たことがない人も十分楽しめると思いますよ。
ただ貨幣単位が原作を完全に無視しているような・・・
ホロがねだってくる蜂蜜パンが銀貨で2000枚って('A`)
どの銀貨を使っているんですかね?(トレニー銀貨やリュート銀貨な訳ないよな)
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【追記:ホロの印象はSランクまで有りました。2周目からホントに楽になります。
クリア時の商人レベルに応じてED後の話がプチ変化するようです。】
【追記2:現在3,4周したところですが、このゲームは楽をしてクリアしようと思えば幾らでも簡単にクリアできます。難易度は全然高くありません。
そうではなくて、「自分で目標を設定」したり、「ホロとの旅を単純に楽しもう!」
という事が出来る人が何度でも楽しめるゲームだと思います。
それから、商品を売る時に何度もタッチしなければならなくて煩わしい、と思った人は説明書を読んで下さい。タッチしたままスライドすると一気に商品を選択できますw】
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GOOD!
発売前の宣伝が目立っていたので購入、プレイしました。つまり、原作ものであったとかいうことなどの知識は全くないという前提で評価します。
「グラフィック」
デフォルメされたホロのイラスト(説明書には「SDホロ」と書いてありましたが…)は、非常に可愛いです。ただし、町ごとの個性が感じられない(というより、どこでも同じ)点ではマイナス。稚拙というほどではなかったので「3.5点」程度と思います。しかし、先の「SDホロ」をタッチペンで触れると反応する(喋ります)は凝っていると判断し、繰り上げ「4点」評価します。
「音楽」
原作があったせいか、世界観は統一された感じ。それを、牧歌的に上手く表しています。また、忘れていけない「ホロ」の声。実によく喋ります。ヘタに多人数の声優さんが「少しだけ」参加するより潔さを覚えました。十分平均点以上です。
「満足感」
何も考えずにプレイして(それだけ難易度は低いです)、1回目のエンディングは(多分)ハッピーエンドと言える内容だったからかも知れませんが、それなりに楽しめました。「息抜き(癒し)」感覚でプレイしたという観点で評価すれば、悪くないと評価します。
BAD/REQUEST
ハード面で考えれば、何よりも「オプション」機能が「×」。
例えば、「エンディングを見る」というのがあります。これにいくつかの画面枠があるので、複数のパターンがあることが予想できますが、ハッピーエンドばかりでなく、当然バッドエンドもあるはず。最初にハッピーエンドを見てしまうと、わざわざバッドエンドを目指す気にはなれません。むしろ、1回目のクリアでは限度のあった「商品知識」を高めるために、売買できるようになった商品事典のコンプリートを挿入した方が賢明ではなかったかと思います。そのクリアデータの引継ぎについても、馬車籠の収容個数程度は追加して欲しかったのが正直なところ。
また、「ホロ」がよく喋るのは楽しいのですが、ボイスの「ON,OFF」を設定できないのも疑問あり。さらに、セーブデータ(3つあります)の消去は、初期化以外に対応方法がないなど、問題点は数多くあります。
また、ソフト面では「コストパフォーマンス」に難があります。
私の場合、購入した翌日にはクリアしていました。普段、文庫本を読んでいると「こんなものなのかなぁ」と思うのですが、ソフトの定価を考えてみれば、こんな価格での文庫などあり得ないものです。クリア直後の印象は良く「満足感」の評価を高めた以上、この点を何処に盛り込むか迷うのですが、「熱中度」の評価をやや下げました(クリアデータの引継ぎを含め、飽きずに楽しめるかという要素もありますし…。飽きる前にエンディングを向かえたとする見方もあるでしょう)。
COMMENT
何となく「多少のストーリー性がある、息抜き(癒し)系ゲームをプレイしたい」という気分でした。その点ではこの作品、現在の私には合致していたようです。そのため、評価が多少「甘め」に感じる方がいらっしゃるかも知れません。
ただ、それ以上に発売前の宣伝が目立っていなければ、このジャンルの商品に目を向けること自体なかったです。それを思うと、作品の宣伝方法も結構重要な要素だなと考えさせられました。
勿論、原作を知る方にとっては印象も大きく変わるでしょうから、この点については他のレビュアーさんを参考にしてください。私的には「格安で発売されていたら(定価の半額以下が目安か?)、購入の価値あり」と判断します。