ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 4pt | 4pt | 3pt | 3pt | 2pt | 3pt |
64pt
GOOD!
■音楽
メインテーマだけなのかもしれないが、あの植松さんが担当したということでなかなか印象に残った。メインテーマ以外はまぁまぁというレベル。
■システム
簡単に言えば、風来のシレンやトルネコのような感じ。しかし、村に戻ってもレベルは戻らず、本物のRPG。戦闘や移動はイースや聖剣伝説みたいな感じで、ダンジョンRPGとしては斬新。DSの画面を2つ活用していているので良かった。
■ストーリー
根本的なストーリーは良いなと思った。村から人が消えていき原因を突き止めながら村を再編するというストーリー。
■ムービーとボイス
こういったゲームの割にはムービーとボイスに力を入れているなと思った。おかげでストーリーもわかりやすかった。
■ボス戦
ボス戦になると、戦闘方法が一気に変わる。まるでテイルズアビスのような感じ。なかなか力を入れているなと思った。
BAD/REQUEST
■ダンジョンシステム
シャッフルの際、シャッフルに巻き込まれると最初からやり直しというとてもめんどくさいことになる。これを難易度高いので面白いといいたいとこだが・・・言えないほどめんどくさい。
■難易度
ストーリーが進むに連れてダンジョンが難しくなるのだが、どのように難しくなるのかというと、シャッフルの時間間隔が短くなる。これでは後半に行くに連れて難易度が高めになってきて途中で投げ出してしまいそう。
■店
店などを生き返らせる際に、店の配置場所を自分で決め、配置場所によって店に色々な効果が現れるという考えは面白いが、場所によって特に目立った変化が見られない。というか、アイテムに「レア度」が見られない。
■ボイス
お店での買い物の際、店主がいちいちしゃべるのだがそれが時間の無駄と感じる。
■戦闘レスポンス
上手く敵に攻撃が当たらない時がよくある。かすった程度の攻撃ではダメージが与えられず、今までのアクションRPGのようにいかないのでイライラする。
COMMENT
聞いた事の無いゲーム会社だったので心配だったが、製作者などが大御所のせいか良い意味で期待を裏切ってくれた。ストーリー自体はいいと思うのだが、全体に気にストーリーの進め方がおかしい感じがした。あのポリゴンのキャラクターは制作者の得意分野だが、今の時代には合わないかも。しかし、戦闘など、色々な面で斬新さがみられたので楽しめると思う。
Amazonレビュー
レビュー者: dh4189 レビュー日: 2011-03-07キャラクターが3Dではあるものの、操作性は、(64以前の)「ゼルダの伝説」辺りが近いと思う。舞台が島ということで、何となくGBの『夢をみる島』とダブる部分があった。基本的な流れは、島の中をめぐってダンジョンを探し、そこに潜っていく、という繰り返し。はじめのうちはいいが、慣れてくると、クローズドな島の中を、ぐるぐる行ったり来たり同じ作業を繰り返すのが面倒になってくる。
また、ダンジョンも次第に難易度が上がってくるが、トラップが増えたり、敵の攻撃で受けるダメージが増えるなど、難易度の増す方向が似通っている点も、もう少し工夫が欲しい。更に、貴重なアイテムの回収もダンジョン探索の目的の一つではあるが、ゲーム中盤から終盤にかけて、ある程度以上回収が進むと、それもあまり注意を払わなくなる(むしろ回収したアイテムを店で売る作業が面倒になる)ので、そのために島の中を回る手間はマイナスになっていると思う。
ストーリーについて。一般的に、予想外の展開、意外な結末は好意的に評価されるように思う。今作についても、ある意味非常に予想外ではある。が、しかし、物事には許される範囲、許されない範囲があると思う。そして、今作のそれは、許される範囲をかなり逸脱しているように思う。どこまで確信犯的にやったのかはわからないが、これはダメだと思う。
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GOOD!
・オリジナリティ
DSの上下2画面を使って、一定時間で別マップにシャッフルされるダンジョンを攻略していく、というオリジナリティだけは他のゲームにはない独特のシステムである。
…ただしそれが面白さにつながっているかどうかはまた別の話だが。
・難易度
こうしたダンジョン探索系のゲームとしては珍しくダンジョンクリアやゲームオーバーでレベルやお金、アイテムがリセットされず、ボス戦も例えやられても何度でもボス戦からコンティニューできるため、難易度は比較的低い。
またクリア後には「強くてはじめから」で、装備&所持アイテム&所持金を引き継いでプレイできるのも良心的といえる(ただしある程度欠点がある。これは後述)。
BAD/REQUEST
・熱中度
基本的にダンジョンに潜る→最深部で村人を救う(たまにボス戦)→ダンジョンから村へ戻る→そしてまた次のダンジョンへ…の単純な流れの繰り返しなので飽きるのは意外に早い。
ただでさえ肝心のダンジョンが階層自体が少なく(村人を連れ帰るのが目的だが、シャッフルに巻き込まれてはぐれたらまた最深部で合流せねばならないのでそれを考慮したのだろうが)、ダンジョンの数だけ多いのがそうした流れに拍車を掛けているので、余程時間を持て余している人で単純作業を苦にしない人以外にはあまりおすすめできないのも確か。
・快適性
剣以外の武器はあまりにも隙が大きく、敵に反撃されやすいため使い勝手が悪かったり、ダンジョン内で手に入る宝箱などで手に入る金が少なめのため資金難に苦しんだり、店での買い物でボイスが必ず入ったり、ムービーのスキップができてもセリフのスキップができなかったりと細かい所で快適性に欠けるのも地味にストレスを溜める原因である。
こうしたアクションRPGでは快適性も爽快感を生むための一助となるだろうに…
・その他細々とした所
村が徐々に復興していくにも関わらず、店への移動やダンジョンへの移動はワープ機能のようなショートカットがないので非常に面倒だったり(ただでさえ村のマップは3マップもあるので移動も大変)、「強くてはじめから」ではじめても店のランクがリセットされておりまた最初から店の発展用アイテムを売らねばランクは上がらない…など細かい所で配慮が届かない部分が気になってしまった。
どう見ても不要なワイヤレス通信対戦機能を搭載するくらいなら、こうした細かい所への配慮を最優先にした方がよかったのではないだろうか?
COMMENT
ダンジョンが一定時間でシャッフルする、という独特のシステムはあれど(俺は製作者のネームバリュー信仰がないのでそのあたりはあえてコメントしません)、そのシステムの奇を衒うことばかりに気をとられたのかアクションRPGとして本来あるべき熱中度や快適性を犠牲にしてしまったことがプレイヤーのストレスにダイレクトに直結したため、評価を厳しく付けさせていただいた。
製作者のネームバリューに甘えるより、アクションRPGの最も大切な要素である熱中度や快適性を極限まで追求する事を優先したのならこのゲームももう少し売れただろうに、残念である。