ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 3pt | 3pt | 3pt | 2pt | 0pt | 3pt |
49pt
GOOD!
ミステリとRPGの融合という発想は面白い。
同じ人物が各シナリオで役割を変えるスターシステム型も
いい意味でミスリードを煽ったりできるからこれはこれで○。
推理が無茶苦茶でもストーリーは進められるという
これまでのミステリゲームを根底から覆す試みは好印象。
「超推理」のパズル的な思考展開は思ってた以上によくできていた。
BAD/REQUEST
アイデアは非常によかったものの
とにかく操作面においてかなりの不満が残る
ゲームの肝となる「調音査」は
いちいちMENU→調音査とタッチせねばならず
しかも毎度3?4秒の処理待ちを強いられる。
頻繁に使用するコマンドなのに毎回このウェイトは苦痛。
「超推理」はミスを修正したければ最初からやり直すしかない。
推理中に手に入る刻音などのせいで1手順戻す処理ができないのかもしれないが
そうだとしても最低限一度読んだテキストのスキップくらいさせて欲しい。
Sランククリア目指して何度もやり直してるといい加減うんざりしてくる。
証拠となる刻音は全て集めることが前提なのに
エンカウント頻度や処理の重さ、フィールドの広さなどから
わかりづらい場所にある刻音の捜索がかなりの労力を強いられる。
「用語集」の閲覧、「式札」の使用なども
とにかく1つ1つに時間がかかっていらいらする。
スキップ可能なのが「時の再演」の当事者会話のみ
主役たちの会話や超推理、演出などは全てスキップ不可。
繰り返し試行が基本のミステリでこの仕様は致命的欠点。
DS縦持ちである理由もイマイチわからない。
グラフィック以外に縦持ちならでは、という機能があったわけでもないし
左利きの人には相当やりづらいのではないだろうか。
横持ちスタイルで各ボタンに調音査やスキップなどを割り当てたほうが
よほど快適に遊べたのではないかと思われる。
戦闘もバランス・システム共に不満有り。
後半になるにつれて札の選択が非常に煩わしい。
開幕急いで攻撃を仕掛けたくとも札の選択中に先手を取られる。
しかも1対多数なのでこの開幕が命取りになることも。
ネオンの戦闘スタイル3種が言うほど個性を出せてない。
結局騎士が安定すぎて神降ろしや曲変更が空気。
また、戦闘中の神降ろし変更が不親切極まりない。
(どの札なのかが不明なので使用不可スキルがわからない)
隠しシナリオのみ3タイプの使い分けが必要だったが
もっと各タイプのメリハリはしっかり出してよかったのでは。
多少余談気味だがラストバトルの超インフレと
いきなりすぎるあの展開には失笑するしかなかった。
COMMENT
総じて悪いゲームではないんですが、とにかく粗が目立つ。
しかもそれらのほとんどが、こうすればいいのに、と
改善案がすぐ思いつくことばかりなので余計にストレス。
発想や企画、キャラ付けなどは十分できてると思いますが
開発者はそこだけで満足してしまったのでしょうか。
もっと研鑚する余地はいくらでもあったように思えてなりません。
全部クリアした後の感想は「もったいない」でした。
過剰演出とスキップ非実装のせいで、本作が持つ良さを
プレイヤーが満足に堪能できないのは残念としか言いようがない。
本来適切レベルな難易度が不快感を感じるほどに上がってしまってる。
ボリュームも結構あるように見えるけど、実際は快適な操作ができれば
クリアまで7?8時間程度しかないと思います。
次回作を作るのであればとにかくひねったことより
まずインターフェイスの改善と処理の向上、スキップの搭載を。
これがきちんとなされているだけでも
このゲームを好評価する人間は格段に増えたと思います。
Amazonレビュー
レビュー者: ちゃんたろ レビュー日: 2009-07-27プロローグはかなりダルく、独自の世界観と斬新過ぎる展開に
何が何やら置いてきぼり感を味わいましたが(笑)
ストーリー内でチュートリアルは説明してくれるので、触っているうちにだんだん慣れました。
セーブはこまめにしておくべきですが、その辺のシステムは快適なので問題はないです。
逢魔と戦いながら幾重にも重なる過去のパラレルワールドのフィールド内を探索しながら
推理するためのキーワードになる「刻音」を集め
「刻音」をパズルに当てはめるように組み立ててリンクさせてゆき謎を解明していきます。
本来は正しい答えを導き出していくべきなのですが、むちゃくちゃな「超」推理で無理やりこじつけても
主人公達が納得していなくても推理が完了してしまえるのには笑えます。
もちろんそのリスクは後のバトルに影響するのですが…
カードバトル形式のRPGサイドはアクティブタイムバトルな上に
カードや曲の特性を把握し慣れるのに少し時間がかかりましたが
曲変換や神降(ネオンのジョブチェンジ)演出も楽しいので飽きません。
失敗してもゲームオーバーにはならないので慣れるまでトライできます。
DSの画像や音声にはあまり期待していないのですが
案外絵が綺麗で音もいいのに驚きました。
なんとなく「パラサイトイブ」を思い出しましたが
ぜひこのジャンルでまた新しい作品をプレイしてみたいです。
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GOOD!
==オリジナリティ==
推理アドベンチャーとRPGの融合という時点でオリジナリティ5点であろう。
その推理も、碁盤に見立てられた場所に闇が置かれており、そこに刻音(こくいん、証拠品みたいなもの)をおいて謎の闇を掃い、真実を明らかにしていくというもの。
さらにその刻音は他の闇とリンクしていたりするので、複数の謎を考えながら刻音を選択していくという難しいところもある
かなり忍耐は必要だがやり応えは大有り。
==音楽==
浜渦氏のバイオリンとピアノの旋律が世界観とマッチしている。
またDSとは思えないほど音質もよい
完成度の高い音楽は間違いなく5点でしょう。
==シナリオ==
雰囲気はかなりいいほうです。
スクエニのゲームの中では珍しいレトロな世界観です。
==画質==
そこはさすがスクエニだけあり、かなりきれい。
キャラクターグラフィックは少々粗があるものの、背景はDSのなかではトップクラスの出来
BAD/REQUEST
==快適性==
0か1ぎりぎりのところで1をつけました。
とにかく快適なプレイを阻害するものが多い。
まずメニュー画面を開いてからのモード画面の切り替わりが少々遅い。
戦闘前にカードリッチなのに2?3秒ほどのロードが入る。
推理の際置いた刻音を間違えたら最初からやり直さねばならない
等が代表です
またエリアを調べる際に、メニューから「調音査」と呼ばれる項目を選んで切り替えるのだが、
その切り替わりも少々もっさりしている。
==シナリオ==
雰囲気は上記のようにいいのだが、とにかく説明不足。
設定はかなり凝っているのに、その設定や物語の核心部分などはメニュー画面の「用語集」という項目での「用語解説」にすべてまかせっきりにしてしまっている。
そのためかなりシナリオが薄く感じてしまう。
さらにラスボス戦でまさかの巨大ロボットものになってしまうのだから驚きを隠せなかった。
特に伏線があったわけでもないのになぜロボが出てくるのか・・・
==舞台==
DSの容量上仕方ないところもあるが、今作はシナリオはメインシナリオが6章、隠しシナリオ2章の合計8章から成り立っている。
その章はほぼすべて同じマップで同じような面子が死ぬだけです。
同じような面子が死ぬというのはシナリオ上意味がありますが、このせいで途中で「またこの人死んでる(笑)」となってしまうのでシリアスな雰囲気が台無しになるかもしれない。(これは人によりけりですが)
==用語集==
用語を集めるのがとにかくめんどくさい。
ノーヒントに近いので、いろいろな場所をしらみつぶしに調べねばならない。
さらに物語の謎を明かすような用語等は、「全章をSランクでクリアした後特定の章をもう一度クリアする」必要がある。
めんどくさいことこの上ない。
==戦闘==
正直「戦闘いらない」といったら、このゲーム自体の否定につながるのでそこは触れない約束です。
ただ、戦略性に乏しすぎる。
結局全体攻撃系カードと回復系カードがあれば何とかなってしまう。
戦闘から逃げられないという点は賛否両論だと思います。
sagaシリーズみたに逃げられないRPGも多々ありますから。
==トリックに関して==
今作のトリックは、某ドラマのような「どこまでも手間のかかる」ようなトリックを解き明かしていくような感じではなく、どちらかというと「叙述トリック」に近いものにだまされずに真実を解き明かそうみたいな感じですので「推理もの?」と人によっては思うかもしれません。
COMMENT
意欲的で面白い要素は多数あるのに、いろいろな部分が足を引っ張り良作とはいえない作品になってしまったのだと思う。
ただ、値崩れを起こして500円くらいで変えてしまう今なら購入して損するような出来では決してない。斬新かつ意欲的なRPGであるといえる。