ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
5pt | 4pt | 5pt | 2pt | 4pt | 1pt | 4pt |
66pt
GOOD!
・世界観、設定
少しダークテイストで退廃的な雰囲気が非常に良いです。少し特殊な世界設定や、幻想的でゴシック調の世界観が好きなら、世界観設定には満足いくと思います。
・グラフィック
立ち絵、背景等の2Dアドベンチャーパートは勿論、マップ移動や戦闘の3Dパートも凄く綺麗です。イベント1枚絵も凄く沢山あって演出が凝っています。「力が入っているなー」というのがヒシヒシと感じられます。
・戦闘
戦略性があって意外と楽しめます。設定上の緊迫感の演出も成していましたし。
・メインヒロインの変身要素
ほぼ主人公とメインヒロインの2人で物語を進行させるので、この二人を気に入るか否かがゲームの進行意欲に大きく影響します。無難な性格の主人公と比較して、ヒロインは癖が強めの性格をしているので、「神降ろし」によってヒロインの性格や外見を変えて、自分好みのヒロインを選択出来るというのは良い要素だと思います。
・音楽
世界観作りに貢献している最大要素でしょう。退廃的で神秘的で幻想的な独特の世界観を演出しています。曲単独で聞いても素晴らしいと思えるものですが、ゲームの設定と合わせて聞くと、深みが増します。
・オリジナリティ
集めた情報を元に自分でロジックを立てて推理する、かなりプレイヤーに推理させる要素が強いシステムが面白いです。複数ある選択肢の中から正解を選ぶというタイプではなく、「自分で様々な情報の相互関係を踏まえて、推論を組み立てる」という推理をさせるゲームは初めて見ました。
・館モノ
閉鎖空間で様々な人の思惑が絡み惨劇が起こるという、館モノとしての最低限の様式美は守られています。
・満足感
「挑戦的な作品が好き」な人間の個人的意見なのですが、「作品の質云々ではなく、製作者達の試みが面白い作品だったな」といった意味で満足度が高いです。傑作と呼べる一品も、無難でそこそこ遊べる良作も好きですが、こういう成功作とは言い難いけれど、異様な熱意や情熱が感じられる作品も個人的にかなり好きです。
BAD/REQUEST
・ゲームを構成する要素の食い合わせの悪さ
物語の設定は深く考察要素があり、世界観設定は素晴らしく、音楽も非常に上質で、戦闘も面白く、演出は魅力的。全ての要素が名作に成りうる素材だというのに、個々の要素の食い合わせが致命的に悪い。
例えるなら、世界一の前菜とスープとメインディッシュとデザートを、同じ鍋にぶち込んだらゲテモノ料理になってしまったという感じでしょうか。
・物語
はっきり言って設定はすごく良いのですが、その設定が話に反映出来ていません。物凄い深くて壮大な設定を用意したものの、完全に丸投げになってしまっています。用語集とかありますし、考察するのが好きなので個人的には嫌いではないのですが。しかし「補完(考察)要素を意図的に残す」事と「設定を丸投げする」事は全然違います。この作品は後者の駄目な方でした。
・戦闘
戦闘そのものは面白いですが、はっきり言ってアドベンチャーパートとの食い合わせが悪過ぎます。推理に集中したくて、情報を集めようと屋敷内を歩き回ると戦闘になる…。しかも戦闘から逃走出来ないというのも最悪です。「人外の敵」が設定上必要不可欠なので、省けないっていうのは分かるのですが。いっそホラーゲームの様な鬼ごっこ形式にでもした方が良かった様な。
・館モノ
閉鎖空間モノ特有の緊迫感、疑心暗鬼、どんでん返し要素は薄いです。主人公が飽く迄「事件の傍観者」で「事件の当事者」の立場ではないのが原因なのですが。
・快適性
推理に集中したいのに戦闘に阻害されてしまい、大変ストレスが堪ります。
・メインヒロインの変身要素
個人的にはどの性格のヒロインも好きだったのですが、どのヒロインもかなりアクが強いので、どのヒロインも苦手って人が出てきそうです。もっと「好かれないかもしれないけど、嫌われもしない」無難なヒロインを用意すべきだった様な…。
COMMENT
超推理の斬新さや、アドベンチャーゲームに戦闘を組み込んでゲーム性を持たせようとするなど、兎に角「今までにない新しいシステムのゲーム作ろう」という熱意が伝わって来る作品でした。個人的にはこういう挑戦的な作品は大好きです。
では「人に勧めるか」と問われれば「NO」です。
快適性が著しく低く、物語の構成も終了後に納得がいかない作りになっているので。
ですが、あと一歩で名作、良作に成り損ねた「ここさえ良ければ名作だったのに」という惜作を愛でる事が大好きな同好の方にはお勧めしたいです。
とにかく個人的には大好きな作品です。新しい事をやろうとする挑戦的姿勢と、発展途上で完成しきっていないゲームシステムが愛おしくて堪りません。煮詰めて悪いところを潰せば、かなりの良作になる要素が勿体なくて仕方がないです。
Amazonレビュー
レビュー者: ちゃんたろ レビュー日: 2009-07-27プロローグはかなりダルく、独自の世界観と斬新過ぎる展開に
何が何やら置いてきぼり感を味わいましたが(笑)
ストーリー内でチュートリアルは説明してくれるので、触っているうちにだんだん慣れました。
セーブはこまめにしておくべきですが、その辺のシステムは快適なので問題はないです。
逢魔と戦いながら幾重にも重なる過去のパラレルワールドのフィールド内を探索しながら
推理するためのキーワードになる「刻音」を集め
「刻音」をパズルに当てはめるように組み立ててリンクさせてゆき謎を解明していきます。
本来は正しい答えを導き出していくべきなのですが、むちゃくちゃな「超」推理で無理やりこじつけても
主人公達が納得していなくても推理が完了してしまえるのには笑えます。
もちろんそのリスクは後のバトルに影響するのですが…
カードバトル形式のRPGサイドはアクティブタイムバトルな上に
カードや曲の特性を把握し慣れるのに少し時間がかかりましたが
曲変換や神降(ネオンのジョブチェンジ)演出も楽しいので飽きません。
失敗してもゲームオーバーにはならないので慣れるまでトライできます。
DSの画像や音声にはあまり期待していないのですが
案外絵が綺麗で音もいいのに驚きました。
なんとなく「パラサイトイブ」を思い出しましたが
ぜひこのジャンルでまた新しい作品をプレイしてみたいです。
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GOOD!
音楽がきれいで、聴いていて飽きない
キャラのデザインが細かくて楽しい
東京を舞台にしているおかげで入り込みやすい
敵キャラのグラフィックがいい感じにグロい
背景が美しい
フィールドが広い
BAD/REQUEST
戦闘があまり面白くない
推理が、推理ゲー慣れしていないときつい上に
慣れていても攻略サイトを見ないと分からない
碁盤の上に刻印を置いていくという手法は
初心者には分かりにくい
何度もプレイするにはやりこめない
COMMENT
こちらも中古でしたが、
いい感じに楽しめました。
もう売ってしまったんですが
機会があればまたゲットしてやりたいです