エンブレム オブ ガンダム
中央値: 27 Amazon点数: 2.6
スコアーボード
標準偏差 19.18 難易度 1.95 mk2レビュー数 20ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 4pt | 4pt | 4pt | 4pt | 3pt | 2pt |
77pt
GOOD!
DSとしては戦闘グラフィックが美しく、限られた容量でよく戦略性を出していると思います。
ギレンの野望のようなものを求めて買った人には不満があるかもしれませんが、そもそも私は携帯ゲーム機にそこまで要求してはいなかったので、むしろDSにしてはよくやっていると感じました。
基本的には最強チームによる一点突破が有効なゲームですが、消費が大きくなりすぎないように気を使う必要があり、かつ最強のチームでも稀にランダムでユニットが撃破される可能性があるので、壊されても問題ないボールや61式を盾として混ぜておいたり「撃破数マイナス2」のキャラを混ぜるなどの工夫が必要になります。
また、ステージによってはそもそも編成しなおす余裕もなくいきなり攻められたりする他、撤退先がなくなるとどんな強いチームでも消滅するので、詰め将棋的な面白みもあります。
勝利条件が許す限り強敵も含めて全滅を狙うとか、オリジナル部隊を使わないなど、自分なりの縛りを設けてプレイすると一層面白いゲームだと思います。
BAD/REQUEST
シナリオの解釈については目をつぶるとしても、キャラのイメージとスキルがあまりに違うのはどうかと・・。
ヤザンのスキルが後退で全く使えなかったり、シロッコとジェリドのスキルが同じというのはやはり違和感があります。
また、ティターンズでプレイ出来るのなら、やはりジオンでもプレイしたかったですね。
ジオン系ユニットには面白いものが多いので、ジオンでプレイできないのならせめて鹵獲したジオン系機体を購入して使えれば良かったのに・・・と思います。
あと分岐点直前でセーブできないのは問題ですね。
別の分岐をプレイしようとすると、一度前のステージをやり直さないといけないのはやっかいです。
また、時代が変わるとほとんどのユニットが強制的に売却されてしまうのは残念でした。
COMMENT
後世の歴史家による独自解釈という形式をとっているので、人によっては我慢出来ないほどテキストに怒りを感じる方もいるようですが、テキスト中で「あえてここではこのように解釈したい」とオフィシャルではなく独自解釈であることを明言しているので、私としてはそれほど腹は立ちませんでした。
まあ、一部苦笑してしまう解釈があるのは事実なんですが・・・。
もともと歴史考察なんて現実の世界でも全く違う見解で争っている学者が大勢いることですし、「そういう見方をする人もいるんだなぁ」と広い気持ちでプレイするなら、新たな発見もあるかもしれません。
Amazonレビュー
レビュー者: nemo レビュー日: 2008-12-31どちらも中途半端です。
シミュレーションパートは補給の概念が取り込まれていて一見楽しそうなんですが、概ね数ターンで敵の兵站がつき、補給の切れたザクを延々駆逐するだけの展開になります。(補給切れの部隊の能力は大きく落ちる) もしかしたらジオン等々の物資の少なさを表現しているのかもしれませんが、敵のオツム弱すぎです。
爽快感はみじんもありませんが、ただ詰将棋的な楽しさは若干あるかもしれません。
もっと残念なのは読み物パートで、印象は劣化奈須きのこ。氏の好き嫌いにかかわりなく、無駄にまわりくどく暑苦しい文章に、オープニングから不安と苛立ちを感じさせられるかと思います。
加えて、本作独自のガンダム解釈。伝記のような体裁をとっている為、意図的にやっているのかもしれませんが、主人公や周囲の心情について、時々首をひねりたくなる解釈が使われます。私には、「ガンダムはこうでなければならない!」といった固定観念はないのですが、それでも終始置いてけぼりにされた印象でした。
というようにかなり癖のある商品なので、新品で買うのはお勧め出来ません。大手の中古ソフト屋で900円程度で売られているのを見ましたので、世間的にそういう評価なのかなと思います。広い心を持って色んな言い訳をつけて900円で買えば、楽しいところがなくはないかと思います。
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GOOD!
テキストボリュームが多く、ガンダムを全く知らない人でも(解釈は置いておいて)ガンダム史を理解することが出来る。
グラフィック、音楽は及第点、操作性もSLGとしては悪くない。
マップが手ごろなサイズでちょうど良い。
BAD/REQUEST
何を目指したかったのかが良く分からない。
舞台編成や補給があり、本格的なSLG要素が組み込まれているのだが、優勢時に高確率でもう1回行動できる(しかも連鎖で回数無制限)というルールが、戦略性を完全に崩している。
分かりやすくいうと、同じだけ補給物資を消費するなら、最強部隊1部隊と平凡な4部隊が1回ずつ行動するより、最強部隊1部隊が5回行動したほうが明らかに有利なわけで、全体のバランスや戦線を考えるよりも、エース部隊を作って一点突破の方があきらかに攻略しやすくなっている。
じゃあ、好みのキャラやモビルスーツをを愛着持って育成できるRPGに近いゲームかというと、必ずしもそうでもない。
ストーリー経過により好みのキャラがいなくなってしまったりするし、また個人個人ではなく大まかなグループでしか育成ができず、特定のキャラに愛着を持って続けられるシステムとはいいがたい。
モビルスーツについても同様で、途中で強制売却させられる等、ユニットにも愛着がもてない。
要するに、SLGでありながら、大戦略ユーザにもスパロボユーザにも受け入れられないわけで、これでテキストが気に入らなかったら、そりゃ腹立つだろうな、と。
COMMENT
個々のパーツは全く悪くないのに、出来上がりがこれほど微妙なゲームも珍しいですね。
他の方が言われているテキストは私は気になりませんでしたが、まあ相性の問題でしょう。