落シ刑事 ?刑事さん、私がやりました?
中央値: 55 Amazon点数: 2.2
スコアーボード
標準偏差 6.48 難易度 2.67 mk2レビュー数 3ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 3pt | 5pt | 3pt | 3pt | 3pt | 2pt |
67pt
GOOD!
・徹底的に作り込まれた昭和テイストたっぷりの世界観。
某刑事ドラマを彷彿とさせるあだ名で呼び合う刑事達、少し古臭いけど味のある立ち絵、その手のドラマで流れていても違和感がない位良く出来たBGMなど、昭和の情緒が作品に如実に表れています。
特に、主人公が上司に取り調べの許可を取った時に流れるBGMは秀逸!
刑事ドラマで一番盛り上がるシーン等に使われていそうな感じで、非常に熱い一曲です。
また、EDテーマにあの舘ひろし氏が書き下ろしの新曲を提供されており、こちらもゲームの世界観にぴったり合っていて、EDテーマが流れた後思わず次回予告を期待してしまいました(笑)
・状況が二転三転し、先が読めないシナリオ。
数は少ないですが、一つ一つのシナリオの出来は秀逸です。
状況が目まぐるしく変化し、次はどうなるのかと考えて凄くワクワクしました。
一つのお話は二時間ドラマ程度の長さなので中だるみもなく、結末が気になって一気にクリアしてしまいそうになります。
BAD/REQUEST
・取り調べがメインのゲームなのに、取り調べをしている感じがしない。
犯人を取り調べる際に主人公が取る態度を選ぶのですが、どれを選んでも相手の反応があまり変わらず、手応えが感じられませんでした。
シナリオは良く出来ていますので、テキストアドベンチャーと同じものと考えると気にする様な部分ではありませんが…。、
・かなりのボリューム不足です。
プロローグを入れてもたったの四話しか収録されていません。
発売日からかなり日が経ってから安価で購入したため、損をしたとは思っていませんが、物足りなさを感じたため、あと二?三話程度あればより遊び応えがあったかと思います。
COMMENT
素材やキャラクターは魅力的なのに、システム回りの粗が目立ちました。
システムを練り込んで、シナリオの数を増やせば、とんでもない良作に化けたかもしれません。
昭和の刑事ドラマをリアルタイムで視聴されていた世代の方にお勧めしたい一本です。
中断セーブ機能が搭載されており、サッと始めれてサッと終われるタイトルですので、待ち時間や移動中のお供に如何でしょうか?
続きを予感させる様な終わり方でしたので、続編の発売を強く希望します。
Amazonレビュー
レビュー者: いちしの レビュー日: 2017-05-27演出も昔の刑事ドラマを感じさせるものが多く、登場人物もおっさんが多いです。
事件そのものよりは、どちらかというと人間重視です。
全体的に突出した部分はなく、やや遊びづらいゲームなので
オススメはしづらいですが、昭和テイストを味わってみたいなら
買ってもいいと思います。
気になるのは、捜査パートが非常に単調で作業的なことです。
刑事モノなのに、現場へ移動しての探索や、聞き込みなどがありません。
すべてが所内で完結してしまいます。所内をひたすら総当りで移動して
証拠を集める形式で、自力でやると単調すぎて開始15分ぐらいで
きつくなってくると思います。章が進んでも移動できる範囲が全く変わらないため
ファミコン時代の総当りより精神的にきついです。攻略サイト推奨します。
自力でやった場合は、大幅に評価が落ちると思います。
タイトルが落シ刑事ということで、このゲームのメインは取り調べです。
相手の性格を読みながら、強気に攻めるか、それとも相手に合わせるかなど
こちらの対応を選びながら情報を引き出していく緊張感はまずまず出来てます。
人間性を推理しながら、うまく応対出来ている間は結構面白いです。
取り調べる相手も癖のある人物が多く、取り調べの応対が面白いので
刑事ゲームとしては満足できました。
しかし相手の心を読み切れることはほとんど無く、対応をかなり失敗しました。
そういう状況になると、ゲームオーバーになるまでの正しい応対を記憶して
また最初からを繰り返していく作業ゲーになりがちです。
絵柄は古臭いテイストを出そうとしていますが、ともすると低予算の手抜きにも
見えないことはないです。これを味と感じるか、安っぽいと感じるかは
別れるところだと思います。
自分は刑事モノや探偵モノが好きなので、満足度は高めですが
ところどころに惜しい要素が多く、潜在的にはもっと面白くなれる
ポテンシャルを感じました。
全体を通して、シンプル1500円シリーズといったような
予算が足りていない感が正直あります。
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GOOD!
・雰囲気
「太陽にほえろ!」を意識した雰囲気が非常に良い。ボスを始めとする刑事達はもちろん、古い雰囲気を出す為の画面のノイズ、更に太陽にほえろ風のBGMが盛り上げる。毎話オープニングテーマが入るのも個人的には好き。
・シナリオ
ひとつの事件を少しづつ確信に近づく様が非常に丁寧でリアリティーを感じて引き込まれた。1話目はあまりに予想外なラストに驚き、2話目は今まで多数のAVGの中で体験したことのない死因に感心し、3話目はパロディ風のこのゲームでこんなに犯人との細かな駆け引きがあるとは思ってなかった(3話共、逆転裁判に似た話があるのかもしれないが私は未プレイなので)。人情味がある話が多いのも◎
・難易度
証拠集め、取調べへの以降、取調べ共に簡単ではない。3つ共かなりシステムが悪いが(後述)、適当に選択肢を選べばクリアできるAVGよりはマシかと。あと賛否両論になりそうだが真のエンディングへの条件がかなり厳しい。BADエンド(?)でもEDテーマが流れるので、マルチエンディングと知らずに終わった人もいると思う。最近のゲームではかなり特殊だろう。
BAD/REQUEST
・証拠集めが総当りな作業
まず証拠集めの為に警察署内を移動するのだが、これが広~い署内を適当に移動するだけ。総当りでフラグを探すために移動をするのみで、移動以外には何もしない。「話す」も「選択肢」もほとんどナシで、総当り移動→証拠GET→総当り移動→…の繰り返し。また、本当に(ほぼ)署内しか移動できない為、閉鎖感があるのもややストレスになった。
・取調べへの以降の難易度
証拠集めは単調のくせに、取調べへの以降はムズい。必要な証拠がすべて集まったかが表示されるわけでもなく、更にどの証拠が必要か不要かも明確にわからないので、必要な証拠がすべて揃っているにも関わらず無駄な証拠集め移動を何度かしてしまった。
・メインの取調べがつまらない
肝心の取調べは適当にアタリと思う選択肢を選ぶだけ。「怒り」「冷淡」「同調」など色んな接し方があるが所詮アタリかハズレかのどちらかで、結局時間内にどれだけアタリの選択肢を選べたかでクリアかゲームオーバーかが決まってしまう。ゲームっぽくなってしまうが、容疑者の感情ゲージが増減したりして、それに合わせた選択肢で証言を得れたり出来たら面白かったと思う。また理不尽な時間ゲージ激減や、ゲームオーバー後に取調べの最初からやり直しとなるのもつらい。
・移動が不便
移動が非常に不便で、結局最後まで思い通りに動けなかった。例えば自分の机に行くには、2階→刑事部屋→自分の机、と選択しなくては行けなかったり、行きたい場所を選択してから右下の決定をタッチしなければならないのも更に不便さを増している。すべてタッチペンのワンタッチで好きな場所に行けるようにして欲しかった。
・文章表示
これがやや遅く、メッセージスピード変更も出来ない。最近この様なAVGが多くて嫌になる。
COMMENT
逆転裁判があったからこそ生まれたゲームだと思うが、ゲーム性の悪さが致命的。基本的に総当りのみの移動パートと、アタリ待ちの取調べのみなのがゲームとして全くダメ。取調べをメインにするなら駆け引きをもっとリアルにするべきだし、この程度の取調べシステムなら証拠集めは聞き込みやタッチペンで物も調べれたりさせて欲しかったところ。おそらくしっかりしたメーカーならばもっと面白く、更にシリーズ化も出来たかもしれない。B級メーカーが作ったのが残念で惜しい。
しかし光る部分もある。事件モノのAVGは星の数ほどあるが、このゲームは警察署内のみで少しづつ解明して行くので非常にリアルに感じた。パロディ風の見た目に反してシナリオは非常にしっかりしており秀逸。条件は厳しいが3話目がマルチエンディングなのも評価したい(ラストセーブ箇所から分岐箇所まで戻れるのも◎)。また各所でボリューム不足と言われているが、プレイ時間は7~8時間なので短いとまでは言えないと思った。確かにプロローグ含めて4話は少ないが、サクサクとクリア出来る人はあまりいないと思うし、ひとつひとつのシナリオが深いので物足りなさもあまりなかった。
話題にもならずここのレビューもほとんどなく忘れさられたゲームだが、プレイしたら良かったと思える人もいると思う。今や300円程度で買えるので少しでも興味を持った人はやってみて貰いたい。少なくとも私の中には残るゲームだった。