魂斗羅 Dual Spirits
中央値: 78 Amazon点数: 4.0
スコアーボード
標準偏差 16.94 難易度 4.46 mk2レビュー数 28ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 4pt | 5pt | 5pt | 5pt | 5pt | 5pt |
95pt
GOOD!
【完成されたゲーム性】
ステージ数は少なく収集要素も特に無い今作の売りは『全編が見せ場』の凝縮された濃厚なアクション。
緻密に練られたパターン性と、敵の出現頻度等に表れるランダム性のバランスが絶妙
無限に沸く雑魚敵の出現頻度は予測出来ないが、パターン化された箇所を押さえればノーミスも十分可能。
息もつかせぬテンポ良いステージ展開、一気に引き込まれる。止めても数分後にはまたやりたくなるタイプ。
【ファミコン時代の高難易度&快適さ】
クリア自体は容易で、ボリュームやクリア後のやりこみ要素で満足させるゲームが多い中
一筋縄ではクリア出来ず何度も何度も挑戦する。純粋にクリアが目標のアクションゲームは本当に久しぶり。
難易度も越せる見込みの無いような理不尽な物ではなく、部分的に攻略する練習モードの様な物もある。
努力すれば誰でもクリア出来る非常に秀逸なバランス。
最初は苦戦するが、やればやる程上達を感じ加速度的に面白くなる。
スイッチを入れてすぐ始められるし、会話やムービーなんて煩わしい物はOPED以外一切ない。
ファミコン時代の快適さと、うまくいけば短時間でクリア出来るがそううまくはいかない高難易度。
この二つが相俟って、毎回挑戦意欲が掻き立てられる。
上達の達成感を存分に実感出来る硬派さ。熱中度も満足感も難易度も当然5。
【二画面ブチ抜きの迫力】
二画面に広がるバトルフィールド。
失敗しては挑戦し、最適の攻略ルートを構築していく楽しさ。
ステージ構成と敵の配置を覚えれば不意の一撃を食らわなくなる。
【グラフィック】
ドットの描き込み量が凄い。○面の足場が人の屍だと当分気付かない程きめ細かい。
二画面を活かした巨大ボスの迫力も必見。
【音楽】
テクノ・ロック調の熱くノリの良いBGM。
随所に従来のシリーズのフレーズが織り込まれていてファンはニヤリと出来る。
チャレンジモード全制覇の報酬がサウンドテストなのも納得のクオリティ。
【20周年記念特典】
初代『魂斗羅』と『スーパー魂斗羅』(共に海外版)が丸々収録されている。
今でも遊べる名作。中古でも比較的入手困難な品。オマケにしてはあまりにも豪華。
BAD/REQUEST
・オート連射が遅い
GB版以降実装されていたオート連射だが、今回は一部の武器以外オート連射が遅くて役にたたない。
と言っても各武器には連射頻度の限界があるので、常にマシンガン級の超連打を要求される訳ではない。
個人的には問題ないし制作者的にも『FCの頃のように手連射しろ!!』という事なのだろう。
でも面倒な人は面倒だろう。
・武器パワーアップ2段階制の恩恵と弊害
今作の『同じ武器を取得すると2段階までパワーアップする』システム。
強化した火器で雑魚もボスも蹴散らすのは最高に気持ち良いのだが
強火器とノーマルガンの攻撃力差がありすぎて、HARDで一度死ぬと高確率で積む。
(隠しコマンドで火器をパワーアップ出来るけど)
これはパワーアップ制シューティング全般に言える事だが。
・良くも悪くもリメイク的作品
過去のシリーズの良い所を網羅し、オマージュを織り交ぜつつ新作として仕上げてある様なゲームなので目新しさや新鮮味はあまりない。
COMMENT
コマンドーとランボーがエイリアンを倒しに行くという暑苦しい狂演、2008年現在も健在。
気分は80年代アクション映画の主人公。弾切れ無用の銃を撃ちまくって疾走する快感。
タッチペンなんぞ文具屋に寄付しに行けと言わんばかりのド硬派横スクロールアクション。
自分が持ってるDSのゲームの中で一番短いゲームだが、一番やってるのはこれ。
完成度が非常に高い。先行発売された海外でも絶賛された。
間違いなくDSアクションゲームの中でもトップクラスの面白さだろう。
ファミコン世代又はレトロゲーム好きの人や難しいアクションゲーム好きの人、必見。
Amazonレビュー
レビュー者: 華棟 レビュー日: 2016-12-05アクセスランキング
-
逆転裁判4
法廷バトル、(廉価版、2008年4月24日発売:2,100円)
■価格:5040
■発売日:2007-04-12
-
テイルズ オブ イノセンス
■価格:6090
■発売日:2007-12-06
-
レイトン教授と不思議な町
Wi-Fi対応
■価格:4800
■発売日:2007-02-15
-
ニュー・スーパーマリオブラザーズ
アクション、プレイ人数:1人?4人
■価格:4800
■発売日:2006-05-25
-
押忍!闘え!応援団
応援リズムアクション、プレイ人数:1人?4人(ダウンロードプレイ対応)
■価格:4800
■発売日:2005-07-28
-
ウィッシュルーム 天使の記憶
アドベンチャー、振動カードリッジ対応
■価格:4800
■発売日:2007-01-25
-
マリオカートDS
アクションレース、Wi-Fi対応、プレイ人数:1人?8人(ダウンロードプレイ対応)
■価格:4800
■発売日:2005-12-08
-
ポケットモンスター ダイヤモンド/パール
RPG、Wi-Fi対応
■価格:4800
■発売日:2006-09-28
-
おいでよ どうぶつの森
コミュニケーション、Wi-Fi対応、プレイ人数:1人?4人
■価格:4800
■発売日:2005-11-23
-
燃えろ!熱血リズム魂 押忍!闘え!応援団2
■価格:4800
■発売日:2007-05-17
GOOD!
・2画面ぶち抜きといういい意味でぶっ飛んだステージ構成。一見大味で、実際慣れない内は上から下から容赦なく放たれる攻撃に訳も分からず殺されたりしますが、慣れてしまえば理不尽に死ぬ様な部分が殆ど無い、実に考えられた構成だと気付かされます。ギミック的にも2画面を上手く生かした物が多く、飽きさせない作りです。
・一撃死、回数制限付きのコンティニューなど、相変わらず硬派で厳しい難易度は健在。勿論、上記通り理不尽な難しさではなく、やり込めばやり込むほど楽しくなってくる難しさです。クリアした時、特にハードモード制覇時の達成感が最高ですね。
・スピリッツ以降ボス戦主体の構成が続いていましたが、本作ではシリーズの原点に戻ってザコ戦主体の構成へと回帰しました。大量に沸いてくるザコを撃って撃って倒しまくる、最高に気持ちいいです。
・武器関連のシステムも飛んでくるカプセルを撃ち落として武器ゲット、というシリーズ伝統のスタイルに戻りました。アーケード版スーパー魂斗羅を彷彿とさせる武器2段階パワーアップも強力で、特にスプレッドガンで敵を殲滅していく爽快感は病み付きものです。が、当然ミスすると武器が失われて弱小豆鉄砲に逆戻り。スピリッツ以来とも言える「大事な所では絶対に死ねない!」という緊張感が逆に新鮮です。
・20周年記念作品らしいオマージュ要素が満載。初代以来となる3Dステージが復活したり、要塞ゲートやビッグファズといった懐かしいボスもお目見えしたり。隠しプレイヤーキャラとして歴代女性キャラや欧州版魂斗羅ことプロボテクターなどが参戦するのもいい感じです。
・充実したオマケモードの数々。クリアする毎に自然とプレイヤーの腕前を上げてくれるチャレンジモード、シリーズの歴史を振り返るミュージアムなどに加え、海外ファミコンことNES版魂斗羅とスーパー魂斗羅まで収録という太っ腹っぷりです。
・DSアクション中トップクラスと言っても過言では無いドットグラフィック。キャラはヌルヌル動きまくり、背景の描き込みも凄いです。
・チップチューンで一部に有名なVirtことジェーク・カウフマン氏の担当するBGM。歴代の名曲のフレーズが所々に使われており、とにかく素晴らしい燃える名曲揃いです。特に1面BGMは歴代でもトップクラスの名曲ではないでしょうか。また、効果音でファミコン時代と同じ「チュインチュイン!」という撃ち込み音がそのまま使われているのが嬉しい限り。
BAD/REQUEST
・硬派な難易度故、アクションが苦手な人は投げ出してしまうかもしれません。一応イージーモードがあったりはしますが、それでも難しいですし。
・プレイヤーキャラは隠しも含めると多めですが、基本的にプレイヤー性能に差異はなく、グラフィックやボイスが違う程度。キャラ毎に性能差があってそれにより何度でも楽しめる、的な事を期待すると肩透かしを食らうかもしれません。
・オマケの旧作2本ですが、やはり欲を言えばNES版ではなく国内ファミコン版をちゃんと入れてもらいたかったです。特に魂斗羅はファミコン版とNES版では演出面などで大きな差がありますし。
・ゲーム本編とは関係ない部分の話になりますが、オマケのミュージアムの作品解説文。海外版の内容を直訳しているだけらしく、国内版では一番簡単なハードコアが「一番難しい」とされていたり、国内版では某超大国が敵だったGB版コントラで「ブラックバイパーが初登場」とされていたり、と違和感を感じる部分が見受けられるのが気になりました。海外主導で製作されたとは言え、こういった部分はちゃんと国内仕様に直してもらいたかったですね。
COMMENT
外注作品、しかも製作は海外の会社。これだけ見ると「大丈夫なのかこれ?」と思ってしまう人が殆どでしょうが、そんな心配は全く無用です。魂斗羅生誕20周年を飾るに相応しい大傑作に仕上がっているのですから。
というか、DSで発売されたアクションゲームの中でも最高峰の出来と言っても過言ではないと思います。このご時勢にここまでシンプルで難しく、思わず熱中して我も時間も忘れてしまうド硬派アクションが発売されたのは大変喜ばしい事ですね。出荷本数は少ないらしいですけど…。とにかく、シリーズファンやアクションゲーム好きな方に是非ともオススメしたいです。