おさわり探偵 小沢里奈
中央値: 71 Amazon点数: 3.8
スコアーボード
標準偏差 12.35 難易度 2.22 mk2レビュー数 36ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 4pt | 4pt | 3pt | 3pt | 4pt | 1pt |
70pt
GOOD!
探偵アドベンチャーの世界を、あえて殺人や暴力など扱わず、ほのぼのとした童話的なストーリーで描いた点が、挑戦的かつユニークなゲームです。
グラフィックの質は高く、どことなく懐かしい絵本の世界を歩きまわるような楽しさを持っています。
シナリオが終わるたびにサウンドテストの曲目が増え、最終的におまけシナリオまで終了すると、21曲のサウンドが聴けるようになります。
これらの曲はどれも雰囲気が良くヘッドホンで鑑賞できる品質なので、好きな曲をくりかえし聴いたりしています。
気に入っている曲は、第3話ラスト「風の谷の感動」、プロローグ「前略・母上様」、オープニング「進め!小沢里奈」、まなみのテーマ「オレンジビッツ」などいろいろあります。
BAD/REQUEST
全体の雰囲気は良いのですが、ストーリーに今ひとつ盛り上がりがほしいところです。
とくに各シナリオの最後があっけなく終わる感じで、もう少し派手な演出なり、心に残るようなシーンがあれば良いなと思います。(3話のお終いのシーンには、けっこう満足できました)
主人公の友だち、まなみ と ちとせ にはそれぞれにテーマ曲があり、どちらも魅力的なキャラクターですが、ゲーム中ではアップのシーンがほとんどありません。
主人公のアップだけはDSの上画面で常時見られますが、逆にこの画面を主人公ひとりの表示に固定しておかないで、できれば画面の半分を使うなどして、要所要所では他のキャラクターのアップなども見られるような工夫や演出がほしいところです。
COMMENT
ゲームのボリュームは、1つのシナリオにつき映画1本を見るような感じで進みます。
といっても、ゲームの中でつまるような箇所が出てくると、もっと長い時間がかかってしまうでしょう。
私自身がゲームに慣れていないライトユーザーのせいか、どのシナリオでも、1つずつつまってしまう箇所がありました。
でも、全体的には難易度の低いゲームです。
焦って先に進む必要がないというペースでできる点も、このゲームの個性と言えるかも知れません。
この「探偵 小沢里奈」は、今後も舞台を変えてシリーズ化してほしいゲームだというふうに思います。
主要なキャラクターは、またいつか会いたいような魅力を持っていますし、ゲームの世界も、またいつか訪れたいような懐かしさや親しみが持てる世界です。
Amazonレビュー
レビュー者: @poor work レビュー日: 2008-02-29しかしパッケージを見れば一目瞭然であるように、無個性な一本ではありません。
最大の特徴は、ダークな色使いとシュールなタッチのグラフィック、
そしてその世界の住人たちが織りなす独特な世界観です。
「Moon」「モールモースの騎兵隊」
あたりにピクッと反応してしまう人には、特にお奨めできる作品かと。
探偵モノと言っても殺人のようなおどろおどろしい事件は起こらず、
日常のちょっとした出来事の謎を解決してゆくのが基本的な進行です。
とりたてて難しい謎はなく、タイトルの通りとにかく「おさわり」してみれば先に進める作りです。
ヒントに乏しく、頭脳で解決する満足感はちょっと乏しいかも知れませんが、これも「おさわり探偵」だからと割り切ってしまえばよいでしょう。
肩の力を抜いてこそ楽しめる作品です。
他のレビュアーさんも指摘されているように、ボリュームはちょっと足りない気がします。
しかし私は、この不思議ちゃんたちの織り成す世界がとても好きになれました。
ぐっどぷらいす版なら十分な価格かと。
怪しげな存在感に手を出すのを躊躇っている人もいるかと思いますが、
実は老若男女問わず遊べる一本だと思います。
豊かな個性を持ちながら、間口の広さも持ち併せた、完成度の高い作品です。
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GOOD!
特筆すべきは何と言っても独特な雰囲気。
グラフィック、キャラクター、事件内容などが、目新しいというわけではないが、他ゲームにはなかなか無いムードを持っている。
それらがまた秀逸で、そこそこ多い不満に目をつむってもいいかなと思うほど。
1話あたりのボリュームも長すぎず短すぎず。
ハマリも無いので、安心して進めることができる。
BAD/REQUEST
セリフ。
文章そのものではなくて、1度聞いた長いセリフが2回目は省略される、RPGやアドベンチャーでは必須の気遣いが全くと言っていいほど、無い。
1つの会話が長め(その上リアクション込み)なので、1度タッチペンで人物をタッチしたら最後。ウンザリしながらAボタン連打、と言うことがよくある。
それと同じことが背景などのオブジェクトにもあって、例えば街の看板にいたずら書きしても2回目にそれを読み上げるとかは無く、それ以降もずっと落書きし続ける。
謎解き、フラグ立てはやや総当りになりがち。
COMMENT
考えてみれば、普通のゲームだったら明らかに手抜きと言われそうな「悪い所」を持つものの、それを中和してしまう程の雰囲気を作り上げたのはすごい。
ちなみにキャラクターも秀逸と書いたが、雰囲気作りに一役買ってはいるものの、主人公周りは小学校高学年くらいの知性なので、人によっては合わないかもしれない・・・が、そこもプレイのテクニックってことで。