ソーマブリンガー
中央値: 67 Amazon点数: 3.7
スコアーボード
標準偏差 15.96 難易度 1.77 mk2レビュー数 77ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 4pt | 4pt | 4pt | 4pt | 4pt | 2pt |
80pt
GOOD!
・独特の戦闘バランス。
一見するとただ敵を囲んでボタン連打をするだけのゲームに見えるが、あくまで「攻撃を食らう事を前提とした戦闘システム」になっているだけ。攻撃を避け、転倒を防ぎ、敵の硬直に的確に反撃する事を前提としたゲームでないため、CPUも戦力になってくれる。戦闘システムが、仲間が居る事を前提としている面があり、CPUに敵を引きつけさせ攻撃したり、敵を引きつけてCPUに攻撃させたりといった戦術がまた面白い。
・ストーリー。
地味めではあるが、良くまとまっている。終盤の展開には特に引き込まれた。キャラクター間の会話も自然で心地よい。
・グラフィック。
2Dのグラフィックと3Dのキャラが違和感無くマッチしている。敵味方入り乱れてのなかなか派手な戦闘になるが、処理落ちしない。
・音楽が良い。
透明感のあるサウンドで雰囲気を盛り上げている。
・細部の気遣い
至る所にワープが設置され、開通させる事で拠点と行き来出来る様になる。シナリオの各チャプター毎に、物語の要点をまとめたログと、今後の目的が参照出来、目的を忘れて詰まる事も無い。また、安心して脇道に逸れる事が出来る。レーダーマップに敵・NPC・宝箱・ワープ・エリアチェンジ等が表示され、グラフィックに紛れて見落とす様な事が無い。他にも、快適に遊べる仕様が至るところに用意されている。
・アイテム集めが楽しい。
同じ装備でも、付加ステータスが追加されていたり、固有のレアアイテムがあったり、アイテム集めが非常に楽しい。中身のレアリティで箱の色が金銀銅と変化するので、金の箱を見つけた時等はワクワクする。
・固有名を持った強敵の配置。
ストーリーに沿ったボスキャラとは別に、フィールドに固有名を持った強敵が配置されており、冒険心をくすぐられる。
BAD/REQUEST
・Act2中盤くらいまでは戦闘の戦略性が低い。
早々にゲームに見切りを付けてしまうタイプの人は、この辺でクソゲ認定して投げてしまうケースが多そう。
・序盤からゲーム専用の固有名詞が多用されている。
会話の流れの中で複数回説明させる等、プレイヤーに理解しやすい様工夫されているが、やはり初期は用語を会話と結びつけるのに少々苦労する。
・倉庫のアイテム所持数が少なめ。
自分が使う装備を保管する分には足りるが、友達と交換するためのアイテムを保管するような余裕は無い。耐性重視・攻撃重視・行動速度重視と、装備を用途別に使い分けられる柔軟性があるのに、アイテム欄の制限のせいで活かし辛い。
終盤のマップが少し広過ぎる。
寄り道せずに目的地を目指せばそこまで広く無いかもしれないが、注意深く探索しながら進めると、Actを一つ攻略するのに相当な時間がかかる。
COMMENT
ここしばらくのDSソフトでトップクラスの当たりでした。
戦闘の雰囲気はアクティブタイムバトルのRPGとアクションRPGの中間と言った所でしょうか。このゲーム独自の戦闘システムに馴染むまでにやめてしまう人と、最後まで遊んだ人とで評価が二分されると思います。
あくまで食らう事を前提としたゲームなので、モンスターハンターの様な、キビキビした戦闘を期待していると拍子抜けするかもしれません。
聖剣伝説2あたりが好きだった人は、すんなり馴染めると思います。
ストーリーも良かったので、ネタバレや攻略を見ずに、のんびり進めて欲しいですね。アイテム収集・キャラ育成のボリュームもあるので、長くやりこめるゲームを探している人にもお勧めです。
Amazonレビュー
レビュー者: 2KR レビュー日: 2008-03-01また初ARPGということで戦闘面で不安があったのですが仲間CPU2人がなかなか強く(敵が弱い?)ストレスなく戦闘を楽しむことができます。
最後に注意点として言うと、このソフトは初心者やあまり時間のない方にはオススメですがコアなゲーマーの方はヌルいと思われるかもしれません
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GOOD!
・この手のゲームはDiabloの派生形であることが多いが、ソーマはその中でも再現度が高めで、長く遊べるタイプのゲームである。携帯機、特にDSでこのレベルのきちんと遊べるARPG作品が出たのはとても喜ばしいことだ。
システムは基本的に周回プレイが前提の作りになっているものの、アイテム収集による自キャラの強化、クリア後に選べる高難易度モード、職業によるプレイスタイルの変化等があるので、複数周遊ぶことになってもそこまで退屈させられることはないだろう。
MMO(MO)RPG型のARPGが好きな人なら買って損は無い作品である。
・マルチプレイの存在。
シングルでCPUを引き連れて遊ぶのも良いですが、マルチだとさらに楽しめる。
・アイテム収集(トレハン)要素。
このゲームでは付加能力+ベース武具+職業の組み合わせ次第で欲しい能力や強いとされる装備が全然違ってくるので、そういった最強の品を探すのも楽しみのひとつだと思う。
・音楽。
クロノ・トリガーで有名な光田氏が担当しているだけあってやっぱり良い。
特にテーマ曲である「リング」はオープニングで聴いて感動した。
BAD/REQUEST
・クリアキャラが他難易度に行ったときはイベントスキップ可能だが、1周目のオープニングだけはどうやってもスキップできないこと。
・シナリオは悪くないけど、キャラの言動や設定に難がある。
ネタバレになるのでぼかすが、メイン扱いの某キャラの言動や無神経ぶりが特に酷い。せめてもう少しマシな描き方をしてやっても良かったのでは?
・ストーリーの見せ方。
これは携帯機だから仕方ないことかもしれないが、選んだキャラによってシナリオの見え方を少し変えてくれても良かったのでは?
特にオープニングは誰を選んでもヴェルトのイベントで固定されるので、余計にそう思えて仕方が無い。
・各種名称のわかりづらさ、作中専門用語の多さ。
こだわりはわかるが、それでわかりやすさを捨ててしまったら意味が無い。
・スキルの幅の少なさ、補助魔法や状態異常の扱い。
同系統の補助魔法を複数掛けできないとか、状態異常が複数掛からないのは痛い。
状態異常に関しては自分側にも利点が無いわけではないが、それを活用するはずのダークスにとって戦略の幅が狭まるのは大きなマイナス点だし、そのシステムゆえにマルチプレイで一部の追加属性攻撃が邪魔なものでしかなくなっているのは非常に残念だ。
・基本的にマルチプレイによるアイテムトレードを推奨しているのはわかるが、シングルプレイヤーにも何らかの形で救済策を提示して欲しかった。
Wi-Fiはチートや複製アイテムなどの問題があるから無理だろうけど、トレードボックスを全キャラ共通にするだけでも違ってきたんじゃないだろうか。
・戦闘時のダメージ表示が無い、ヒットしているかどうかがわかりづらい。
連続コンボ技のある職業だとこれはきつい。そのせいで2コンボ以降が決まらないこともあるので。
・ソーマス(魔法使い)のダメージ期待値表示がバグでおかしくなっている。
これはステータス画面での属性マスタリーの計算が狂っているせいで起こることだが、実際のダメージは正常に与えられているので安心して欲しい。
COMMENT
基本的に、作品の出来自体は非常に良い。
前述したとおり、ネットゲーム風味のARPGが楽しめる人にとっては良い買い物になると自分は思う。マルチプレイ環境がある人にもおすすめの作品である。
ストーリーもこの手のゲームにしては意外としっかりしているので、普通にARPGを遊びたい人にも良いのではないだろうか。
しかし、なまじ出来が良いだけに目立つ不満点も多かったので、もしも次回作を作る予定があるのなら、そこを踏まえてさらに上を目指して欲しいと自分は思う。