ソーマブリンガー
中央値: 67 Amazon点数: 3.7
スコアーボード
標準偏差 15.96 難易度 1.77 mk2レビュー数 77ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
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1pt | 3pt | 3pt | 2pt | 1pt | 3pt | 2pt |
39pt
GOOD!
・近年めっきり減ってしまったファンタジーっぽい世界観のゲーム。懐かしい感じがする。パッケージを見てファンタジーっぽい世界観だと思ったので購入した。個人的にはここが一番のプラスポイント
・レベルアップの際に得られるポイントをプレイヤーの判断で各ステータスに振り分けてキャラを強化していくシステムになっているので、キャラの成長を自分で操作できる。アビリティも、自分が覚えたいアビリティだけ覚えてそれだけを強化する事ができる。自由度はそれなりに高いと思う
・ダンジョン内に、本拠地へのワープポイントが多数配置されているので気軽に進められる。いつでもセーブができる
・本拠地に帰れば何回でも無料で体力を全回復できる。前述の多数のワープポイントと併用することで、危なくなったらすぐに本拠地に帰還して全回復してから再出撃、という事ができる。親切な作りになっている
・お金が非常に溜まりやすい。この事に対して批判的な意見も数多く見かけるが、自分は大いに結構だと思う。金を稼ぐ為だけのプレイ時間は極力ない方がいい。今作は敵のアイテムドロップ率が非常に高いので、それを売っていけば序盤から相当な額の資金を得る事ができる
というか、店で売っている物より優秀な装備品がバンバン落ちるので基本的に店で装備を買う必要がないからお金の使いどころがあまりない。回復薬を買うことはあるが、単価が安い上に上記の「本拠地帰還→全回復」という手段があるのでそこまで大量には消費しない。要するに、このゲームはお金を使う場面があまりない。それが良いことがどうかは微妙だが、「金稼ぎの時間を割く必要がない」という点は評価したい
・ゲームは使用キャラ1人、AI操作が2人という形で進むのだが、このAI操作キャラがかなり強い。自分で操作するキャラより耐久力が相当高く、あまり敗走しない。ゲーム自体に細かい操作がないので敵に突進して攻撃しまくるだけなのだが、かなり頼りになる
・「少年が少女を守る」という設定が結構好きなので、ストーリーの「方向性は」好みだった。しかし、問題も多数存在・・・これは下に書く
BAD/REQUEST
・なんといっても、キャラが薄すぎる。今作の不満は全てコレに収束されると言っても過言ではない。どこから言及すればいいか困るレベルにここがあまりにも致命的なので、BADはコレを中心に書く
主人公とヒロインを含めた8人がメインキャラという位置づけなのだが、全員が全員、ビックリするほど薄い。特にグラナーダが酷過ぎる。最初から異様なまでの存在感のなさで、「こいつ居る意味あるのか?」と思った。「途中でスポットが当たって存在感が増すのかも知れない」と思いながらやったが、結局最後まで同じだった。「空気キャラの究極形」と言って差し支えないレベル
グラナーダに限らず、各キャラに対する掘り下げが皆無と言っていいほどないので、キャラにまったく愛着が湧かない。ストーリーにおける必要性が感じられるキャラも少なく、ストーリーを進める上で必要なのは主人公ヴェルト、ヒロインのイデア、アインザッツ、カデンツァの4人だけじゃないか?その4人も、ほとんど掘り下げられないので非常に薄い。残りの4人はもはや悲惨と言える
このように掘り下げがほとんどない為、ところどころで明かされるメインキャラの昔話や秘密があまりにも唐突で「え?あ、そうなの?ふーん・・・」という反応になってしまう。序盤でいきなりミラーズの家族関係に焦点が当てられた時は「おい、まだミラーズ本人がどういう人間なのか全く把握できてないのに家族の事話されてもなにもわからんよ!」と思った。航海士のモニカに関するエピソードも、プレイヤーがモニカ本人に関してほとんど何も知らない状況で投入されるので「まず、お前は誰なんだよ?!」という印象しか浮かばなかった
同様に、ヴェルトがイデアの事を「守ってあげたい」と思う理由が全くわからない。出会ってほとんど時間が経ってない時点で既に保護意識が芽生えているのには「?」とならざるを得ない。ここは非常に重要なポイントだと思うのだが、色々と謎の多いイデアをヴェルトがあっという間に好きになっていて完全に置いてきぼりだった
他にもミラーズとフォルテの関係や、ヴェルトの母親のくだり、アインザッツの妹のくだりなど、メインキャラに関するエピソードが全て唐突に始まって唐突に終わる。語られるのが一瞬な上、ストーリーになんの影響も及ぼさない事がほとんどなので「???」の連続。今作はとにかくこういう「唐突な展開」が多い。あまりに雑過ぎる
少なくとも、ヴェルトついてはもっと深く掘り下げないとダメだろう。主人公である意義が感じられない。物語中盤でのカデンツァとエレオスのやり取りを見て、「このカデンツァのポジションって本来主人公が担うべきじゃないか?」と思った
イデアとの関係も、もっともっと掘り下げないとダメ。「主人公がヒロインを守る」ストーリーなのに「主人公がヒロインを守ろうとする理由」がわからないというのは致命的すぎる
クリア後にEXダンジョンというおまけ要素が解放されるが、自分はやっていない。もしかしたらコレをやれば少しはキャラに対する見方も変わるのかも知れないが、どちらにせよメインストーリーで掘り下げていないのはダメだろう
・ストーリーがわかりにくい。しかも上記のように登場キャラが薄過ぎるので、ストーリーを頑張って理解しようという気にもならない。キャラに魅力がないとストーリーにも魅力がなくなってしまう
・戦闘の時、巨大な敵の攻撃範囲が広すぎる。避けられない
・ダメージを蓄積する事で発動し、大ダメージを与えられる「ブレイク」が敵に有利過ぎる。ボス級の敵になると、二回ほど攻撃しただけでこちらはブレイクしてしまう。しかし向こうは全然ブレイクしない。結局、微々たるダメージをちまちまとエンドレスで与えるという作業になってしまう
また、このブレイク以外の戦闘システムに目新しさを感じなかった。没個性的すぎる
・今作は、ゲーム開始時にプロローグとして主人公の独白が流れる。主人公のエンディング後の台詞という設定なのだが、これを見てしまうとストーリーのオチがある程度読めてしまう。ある意味このプロローグが究極のネタバレと言える
・ゲーム内のイデアの絵がちょっと可愛くない。哀しそうだったり、動揺してたりする、要するに感情を出した表情ではそうでもないのだが、無表情の絵が可愛くない。パッケージの絵の方がずっと可愛い
・今作に限った事ではないが、ファンタジーっぽい世界観に中途半端に機械文明や電子機器を導入しないで欲しい。色んなキャラがキーボードを叩く仕草をしたり、無線機みたいな物を取り出した時は萎えた。そういう所は最先端なのに、街だけどこか原始的というのは違和感しかない
COMMENT
アクション部分に関する不満は他の方がたくさん書いているので、キャラについて多く書かせてもらった。ストーリーがよくわからない、なんだか消化不良というのも、「キャラの薄さ」が多分に影響していると思う
どこか懐かしさを感じさせる世界観はいいのだが、このキャラの薄さがいくらなんでも酷過ぎる。RPGにおいて、キャラクターの掘り下げというのは一番欠かしてはいけない部分だと思う。
最近ではあまり見かけないタイプのゲームなので結構期待しながら始めたのだが、自分の求めていたゲームではなかった
アクションもストーリーもつまらないというワケではなく、キャラ一人一人がしっかり作り込まれていればなかなかの良作になったと思うので、非常に残念
Amazonレビュー
レビュー者: 2KR レビュー日: 2008-03-01また初ARPGということで戦闘面で不安があったのですが仲間CPU2人がなかなか強く(敵が弱い?)ストレスなく戦闘を楽しむことができます。
最後に注意点として言うと、このソフトは初心者やあまり時間のない方にはオススメですがコアなゲーマーの方はヌルいと思われるかもしれません
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GOOD!
LVが上がると共に得られるスキルやステータス。一応振りなおしもできるところ。一応スキルツリーみたいなのもあるところ。
コレでもかと言うくらい出てくる装備品やアイテム群。たくさん出るのはうれしいけど、操作キャラ以外で使えないのが特徴。
操作性はアクションRPGの中では快適な部類に入ると思う。
BAD/REQUEST
ストーリーがまずひどすぎる。いっそ、ノンストーリーの方がよかったんじゃない?と言い切れるくらいひどかった。ダラダラと長い前置きだけでもうんざりするのに、スキップできない。イライラしながらボタン連打するのがむなしかった。
感情移入できない得たいの知れないキャラクター。主人公とイディア、それと「口汚いガサツな女の子」と「壁みたいな男の人」程度で覚えてはいる。
自分に必要の無いアイテムがポコポコ出るバランス。しかも他のキャラでの使いまわしができないどうしようもない仕様。自分以外のキャラに装備できないとか意味不明。
COMMENT
中古で買ったのだけど、それでも数百円が無駄だと思えるゲームだった。
シナリオを全て無視して、キャラに対しても「自分が操作するとおりに動くだけのモノ」と割り切ればそれなりに遊べると思う。
ただ、素材はいいので組み立て方を考えて作れば化けるゲームのひとつではあると思う。