ロックマンゼクス アドベント
中央値: 64 Amazon点数: 4.3
スコアーボード
標準偏差 10.69 難易度 2.62 mk2レビュー数 29ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 4pt | 3pt | 2pt | 1pt | 1pt | 3pt |
41pt
GOOD!
○マップ移動
前作に比べステージごとの繋がりが判りやすく迷うことがほとんどなくなったのが良く
すぐにステージに着けるのがよい。
下画面のマップも判りやすくなっている。
○男女差
前作の主人公たちに比べ性格や見た目、アクション時の性能なども大きく違っていてやりがいがある。
○トランスオン
ボスに変身し今までのロックマンとは違ったアクションが出来るという点は良い。
数も多く変身するだけで面白いという部分もある。
BAD/REQUEST
○ストーリーに盛り上がりが無い
予想外の展開や誰かの死、主人公の挫折やそれを乗り越え強くなるようなイベントが無く、
ただ平坦にストーリーが続いていき、盛り上がらない。
主人公たちの設定の明かし方もただ淡々と語っているだけで驚きがない。
○キャラクターに魅力が薄い
前作とゲームのボリューム自体はそれほど変わっていないのに、
キャラクターを大量に出しすぎたせいで、キャラクターの性格や魅力が描ききれていない。
○前作キャラクターたちに出番が無い
全くといっていいほど出ない。確かにガーディアン隊員たちなどはどうでもいいかもしれないが、
最終決戦時にわざわざベースをハンターたちに守ってもらわなくても隊員たちが自分で守ればよかったのではないだろうか。
そして前作のヒロインでありガーディアンの司令でもあるプレリーが出ない。
これではただ船だけ持ってきたみたいじゃないか。
○ロックマン・モデルZXの扱い
今までのロックマンシリーズで主人公を勤めてきたXやゼロ
そして前作から4年以上も戦ってきたヴァンとエールが出てきてすぐにモデルAに負けてデータを奪われると言う噛ませ犬のような立場になってしまったこと。
年齢が上がり先輩キャラとして登場すると聞き期待していたのに、後輩にあっさり負けてしまっては先輩としての魅力が無い。
負けた奴が偉そうに説教などしても説得力や訴えかける力が無い。
何の為に4年8カ月経たせ、先輩にしたのか判らない。
さらには前作で因縁のあるプロメテやパンドラに会うことも無く終わり、自分たちをロックマンにし、闘いの渦に巻き込んだあの男とも会わずに
全てモデルAが決着をつけて終わらせてしまうと言うのは、前作が好きでやっていた立場の自分としてはあまりにもヒドイ話だと思った。
○前作からの未消化分
プレリーのお姉さんであり、モデルXたちを作った彼女の話に全く触れずに終わってしまった。
プロメテやパンドラが知っていそうな話をしていたと言うのに、あの男との決着がついてしまいプロメテとパンドラも生死不明に。
どうするんですか?これ。
○扉を開けるための鍵。トランスオン
トランスオンで扉やブロックなどを壊し、そのトランス特有の能力でステージを進んでいくのは確かに使い方としては王道的なのだが、
それ以外のところでほとんど役に立たない。
普通に移動するのにもダッシュや壁蹴りなどが使えないトランスや、
中には歩くのも低速でちょっとした段差も昇れないトランスもいる。
扉を開けるために使わせることが多いのに、その後ですぐ使わなくなるから別の通常の姿に戻したりしなくてはいけない事が多い。
そこを通る為に変身→通ったあとまた変身と2度も変身しなくてはいけないのが手間がかかってしょうがなかった。
しかも、ボス相手に使うには能力不足で弱点にもならないトランスばかり。
ロックマンの醍醐味であるボスの能力を使ってボスの弱点を責めて倒すと言うことがほとんどできないのがもったいない。
○トランスオンを多用させるステージ
前述のように、使った後すぐに戻すようなトランスオンが多いのに、
半分以上のステージでこのトランスを使わないと進めないと言う個所がいくつも置いてある。
しかもただボス部屋にいくためだけでも使わないと進めないと言う個所が多くて自由に進むことが出来なかった。
過去のロックマンでもそれを使わないと進めないと言う個所はいくつかあったが、
それはほとんどがアイテム取りに行くときだけでボス部屋に行くまでにそれを使わせることはほとんどなかったというのに。
COMMENT
ZXから多くの部分で改善されているというのに、他の部分で大きくストレスが溜まるようなシステムが増えてしまった。
シナリオも前作や今までのシリーズファンをないがしろにしたような部分も多く、
ロックマンとしてお勧めできるゲームではなくなってしまっている。
前作のZXのほうがロックマンらしかった。
アクションゲームとして考えればまぁまぁ面白い出来なのだが、
何度も繰り返してやりたくなるゲームかといわれると疑問。
トランスオンも最初は見た目も大きく変わるので楽しいかもしれないが
出来ることが限られているので数回ですぐ飽きてしまうと思う。
ZXファンとしては実に面白くないゲームでした。
こんなストーリーではファンが離れていくだけだと思います。
新規のお客さんが欲しいのはわかりますが、古くからのファンだけでなく
前作で付いたファンすら蹴飛ばすようなものを作るのははっきり言って愚かな行為だと思います。
Amazonレビュー
レビュー者: yuji7582 レビュー日: 2007-07-14ステージ構成は構図的に“魅せる”展開が多く、
全盛期のX・ゼロシリーズを彷彿とさせるような
カッコ良さを味わえるシーンも多い。
特に今回は音楽も秀逸。
文句なしに90点上げられるデキ。…終盤までは。
前作の主人公が登場する辺りからステージ構成もシナリオも
眼に見えて崩れてくるのは惜しかった。
特にラストのトゲの山はそこだけ見れば駄ゲー。
ボスの能力コピーはその場凌ぎになってるのも惜しい。
しかし最大のネックは、シリーズでは類を見ないほど
一本道な点。序盤のステージの道中に終盤ボスの能力を使わないと
取れないアイテムがバラまかれているのを見ると、
どうかと思う。
こういう不備はシリーズファンほど気になってしまうだろう。
しかし逆に言えば、新規ユーザーには良いとも思う。
まあなんだかんだ言って十二分に面白いので、。
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GOOD!
○変身の豪華さ
20近くのキャラクターを一ゲーム内で操作できると言うのは、かなり特徴的だと思います。キャラごとの個性もよく分かれており、グリグリ動かすだけでも楽しめる。
○音楽
まいどながら、耳によい音楽が多いです。さすが、発売日からサウンドトラックの発売を広告するだけあると言うか。前作に比べ緊張感が増す音楽が増えたと思います。
○システム改善
マップ表示、変身時間の短縮など、前作で快適性を著しく損なわせた部分がある程度は改善されています。
BAD/REQUEST
○ロックオン関連
前作のネックであった長ったらしい変身(ロックオン)ですが、本作ではその時間はわずかながらスリムアップしており、改善が見られます。
が、本作は各所でトラップに対応した能力のボスに変身することを強いられるため、前作より変身の頻度が必然的に多くなります。
そのための時間を考慮すれば、結局前作よりも変身の面倒さが目に付いてしまいます。対応したボスが閃かないときなどはいちいち最初から変身を繰り返さなければならないので苦痛の他ないです。
また、そのロックオン後のキャラの性能も差がありすぎ、いくら数が多くても使うキャラは殆ど限られます。結局は他のキャラは要所を攻略するための特殊武器の延長のようなもので、そしてその程度のためにいちいち変身を挟まなければならないあたり、不便です。
○ストーリー
前作が置いてきぼりのもほどがあります。ファンはガッカリするでしょう。
そうでなくても、唐突に現れた設定を軸にロックマンロックマンと連呼するだけでメッセージ性も深みも無く、ありていに言えば装飾した子供だましです。しかも伏線回収やら細かい説明やらもされてない始末。
もちろんゲームとは基本的に子供が遊ぶものなのでこの方向は否定しません。しかしならば、最初から勧善懲悪の方向で素直なストーリーを作り、もっとゲーム性の自由度を高めるべきだとも思うのです。
連なり、二人の主人公というのも必要性に疑問が。
○ステージ構成
ZXシリーズとしての個性を出すための構成というのは理解できますが、前作より探索の要素が減った以上、相応にマップ構成を変えてもいいと思います。なんか単に広いだけで攻略するだけなら苦労が少ない場所も多く、それはゲームとしてどうかと。
しかし後半では、同じところをグルグル、いちいちボスに変身しなければならない要所が頻出、工夫のないトゲトラップなど、荒っぽい。
○ボイス、アニメーション
ボイスはガラガラ、アニメはカクカク。耳も目も痛いです。
入れる事は否定しませんが、ならばせめて相応のクオリティにしてほしい。
また、エールの変身にだけ妙に時間を費やすという妙なこだわりは蛇足他ならないと思います。だったらゲーム内で出番を増やせ、と言いたい。
○キャラデザイン
いい加減四天王のデザインの使いまわしはどうにかならないものか。
ストーリーに必要性があるならまだしも、本作では空気そのものですし。
システム面も大事ですが、こういうところも挑戦心を出して欲しい。
COMMENT
快適なアクションゲーム、スピード感あるアクションゲームというのがインティクリエイツ製ロックマンの特徴と思ってましたが、Z4、ZX、ZXAと続くと、そろそろこの思いに疑問がわきます。
ストーリーにこだわりがあってもいいです。遊びがいのあるシステムがあってもいいです。過去のデザインを流用したり、音楽にこだわったり、アニメ入れてみたり、そのようなこと、いくらだってしてもいいです。
しかしそれは、ゲームとして面白ければ肯定する、という話。
ストーリーは前作を蹴り倒し、変身は快適性を損ない、ゲームバランスは結局一部のキャラに依存し、デザインはどこかでみたものばかり。
ロックマンという題材は、湧いたアイデアを具現化する器なだけではないでしょう。
総じて面白い作品であることは否定しません。一ゲームとしては完成されてます。
しかし、そこで止まっているのも確かかと。そろそろ前進して欲しいもの。