逆転検事2
中央値: 72 Amazon点数: 4.2
スコアーボード
標準偏差 13.09 難易度 2.06 mk2レビュー数 51ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
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3pt | 4pt | 5pt | 3pt | 3pt | 3pt | 2pt |
66pt
GOOD!
・まず、何より音楽がよい!逆転シリーズの中でも屈指の音楽の質と量、使われ方も良かったですね。アルバム買ってしまったくらいですわ。嫌でも盛り上がります。
・絵がやはりよいです。逆転らしい個性的な絵であり、魅力があります。御剣はやはり岩元さんでないとダメだなと思えます。他のキャラも動きがあってリアクションも独特ですね。一つ一つに小ネタというか設定を考えながら作っていると言われて納得します。こういう性格だからこういう絵柄とリアクション、というのが押さえてあります。愛着がわきやすいですね。
・ストーリーがとにかく練りに練られている。本当に先を読ませない、とにかく長い。だから「終わった」感が半端ない。これは好き嫌い分かれると思いますが、「裁判」とは別のやりきり感ではあります。
あと、裁判3の時にもありましたが、過去と未来をうまく混ぜ込んだ話はやはり上手に作りこまれていたなと。複雑に丁寧に作りこまれてる分、理解しながら没頭できる時間がないとしんどい。「飽き」が来ると続けられないですが、飲めりこむと半端なく面白いです。
BAD/REQUEST
・これは仕方ないことですが、「巧さん独特のテキストの面白さ」がない。これ辛いですね。多少の「?」すらも強引に巻き込まれてしまうような勢い、会話やストーリー展開、演出が足りません。せっかくのキャラの見せ場も、上手く練られたストーリも、冗漫になりがち。「引き込まれ感」が足りないので、裁判のときのように「嬉しいやめられない感」でなく、「ストーリーの流れを忘れないためにやめられない」、ということがしばしば。ここら辺は越えられない壁でした。
・上のことにも重なりますが、「名言」「迷言」が少ないかな。割と無難。「それってどうよ」というようなギリギリの笑いを取りに行くような冒険があっても良かったですが、そこはスピンオフだからキャラ崩壊させない為に難しかったかな。
・あと個人的には「水鏡さん」の扱い。一応彼女は「裁判官」の立場なので、私情を持ち込むようなあり方は決して許されないと思うですが、職業意識としてどうなのかと。一応反省の弁をたれてますが。「裁判シリーズ」では最終的なジャッジメントは公平公正な「裁判長」が行っていましたが、この作品には公平な立場の人がいないなら、御剣こそが法曹の人間として厳しくキメのセリフでしめるとこでしょうと。こういうとこは容赦しないキャラだったよね。あと、彼女の口グセの「法の神」ってなんだろうと。この言葉への掘り下げがないからなんかの宗教みたい。もう少し序盤に彼女の信念やここまでこだわるエピソードがあれば、登場回数も多いウザイモーションも耐えられたかもしれません。
・ヒロインが・・。こういう「よく漫画に出てくる元気がとりえのやんちゃなヒロイン」って、必要ですか?主人公が理論派・沈思黙考型なので振り回されてる感がして、かなり不愉快・・。
まよいちゃんはいろんな小ネタエピソードや面白さがあって親しみやすかったですが二番煎じになってますね。個性をもう少し違う意味で出してあげればよかったのに。
COMMENT
・キャラゲーと言われてますが、御剣が「丸く」なってる(笑)「裁判シリーズ」の時の苛烈さや非情さが、主人公になったからか平坦化してますね。周りに誰か手を差し伸べてくれる人がいるからか、「孤高」で「ストイック」な部分が消されていて残念ではあります。セリフ回しとかは頑張ったなと思いますし、独自のキャラは前作より濃くなっています。シツコイくらい何度も今回の「テーマ」が出てきます。「正義」「真実」という言葉は使い続けると、チープになるからポイント使いの方が良いですね。
・総じて、前回より良くなっています。ただ、このボリュームとそれを「面白いテキスト」なしにクリアしてやろうという忍耐力が試されますので、人を選びます。個人的にはオリジナルキャラが好きだったので、楽しめました。
・逆転と違って、名シーンになるような小ネタ、笑える衝撃的なエピソードはあまりありませんが、大物を倒すといったカタルシスを感じさせる展開はあります。
ただ、何回も繰り返し遊びたいかと言われたら長いのでしんどい。
「逆転シリーズのキャラはこうでないと」、と強く思い入れがあると、要所要所で「あれ・・」と思うこともあるかもしれません。
裁判とは別のものと割り切って裁判好きなカプコン社員が作った「同人」だと思えば気になりません。巧さんいないでよくできた、って感じですね。
Amazonレビュー
レビュー者: 鈴木 レビュー日: 2015-11-27このゲームやる人はおおむね前作もやっていると思いますが 前作と同じく10回くらい間違えてもいいので 1ミスでリセットしなくても行けるのではという駆け引きができます
新システムのロジックチェス 多分これで積むことはないと思いますが 時間制限があるのが過去作にないですね
あと これは非常に個人的に気に入ったのですが ネタバレにならない程度に言いますが ラスボスが大物 「蘇る逆転裁判」のラスボス以来の超大物の悪(「3」のラスボス(?)もかなり大物の悪でしたが3のはひたすら邪悪でした) ゲーム難易度的にはそこまで強くなかったのですが このラスボスの思想や巧みさはかなり大物 個人的に終わりがいい作品が好きなので とても気に入りました
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GOOD!
・グラフィックがきれい。美雲ちゃんや水鏡さんがかわいい。
・画面があんまり揺れなかった。
・御剣がかっこいい。
BAD/REQUEST
・英語版シナリオがなかったこと。Miles Edgeworth ace prosecutorやりたかったよー。
・実は第二章が、あまり面白くなかった・・・きっと筋を通すために無理が出た箇所だったのでは
・警官が仕事をしていない。
COMMENT
殺人、とか冤罪とか、とても悲しくてコワイ題材を取り扱っているわりには、キャラクタたちはけっこうへらへらしている。御剣は真実を追うために検事バッジを賭けるが、それをとりもどすにあたっての彼の心は少しあいまい。「法」とか「正義」とかを振りかざす主人公サイドの言い分に対して、ラスボスの狂った発言のほうになぜか肩入れしたくなってしまう。しかし現実ってそんなものかもしれない!割り切れないもの。子供向けのゲームにしては味のあるシナリオだったのでは!ないだろうか!