不思議のダンジョン 風来のシレン5 フォーチュンタワーと運命のダイス
中央値: 75 Amazon点数: 4.0
スコアーボード
ユーザーレビュー
| オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 3pt | 3pt | 3pt | 5pt | 4pt | 5pt | 2pt |
81pt
GOOD!
□操作性
・もともと快適だった前作からさらに快適になった。
壷の中のアイテムを床に置く。空きのない壷に同種の飛び道具があればまとめて入れられる。
倉庫に整理コマンドが追加され使い勝手がよくなった。
自動振り向きをさらに細かく調整できるようになったなど。
・アイテムの識別状態の記録機能。
今までは記憶しておくか、自分で書き出してチェックしておく必要があったが
識別や名付をすれば記録されることでその必要がなくなった。
覚えておくこともゲーム性の1つだったのにという考え方もあるから
全面的に賛同はできないがやはり便利になってありたがたいと感じた。
□グラフィック
前作では割と簡素だったダンジョン造形。
今作ではハスの花が浮かんでいたり穴の底が描かれていたりと
それぞれのダンジョンにあった背景を作って雰囲気を出している。
キャラのドット絵は基本的に4の流用で出来はいいが新鮮味は薄い。
□全般
・メインストーリーをクリアすればただちにもっと不思議のダンジョンの開放。
ただし最初は50階までということで、その点で初代や4には劣るが
他のシリーズのように面倒な手順を踏む必要がないことはうれしい。
・もっと不思議
呪い師の腕輪や各種お香などの絶妙な性能の新アイテムによって
引くアイテムの組み合わせで攻略方法が多彩になっていて楽しい。
・特殊ダンジョン
埋めて埋めてたまに掘ってのおにぎり穴は個人的に大ヒット。
異次元の塔も面白い。99階まであれば尚良かった。
・石像の洞窟
いわゆるフェイの問題。ボリュームは150問と非常に多い。単に倉庫番だったりの問題も混じっているが。
・初心者への配慮
初心者の館の強化
アイテムロストへの配慮（ストーリでのアイテム紛失防止、タグによるアイテム紛失防止、やり直し草の強化）
地底の館というダンジョン：階層を選んで潜ることができ､初心者がなかなか辿り着けない深層の体験が気軽に出来るようになっている。
お約束事や定番戦法が多くなって初心者が入りにくくなっているシリーズだが
触れてさえもらえれば初心者でも楽しめるようになっている。
BAD/REQUEST
□全般
・特殊ダンジョン
シリーズ恒例の罠ダンが白紙の巻物で作業するダンジョンになってしまっている。
仲間を活かせるダンジョンがない。ンフーやバナナ王子のような存在は欲しかった。
全体的に前作と比べてちょっとアレンジパターンが少ない。
・地形変化-マグマゾーン
マグマの噴火活動が4と比べて非常に早くなっている。
そのためマグマゾーンはテンポが悪くなり非常に鬱陶しい。
・夜システム
4のときは新システムということで甘めに見ていたが、今回はもう要らないと感じた。
技性能に関わらず8つ登録なので一部の高性能な技しか使われなくなる。
事前に登録した8つの技で1フロアを探索するという単調なゲーム性が全く改善されていない。
ドコ？カイ弾という新技…階段の位置を察知。毎フロア使える。…これはどうかと？
この結果、今回最難関と言われるダンジョンが
4の置けずの洞窟以上に夜待ち即降りゲーになってしまっている。
□新システム
・新種道具が2種の持ち込み不可ダンジョンに出現する
作った新種道具の性能に左右される時点でこれら2つは持ち込み不可である意味をなさなくなっている。
ならば新種道具を作らない、落ちていても拾わなければいいのではという意見もあるが
誰もが一定のルールで体験を共有することにそのダンジョンの意味があると思う。
また高性能な新種道具前提でそれらのダンジョンの難易度が組まれているとも感じれず
結果、バランスを崩している。
この仕様によりこれら2つの持ち込み不可ダンジョンはかなり価値が下がってしまっていると思う。
・登録した新種道具が消せない
変な性能、変な名前にしてしまって抹消したいなあと思っても消せない。
登録限界数まで新種道具を作って上書きするしかない。
・すれ違いで呼び込んだ人を消せない
変な人とすれ違って抹消したいなあと思っても消せない。
登録限界数まで呼び込んで上書きするしかない。
話しかけると新種道具を持っていた場合、強制的に登録されるのでもう大変。
・すれ違いの楽しみがない
メッセージは定型文の組み合わせと制限があるのが解せない。
DQ9や世界樹3のようにすれ違った人の冒険の記録を見れたらよかった。
・ワイヤレスでの対戦、協力プレイ
プレイヤーの数や層で考えるとオンラインじゃないと機会がない。
ゲーム性で考えてもどこまで充実させてもおまけの域を出ないだろう。
オンラインは救助や番付や道具交換など、冒険の補助的なベクトルで攻めていってもらいたい。
COMMENT
ちなみに今作は椙山さんの音楽がいっさい使われてなく
全曲が弟子の松尾さんの曲になっている。
椙山さんじゃないから駄目ってわけじゃないが、ないとやっぱり寂しい。
4みたいに共存がベスト。
2006年から2010年まで移植も含めてシレンシリーズが6作出たけれど4と5が飛びぬけていい出来だと思う。
4と5のどちらがいいかは好みの範疇なのでどちらを買っても満足できると思う。
Amazonレビュー
レビュー者： Amazon Customer レビュー日： 2017-02-28アクセスランキング
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GOOD!
操作性の面では前作以上に作りこまれており、快適性はシリーズ最良と言ってよいだろう。
地味ながらもセーブデータ数の変更（１→２）は、携帯系シレンにとって画期的だと思った。
また、音楽も今回の和風な雰囲気にとてもよくマッチしていると感じた。
他の作品と比べても、盛り上がる曲が多く、個人的にとても気に入っている。
グラフィックに関しては４と大差は無い。今回も温かみのあるものに仕上がっている。
ストーリーは今までのシレンとは少し違うが、これはこれでありだと思う。
クリア後、仲間全員分のイベントが用意してあるのも嬉しい。
やりこみ要素はいつもと同じく充実しており、何度も繰り返しプレイすることが出来る。
BAD/REQUEST
前作はタグ制度、やりなおし草が追加され、仲間が妙に強かったりと難易度（緊張度？）は他のシレンに比べ低めに感じたが、今回はその３つに加え、500ギタンで全回復してくれるスズメの存在や、ダンジョンセンター、ポイントショップなど、妙に親切になり過ぎているような気がした。シレンの売りである「緊張感」を薄めてしまわぬためにも、ある程度のバランスは考えるべきだと思う。
「夜」制度に自分は特に不満は無いが、それでもまだ荒削りな感じが否めない。ここを作りこめば、また新しい世界が広げられるということを考えると、もっと斬新なアクションが欲しかった。
COMMENT
全体的に前作の良い所を踏襲し、悪い所を改善することが出来ていると感じた。
ゲームとしてとても充実しており、新規の方にも安心して勧められる出来だろう。
通信プレイに関しては、また実験段階と言った所だろうか。完成すればさらに遊びが広がるだろうから、今後の開発に期待したい。