スーパーロボット大戦L
中央値: 63 Amazon点数: 4.1
スコアーボード
標準偏差 16.38 難易度 2.43 mk2レビュー数 23ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 4pt | 4pt | 4pt | 4pt | 4pt | 2pt |
77pt
GOOD!
前作Kで酷評されたPUシステムを、
十分遊べるものへと変えてきたのは好感が持てます。
今作はコンボが弱体化しているので
シングルユニットではなく、パートナーユニットとして
二体同時に行動させるのが基本となりますが、
リザーブに送られがちな補給ユニット等にも光が当たるこのシステムは
個人的には大歓迎です。
シナリオも良いと思います。
ど派手なクロスオーバーはありませんが
堅実に「スパロボ」をしてるシナリオ、台詞だと思います。
主人公はやや空気気味ではありますが
スパロボの王道を行く熱血主人公で、嫌みが無く好感が持てますね。
そして戦闘前会話の多彩さが嬉しいですね。
戦闘自体の早送りも出来ますし、
戦闘アニメオフにするのが勿体なくなります。
アニメ自体のデキの良さは言わずもがな。
台詞こそありませんが、熱いです。
BGMですが、マクロスFがものすごく優遇されています。
ファンはとても嬉しいんじゃないでしょうか。
話数43話は据え置きゲームに比べると少ないですが
それでもインターミッションと合わせるとかなりのボリュームがあり、
1、2周楽しむなら、携帯ゲームとしては最適だと思います。
BAD/REQUEST
システム上の連続ターゲット補正や
改造段階が少ないため、無双プレイができなくなっています。
また、熱血の習得が遅いため
中盤は大ダメージを与えることが出来ず、
ヒットポイントの高いボスが大量に出現するマップでは
少しストレスがたまります。
スキルを揃えまくれば無双プレイも不可能ではありませんが
お気に入りの機体だけを鍛えて無双したい!というプレイヤーは
このシステムに対して気に入らない方も多いのではないでしょうか。
それと、システム面自体は快適なのですが
あからさまな所見殺しの増援や、敗北条件が微妙なマップがあります。
これが、ノーリセットプレイにおける本作の難易度を
無駄に上げている主要因です。
戦略性を求められるマップなら大歓迎ですが
それとは関係なく、単に制約を強いる条件なので
不要だったのではないかな? と思います。
COMMENT
新しいシステムを取り入れることは
既存の保守的なファンからの反発も予想されるので
開発側としてはチャレンジングなことだと思いますが、
個人的に、本作はうまくいっていると思います。
参戦作品の取り扱いについては
わたしはアニメを一切見ないスパロボプレイヤーなので
ファンの方の怒りや喜びを完全に理解することはできません。
しかし、前作Kの悲惨なシナリオに比べれば
本作はかなりまともだと感じましたし、普通に楽しめました。
DSのスパロボは3作目ですが
シナリオ&ボリューム重視の方は一作目のWを、
快適さ&システムの目新しさ重視の方は本作をおすすめします。
どちらも楽しいです。ただし、二作目Kだけは……。
Amazonレビュー
レビュー者: 翡翠 レビュー日: 2010-11-29まず言える事は、「長い」ということです。話数も43話と多いですし
テキストも、特にインターミッションが長いためやや冗長な感じです。
またシステムがこれまでの作品と大きく異なっており「少数を改造して反撃戦法で削る」
やり方がほぼ使えなくなっていますのでじっくりやる必要があり、1マップにかかる時間も長めです。
敵も強めで難易度はやや高め、逆に言うとやりごたえがあります。
シナリオの質は中々いい感じで、キャラクターがお互いにうまく絡んでおり
いい方向へ、いい方向へと流れを作ってくれます。原作で
「いい結果になる要素があるのに登場人物が妙なことをやって悪い結果になる」
という場面でも今作ではいい結果になる事が多くなっていますし
原作の極端なグロ描写や悪い展開は極力抑えられています。
伏線の張り方もなかなかで、次回作があってもおかしくないような終わりでした。
少々オリジナル勢の影が薄かったので好みが分かれるところかと思います。
全体的に見て、個人的にはスーパーロボット大戦W≧今作>>>スーパーロボット大戦Kぐらいかと感じました。
戦闘アニメはかなり力が入っており、滑らかで演出もいい感じです。
私見ですが魔装機神と同じく「戦闘アニメの合間にムービーを挿入する」
事がされているようで一部の攻撃はかなり見物。
戦闘の特殊セリフもかなり入っておりいろいろな組み合わせで楽しめます。
強化パーツがなくなり、代わりに「パートナーを組んだユニットの
特殊要素(機体ボーナス)が両機に反映される」仕様になりました。これによって
誰と誰を組ませるか、といったところも考える必要があり面白くやりがいがあります。
特殊要素は機体フル改造で上昇しますし1マップあたりで得られる資金も多めであり
被撃墜による修理費もかからないので積極的に改造していけます。
ただ改造引継ぎがほとんど無いので改造する機体の選定は慎重に。
前作と同じようにパートナーを組まず1機でコンボで一度に多くの敵に攻撃することも可能ですが、
コンボが弱体化している上EN/弾数無消費武器が無いため使いどころが難しいです。
一部非常に難しいマップがあり、詰め将棋的な要素があるマップでは配置をよく考えて、
ボスが立て続けに出るマップでは急がずどっしり構えて、精神コマンドを極力温存して戦うのがお勧めです。
上で述べましたとおり、時間をかけてゆっくりとやりたい方向けの要素が強いですね。
一部のお気に入りのユニットで無双をしたい方にはやや不向きかと思います。
次回作が出たらやりたいですね。個人的には☆5ですが時間の余り無い方、旧来のスパロボが
好きな方はよくご検討ください。テキストが長いことによるテンポを考慮し面白さは☆4。
余談ですがXでシナリオスキップ(未読も)、Bで読み返し、Aで戦闘アニメ早送り、Bで戦闘アニメ終了できます。
10.11.30追記
予約特典のマルチケースですがDSソフトやメモリーカードが4枚入る薄手のケースです。
説明書にも「落下や保護を保証するものではありません」とある程度です。
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GOOD!
全体的に、携帯機らしいスパロボを追求してきたような印象。
終盤や各原作のボス戦といった一部のステージを除けば、ステージクリアに1時間もかからないので、サクサク進める事が出来るのは非常に嬉しい。スパロボ恒例のわらわら沸き出る増援も、今作では割と控えめ。
クリアまでに約40話というのは、近年のスパロボでは短い部類に入るが、携帯機と言う事を考えればちょうどいいボリュームだった。
他にも、強化パーツの廃止やPPの振り分けと言った強化要素も撤廃。好きな機体やキャラを思う存分鍛えるということは出来なくなったが、これも携帯機向けのスリム化と思えば英断だったと思う。
パートナーユニットは大幅に改善。前作ではシングルが圧倒的に有利だったが、細かい命令を設定できるようになったりと、パートナーを組む意義が生まれた。
今作では、機体ごとに装甲や運動性などのステータスアップや、バリアといった特殊能力が設定されている。パートナーを組むとそれが相手にも反映されるので、強化パーツ代わりに効率を追求してもいいし、原作通りのコンビを組むのもいい。
戦略性を重視するか雰囲気を重視するか、スパロボらしいバランスになっている。
シナリオは初登場のラインバレルやマクロスF、ダンクーノヴァにイクサーといった新規参戦作中心。そこに前作で未消化だったゴーダンナー等のエピソードを絡めてくるため、ともすればマンネリしがちなスパロボだが新鮮な気持ちでプレイ出来る。
一方、常連のマジンガーやボルテス、コンバトラーは原作の敵が一切出ない。そのため存在感は薄くなりがちだが、歴戦の勇士的ポジションで主人公達に絡んでくるため、完全に空気という訳でもない。
また、これは個人的な意見と断っておくがSEED DESTINY関連のエピソードは非常に良いデキ。原作を大幅にいじった訳ではなく、一部の出来事を削っただけでここまで大きく、しかも違和感なしに変えてくるとは思わなかった。シン、キラ共に実に主人公らしく描かれており、スパロボによる改変の良い例。
戦闘デモは相変わらずのクオリティ。特に、各機体の最強技や合体技は必見。おそらく本作がDS最後になるだろうが、それに相応しいレベル。
BAD/REQUEST
全体的にスーパー系がメイン。それ自体は別に悪い事ではないし参戦作品を見れば仕方のない事でもあるのだが、序盤からスーパー系のユニットが続々仲間になるのに対し、リアル系は全般に参入時期が遅い。
特にヒイロは、主人公であるのに仲間になったころには全体の約4分の3消化。これはちょっとあんまりではないだろうか。
シナリオ間のデモが長い。特に序盤は世界観の説明などもあって、それが顕著。もっと戦闘中のイベントに落とし込むなど出来なかったのだろうか。
あまり読むのは苦手ではない自分だが、これはちょっとうんざりだった。
今回、一部のユニットが強制出撃となるイベントが多いのだが、後半のステージで強制出撃+操作不可、さらにそのユニットが撃墜されると敗北と言うのがあり、これには参った。一応原作の主役なので鍛えてあるだろう、とスタッフが読んだのかもしれないが、自分はこのユニットを使っていなかったのでここで詰みかけた.
冗談抜きで最初からのやり直しを覚悟するほどで、初見殺しと言われても仕方ない。
オリジナルのラスボスが相変わらず微妙。これはスパロボ全般に言える事だが、唐突過ぎて浮いている。そこまでの流れは良いのだが、誰だコイツ?という感じでイマイチ何がしたいのか分からないし、主人公との因縁もそれ程で印象が薄い。
COMMENT
DSのスパロボは大胆なクロスオーバーで傑作と名高いWというがあるため、それと比較して評価は辛くなりがち。しかし、今作はスパロボとしても普通のSLGとしてもなかなか良作。
特に、携帯機向けに特化した点は高評価に値する。
これでオリジナルの敵がもうちょっと魅力的であれば言う事はなかったのだが…。
参戦作品については個人の趣味なのであれこれ言う事はしないが、よっぽど嫌いな作品でもない限りはシリーズの中でもおススメできるタイトル。