ラジアントヒストリア
中央値: 77 Amazon点数: 4.3
スコアーボード
標準偏差 13.81 難易度 2.25 mk2レビュー数 81ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 3pt | 3pt | 3pt | 3pt | 2pt | 1pt |
60pt
GOOD!
重厚なストーリー。
2国間の対立から第三勢力、第四勢力もからめて
2つのパラレルワールドが密接に絡んで織り成す物語は秀逸。
現実では二度とやりなおすことのできない決断を
やりなおし歴史を変えるという行為に
現実での決断の重みをさらに実感できるある意味深い物語
戦闘システムも単純だが面白く、上手く決めると
アッサリ勝てるのに失敗するとアッサリ死ぬ。
このバランスがまたすばらしい。
BAD/REQUEST
プレイステーション世代からのRPGの宿命かもしれないが
ストーリーありき。ようは参加している意味が戦闘以外にない。
シンボルエンカウントでフィールドで剣を振り当てると先攻がとれるが
なかなか当てづらく、仲間の素早さが一致していなければ先攻の有利性もさほど高くない。
RPGというジャンルではあるが、最早役を遊ぶゲームではなく
シナリオ偏重となっている時点でノベルゲームとあまり大差はない。
パートによって使えるキャラクター、動ける範囲が非常に限られるため
終盤で各キャラクターのレベルが(調整しない限り)かなり開く。
戦術もあるため使わないキャラクターが複数出てくる。
育成や装備のため過去に戻ってもムービーイベントはスキップできない。
どこにもどればどの街に行け、そこで何が売っているのか
全て記憶に頼るしかないため不親切。
COMMENT
悪い点をかなり書きましたがいいゲームだと思います。
キャラメイクをして好きな構成で攻略する古き参加型RPGの対極
作りこまれたキャラクターを操作し練られたシナリオを追っていくタイプの
RPGの良作といえると思う。
同じアトラスの世界樹の迷宮シリーズと並べると
まったく逆のベクトルのRPGだと思います。
ただシナリオが面白い!!!!
とにかくそれがすべてをカバーします。
もう古いソフトで安くなっているためお買い得かと思います。
Amazonレビュー
レビュー者: G.R. レビュー日: 2010-11-19「ラジアント・ヒストリア」もその道を歩んで欲しい…
プレイタイム・28時間の旅を終えて思うのはただそればかりです。
システム・グラフィック・サウンド・シナリオ、全てが過去の傑作を意識し踏襲した王道モノでありながら
既視感もストレスも覚えさせることなく小気味よく進んでいく、新しい「王道」に至る道標をそっと打ち立てた秀作。
細かなアラは探せばありますし、クリア後のおまけもあればいいのに…と思わずにはいられないけれど、
(特に、クリア後にセーブ出来るのにサブシナリオを読み直せないのは残念…)
「もう少し続きが読みたかったなぁ…」という名残惜しさの混じった心地良い余韻に浸れる作品にはなかなか出会えません。
「時間移動と歴史改変」を主軸に、「決断」を絶え間なく問うシナリオはプレイしていても先が気になり、止め時が本当に分からなくて困りました。
絶賛しすぎかなぁとも思いましたが、奇を衒うことなく誠実に作り上げた作品なのは間違いありません。
色々経営周りで芳しくない話も聞こえてくるアトラスだけど、こういう心に残る作品を創り続けてくれる事を願うばかりです。
文句なしで☆5つ。ありがとうアトラス超頑張れ。個人的に下村さんのBGMも絶品でした。
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GOOD!
・ストーリー
歴史改変というありがちな題材ではありますが、最後に全てがつながっていく物語は秀逸。
・主人公
選択肢次第でとても冷徹なようであれば、非情になりきれない場面もある。
一見一貫性のないように見えますが、なぜかとても人間臭く見える。
責任と感情に板挟みにされ迷い続ける姿は、近年のテンプレ主人公にはない魅力を感じました。
・バトルシステム
これも従来のRPGにないものを作り出そうという意欲が伝わり、好印象です。
事実、このおかげで単調になりがちな雑魚戦も幾分楽しめるものになっています。
BAD/REQUEST
・イベントスキップがない
何と言ってもイベントスキップ。このゲーム最大の欠点です。
必須でないクエストを除いても、ストーリー上何度も同じ時間に飛ぶことになるこのゲームで、
なぜ何度も同じイベントを繰り返し見るハメになるのか。
ストレス以外の何物でもありません。
一応会話は高速化できますが……
・一部イベントの発生条件が見つけにくい
クエストの発生条件が会話になっていることが多いですが、
どの段階の歴史で・どこで・誰と話せばいいのか。全てがノーヒントのクエストが多々あります。
見つかっていないイベントをこなそうと思うと、総当りするしかない。面倒です。
・バランス
一部キャラ、というか技が強すぎる。
せっかくの目新しい戦闘システムがたった一人の手によって崩壊しているように思えます。
かと思えばその強すぎるキャラが終盤の敵には全く無力になってやることがなくなったりと、
やや作りこみが甘い印象を受けます。
新しいシステムに挑戦する際に避けられない弊害ではあるのですが。
COMMENT
歴史改変と言えばRPGだけでもいくつか思い当たる作品がありますが、
この作品がそれらと一線を画すのは何と言っても『白示録』の存在でしょう。
この本の力で、主人公はいつでも色々な歴史に瞬時に移動することができます。
それに加えまるでノベルゲーのような選択肢の多さ。
主人公が何度も失敗して世界が終末を迎えるのも特徴の一つですが、
この失敗したパターンを埋めていくのも中々面白いものがあります。
そして一度見た歴史は本に記されていき、これをコンプリートするというやりこみ要素も兼ねている。
まさにこの白示録こそがこのゲーム最大の目玉といえます。
それだけに時間移動に関する不親切な点が多々あるのが痛いのですが……
それを差し引いても魅力的なのは間違いありません。
難易度は低いですが、戦闘をやりこむようなゲームではないのであまり気になりません。
今更レビューを見てプレイしてみたのですが、粗はあるものの確かに名作。
このまま埋もれるのが惜しく、これまた今更レビューしてみました。
機会があれば、皆さんも主人公の視点で終わりゆく世界に絶望してみましょう。