Solatorobo それからCODAへ
中央値: 75 Amazon点数: 4.4
スコアーボード
ユーザーレビュー
| オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 3pt | 5pt | 4pt | 4pt | 3pt | 3pt | 2pt |
71pt
GOOD!
・公式を見れば一目瞭然だが、ケモナーなら言うまでもなくマストバイ。キュートなケモノキャラがワンサカ登場する。
・グラフィックはかなり頑張っている。特に2画面イベントデモでデカいキャラクタがグリグリ動くシーンは必見。この感覚は単なるアニメムービーでは味わえない。一枚絵が多いこともプラス点。
・サウンドも「特にこの曲が」というわけではないが、場面にしっかりマッチしており、世界観を広げるのに一役買っている。
・王道ではあるが先を見たくなるストーリー。主人公もストレートな熱血漢で、プレイヤーが嫌悪するような描写が無いのも良い。
・一話一話が短めなこと。クエストも同様にテンポよく進むため、ダレる事なく進めることが出来た。
BAD/REQUEST
・RPGとなっているが、RPG的な要素が少ないこと。武器・防具、更にはアイテムすら無く、機体のパラメータをカスタマイズするのみ。LVにしても普通に進めていけば普通に上がり、特に苦労することもないので意識することもなかった。
・移動はBボタン2回でダッシュ、戦闘はAボタン連打で掴み投げつけるというシステムなので、終始ボタン連打していたという印象。ボス戦も敵の放つミサイル等をつかんで投げ返すというパターンが主で、ゲームシステムとしては単調と言わざるをえない。
・クリア後の引き継ぎプレイは周回ごとに追加要素があるものの、他のRPGのように攻略ルートを変えたりアイテムコンプを目指す等の楽しみがないため、あまりリプレイしようという気にはなれない。
・有名声優を使っておいて喋るのはフランス語というのは正直疑問。ボイス量も本当に掛け声程度しかない。アニメチックな作品なんだから、そこはケチるところではないのでは。
・大量の設定画を全面に押し出していたが、それが全てゲームに反映されているかというと…。
COMMENT
最後までダレずに楽しめましたが、冷静に評価してみると結構普通のゲームだったな、という感じです。
構想10年ということで、確かに世界観に関しては徹底して作りこんでありますが、ゲームシステムとしての甘さが残念でした。
それと予算等の都合もあるのでしょうが、妙な安っぽさ（少ないボイス、会話シーンがバストアップのみで展開など）が気になります。
とはいえ、ケモノ系というニッチなジャンルでここまでやってくれたことには、このジャンルの一ファンとしてスタッフに感謝したいと思います。
Amazonレビュー
レビュー者： geso レビュー日： 2010-11-03随所になされており、操作性やインタフェースも非常に良好で、とにかく遊んでいて楽しいと思わせてくれる作品です。
シナリオは王道でありながら、DSの限界に挑んだような美麗なグラフィックによる演出と
魅力的なキャラクターに彩られており、退屈さを感じさせません。
特に主人公のレッドは漢気があって一本芯が通った人物ですから、格好いい主人公が好きな方には非常にお勧めです。
また、ロボット物のお約束的な熱い展開もあるのが嬉しいところです。
BGMも高いレベルでまとまっていますし、オープニングやエンディングの曲は優しさの中に
強さを備えた素晴らしい名曲で、主人公とヒロインの心情や作品の世界観に見事に合っています。
アクションは難易度こそ低いですが、シンプルな操作ながら爽快感があり、コンボ要素もあって単調な作業にはなりません。
物語の途中からは新しい機体が選べてそれぞれに特有の技が使えるようになりますし、
最終的には自機は様々なアクションができるようになります。ただし、このためにはやりこみが必要になります。
その他、自分のプレイスタイルに合わせて機体を調整できるカスタマイズ要素や、
豊富なイラストと設定資料と本編のデモとサウンドとを集めていつでも閲覧できる収集要素、
レースや釣りなどのミニゲーム、クリア後要素や周回要素、更にはダウンロードクエストまで用意され、
とにかく小さなDSのカードの中に出来る限りの物を詰め込もうという意欲が感じられます。
特にレースゲームはミニゲームとは思えないほど本格的で、元々レースゲームが苦手だった私ですら、
空を飛ぶ爽快感が癖になり、すっかりはまってしまいました。
隠し機体も豊富な上通信対戦も可能なので、これだけでもかなり遊べるかと思います。
気になったのは、後半のストーリー展開がやや駆け足気味に感じられたことでしょうか。
掘り下げて欲しいキャラやもっと冒険してみたい場所があったので、もう少しだけボリュームを増やして欲しかったところです。
不満点こそあるものの、それを補って余りある魅力があります。
細部に至るまで妥協なく、とても丁寧に作り上げられているために、製作者の本作にかける情熱が伝わると同時に、
確かな深みを感じられるゲームです。全体を通して、思わぬ所に仕掛けがある二重底な印象を受けました。
気がつけばその深みにはまって止め時を失い、2周3周と遊んでしまうはずです。
優しい世界に浸りながら、どこか心に残るような作品を味わってみたい方は、是非プレイされてみては如何でしょうか。
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GOOD!
本作の最大の長所は、細かな設定に裏打ちされた世界観にあると思います。
登場人物は主役やその周囲のキャラクターはもちろんのこと、各地で受けられるクエスト（依頼）にちょっとだけ顔を出すような脇役・チョイ役一人一人に至るまでしっかりと個性付けがされたキャラクターが宮崎アニメのような暖かな舞台描写と相まって、非常に生き生きとした世界を演出しています。
構想十年分詰め込まれた愛が、作品全編を通してにじみ出てるのをひしひし感じますね。
難易度はやや低めなのも、柔らかな世界観に抵触せずGood。
後は…やっぱりキャラクターデザインでしょうか。
登場人物の九割は、いわゆるケモノ（動物の擬人化）キャラであり
その手の物が好きなケモナーさんにはたまらないと思います。
なかなかケモノオンリー（に近い）ゲームってありませんから…。
どのキャラもキュートでたまりません。もふもふ。
BAD/REQUEST
この世界に製作者が愛が詰め込んだのはわかるけど…
その愛をもっとプレイヤーにもくださいというのが正直な感想。
まず思ったのが、操作性が非常に悪いということ。
ダッシュの操作がB二回押しで、Bは一回押しでジャンプになるため
ダッシュを出そうとしても時々ジャンプが暴発することがありストレスを感じました。
しかも闘技場でジャンプ禁止のルールが出たときに、ついでにダッシュも封じられるというオマケつき。
メニューをスタートに配置して、ダッシュをＸにすればマシじゃなかったかと。
他にも、空中を飛び回るフライヤーモードは最後までまともに動かすことが出来ませんでした。
空中に浮かんでから、発進するのに上昇/下降に使う上ボタンを押さなければいけないため
まっすぐ発進するのが仕様上不可能だったり、空中に浮かんでゆっくり上昇しているときに
何かにつっかえてもカメラの位置が悪くてわかりにくかったりしました。
更に全体的にボタンの連打を要求する場面が多かったのですが、携帯機でのボタン連打は
非常に辛いものがあり、正直押しっぱなしでよかったんじゃないかと思っています。
ロボの乗り降りについても、ストレスを感じる部分はありました。
というのも、落ちてるアイテムを拾ったりエレベーターのスイッチ操作のために
いちいちロボを降りなければならず、正直この手間は入らないと思いました。
ハシゴや水路でロボと主人公を切り離す、という発想はメリハリが効いてよかったので
惜しかったかな、と思います。
それと、ボイスの使い方が非常に難ありだと思いました。
このゲームはフルボイスではなく、ところどころ掛け声のようなものが入るのですが
セリフに全く関係ない掛け声が何度も何度も入るので鬱陶しいです。
ＤＳだし、無理に声を入れなくてもよかったかな…と。
後は…強いて言えば、人間いらない。ケモノオンリーがよかった。
COMMENT
愛と時間をたっぷりかけて一つの素晴らしい世界を作り上げたけど
肝心のゲーム部分はどこにでもある凡作、というのがこのゲームの総評です。
正直な話、ゲームというより小説や漫画にしたほうがよかったんじゃ…とも思ってしまいます。
もう少し安ければよかったんですが…定価ほどの価値があったかと聞かれると、
ケモノを題材にしたというレアリティを差し引いても首を傾げます。
もっとプレイアビリティが高かったら良作だと思ったのですが…。