メタルマックス3
中央値: 71 Amazon点数: 4.1
スコアーボード
ユーザーレビュー
| オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 4pt | 3pt | 3pt | 5pt | 3pt | 2pt | 2pt |
70pt
GOOD!
○クルマのカスタマイズが面白すぎる（熱中度５）
このゲームのキモ。これだけで何十時間も使ってしまうほどに楽しい。
戦車ごとに特徴があり、それを生かす、あえてオリジナリティーにこだわるなど楽しみ方は様々。
○犬が可愛い
BAD/REQUEST
×クルマの改造はやり直しがきかない
一度クルマのシャーシを改造してしまうと、もう後戻りは出来ない。どういった戦車が強いのか理解できる頃には手遅れになってしまうクルマも出てきてしまう。
カスタマイズが肝のゲームだけに痛すぎる仕様。強くてニューゲーム的なものが用意されているが、クルマもクリア後のものを引き継ぐため、改造をやり直すには０からプレイしなおすしかない……
×戦闘が単調
2,3の定番となる道具を使い、あとはごり押しといった戦い方になりがちなので戦闘はあまり面白くなかった。
×資金と強化
とにかく金がないと戦車を強化出来ないので、地道に稼ぐ必要があるのだが、これがかなり大変。しかし、資金に余裕が出来るくらいになると一気に戦闘が楽勝になってしまう。
もう少しうまくバランスをとって欲しかった。
×エンカウント率が高すぎる
少し歩けばすぐ戦闘になることが多く、ストレスに感じる方も多いと思う。
武器には弾数の制限のあるものが多いため、逃げて戦闘を回避していくことになるが、それにしても面倒。
×ストーリーが薄い
メインのストーリーは短く、展開も中途半端な印象。
サブイベントも「えっ、これで終わり？」といった感じで終わるものが多い。
×イベントはお使いがほとんど
これはもうお使いが嫌いな人には厳しすぎる。私は面倒で投げたクエストも多いです。
×バグの多さ
ちょっとデバッグすりゃ気づくだろうと思えるものもあってげんなり……
COMMENT
キモである戦車のカスタマイズは熱中出来るが、他の要素については及第点か。
シリーズのファンなら楽しめるが……ストーリーや快適さを求める人には不向きかと。
Amazonレビュー
レビュー者： Amazonのお客様 レビュー日： 2010-08-02やや癖のある世界観になっているが、プレイした感覚としては
スーパーファミコンのＲＰＧをやっているのにかなり近い感覚なので
多くのプレイヤーが「悪くない」と思うのでは無いだろうか
ただその先の世界観やキャラクターなんかが気に入るかは好みが分かれる事でしょう
この作品のもっとも良い点は、自由度のバランスではないかと思います
１本道ではなく、かといって海外産ＲＰＧのように全て自由と言う訳でもない
何をして良いかを見失う事無く、常に何かしら道が示されています
その道以外にも行った事の無い場所へ行く、戦車の強化をする、賞金首を捜す等
やれることが非常に多い為、プレイ意欲が維持できる
更に細かい点ではキャラクターのレベル差が自然と埋まって行ったり
戦車があるおかげでレベル１からの育成が楽なのも、仲間に出来る職業が
６種類もある為嬉しいですね
また戦闘時のアニメーションの出来が良い事や、後述のエンカウントの高さが
苦痛にならなくなる、戦闘スピード加速の双方同時行動が見ていて小気味良い
シリーズ恒例の「ドッグシステム」も当然有り、ダンジョンからの一発離脱や
街から街へ一瞬で移動できる為、各地でイベントが進行する今作を非常に快適に遊べる
反面システム面などに細かい不満もあり、戦車の乗り降りの微妙なしづらさや、斜め移動が出来ない事
場所にもよるけどエンカウント率の高さなどが細かい点では気になる部分です
もっとも残念なのは携帯機であるＤＳのＲＰＧなのに、中断セーブが出来ないのは正直いただけない
省電力とは言えいつ電池が切れるか分からないスリープモードは使用したくないし
携帯機のＲＰＧには中断セーブは必須だと思います
総評としては昔ながらのＲＰＧが好きなら買い、シリーズのファンなら怯える事無く買いです
細かい不満点を凌駕する楽しみが多く、ガンガンプレイできる良作です
やはり能動的に遊べるＲＰＧは面白い！
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GOOD!
◇オリジナリティ
初代から続く「剣と魔法のファンタジー」に背を向けた、良い意味で我が道を貫く作品。
他作品にはない「乗り物と生身の使い分け」というシステムによりRPGのキモである戦闘に幅が広がっている。
◇グラフィックス
可もなく不可もなく。キャラクターはおおむね許容範囲。
しかし肝心のクルマが、育てていくほどにダサくなっていくのは何とかならなかっただろうか……。
◇音楽
音源の問題で不満を持つ人もいるようだが、聞ければ良い程度の耳しか持っていない自分には充分。
それよりも過去作の名曲をキチンと踏襲したイメージで曲を作っていたのに好感を持った。
◇熱中度
やりこみ要素が半端なく、やろうと思えば数百時間を費やせる。
もちろんストーリーを追うだけならば通常のRPGをプレイする程度の時間で片付けられるので、サクッとクリアしたいという人にもおすすめ。
◇満足感
まず何よりも「メタルマックスの正統続編」が出た事が非常に嬉しい。
以前にDSで出た系譜を継ぐ作品「鋼の季節」と比べても素直にこちらの方に軍配を上げられる。
BAD/REQUEST
◇快適さ
この作品の不満点を一手に請け負ってしまいそうなのが、この快適さに関わる部分。
挙げていけばキリがない。
・エンカウントがやたらと高い
・未踏破部分のワールドマップが塗りつぶしではなく影を重ねているだけなので、画面を傾けると透けて見えてしまう
・戦車を改造すればするほどカスタマイズの自由度がなくなる（固定の武器が装備される）
・一度改造した戦車を元の段階に戻せない（個別の武器は出来る仕様なのに何故？）
・システム上あってしかるべき説明がされていないものが多い
・各種バグ、フリーズ
etc,etc...
どれもあと少し手を加えるなり対策をすれば解決できた問題なのにと思うと非常にもったいない。
往年のファンは我慢できても、新規のプレイヤーには辛く感じられるだろう。
COMMENT
メタルマックスの全ての良い部分を引き出し、そして足かせを嵌められた作品。
ゲームの内容そのものではなくシステムという対策可能なものが足を引っ張っているのがもったいなくて仕方ない。
エンカウントはせめて2週目からは低減またはゼロに出来るアイテムを持たせるなどすれば簡単に解決できたことであり、戦車の改造も「元に戻す」というひと手間を加えれば済んだだけの話。
バグやフリーズはまあ開発環境の問題もあるだろうから仕方のないことかもしれないが。
もっとも鋼の季節で猛威を振るった「フルタッチオペレーション」という諸悪の根源を撤廃し、素直にボタン操作でプレイできるようになっただけでも快適といえるのかもしれない。
下を見て「アレよりまし」と言っているうちはまだまだであるが。
それでもゲームとして見れば充分に良い出来であり、新品価格を出しても満足できる内容になっているとは思う。
また次回作が出るならば、メタルマックスの味は損ねないままにこういった快適性にも目を向けて製作して欲しい。
そうすれば、某国民的ファンタジーRPGにも決して引けをとらないものになると信じている。