ファイアーエムブレム 新・紋章の謎 〜光と影の英雄〜
中央値: 75 Amazon点数: 4.0
スコアーボード
標準偏差 14.27 難易度 3.08 mk2レビュー数 39ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 2pt | 3pt | 4pt | 4pt | 3pt | 2pt |
68pt
GOOD!
・携帯機で紋章が出来る
もうゲーム機はDSとPSPしか持っていないのでこれはありがたいです
・新暗黒竜の駄目な点が改善されている
袋叩きだった外伝条件は全うなものに変更されているし
あまりウケの良くなかった顔グラも地味に変更されている
個人的には新暗黒竜の顔グラが悪かったとは全く思いませんが
・マイユニット
新鮮味があって良かったです
もっと思い切った仕様でも良かったのでは?と思うくらい
ストーリー的に「影の英雄」感が希薄だったのは残念
普通に英雄戦争のMVPじゃねーかと思ってしまいます
・訓練所
編成画面で育成が出来ます
有料であり、3?4ピン限界でもあるので無制限に育成して無双できるわけではない
各キャラの足りない部分を補ったり、実戦で育てにくいキャラを育成するのに便利だし
訓練所のために金策が必要になるため、ゲーム性の向上につながっていると思います
・マップセーブ
一時間が丸々飛んだりすることがなくなって、社会人にはありがたい機能
マップセーブを利用して吟味もできてしまいますが
私はポジティブな要素として受け止めました
・みんなの様子
忙しい時でも寝る前にちょっとDSを起動してみようかという気になれます
コンプ派の人にはマイナス要素かも
とにかく時間のかかる運ゲーともいえるので…
・カジュアルモード
FEらしくない仕様ですが、使わないという選択も容易ですし
間口を広げる意味で良い変更だと思います
そもそもマップセーブがある時点で緊張感は薄いという話も…
BAD/REQUEST
・オンラインコンテンツ
ダウンロードやwifiショップは時限開放でもいい気がします
ユーザーにとってオンラインコンテンツであるメリットがない
wifiショップの品揃えがランダムであるのも受け入れがたいです
対戦やレンタルユニットについては特に不満無し
・マップの表示領域が狭い
GBA版と比べても一回り以上狭いのはどうかと
マーキング機能は便利でしたが、マップの狭さを補うほどではない
上画面のマップは小さすぎるし、ステータス表示にしていることが多いので
これまた下画面マップの狭さを補えるほどの要素ではない
・出撃可能人数が少ない
最大でほぼ12人です
10?12人でバランスはとれているものの、使用できるキャラクターが限られるのは残念
終章の仕様はガラッと変えてしまっても良かったのでは?
該当キャラクターが生存していれば○ターン目にオートイベントとか…
4/12が例の4人で占められ、マルス、マイユニ、フィーナとくると残りの枠はほとんどない
・戦闘アニメがショボい
SFC版と比較してもパターンが少ない…(例:レイピア、ファルシオン専用モーションなし)
新暗黒でも叩かれていた要素でありながら、改善点はなし
私は戦闘アニメはほぼオフにしてますし、他が良ければ気にならない要素ではありますが
悪いものは悪いし、ショボいものはショボい
COMMENT
過去作は外伝?封印をリアルタイムにプレイ済み
新暗黒が残念な出来だったので不安が大きかったですが
この新紋章は楽しめる出来でした
新暗黒から改善されていない点もありましたが
新紋章からの新要素は概ね好意的に受け止めています
今後数年間、新作ゲームの合間などに
ちくちく周回していくゲームになると思いました
Amazonレビュー
レビュー者: 山田 レビュー日: 2017-04-04あと中盤以降加入する仲間が弱くされすぎ
ただてさえ出撃人数少ないのにそんな能力で今更入られても入る余地がないです
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GOOD!
今作の特徴はなんといってもマイユニットの存在。プレイヤーの分身という点では「烈火の剣」の軍師が近いが、容姿・職業を自由に選べ明確なキャラクターを持つなど全くの別物で、実質的な本作の主人公扱い。このマイユニットという新しい切り口で、大筋はオリジナルの「紋章の謎」と変わらないものの、また違った物語を描いている。
マイユニットについてさらに突っ込むと、まずは単純に戦力としての価値。初期ステータスが高めで成長率も高く、普通にプレイすれば確実に自軍のエース候補。自分の分身が獅子奮迅の戦果を挙げる様子は単純に嬉しい。特に高難度ではマイユニットの活躍なしでは序盤で積む(それが必ずしも良いかと言われれば微妙だが)
続いてそのキャラクター。今作では同時出撃回数によって特定のキャラクター同士で会話イベントとが発生する、従来の「支援会話」に相当するシステムがあるのだが、マイユニットはなんとほぼ全てのキャラクターと会話が用意されている(マイユニット以外には会話相手のないキャラも居る)。オリジナルはSFCということもあり、死亡時以外に台詞のないキャラもいて、その面々は実質的に今作で初めて性格が設定されたようなもの。この会話を通して紋章の世界観をさらに掘り下げている。
最後にその立ち位置。ここまで書き連ねたように、かなり優遇されているマイユニットだが、あくまでも立場はオリジナルの主人公であるマルスに忠誠を誓う一騎士である。その為常にマルスを尊敬し、敬意を払うシーンが数多く見られ、決して本来の主人公であるマルスを蔑ろにしていない。新キャラの登場で既存のキャラが軽視されることも多い中、これは好印象。
それ以外についてだと、まずはゲームシステム。複雑なシステムの多いシミュレーションゲームだが、長寿シリーズだけあってシステムは洗練され、シンプルなシステムと戦術がダイレクトに反映される爽快感は将棋などのアナログボードゲームに近い。また、バランスとしてはオリジナルの難易度がノーマルとハードの中間といったところ。ノーマル+カジュアルなら初心者でもサクサク進めるし、ハード以上+クラシックなら昔ながらの手ごわいシミュレーションが味わえる。
ストーリーは完全にオリジナル準拠。王道の展開だが現代でも通じるクオリティ。一方で演出面は強化され、より深く味わえる仕様になっていて、SFC版経験者でも新しい発見がある。ただし前作未プレイ者への配慮もしっかりされており、今作からスタートしても置いてけぼりになることはない。
BAD/REQUEST
あまりないので箇条書きで。
・ファイアーなど一部竜系への特効魔法の変更。火竜や氷竜はドラゴンキラー系の武器しか弱点がなくなり強化された。
・高難易度は戦術どうこうのレベルを超えていて、運任せのステージがある。
・秘密の店のクラスチェンジアイテムに個数制限がつき、全員上級職にすることが出来ない。
・仲間が歴代FEでもかなり多いのだが、出撃数が少なくベンチメンバーだらけになる。
COMMENT
前作「新・暗黒竜と光の剣」が賛否両論だったのに比べ、今作はオリジナルを尊重しつつ上手く+αを追加している。初心者から上級者まで対応可能なゲームデザインは、さすがSRPGの元祖といった具合。シミュレーション好きならば押さえておいて損はない。