Nintendo 3DS mk2 - Title Site

ファイアーエムブレム新・紋章の謎〜光と影の英雄〜

発売元: 任天堂（オフィシャルサイト）発売日: 2010-07-15 価格: 4800（税込）レーティング: 【Ａ】全年齢 (CERO について))

タイトル概要

中央値: 75 Amazon点数: 4.0

スコアーボード

標準偏差 14.27 難易度 3.08 mk2レビュー数 39

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5.1%

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7.7%

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90-100

ユーザーレビュー

(デフォルトは中央値近順)

488人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。

オリジナリティ	グラフィックス	音楽	熱中度	満足感	快適さ	難易度
3pt	2pt	3pt	4pt	4pt	3pt	4pt

総合点
68pt

GOOD!

・ゲームバランス
　ＦＥシリーズで一番シミュレーションゲームとしてのバランスはいいんじゃないでしょうか。個人的にＦＥに一番求めている部分なので今作は非常に楽しめました。過去作であれば最高難易度でも強いキャラが育ってしまえばそこまで難しくなかったのですが、今作は育ちきったキャラでも簡単にやられてしまいます。

BAD/REQUEST

・戦闘アニメーション
　戦闘アニメーションに全く爽快感が無く見ていてつまらない。過去作であれば最低でも1周目くらいは全て見ていましたが、今作は1周目からアニメＯＦＦにしました。

・ＵＩ
　画面に表示されるマップの範囲が狭く、移動力の非常に大きい敵ユニットの攻撃範囲などの確認がしにくい。

COMMENT

ＦＥシリーズはほぼ全作プレイしています。今作はＢＧＭや戦闘アニメ、ストーリーなどの派手さや壮大さはありませんがシミュレーションゲームとしては非常にバランスよくできていると思いました。

プレイ時間：60時間以上100時間未満（済）
wazekakaさん[2012-05-14 掲載]

[ 問題報告 ]

482人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。

オリジナリティ	グラフィックス	音楽	熱中度	満足感	快適さ	難易度
4pt	3pt	4pt	5pt	4pt	4pt	4pt

総合点
83pt

GOOD!

・マイユニット。SFC版をプレイしたときは、自分の分身を作れないことを非常に残念に思っていました。それ故、マイユニットの登場は、私にとって最も嬉しい新要素です。やはり、プレイヤーが自分で作るキャラは、愛着が湧きやすいです。マイユニットが物語に深く関与するので、SFC版とは少し違う視点から物語を楽しめるし、自ずと物語に引き込まれます。今後、新作が出るなら、是非とも採用してほしいです。
・兵種変更。プレイスタイルの幅が広がるし、成長しにくいパラメータの調整にも役立つので、私は高く評価したいです。(プレイヤーによっては、マイナス要素になりそうです)。
・城内マップで、ナイト系のキャラが騎乗したまま戦えること。
・武器の持ち替えが簡単にできること。
・難易度とモードの選択肢があること。初心者やFEを手軽に楽しみたい人、マニアや敢えて理不尽な難易度のSRPGに挑みたい人など、幅広い層のプレイヤーに配慮したシステムだと思います。
・マップセーブができるようになったこと。忙しい時には、本当にありがたいです。
・敵の移動範囲と攻撃可能な範囲が確認できるので、戦術を考えるときに助かります。
・敵のターンやイベントを飛ばせるので、リセットを強いられたときに同じものを何度も見ずに済みます。
・新アカネイア戦記をプレイできること。限られたユニット、武器、アイテムだけでクリアする必要があり、かなり難易度は高いです。でも、新アカネイア戦記をプレイすると、本編のストーリーをより深く味わえるようになります。
・外伝シナリオの追加。
・訓練所は、実戦で鍛えきれないキャラを育てるのに便利です。今作では出撃可能な人数が少な目なので、育成においては訓練所の活用が鍵となります。
・音楽。新旧両方の曲が、重厚な世界観をさらに引き立てています。旋律は覚えやすいし、場面ごとの曲の使い方についても、全く問題なしです。サウンドルームがあるので、音楽鑑賞だけを楽しむこともできます。本当は音楽には5点をつけたいのですが、一部の曲のアレンジに若干不満があるので、少し厳しく評価し、4点とします。
・みんなの様子。仲間キャラの独白、経験値獲得、アイテム入手、マイユニットに対する好感度上昇など、見ているだけで飽きません。
・マイユニットと仲間キャラ、及び仲間キャラ同士の会話。これにより、SFC版で台詞のなかったキャラにも、意外な魅力を伝える機会が増えたと思います。さらに会話内容は涙を誘うもの、心温まるもの、思わず吹き出してしまうものなど、驚くほど豊富です。群像劇であるFEには、うってつけのシステムだと思います。
・絵柄。SFC時代の可愛いアニメ調の絵も、決して嫌いではありません。でも『新・紋章』の渋くて落ち着いた絵柄は、より私の好みに合っています。絵柄も私を惹きつけた大きな要因です。

『新・紋章の謎』自体は既存の作品のリメイクです。しかし、新しい要素が盛りだくさんで、より快適に遊べる工夫が色々となされています。そこで、快適さ、オリジナリティは4点とします。5点をつけた熱中度については、Commentの項で詳しく述べます。

BAD/REQUEST

満足度には5点をつけようか、とも思いましたが、以下のような欠点があるので、4点とします。

・せっかく魅力的なキャラが増えたのに、出撃人数が少ないです。せめてあと1?2人は出せるようにしてほしかったです。
・マイユニットのパーツ（特に髪型と髪の色）の選択肢を増やしてほしかったです。また、肌の色、服の色、性格や口調も選べたら面白かったと思います。性格や口も選べるようにすれば、マイユニットに違和感を覚える人が減るかもしれません。
・星のかけらで成長率補正ができないため、成長率の低いキャラは育てにくくなりました。もっとも、レベルアップ時にかけらを一々交換する必要がなくなったので、見方によってはプラス要素にもなりそうです。
・闘技場が使いにくいです。第一の原因は、対戦相手が総じて強すぎることです。(ジェネラルが出てきたら、まず勝てないでしょう)。第二の原因は、対戦相手のデータを事前に確認できないことです。掛け金を提示するときに、訓練所と同じような感じで対戦相手のデータも示してほしかったです。或いは、掛け金と対戦相手のデータの一覧を出し、その中から選べるようにしてもよかったと思います。
・今作では9章まで闘技場がないし、村訪問で軍資金を得ることもできません。まとまった資金に変えられる金塊も、入手できる機会が限られています。そのため、資金不足に悩むことが多々あります。(資金の使い方を工夫するのも、楽しみのひとつではありますが。)
・マムクートの使い勝手が悪くなったような気がします。
・最終章。クリアのために説得用のキャラ4人を出さざるをえません。そのため、最終章で使えるキャラがどうしても限られ、キャラ育成面の自由度が低下してしまいます。SFC版にあったこの欠点は改善されているかと思いきや、されていませんでした。
・背景のグラフィックは十分美しいと思いますし、キャラの絵柄にも満足しています。ただ、戦闘アニメーションが迫力に欠け、期待外れでした。この点を鑑み、グラフィックスは少し厳しく3点とします。
・前日編や外伝の追加は嬉しいですが、もっとボリュームがあってもいいかな、と思いました。

COMMENT

『新・紋章の謎』の発売を知った時には、期待と不安が交錯していました。新要素に対する評価が二分されていたからです。でも、実際にプレイしてみたら、たちまち不安は解消されました。
不満な点を挙げればキリがありません。でも、私は『新・紋章の謎』を嫌いになれないです。軍資金の使い方やキャラの育成方針を考えるだけでも、心が躍ります。試行錯誤の末にマップをクリアした時には、この上ない達成感を味わえます。また、会話システムの楽しさは、何とも言えません。会話システムにより、元々秀逸だったストーリーと人物描写が一層輝きを増しています。旧来の要素と新しい要素が見事に融合し、懐かしい気持ちと新鮮な気持ちを同時に味わえる。作品全体の出来栄えは、良い意味で予想を大きく上回っている。さらに、忘れかけていたFE熱を再燃させてくれた。そんな『新・紋章の謎』は私にとって、まさに「夢のリメイク」です。無論、1つのゲームとしても傑作で、一度プレイしただけでは物足りない、という気持ちにさせてくれます。以上の点を鑑み、熱中度は5点としました。
　1人でも多くの人に『新・紋章の謎』をプレイしてほしいものです。ただ、この作品が肌に合わない人もいるでしょう。

『新・紋章の謎』に不向きなのは……

・「FEに自分の分身は不要だ」と思う人。
・「兵種変更は、キャラの個性を台無しにする」と思う人。
・新しい絵柄に拒否反応が出る人。
・カジュアル・モードの存在自体が容認できない人。

逆に、次のようなタイプの人にはお勧めです。
　　　　↓
・初めてFEシリーズの作品をプレイする人。
・FEの世界で自分の分身を戦わせたい人。
・「ストーリーと世界観を味わえれば、それでいい」と思う人。
・色々と救済措置のあるFEをプレイしたい人。

私は、『新・紋章の謎』をプレイして、FEの面白さや奥の深さを再認識しました。今後、新作が出ることを期待しています。