ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 3pt | 3pt | 4pt | 2pt | 1pt | 3pt |
54pt
GOOD!
・正統派Wizardryを謳っているところ。古参Wizファンへの訴求力が違ってくる。
・攻撃・魔法以外の「スキル」の存在が、単調になりがちなWizに彩りを添えている。
・深く潜るにつれ、相当手ごわい雑魚キャラが存在する点。やりがいがある。
BAD/REQUEST
このゲームの悪い点は“操作系統の不親切さ”の一言に尽きます。まず最悪なのが、
・戦闘時のメッセージ表示速度の選択が出来ない。
・戦闘時、6人目までコマンドを入力してしまった場合、戦闘中表示されるメッセージを全てAボタン連打で表示する必要がある。
何を考えているのかと思わざるをえません。 “怒り”を通り越して“呆れ”た後は“諦め”の気持ちになりました。「せめて連射機能さえあれば…」という感じ。本来なら表示されるメッセージを眺めているだけで済むはずの状況で、数千回?数万回もAボタンを押すことになります。サウンドノベルに例えるなら、ボタンを押すごとに1文字ずつしか表示されない仕様になっているようなものです。
他にも、
・戦闘後の宝箱の罠解除後の演出と音楽でもったいぶるためテンポが悪くなる。
・キャンプ時、魔法回復をした後などで元の画面に戻すために、Bボタンでキャンセルしまくらないといけない。“全キャンセル”もしくは“最初の画面に戻る”ボタンが欲しかった。
・装備画面では、1つ装備しなおすたびにカーソルが最上部に戻ってしまう。(これは、戦闘後の罠解除を誰にするか選ぶ時も同様。 常にカーソルは上。 毎回同じなのに…)
・購入時にはアイテム内容詳細をXボタンで見れるのに、購入後はアイテム欄では見れなくなる。
あと、納得がいかないのは
・本来、Wizでは上級職扱い(?)のはずであるビショップが、なんと魔・僧呪文ともに、最高レベルの呪文だけは覚えれないという点です。 そりゃないよ、という感じ。(ちなみに、侍も最高レベルの魔法は覚えられない。ロードは未確認。)
更に、上級職(忍者・ロード)への転職についても、
・Wizは基本的にクリアーは通過点に過ぎないとは言え、クリアーしてしばらく経過しても、初期メンバーの誰一人として転職できない点。
COMMENT
個人的に久々のWizということで、かなりハマっています。 ただし、もろ手を挙げて賞賛しているわけではなく、上記の不満な点に目をつぶっている状態です。つまり、不親切さ・面倒さに我慢しながらという状況です。ただ、それでも夢中になってプレイしてしまうのは、このゲームが面白いというよりも、Wizardryというゲーム自体が面白いからに他ならないからでしょう。(その点では、今でも『世界樹の迷宮』が人気を博しているのも当然かと。)
Wizの魅力というのは、つまるところ、
・なかなか手に入らない最強の武器“村正”を手に入れたいだけ!
・戦闘に関しては、“ティルトウェイト”を思う存分、唱えまくりたいだけ!
きわめてシンプル。そのために、数万回の戦闘も厭わないわけです。その分、戦闘は速やかに・かつラクに終了させたい。ところが、この作品では操作系統の不親切さによって、それが著しく損なわれています。それが非常に残念なところです。
ちなみに自分は、FC版のウィズ1から始め、同2・3もターボファイル(2)も所持。SFC版の5も骨までしゃぶり付くし、PC版のリルガミン・サーガも購入しプレイ済み。世界樹の迷宮やエルミナージュをスルーするも、この“正統派”継承作品には手を出さずにいられなかったという次第です。
追記:2010年7月に発売予定の次回作『Wizardry ?忘却の遺産?』では、今作品の最悪の問題点“メッセージ自動送り”が採用されているようです。 …そりゃ当然です。 そんなの、最低限の仕様のはずですから。
Amazonレビュー
レビュー者: kooler レビュー日: 2015-12-01しかし後半になるにつれバランスは悪くなり、操作性の難が煩わしくなった。
開発者の致命的ミスはテンポを悪くしたこと。
例としては「鬼ごっこ」等のリアルタイムイベント最中に戦闘が発生することだろう。戦闘になればそちらに集中するので「鬼ごっこ」の集中力はなくなる。戦闘が終わり、「鬼ごっこ」最中だったのを思い出した時はすでに遅しで、ふりだし(階最初)に戻ったり、即死したり(笑)。
あとラストイベント前の扉の鍵がランダムドロップとか制作者のセンスを疑いたくなることもあった。ラストイベントはランダムドロップ次第とテンポ的に「面白くない」。
このソフトには「限定」とか「モンスターデザイン監修:末弥純」とかいう言葉で踊らされた気がする。
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GOOD!
・リアルタイムのギミック
迫り来るトラップは緊張感があっていいですね!
ただし恐ろしげな見た目とは裏腹に被害は小さくて肩透かしだったりします。
ギロチンの直撃よりも大コウモリに殴られる方がよっぽど痛いです・・・。
・全体的なバランスの焼き直し
スキル取得制によって職業毎の個性を強めていたり、
ACの価値を減じたことで従来は後半無双状態になっていた戦闘に緊張感が出ていたり。
呪文を店売りにして従来は無価値だったお金に存在意義を見出そうという試みも見られました。
(あまり良いアイディアでは無かったようですが)
BAD/REQUEST
・レスポンスが悪い
皆さん言われてるようにとにかくもっさりしてます。
特にブレスや魔法のエフェクトと宝箱の罠解除後の間は最悪の一言に尽きます。
この短所さえ無ければ作品の評価は二周り変わっていた筈。
・カイ君・・・。
頻繁に登場してしつこくしゃべくる主要NPCぐらいの立ち位置なら良かったでしょう。
後のイベントで酒場に名を連ねるユニークキャラ程度であればまだ許せたかもしれません。
しかし彼は唯一無二の主人公の肩書きを持ち、図々しくもメインパーティーに居座ります。
"貴方が作ったキャラはけして物語の主役にはなり得ません"
他のタイトルなら別に珍しいことではありませんが、Wizardryファンには大事です。
キャラメイキングというシリーズの大きな魅力の一つが致命的に損なわれています。
・不親切なUI
Aボタンを連打しないと戦闘ログが流れない
奥義書や呪文書購入の際にキャラクター毎の取得状況が分からない
特に気になったのはこの2点でしょうか。
まだまだユーザー視点とは距離があるなと思いました。
・どっちつかずな仕様
回避率が下がって戦闘ごとの被害が大きくなったり蘇生結果がセーブされるようになって
「より厳しいゲーム性にしたいのだろうか」と匂わせる一方で
回復薬が99個持ち込める上に帰還アイテムまで用意するのは何なのかな・・・と。
錬金術師にしても僧侶や魔術師と差別化したいのは分かるのですが、
探索ごとに99個持ち込める触媒をMPの他に要求された所で痛くも痒くもありません。
仕様同士の食い合わせが悪く何を作りたいのかという方向性が見えない作品になっています。
COMMENT
ぶっちゃけるとWizardryというのはバランスが悪く不親切なタイトルです。
コンピュータRPGの始祖なんだから当然っちゃ当然ですよね。
だからこそ、理不尽な点を改善してゲームとして良い方向に持っていこうとするとシリーズに馴染みの深いファンからは怒号が飛ぶわけです。理不尽なことに。
旧仕様ではもう商品として売れない。かと言って手直しすると怒られる上に版権料もバカ高い。
これが"Wizardry"が呪われたタイトルと呼ばれる所以なんだろうなぁと。
生命の楔がお世辞にも良い出来では無かったのは確かですが
これから先"Wiz"のタイトルを冠する作品に良い評価が付くことは無いと思います。
誰が何と言おうとWizプレイヤーにとって最高のシナリオは#1であり、
今のゲーム市場で需要があるのは#1のような不親切で理不尽な化石ではないからです。
かのワードナもとっくの昔に会社を畳んで悪の魔術師から卒業しました。
そろそろメーカーもプレイヤーも狂王の呪いから解き放たれる時なのかもしれませんね。