ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 4pt | 3pt | 4pt | 3pt | 2pt | 2pt |
67pt
GOOD!
※原作ファン、アニメ未視聴、前作未プレイのプレイヤーのレビューです。
【原作の世界観を生かしたシナリオ】
教会による信仰の強制、打ち捨てられる地方の神々、異端者として追われる錬金術師
交易路を支配する海運ギルト、彼らと手を組み出世を狙う司教。
ゲームオリジナルのストーリーですが原作の雰囲気を感じさせる素晴らしい物語でした。
合間合間に頻繁に発生するキャラクターとのイベントも「らしい」内容でグッド。
【なかなかいい出来の交易システム】
扱える商品はかなり多く、季節限定、高騰と暴落、各地域の人気商品
荷物のサイズなどの要素もあってどうルート取りをするかで悩み、楽しめました。
BAD/REQUEST
【原作との整合性を保つ為に損なわれたゲームデザイン】
前述のように交易システムの出来は大航海時代などに劣らぬいい出来なのですが
二つの要素によって交易ゲームとしての良さが損なわれています。
「交易期間が1年」「交易ゲームなのに金稼ぎが目的ではない」
どちらも原作、キャラクターゲームとしての矛盾を生じさせない為には
仕方のない部分ですが非常にバッドでした。
資金を効率よく稼ぐことに腐心するゲームでありながら
(ごく普通にプレイしていれば超えられる)最小限の資金を用意できればOKで
高額商品やレア商品を扱う必要が全くないのはあまりに勿体ないデザイン。
ゲーム期間を3年にする、移動日数を短縮する、各ヒロインとのグッドエンド条件を
親密度+多額の資金という形にするなどの工夫が欲しかった。
【メインストーリーは1本道】
各ヒロインのイベントは充実してるので周回による単調さは感じにくい
しかし目的と手段が変わらない為に、交易パートがルーチン化しやすい。
三者の立場を生かしたルート分岐が欲しかったところ。
【スキップはベリーバット】
とても残念な出来です。遅すぎる。
COMMENT
狼と香辛料が好きな方ならばオススメ出来るゲームです。
数少ない交易ゲームなので改良を重ねて続編が出て欲しいところ。
Amazonレビュー
レビュー者: ヨル レビュー日: 2017-05-05キャラの個別ストーリーを楽しむ感じです
商売はそれなりに楽しいですが
物足りなさがありました
期間は一年間と短めです
ですが好感度を気にせず、とりあえずヒロイン達 全員とクリアすれば期間をきにしないエンドレスモードが開けます
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GOOD!
・「狼と香辛料」の世界観に忠実に作られているところ
ストーリー的には原作2巻、リュビンハイゲンに到着した所から始まり、原作のこの時点ではまだ会っていないエーブと出会ったり、ノーラが羊飼いを辞め服飾職人になるため旅をしていたりとパラレルワールド的な部分はあれど、ストーリーの大筋には利権を得るため暗躍する教会勢力と、その目論見に巻き込まれた人たちを救うという目的があり、前作「ボクとホロの一年」よりは原作の世界観を活かしていると言えよう。原作自体まだまだホロの故郷に至るまで話は長くかかりそうだし、こうした「長い旅の中のエピソードの一つ」流れの方がしっくりくるのだから。
主人公も原作同様ロレンスが務めることになっており、それ故に最終局面での活躍や、ホロを始めとした女性陣との掛け合いが光るわけである(ロレンスが主人公を務めるのは前作の反省か、それとも「電撃学園RPG」で大量の回復アイテムの在庫を抱えその大損を取り返すためなのかは定かではないが)。
・前作の反省点がちゃんと活かされている所
前作で「拡張しても費用対効果があまりない」と言われていた荷台の拡張が重要になったり(今作では荷台のスペースを多く取る品物が半数近くを占めるので、金が貯まったら早めに拡張しておくことが利益への道となる)、ホロだけでなく途中で同行するヒロインを決め、最後まで一緒に旅することもでき(彼女達の好感度もエンディングに関わる)、プレイの履歴が「実績」という形で表され、何周でも楽しむことができたり(簡単にこなせる物から難しいものまで様々)、金が足りなくなっても商館に借金を申し込むことができたり(どちらかというと商品知識のみが引き継がれるために高額商品を最初から扱い、手っ取り早く利益を獲得し借金以上の額を取り戻すこともできる2周目以降にお世話になるだろう。無論利子はつくのでご利用は計画的に)、特定条件を満たすと、とある村を発展させるため期間無制限で行商の旅を続けることができる「エンドレスモード」が追加されたりと、前作の足りない部分や不満だった部分が改善されているのは大きい。
BAD/REQUEST
・快適さ
一応スキップボタンがXボタンに振り割られているのだが、スキップのスピードが遅く、結局普通にボタン送りしているのと何も変わらない位遅いというのは周回プレイ前提のこのゲームにおいてはマイナス点になってしまった。
特に共通部分(序盤の渡航許可がらみのゴタゴタ?ヒロインと相乗りして旅を始めるまで、中盤の錬金工房の拡張器具&秘薬の材料集め、そして最終局面)は結構長いため、周回を続けるとこの部分は読み飛ばさねばならないのだし。
2周目からは冒頭のリュビンハイゲン?レノスで最初の商館の依頼達成に至るまでの道のりをスキップできる(実際この時期に手に入る儲けも手動でやっても大差ないので、スキップした方が幾分か楽)のは救いだが。
・難易度
前作と違い、品物を買った町の隣町では利益が出ず、2つ先の町以降でないと利益が出ない仕様になったことは上手く理解できないといつまで経っても金が貯まらないことにも繋がるのはリアリティ重視とは言え前作と同じに考えていると痛い目を見る。特に荷台は早めに拡張して最大まで大きくしておかないと、荷物を効率的に積めないのだし。
「町Aで荷台の半分程度の品物を購入→町Bで荷台の残りを埋める品物を購入→町Cで町Aで買った品物を売却&空いた分に相当する品物を購入→町Dで町Bで買った品物を売却&空いた分に相当する品物を購入…」という流れを常に頭において行商をすることが、結果的に儲けを生むことになるので忘れないように。
また流れ的にはほぼ一本道で5時間程度で終わる長さながらも、ヒロインの親密度をAにしておかないと彼女達とのエンディングに至れず、目的達成のため行商を優先するだけだと親密度が足りなくなる危険性があったのは厳しいといえた。
前作は「ホロとの親密度・故郷を見つけられたか・仲間に出会えたか・借金を返済したか」がエンディングの分岐条件となったのに比べると簡単になったように見えても、ランダムで発生するイベントで選択を間違えなかったり町に着いたときに御馳走を奢ったりしないと(ちなみにホロ以外のヒロインに3回連続で奢るとホロが嫉妬し、強制的にホロに奢らされる羽目になるので懐は常に暖かめに)親密度が足りずバッドエンドになりやすい。
そのためエンディングを見るためにはゲームの終了期限である8月31日ギリギリまで粘る作戦も有りだが。
COMMENT
前作に比べると改善された部分も多いが、周回プレイをするには気の利かないシステム周りや、妙に高くなった難易度などは気になってしまった。
それでも「2周目以降が本番」(商品知識だけは周回で引き継がれるので、最初からランクの高い品物を取引して儲ける事ができ、結果的に1周目よりスピーディーに行動することができる)と言えるゲームなので、できるだけ中古で購入して前の人の使っていた周回データを活用した方が結果的にクリアしやすいのは確かである。
というか1人のプレイだけで10周プレイするのは厳しいので、中古屋に売ろうとしているプレイヤーの方は、2周目以降から始められるデータを残しておくのも人情だろう。手にしたプレイヤー全員で引き継ぎ合った方が10周プレイも早く達成できるだろうし。