ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 3pt | 1pt | 2pt | 1pt | 2pt | 2pt |
36pt
GOOD!
・金田一少年の事件簿らしいオリジナルシナリオ
タロットカードや船の歴史が散りばめられた事件、閉鎖された空間にいる登場人物の中から犯人を突き止める王道のシナリオ、お馴染みのキャラやセリフなど金田一少年の事件簿らしさや雰囲気は全面に出ていました。
声優がアニメ版と同じなので、アニメ版が好きな人も嬉しいでしょう。
・2周目(2回目?)
このゲームでSランクを取るには推理シーンでノーミスかつ推理クイズ100をすべて取得→クリアという条件なので完全自力だと相当難しいです。
全5章のすべてをSランクでクリアでのおまけ目当てで自力は諦めて攻略サイトを見ながらやりましたが、これが面白かったです。
攻略サイトのまま進めるのが好きな人にはオススメでしょう。
既読スキップがないのだけが惜しまれるところですね。
BAD/REQUEST
・ずさんな展開
とにかく展開が悪いです。
推理や証拠、伏線などもあからさまというか子供だましというか…。
それをあたかも難解な事件に見せ、それでいて演出が悪いのでさらーっと流され、プレイヤー置いてきぼりで独りよがりに進むシナリオに大きな違和感がありました。
・緊迫感なし
何人も殺害される連続殺人事件なのだが、全編緊迫感なさすぎ。
ここも上記の通り演出が悪いので緊迫なシーンでもさらーっと流れていきます。
さらに殺人事件や、時限爆弾で全員生きるか死ぬかの瀬戸際のシーンでの捜索なのに舐めてるとしか思えないお気楽なBGMが大きく盛り下げます。
そして最も酷かったのが後半で真犯人が真実を語るシーンで、それまでに使用されていた立ち絵のままで語っていたこと。
殺人を犯した雰囲気は全くない普通の表情だったのが本当に本当にひどかった…。
・ミニゲーム
DSのゲームらしく定期的にミニゲームが挟まれますが、これがなんともつまらない。
テンポも悪くなり、これのせいでADVの方がおざなりになったのではと思うとますます残念ですね。
さらに第5章になって突然爆弾解除のミニゲームが始まりますが、今までがウソのように難しくなります(笑)
全部で4回ありゲームオーバー率も高いと思いますが、ゲームオーバー時はセーブポイントまで戻されるのも不快であり、このゲームにゲームオーバーがあるという情報がここまでないので地獄を見た人もいるかもしれません。
あと、おまけとして確立しているミニゲーム推理クイズ100もくだらない正解が多く一生懸命やりたくなる内容ではありませんでした。
COMMENT
まさに評判通りのゲームでした(笑)
シナリオ自体は悪くないです。トリックも細かい点の荒さはありますが、悪くはないと思います。
しかしその素材をゲームスタッフが台無しにした印象ですね。
おそらく大手メーカーが製作すればもっといいゲームになったでしょう。
マンガ原作のDSのゲームということで「子供向けでいいやー」みたいなノリだったんですかねぇ。
オススメ出来るのは金田一一が対峙した事件はすべて知りたい人、これに尽きます。
金田一ファンでもADV好きでもない人が楽しいと思えることはないと思うので注意です。
逆にADV好きな人はあえてこーゆーゲームをプレイし、他の良ゲーの良さを改めて知るには良いでしょう。
定価はありえませんが現在の中古価格1,000円分ぐらいは楽しめます。
Amazonレビュー
レビュー者: まるとりょう レビュー日: 2012-08-24なにより、最後の章に出てくる地下迷宮が最悪です。どうやったら進めるのか分かりづらい。
難しいとかおもしろいとか以前に、操作方法が分かりづらい。
せっかく楽しみにしていたのにかなりがっかりです。
出演されている声優さん(テレビアニメ版の方)がかわいそうになるくらい、つまらないゲームでした。
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GOOD!
・原作で万能過ぎて何だか解らなくなっていた『金田一の宿敵(モロバレなぼかし方だが)』さんが、オチャメでドジっ子な感じで登場していた事。
・グラフィックはなかなか手堅い事。
・キャラの質もまあまあ良い事。厨房の湊さん良し。
・何でわざわざ挟み込んできた!? と言うくらい脈絡の無い爆弾解体ミニゲームが、実は結構面白かった事。
・現場調査の際、調べるべき箇所を金田一の第六感に頼る事ができるのは有難いシステム。
こう言う味気ない箇条書きになっちゃう程度には、ありました。
BAD/REQUEST
これ、もうハッキリ言ってダメキャラゲーの典型だわ。昔の猫も杓子も左から右に走らされた時代よりはさすがに良いが、原作のキャラや雰囲気を活かす気ゼロ。
それを差し引いてもシナリオ、演出とテキスト、音楽、気遣い、これらが全部ダメ。
かなり長文になりますが、ご購入予定の方、ファンの方は辛抱願いたい。
シナリオは、これ推理じゃねえだろと言うレベル。
例えて言うなら『血の付いたナイフが部屋から見つかりました⇒その部屋の主が犯人でした』みたいなヒネリの全く無い展開だし、まず以って『ダイイングメッセージが犯人の名前そのもの』ってどう言う事だ?
伏線の張り方と言うか、手掛かりの提示の仕方もおかしい。
船上エンジニアの序盤のセリフは聞いただけで「あ、そう言うネタね。」と解るのに、ほぼ終盤までそのネタに手を着けさせてすらもらえない。
あれはもう少し、エンジニアさんのキャラを例えば『普段から妄言癖がある』にするだとか、ボカシが必要じゃないのか。
ぶっちゃけ『タネに気づけば被害者1人で済ませられる』くらいの重要証言なので、全く触れようともしない金田一がただのアホになってしまう。
4件ある事件は何だか淡々と、しかもスピーディに進む。
多くの展開は唐突過ぎて、あまりに予想通りか、「え? お前らどう言う推理の仕方したらそうなるの? え、何で? あ、あー……へえ、そう言うお話だったわけ」になるかのどちらかに陥り易い。
演出は非常に雑。
思わず笑ったのが、金田一が「また殺人が起きる気がする。」と素っ気無く言うと、横に突っ立ってる美雪が「やだ。」と一言漏らすシーン。
やだって。1回目2回目の死体発見時にはSE付きでキャアキャア言っていたのに、ゲーム中盤以降突然、登場人物達の感受性が乏しくなる。
先述の爆弾解体でも、初回では「俺が解除するのか!?」と慌てる金田一が二個目からは「よし、解体しよう」と急に場慣れする。
一番キツイのが「じっちゃんの名にかけて!」連発。カットインが入るのは良いんだが、2回も3回も繰り返す事は無いだろう。
「犯人は俺が見つけてみせる(キュピーン!)じっちゃんの名にかけて!」→ちょっと探索→「美雪とフミは俺が守ってみせる(キュピーン!)じっちゃんの名にかけて!」
お笑いで言う天丼状態。キメ台詞の価値がびっくりするくらい下がっている。
ちなみにキャラ設定も酷い。
『実はあのキャラは特殊な訓練を受けていました』と言うのは、超能力が使えましたくらい推理モノでは反則なはず。
しかもキャラが練られていないのか、唯一爽やかな厨房の湊さんも途中で、男勝りから完全な男口調に変わっているし。
音楽は全体的にフヌケ過ぎ。
殺人が起きていると言うのにやたら能天気な曲が多く、これなら自動車教習所で見るビデオのBGMの方が余ッ程緊張感がある。
終盤色々あってピンチな場面になって、何であんな「そば屋のオヤジ登場!」みたいなトボけた音楽が鳴り続けるんだ!? サンサーラナーガのはらたまに来たかと思ったわ。
1章こそ“航海”が先んじた音楽でも良いかも知れないが、事件発生して「よし、死体を調べてみよう」なんて言ってまで同じ曲は無いんじゃないかなあ。
ついでに、声については元から要らないとも思うが、それにしたって主要2人に僅かな一言があるのみで、サービス不足。
操作性やミニゲームなど手触りも、正直な所最低点。
基本タッチペン操作ながら、中途半端にボタン操作が可能……なのは及第点程度に評価できるかもしれないが、スキップ機能は遅いし、一番酷いのはラストのドアロック開錠。
金庫のダイヤルが2つ付いたようなドアの前で「これってもしかして○○がヒントじゃ?」「そうか! ダイヤルをこう(モロ解答)回せば良いんだ!」とイベント挟んだ上で、「実際にダイヤルを回してみましょう」のミニゲーム。
いやいやいや、何をさせるか。お前らで勝手に回せよ。
レイトン教授が「ルーク、このナゾはこうするのが正解なんだよ、ほら、やってごらん」って言ったらやっぱりプレイヤー怒るでしょ。
オマケの100問クイズも、どうしようも無い。
大抵こう言うのがあると本編よりも面白い、なんて事になるのだが、このゲームに関してはオマケまでもが酷いクオリティ。小学生向けいじわるクイズだよこれ。
大体暗号クイズだと言うだけで最早廃れ切ったジャンルなのに、正解が殆どダジャレレベル。西村京太郎サスペンスの「WestVillage」に土下座して謝って来いとも言いたくなる。
もうひとつオマケの「剣持警部と将棋対決」も、どうやら二歩が起こるらしいし、まずこの人そんなに将棋好きだったか?
全体的に質の低さが目立つ、残念な作品。これをやるくらいならコナン&金田一をどうぞ。
COMMENT
もしかしたらBAD欄に過去最高文字数を書いたかもしれない。何でこんなゲームが出ちゃったかなあ。
例の『金田一の宿敵』さんは、アレはどうかしちゃったのかね。オチの荒唐無稽さ&やけっぱち具合は、8時だョ!全員集合の盆回りBGMが脳内再生される程。
大砲は無ェだろうよ。「ぐふっ」と言ううめき声も今時無ェだろうよ。
本当に、本当に、センスのカケラも無いスタッフが雁首揃えたんだなあ、と言う印象。悪意無しに言える。