スローンとマクヘールの謎の物語
中央値: 59 Amazon点数: 3.1
スコアーボード
標準偏差 11.08 難易度 1.63 mk2レビュー数 30ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 5pt | 4pt | 4pt | 4pt | 4pt | 2pt |
82pt
GOOD!
・DSでは初の試み?質疑応答が面白い水平思考パズル。
出題者と質疑応答をして、文章の発端と結果から過程を推理していくゲームです。
少しずつ質問をしていって、自分の質問が確信を突いた時の爽快感はかなりのもの。
更にそこから話を組み立てていって、自分の予想と過程がぴったり一致した時の高揚感は正解時のグラフィックも相まって、思わずガッツポーズをしてしまいそうになります(笑)
内容自体はなぞなぞやとんちといったものに少し似ているので、頭を柔らかくして解いていきましょう。
・独特の雰囲気を持った味のあるナレーション。
深みのある落ち着いた声で問題文を読み上げてくれます。
問題文は全てフルボイス、質問に対する応答などでも凄く良く喋りますので、ボイスの収録量はかなりのものです。
ゲームの雰囲気にピッタリのお声で、とても良い人選だと思いました。
・少し陰のある北欧風のBGMもGood!
曲数は少ないですが、レトロで影のあるBGMがゲームの雰囲気を盛り上げます。
少し暗いお話の割合が多いのですが、それらに凄く合っていて、物語の雰囲気を味わうのに一役買っています。
・影絵を使ったグラフィックも素敵。
絵本の挿絵の様な質感で、ゲームの内容とピッタリ合っています。
キャラクターが下手に自己主張していない所も好印象!
ポストカードや画集になっても違和感がない位素敵なイラストが揃っています。
・このボリュームでこのお値段はお買い得。
全80問収録で¥3500、空いた時間にコツコツ遊ぶものと考えますと、コストパフォーマンスは非常に良好かと思われます。
BAD/REQUEST
・怖い話が苦手な方は要注意?
全80問中、半分以上が重い話です。
主に人の生死に関わるものが多いのですが、人それぞれ好みもありますので、一概に悪い部分とは言い切れませんが、こういった話が苦手な方は要注意です。
殺人事件をテーマにした問題も多くありますので、逆に推理小説等がお好きな方には楽しめるのではないかと思います。
COMMENT
全80問、凄く良い頭の体操になりました!
頭を柔らかくして想像力を働かせる事がクリアへのカギになるゲームですので、大人は勿論、低年齢層にもオススメしたいタイトルなのですが、前述の通り重い話が多い為そういった層に薦められないのが残念です。
CERO指定もBとなっており、暴力表現など四つのマークが付いておりますので、同社の人気キャラクターである、あのレイトン教授も薦めていますが、内容は思いっきり大人向けです。
人によって色々な答えの出し方があると思いますので、家族や友人とワイワイ遊ぶのも面白いタイトルだと思います。
続編の2では問題点も改善されており、より遊びやすくなっておりますので1が気に入れば是非続編も続けて遊んで欲しいですね(^-^)
Amazonレビュー
レビュー者: ネットショッピング初心者 レビュー日: 2014-05-25さて、前置きはこれまでにして、ゲーム開始直後「ある男がウミドリのスープを口にしてがけから飛び降りて自殺した。どうして?」というショッキングな始まり方をします。男はなぜ自殺したのか? ウミドリのスープとは? 疑問に思ったことを出題者にきいていき答えを導き出していく水平思考パズルと呼ばれるジャンルです。
レントンは頭の固い私には難しくて投げ出しましたが(ストーリーは大好き)、こちらは私でも時間をかければ解ける仕組みになっていて好きです。話もブラックで不吉なものが多いですし個人的に好みです。
水平思考パズルとは、情景描写に欠けた小説を読んでいるような気分です。事実を語られていつつも、巧みに誤解するように誘導するような文章です。ただ、違う視点を見ることによって全く違う真実が見えてくるというのが魅力です。
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GOOD!
-水平思考パズル
情報の組み合わせによって展開される論理パズル。
出題文中の単語を用いて出題者に逆質問を繰り返し、得た情報の組み合わせで答えを探り出す。
問題文として物語の「結果」を提示され、その「原因」を回答として導き出す。
-ナレーション/館長/ボリューム
全80問。
すべて声有で出題分を読み上げてくれる。
BGMと相まって雰囲気は非常に良い。
世にも奇妙な物語のタモリ風の前置き/後置きコメントがある。
前置き→問題文→解説→後置きの流れで出題を繰り返す。
-イラスト/シルエット/イメージ画像
問題文の画像は実際の場面そのままではなく
「画像はイメージです。実物とは多少異なります。」
たとえば「男」といえば普通は「成人男性」を指すが「幼児」の場合もあるし、「彼」といえば普通は「男」だが「オス」の場合もある。
隠すべき情報をうまくぼやかして謎の画像を作り上げている。
-BGM
全体的に雰囲気はまとまりがよく耳になじむ。
ゲームの質にマッチした曲調になっている。
-出題文
2に比べて文章量が多い。
先にプレイした2は数行程度の短文が多く明らかにネタ切れ、または手抜きだった。
BAD/REQUEST
-単語
選択可能な単語が分かり難い。
最初から色を変えておくべき。
-答え合わせ
プレイヤーが本当に答えを分かっているかどうか確認するために艦長が内容に関する5問程度の質問をしてくる。
答え合わせの選択肢自体がネタバレ・ヒントになるので出題分を見ただけでは答えがわからなくても答え合わせの選択肢を見れば逆質問ゼロ回で正解することが可能。
質問内容も自体ひどい。
1問目:死んだ理由は?:自殺/他殺/事故
2問目:どうやって殺された?:毒殺/撲殺/射殺
のようなパターンすらある。他殺確定じゃないか。
-シークレットワード
特定の単語の組み合わせの質問を実行することで新たに解禁する重要な情報の単語がある。
1問につき1〜3個程度設定されておりコレをチェックしないと答え合わせに必要な正解情報が手に入らない。
その情報も右か左か、みたいなどうでもいいレベルの答え合わせもあるのでやりがいがなくウザイ。
-死んでいる/死んだ/殺した/殺された
登場人物を殺傷しないと物語が作れない原作者。
相当に話づくりが下手くそなのかメーカーのチョイスに難があるのか話の方向性が偏り過ぎでバランスが悪い。
-案内人アンナ
オンオフができないヒント提供装置。
強制的にヒントを垂れ流す。
-難易度
ただひたすら総当りで逆質問するだけ。
ゲームオーバーがないのでクリアするにも緊張感や達成感がない。
プレイ時間総数はセーブファイルに表示されるので、過剰すぎるヒント群をフル活用して自発的に早解きタイムアタックするくらいしか楽しみ方がない。
タイトルだけで答えがわかるor出題分だけで答えがわかるor答え合わせの選択肢を見れば答えがわかる、が全体の1〜2割くらいある。
-セーブ&ロード
出題中に中断できない。1問クリアするごとに自動セーブ。
暇なときにしかプレイできない、電車の中などでのプレイには不向き。
COMMENT
-総評
基本的に話自体は面白くない場合が多くヒントが多いので時間をかけてじっくりプレイするよりいかに少ない情報量で早期に正解できるかを楽しんだほうが良いです。
2のときは十何時間かかったのでうんざりしたが今回は8時間半ほどでクリア。