内田康夫DSミステリー 名探偵・浅見光彦シリーズ「副都心連続殺人事件」
中央値: 52 Amazon点数: 2.8
スコアーボード
標準偏差 14.31 難易度 1.50 mk2レビュー数 4ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
1pt | 2pt | 1pt | 1pt | 2pt | 3pt | 0pt |
33pt
GOOD!
アドベンチャー歴はけっこう長いです。内田康夫さんの作品は4、5冊ぐらいしか読んでいません。
・ボイスが多い
DSにしては、かなり多めにボイスが収録されています。印象としては、全体の六割ぐらいでしょうか。
・登場人物
ファンには定番ですが、浅見家家人たちによる掛け合いが見れます。これは嬉しいです。
BAD/REQUEST
残念ですが、悪い点は非常に多いです。思い付くままに列挙してみます。
・グラフィック
事件の調査でとある避暑地に行くのですが、そこの背景が手抜きです。内田さんの作品では度々登場する地域なので、このような手抜き(別荘地が原生林の様になっていたり、原物を見ないで適当に描いた公園等)は非常に残念です。
・キャラクターデザイン
原作のある作品をゲーム化すると、このような批判は沢山出ることと思います。しかし、無機質なマネキンのようなキャラクターは、自分には受け入れることが出来ませんでした。
・プレーヤーの扱い
ゲームのプレーヤーは雑誌記者であり、浅見光彦ではありません。この点は非常にがっかりしました。
プレーヤーが行動を選択する場面は幾つかあるのですが、間違った選択はすぐに却下され、実質的には選択肢無しのゲーム展開です。ストーリー上でも、プレーヤーは蚊屋の外といった感じで話は進み、ほとんど空気です。
また、プレーヤーの性別が男性で固定されている点も、女性ファンに対する配慮が足りないと思います。
・ストーリー
事件の背後関係等は、そつなく作られています。しかし、伏線もなく、事件の展開が駆け足で進むため、簡単に犯人が分かってしまいます。小説を読む時のような、犯人探しやトリック解明等の知的な刺激はほとんどありません。
また、土地や人物描写等、内田さんの作品のキモとも言える部分が非常に希薄になっており、ただ粗筋を読んでいるような感覚になります。
ストーリーや登場人物に対して感情移入することは全くありませんでした。
COMMENT
全面的に内田康夫さんの作品に寄り掛かった作りとなっており、ゲーム内での描写は総じて薄味と言えます。シナリオ、ゲーム、いずれをとっても、作り手の個性を全く感じません。
ストーリーに関しても、原作者の本質を捉えているとは言えないと思います。この程度でしたら、普通に単行本を購入することをお勧めします。
Amazonレビュー
レビュー者: xxたひちxx レビュー日: 2009-03-09最近のDS推理ものははずれが多かったので、今回のこのソフトはD3パブリッシャーから出るということでちょっと期待していました。
結果的に「ちょっと残念、期待はずれ」でした。
★良かった点
浅見光彦シリーズのお決まりシーンがある
スキップ機能がある
サブシナリオがある(スピンオフ的ストーリー)
操作しやすい
★残念だった点
シナリオが薄い・短い
フルボイスではない(羽多野渉さんのファンだったので大いに期待していました・・)
捜査上の重大ヒントが考えられないところにある(詳しくはいえないですが、PC内のことです)
謎解きが簡単すぎる、数が少ない
主人公による捜査メモの質問がいちいち余計(直前の浅見による質問の繰り返し)
いろいろな所に行けない、調べられない
質問したい事ができない、問い詰められない
基本選択肢を選ぶだけで単純すぎる
という感じでした。
やはり、原作があるもの(西村京太郎、山村美沙シリーズなど)は内容が薄くなってしまうのは仕方がないことなのでしょうか・・・。
あと、テレビシリーズでは浅見光彦と一緒に捜査するのは女性でちょっと恋が芽生えそうなシーンがあったりするところがあるので、このソフトも主人公は女性視点かと思ったらどうやら男性視点なんですよね・・・。それが一番残念かもしれません・・・。もうちょっとファン向けに忠実に再現してほしかったなぁって思いました。
DS初心者であればおすすめですが、推理モノがお好きな方は物足りないかと思います。
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GOOD!
浅見光彦が好きなので、かなり期待して買いました。
グラフィックは、個人的には好きです。ストーリーを楽しむものなのでこの位で充分かとは思います。
ストーリーも前半部分はひきつけられました。
全体的に救いの少ない、悲しい感じのお話なので、そういうのが好きな方にはおススメです。
犯人逮捕!やったー!めでたしめでたしの大団円!がいいという方には辛いかな。
BAD/REQUEST
ボイスが入っているのはいいんですが、かなり中途半端。
入っているところといないところがあるのは容量の問題なのかもしれませんが、
そこを分ける基準がイマイチよく分からない。
なんだか妙な違和感がありました。
あと、副都心線といっても出てくる駅はほんの一部です。蛇足ですが沿線住まいなので
自分とこの駅が出るかわくわくしてたのに、出なくてガッカリです(笑)
別に副都心線にこだわる必要はなかったんじゃないかなあ、と思いました。
それとこのシリーズ全体にいえることですが、後半になるにつれて犯人がなんとなく読めてしまうのでだらけてしまいます。推理も申し訳程度であまり推理とはいえない感じでした。
COMMENT
一回のプレイが早ければ3時間くらいで終わってしまいます。
おまけ要素もなく、唯一あるとすればストーリー分岐なんですが、これも
一度クリアしてしまえば余り惹き付けられないのは何故だろう…。やっぱり
犯人がわかってしまっていると萎えるのは推理モノのお約束なのかも?
プレイしようか迷ってる方には、安くなったら買いましょう!とアドバイス。
衝動的に買うと後悔するかもしれません(笑)推理ゲー初心者ならおススメできるかも?