采配のゆくえ
中央値: 67 Amazon点数: 3.5
スコアーボード
標準偏差 11.15 難易度 1.00 mk2レビュー数 35ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
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2pt | 4pt | 4pt | 4pt | 3pt | 4pt | 0pt |
69pt
GOOD!
基本的に動かせる要素は少なめなので主にストーリー関係の感想。ストーリーとキャラは逆転裁判に基本的に忠実です、とにかく逆転、逆転、ひたすら逆転の繰り返しで、テンポもよく熱い展開になっています。難易度が低いせいもあって、数分ごとに危機に陥っては逆転、陥っては逆転で飽きずにラストまで駆け抜けることができます。また開始直後に予想出来た裏切り阻止展開ではありませんでした、そう来るの?といった印象です。
登場人物も全体的に個性的で、モ武将も含め何かと目立つ、特に宇喜多と小西の二人が気に入りました、特に宇喜多は色々言いますが何かと助けてくれる所謂ツンデレでした。それだけに途中退場以降島と違い生存はしているようですが回想以外で出番なしが残念でした。また無双スタッフを押しているわりに、無双そのものとは割と雰囲気が違います、三成はともかくとして家康はかなり雰囲気が違います。
グラフィックはDSとしては割と良い方です。
BAD/REQUEST
合戦に関しては逆転裁判と違い、確実にこれが正しいのかよくわからない答えでも、とりあえず命令すると、多少の無理は展開でゴリ押ししてくれます、無茶だと思う命令でも自由に解釈して進んでくれる反面、果たしてこれでいいのかと深読みして散々ミスをしました、東に進めと指示すると、多少の障害物は回避してくれたりと、逆転裁判のようなあからさまな矛盾をつくのではなく、曖昧。難易度の低さもあり、深読みせずに脊髄反射で適当にやっていれば進むのですが、何か複雑な気分です。逆転裁判にも同じような点はあるのですが、これは非常に多い。難易度はとにかく低いのに、何故か逆裁よりある意味わかりにくい回答があるのが何とも。説得に関してはヒントが多すぎるような気がします、また選択肢が本家と比べ少ないのでミスりにくい。
それとストーリー、EDが非常にあっさりしており、本家逆転裁判のような全員の後日談はありません(設定資料に書かれていると聞いた)、また一応分岐はあるのですが三成個人のものでかつ殆ど変わらない、三成意外は史実通りになり、また最後にとったとある行動があまり意味がなかったように取れるのが悲しい、コーエーらしいと言えばコーエーらしいのですが、ゲームのEDとしてはいささか後味が悪い、史実通りじゃないからこそ盛り上がった部分が史実に戻されて全てが元に戻る、本当に夢から覚めた気分、EDはもうちょっと大きく分岐させてくれても良かった、ED分岐は私が期待した要素とは何か違う、「そこが分岐!?」といった感じだった、完全に1本道。ストーリー展開はかなりゴリ押しなのですが、ED周りだけ真面目に戻りますなん。ある意味逆転裁判と一番違った部分はラストな気がします。これは完全に悪い点ではないのですが、とにかくあっさり、特にEDはあっさりで、クリア後のおまけもなし、なんというか余韻に浸れない点。うまく説明できないのですが、逆転裁判よりはるかにファンタジーな内容です、それでいて真面目です、その振れ幅の両方を完全1本道シナリオではすくいきれなかったような、そんな印象。無双chronicle2ndは割と分岐が多くIFも多いのですが、あっちよりこっちの方がよりそれが必要に感じた。色々ファンタジーな展開だけに、かえって一部の要素がこれで良かったのかなと逆に思ってしまう。
あとストーリーが三成の一存の部分が多かった。とにかく人が多くまた皆個性的なのですが、その分ひとりひとりの扱があっさりで三成と家康以外はストーリーそのものを大きく動かせず、結局全て三成の一存になってしまう、序盤のとある武将の戦う理由をよく覚えた上で三成の選択により強制史実EDは何か複雑。
これは良い点にも書きましたが難易度、殆どストーリーをなぞるだけなので何度か手詰まりする本家より勢いよく激しく熱く進みます、そして真面目であっさりとしたラストで一気にクールダウン、そんなゲームでした。
COMMENT
長ったらしいGOOD、BADよりこっち読んでください。
ワゴンより購入しましたが面白かった。続編出たら買いそうです、出ないでしょうけど。内容が簡素な逆転裁判なので、感想がほぼストーリーとキャラに直結してしまいます。
逆裁の要素を抽出して、より勢いのあるストーリーになっています、本家よりより派手に逆転出来る、テンポも本家より多少早く、とにかくガンガン進みます、追い詰められて逆転、逆転を繰り返しで飽きません。
反面登場人物は大量に居る上にかなりIF要素があるにも関わらず、ストーリーが完全三成主導でかつ分岐が本当にささいなのが一つだけで、結果的に大量の登場人物を掬いきれなかった感じです。掘り下げも少なめです、小早川は出番が多いですが背景は回想一つですし、多くの武将があっさりフィードアウトで生存しているにもかかわらずフォローなし。chronicle2ndも買ったのですが、あっちはこっちと違い分岐多数+IF多数でED複数だったのですが、こっちは特になし、何か少し釈然としない。ストーリーは、前半(史実)、後半(IF)、EP(史実に戻る)と3つにわけていいと思うのですが、それぞれの3つの繋ぎがなんというか今ひとつ。
元になったゲームがしっかりしている+基本紙芝居のため、ここは絶対に良い(特定の要素にやたら力を入れている)、絶対に悪い(バグ、ロード、操作性など)と言い切れる要素が少なく、ストーリーの感想ばかりでやたら長くなってしまいました。
Amazonレビュー
レビュー者: 田代真里 レビュー日: 2014-02-01物語…関ヶ原前夜~関ヶ原後を描いています。短いですがなかなか面白かった。
主人公の石田三成は関ヶ原の西軍総大将(仮)として、軍師をしています。
西軍は結束力が低く、見方もはじめは信頼してくれていませんし、自分勝手に進軍しようとします。
そこで「説得」を行い、信頼させ、思い通りに動いてもらう「説得パート」、
自軍に命令を出し、報告をさせて情報を得たり、軍を指揮して攻撃させたりできる「戦闘パート」に分かれています。
↓で言ってる超人ご都合主義展開がなければもっと面白かったのに、と思います。
操作性…うーん。
戦闘パート…自由度は低い(というかない?)です
将棋みたいな感じなんですけど、間違った動かし方をすると味方は動いてくれません。
関ヶ原の最終局面(ネタバレなので詳しくは言いませんが)でのあの操作させられてる感はちょっと…
説得パート…キャラクターと話し、情報を得てまた説得するという繰り返しなのですが、飽きっぽい人はすぐ飽きるかも。あと、
個人的には説得パートのが先頭より難しかった
キャラクター…個人的にイラストレーターさんの絵が好みでした。
また、敵も味方もキャラが濃くて良かったです。宇喜多秀家さんが更に好きになりました。(笑)
話しかけるたびに表情豊かというか、リアクションの種類が豊富で見てて面白かったです。
難易度…やや簡単
難易度が簡単なせいでクリアまでが更に早く感じました。
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GOOD!
なんといっても個性的で魅力的なキャラクターたち。コテコテの関西キャラのようで実は常に仲間たちに損をさせてはならないとの哲学を持った小西行長。一見するとわがままお坊ちゃんのようで実は影で誰よりも努力し、仲間を重んじている宇喜田秀家。優柔不断なようで自分を取り戻してからは命を懸けて戦う毛利秀元。無口で非協力的ながら誤解が解けた後は史実以上の豪将ぶりを見せ付ける島津義弘。病で余命行く場もない身でありながら三成との友誼の為だけに絶望的な戦況で最後まで奮戦する大谷吉継…などなど、とても説明しきれないほど魅力的で濃いキャラクターたち。
ストーリがとてもいい。中盤までは史実に沿った展開ですが歴史に名高い島津の退き口をきっかけに完全にオリジナルストーリになっていきます、この辺りはさすがに歴史に強いコーエーといったところで熱い展開が最後まで続いていきます。
BAD/REQUEST
システム周りがかなり不親切。
メッセージ送りが遅め。
モブキャラの顔がほとんど同じ、後半の敵味方入り乱れる乱戦では同じ顔の人物たちが戦うといったチープな展開も。
本編ストーリにとは別の掘り下げればもっと面白くなったであろう武将個別の物語が尻切れトンボ的なパターンが多い。
COMMENT
ワゴンセールで安かったので買ったのですが本当に面白い良作です。
逆転裁判とまったく同じ、パクリだ、と批判する意見は多いようですが私的には全く気になりません。そもそもパクリのないゲームなどないと思いますし、そんなことどうでもいいくらい面白かった。
ただゲームとして完成度が70パーセントぐらいでは、と思う点も多いです。
BADで書きましたがメインとは別の武将個別のストーリーが中途半端だったり、モブキャラ(歴史好きの人間なら全然モブじゃない人物たちだが)が同じ顔だったりともう少し丁寧に作ってくれれば良作どころか名作、神ゲーにもなれるポテンシャルを秘めているのですが…本当に惜しいです。
正直、本作に触れるまでは所詮負け組みという印象が強かった西軍に対するイメージが180度変わりました。歴史好きなら絶対にオススメです。
本作の真の主人公は大谷吉継です。歴史的、大人の事情的に義将でありながらあまり注目されなかった彼をこれほど魅力的にしたのは本作最大の功労ともいえるでしょう。
関ヶ原の敗戦を予知してながら三成との友誼のためだけに完全に敵に包囲されながらも、最後まで奮戦し続ける彼の姿に熱くならない男はいない。