ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 3pt | 3pt | 2pt | 2pt | 1pt | 2pt |
44pt
GOOD!
○オリジナリティ
殺人鬼や怪物が追ってくるという、恐ろしいものが来るという恐怖の与え方でなく、命を狙う相手は先に行ってるという、恐怖の与え方をゲームで行ったことは面白い。
記憶喪失の少女が、誰もいない隔離病棟から脱出する設定を活用している。
命を奪う罠を仕掛けることで、誰が仕掛けているのか、近くにいるのかと想像を掻き立て、記憶を失っていることで、相手の方へと進まざるを得ない状況を生み出している。
触る部分を、先に観察したり、道具で触ることで怪我を避ける余地を作ってあるのも、トラップを驚かせるだけのものでなくそうという努力がみられる。
○グラフィック
薄暗く、どこか血なまぐさい隔離病棟の雰囲気が表現されている。
3Dでの移動パートは流石に絵は粗いが、鉄サビ色などを重ねることで、プレーヤーに想像させるように仕向けている。
○音楽
生理的に嫌悪させるために、効果音をうまく利用している。
○熱中度
ボリュームがあるので、のめりこむようにプレイするゲームではない。
探索にそれなりの時間がかかるので、じっくりとプレイすべき。
○満足度
雰囲気や失われた記憶を徐々に取り戻す際のショートムービーは良かった。
○快適さ
長いプレイ中、どこでもセーブできる点。
BAD/REQUEST
○オリジナリティ
トラップを回避できるように、観察からのヒントやアイテムを得られるようにしてあるが、タッチペンをつかった調査パートのテンポが悪く、それがトラップのたびに繰り返すので、イライラしてくる。
さらに以前のものと同じようなトラップや、少々ヒント不足に感じるトラップが現れると、気分が滅入ってくる。狙われる恐怖も、負傷するイベントもまたかとしか思わなくなった。
○グラフィック
3Dの移動パートはアイコンをタッチすればいいが、一枚絵の調査パートの場合には、絵を見て観察する必要がある。
しかし、薄ら暗い室内を表現するためか、一枚絵は物の輪郭がつかみづらい。
そのために物の配置がつかめず、あやまって解っているトラップに触れることがあった。
○音楽
効果的に効果音を使うのはいいが、それを部屋から出るまでエンドレスはやりすぎ。
○熱中度
難易度はそれほどでもない。ただ移動、調査ともに時間を食うのでボリュームがある。
また調査パートで一枚絵のグラフィックから見落としをしたり、アイテムの組み合わせで、つまづく可能性が高いのでその点は注意する必要がある。
○満足度
意図されたトラップを回避するために、観察し知恵をしぼりながら進むのには疲れてしまい、ムービー目当てに進むという感じだった。
○快適さ
一枚絵の調査パートはタッチペンで行うのだが、やたら時間がかかり面倒。グラフィックのせいもあってはかどらないことにもうんざりした。
3Dの移動パートはなぜかボタンのみでなくペンも使うので、移動速度の遅さとあいまってやたらと時間を食う。
しかも移動の際には、ドアがすでに開いていようと必ず一枚絵のドアに移らなければならず、これもまたテンポを悪くさせている。
COMMENT
序盤は意図されたとおりの効果をあげていたものが、あっというまに苦痛になっていった。
移動と調査のテンポの悪さに、トラップも負傷の演出も飽きてくる。
もし、これが全てうまく機能していたらと残念に思うゲームだった。
Amazonレビュー
レビュー者: カゲヤ レビュー日: 2013-07-07こういう方にはオススメします。
・血や錆、廃墟が好きな方
・ある程度バッタのような虫や死体、腐敗物に耐性ある方。
・気が長い、物事にじっくり取り組める方
☆ 2次元恋愛ジャンルで、ヤンデレや束縛愛に魅力を感じる方
物事にじっくり取り組めるというのは重要です。
攻略サイトを見ながらサクサク進めたとしても、丸1日かかることを覚悟して欲しいです。
ネタバレになるので攻略サイトは推奨しないという方もいますが、
ボリュームがボリュームなので、詰まった、もうお手上げ!って時は、躊躇わずに見たほうが
途中で投げ出したりせずに最後までクリアできるので、個人的にはおすすめします。
・・・っていうくらいのボリュームです。
あと最後の星の部分は、該当する方だと、途中から
「うおおおお○○○〜〜!!(ネタバレの為該当人名・役職など伏せました)」・・・と
滾ること必至です。
こういう方にはオススメできません。
・スカッと爽快!を求める方
・ボタン連打でなんとかなると思う方
・いろんなゲームをやりながら少しずつ進めようとする方
・病んでる人とか無理、理解出来ないと思う方
・虫や死体がダメな方
パッケージを見てお分かりの通り、脱出ゲームです。
主人公は建物内に閉じ込められていますので、さわやかな要素がまずありません。
水すらもことごとく腐敗していると思ってください。
ボタン連打したら5分であの世行きになります。
触って死ぬか、仕掛けを解くのかを考え、整理しながら進みましょう。
いろんなゲームをやりながらですと、今自分がどこにいて、何をしようとしていたのか、
どこへ行こうとしていたのかわからなくなります。
すすめるのは少しずつでもいいので、テレジアをやってる最中はほかのゲームに浮気しない方がいいでしょう。
「あなたが大切だからあなたを傷つける」
という感覚に対して、全く理解できない、拒否反応が起こる、気持ち悪い
と思う方は、向いていないと思われます。
お話の中に入り込めませんので。
他の方も書いているように、記憶を集めながら脱出を目指すゲームなので、
じっくりと調べつくすことができる人にも向いていると思います。
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GOOD!
●グラフィック
質感が見事で、ホラーゲームらしさを醸し出しています。
●BGM、SE
メロディはないですが、これもホラーの雰囲気を盛り上げています。
やりすぎると耳障りになりがちですが、そうなってはいません。
BAD/REQUEST
●トラップは面倒くさいだけ
HPを用意し、トラップにかかるとダメージを受けることで緊張感を出そうとしています。
しかし、脱出ADVであるからにはあちこちを調べねばなりません。予測のできない所で理不尽にダメージを受けるのは、ストレスになりこそすれ緊張感には繋がりません。
そこでこのゲームは、危険そうな場所は事前に角材を使って調べるようにしています。これでは「調べる」のに二倍の手間がかかります。そうやって回避したところでそれは「作業」です。
トラップのアイデアは、完全に企画倒れです。
●シナリオが退屈
プレイヤーキャラクター(PC)の少女が記憶喪失で、おかれた状況が徐々にわかってくるというもののようですが、2時間くらいプレイしても話が見えてきません。
にもかかわらず、意味ありげなフラッシュバックや少女の独白が頻繁に挿入されます。物語的な意味のわからない文章を読まされるのは苦痛です。
断片的に見えるキーワードも「秘密の研究室」「ウイルス」とかで、まんま『バイオハザード』です。
記憶喪失という設定は、主観視点なことと合わせて考えるとプレイヤーと視点を同じくさせるためかと思うのですが、そのわりにこの少女は自己主張が強いです。
一人称の小説のように「私は……した」といいますし、物を調べると「気持ち悪い」とかわざわざ感想を述べてくれます。でもそれはプレイヤーが感じるべきことじゃないでしょうか?
あげくには「もう進みたくない」とかぬかします。プレイヤーは進みたいんです。恐怖を演出したいんでしょうが、PCに怖がらせるんじゃなくてプレイヤー自身を怖がらせるべきなのではないですか?
ヒントを得るときに「ごにょごにょ」と祈るのですが、それも宗教的で引いてしまいます。
まるで好感が持てません。こんな少女と同じ視点でいるのは嫌です。
●演出がワンパターン
怖がらせる要素は、トラップ以外には腐った死体だとか、血だとか、大量の虫だとかです。
それらをただ見せるだけで、どうにも演出不足です。
●操作性が悪い
「調べる」などの操作に独自の方法を用意していて、これがわかりづらいです。
・コマンドアイコンとアイテムが同じように並んでいるので、どれがどれかわかりづらい
・アイテムのアイコンが小さくてわかりづらい
・「見る」がクリックでもドラッグでもできる(どちらにすればいいのか混乱した)
・でも「調べる」はダブルクリック
・部屋から出るのが「エンター」。わかりづらい
・部屋から出るとき、扉を開けるときなど、何度もコマンドを選ばないといけない
●リアルタイム移動で視界が狭い
曲がり角に来ると左右が見えないので、そちらに曲がれるのかどうかわかりません。扉があるかどうかも見えません。
足元も見えないのですが、足元を確認しないと進めない箇所があり、わざわざ数歩後退して見ました。
COMMENT
いわゆる脱出ゲームです。鍵を開けて次に進み、また鍵を開けて次に進むの繰り返しです。
今どき無料の脱出ゲームが大量にある中、これは予算をかけてグラフィックとBGMを豪華にし、シナリオをつけ加え、そしてトラップのシステムで差別化を図ろうとしたようです。
しかしトラップのシステムもシナリオも失敗、豪華なグラフィックとBGMだけが残りましたが、やはりこれだけでは遊べません。
お金をかければグラフィックとBGMは何とかなりますが、システムとシナリオはどうにもならないという見本でした。