ワールド・デストラクション 導かれし意思
中央値: 46 Amazon点数: 2.7
スコアーボード
標準偏差 17.65 難易度 2.02 mk2レビュー数 42ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 3pt | 4pt | 2pt | 2pt | 3pt | 1pt |
55pt
GOOD!
まず一点は、ゲーム中の曲がよかったというところです。何カ所かで流される背景音楽は、音質もよく、特に「風の塔」の音楽は強く印象に残りました。ストーリー面においては割と柔らかい展開で、全体的にはゆったりとした作品に仕上がっていたと言えるでしょう。また、システムにおいてはオリジナリティがあり、特に戦闘は斬新で楽しめる内容だったのではないかと思います。オープニングは、この作品の中では一番の出来です。ムービーシーンがフルで動いているというDSでは考えられなかった技術が使用されており、曲とともに流れる画面は何度か見直してしまう程のクオリティです。前々から力を入れて宣伝していたということもあり、システム自体は完成されたものとなっています。
BAD/REQUEST
戦闘が最も痛手を負っている部分ではないでしょうか。完成されたシステムが生かし切れてないばかりか、テンポも悪くさくさくとこなすことができません。特にバランスの悪さが目立ちます。ブロウは明らかに後半から役に立たない代物になり、高性能過ぎるラッシュ攻撃はどんなスキルよりも強力で、必殺技も邪魔なだけとなってしまっており、前半においてもラッシュはコンボが少なくBPを貯める手段にもなりえていないという始末です。せっかくブロウとラッシュがあるのだから、意味を持たせてほしいと思います。あと、ターン制も頂けません。連続攻撃を繰り返す戦闘なので、リアルタイムの方がよいのではないかと思います。又、能力強化の極端さや、ボス戦時の敵ターン永続など、無理矢理の戦闘はやめて頂きたいです。そのためか、爽快感が薄いです。ストーリー面においても、作りの荒さが目立ちます。モルテの過去を見せないことにはこの作品の意味がありませんし、リアの竜族談などの説明不足でプレイヤーを置いていくのはよくありません。あと、内容の割には短いです。ゆったりとしているのはいいですが、もっと世界観に沿ってほしいと思います。あと、ボイスの質の悪さも気になります。
COMMENT
非常に惜しいという印象の作品です。明らかに判定基準以下の年齢層むけの作品となってしまっており、ただでさえわかりにくい物語は何がしたかったのか分からないまま全てが曖昧に完結しています。ある程度上の年齢層を狙っている作品なので、もっと完成度の高い作品に仕上げて頂きたかったです。DSというハードの概念に固執しすぎてしまっています。メモリも大半をドブに捨てているような状態です。オープニングにも、それほどの容量は使っておられないはずで、明らかにテイルズオブイノセンスよりも劣る作品となっています。今回、先の上記作品と同じ容量のメモリを使っているという話だったので、これは明らかな容量不足です。材料は整っているのだから、どうせならリメイクされてみてはいかがでしょう?完成されているものもありますが、期待はずれの作品でした。これからこれを購入しようと思われている方は、値段との年密な交渉の上、お買い求め頂くことをおすすめします。2000円台くらいが丁度良いでしょう。
Amazonレビュー
レビュー者: 徳保隆夫 レビュー日: 2008-12-31明るい演出と裏腹に、物語は陰惨です。主人公が異様な判断を重ねる理由は最終決戦で明かされます。プレーヤーが主人公に感情移入できないのは仕様なので、そこは割り切って遊んでください。
ほぼ固定視点の3Dマップ+2DキャラのオーソドックスRPG、パーティーメンバーは6人、戦闘メンバーは3人で戦闘中の入替不可、個人ターン制(素早さが高いとターンが多く回る)のコマンド入力式バトル、BP・ラッシュ・ブロウ・連撃・連結・追撃など独特の戦闘システムあり、アウトフィールドなし。
見た目は今風ですが、高いエンカウント率・レベル重視の戦闘バランス・高いダンジョン難易度・などなど、ファミコン時代を思い出す調整となっており、若い人は面食らうかもしれません。
敵味方双方が連鎖攻撃で1ターンキルを狙う戦闘に違和感を持つ人は多いでしょうが、これは現実の真剣勝負に寄せたシステム。テーブルトークRPGでは防御or回避失敗=直撃=敗北というルールは珍しくありません。ただ、コンピュータRPGでは初期に淘汰されました。本作の再挑戦も成功とは言い難いように思います。
昔風の調整とは逆に今風の箇所も要改善。術技の育成に自由度がありますが、ラッシュで命中を育てず、特性強化を選ばず連結しないのは制限プレイに等しい。個性的なカスタマイズのメリットが薄いため、戦闘経由のSPは自動配分、奥義書経由のみ自由配分の方が親切。その他、音声付のシーンで会話を読み飛ばせないのもつらい。
本作の難点を多々書きましたが、市場による淘汰で大作RPGの金太郎飴化が進んだ昨今、1年に10作品以上遊ぶ方なら、この個性派RPGは意外と面白いと思います。
アクセスランキング
-
逆転裁判4
法廷バトル、(廉価版、2008年4月24日発売:2,100円)
■価格:5040
■発売日:2007-04-12
-
テイルズ オブ イノセンス
■価格:6090
■発売日:2007-12-06
-
レイトン教授と不思議な町
Wi-Fi対応
■価格:4800
■発売日:2007-02-15
-
押忍!闘え!応援団
応援リズムアクション、プレイ人数:1人?4人(ダウンロードプレイ対応)
■価格:4800
■発売日:2005-07-28
-
ニュー・スーパーマリオブラザーズ
アクション、プレイ人数:1人?4人
■価格:4800
■発売日:2006-05-25
-
おいでよ どうぶつの森
コミュニケーション、Wi-Fi対応、プレイ人数:1人?4人
■価格:4800
■発売日:2005-11-23
-
マリオカートDS
アクションレース、Wi-Fi対応、プレイ人数:1人?8人(ダウンロードプレイ対応)
■価格:4800
■発売日:2005-12-08
-
ウィッシュルーム 天使の記憶
アドベンチャー、振動カードリッジ対応
■価格:4800
■発売日:2007-01-25
-
ポケットモンスター ダイヤモンド/パール
RPG、Wi-Fi対応
■価格:4800
■発売日:2006-09-28
-
燃えろ!熱血リズム魂 押忍!闘え!応援団2
■価格:4800
■発売日:2007-05-17
GOOD!
・グラフィックは特に問題は無い。
・戦闘がVPの様でおもしろい。
ただし……(以下BADへ)
BAD/REQUEST
・序盤で飽きる。カットイン演出やテンポが悪い+ラッシュ上げれば他は何もいらない微妙バランス。
・シナリオが微妙すぎる。俗に言う厨二テイスト満載+主人公補正で慕われる主人公に萎える。心理描写が稚拙なため唐突な展開が多すぎる。
・ネームバリューで売ろうとしてるが全員でチグハグなものを作成した様なイメージ。
COMMENT
否定的な内容で書いてしまったが、製作者のガチをリアルタイムで味わった身としてはただただ口惜しさが残る出来です。
格好付けのRPGじゃなくて骨太なモノが見られると期待した私がバカで見当違いだったのかもしれません・・・