ファイアーエムブレム 新・暗黒竜と光の剣

発売元: 任天堂オフィシャルサイト 発売日: 2008-08-07 価格: 4800(税込) レーティング: 【A】全年齢 (CERO について))
タイトル概要

中央値: 60 Amazon点数: 3.7

スコアーボード

ファイアーエムブレム 新・暗黒竜と光の剣レビューチャート 標準偏差 17.66 難易度 2.36 mk2レビュー数 95
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90-100

ユーザーレビュー

(デフォルトは中央値近順)
369人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティ グラフィックス 音楽 熱中度 満足感 快適さ 難易度
3pt 4pt 4pt 4pt 4pt 3pt 2pt
総合点
74pt

GOOD!

■良くも悪くもFEらしい難易度でやり応えがある
ノーマルでサクッと行くも良し
ハード5でヒイヒイ言いながらじっくり行くも良し


■テンポの良さ
恐ろしいまでにテンポが良い
戦闘もスピーディかつスタートボタンやタッチでいつでもスキップ出来るし、
元々の表示そのものをON/OFFする事も出来る
勿論、イベントシーンの類も全部スキップ可能
移動も早い
設定次第では敵のターンそのものまでON/OFFする事が可能


■地味ながら爽快感のある戦闘
ん?、これはちょっと説明がうまく出来ませんね
効果音が良いせいでしょうか?
やってもらえれば何となく理解出来るかなと


■綺麗なグラフィック
戦闘中、滑らかに動くキャラクター
淡い色彩で綺麗なマップ
視覚的なクオリティ面で不満が出る事は無いかと思います
(絵柄の好みは別として)

BAD/REQUEST

■グラの手抜き
クオリティは確かに高いですが、以前固有グラを持っていたキャラクターが汎用グラに書き換えられていたりと微妙に手抜きなのが残念です
リンダ、マリク、ジュリアンなどは、一般的な魔導士や盗賊と何も変わらないグラに変更されました
マルスはファルシオン、通常の剣、レイピアでそれぞれモーションが違いましたが、今回は全部同じものに統一されています
ドラゴンナイト、パラディンは性別関係無くグラが同じです


■外伝の分岐条件
総人数が15人以下という厳しい条件が終わってます
とてもじゃないですが、普通にプレイしてて、そんな人数まで減る事はありません
意図的に殺しまくらないと絶対無理ですね
死人が一人でも出ていたら・・・とかで良かったんじゃないでしょうか
せっかくの新要素がこれでは台無しです

COMMENT

難易度選択もあり、初心者から熟練者までカバー出来る間口の広い本作
いろいろと惜しい部分もありますが、SRPGの基本的な面白さをしっかりと押さえられています
外伝に関しては、ある程度割り切らないと無理でしょうね

リメイクではありますが、実質ほとんど新作をやっているような感覚なので、経験未経験問わず楽しめる内容だと思います

   
プレイ時間:20時間以上30時間未満(済)
レアコイルさん[2008-08-17 掲載]

このレビューはオススメ? はい  いいえ

386人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティ グラフィックス 音楽 熱中度 満足感 快適さ 難易度
3pt 1pt 3pt 2pt 0pt 4pt 2pt
総合点
39pt

GOOD!

強いて言えば、

・良くも悪くも暗黒竜と光の剣がDSで出来るところ。
携帯ゲームで出来ることはファンにとってはかなり望まれていたことではないのでしょうか?。

・リフ、ダロスといったSFC版では削除されていた面々、マップの復活。
SFC版では削除されていたキャラ、マップが使えるのは嬉しい限りです。

・剣士、ウォーリアといった今までのクラスの採用。
ナバールが剣士になっていたり、海賊と戦士がクラスチェンジ出来るようになっていたところは本当に嬉しかったです。
ここは紋章の謎の頃から「こうしてくれたらいいな?」と願っていたところだったので本当によくやってくれたと思いました。

・斧の扱いがよくなったところも好感が持てました。
昔の暗黒竜は斧の扱いが見るに耐えない酷さでしたが、今作は斧の神器を増やしたり、上級職があったりとかなり扱いがよくなりました。
斧使い好きの自分としては非常に好印象でした。

・ロード、盗賊、コマンドといったクラスチェンジ出来ないクラスはレベル30まで上がるようになっているのでクラスチェンジ出来ないというハンディが無くなってよかったです。

・敵の行動範囲を常に表示出来るようになったので、味方を動かしやすかったところはいい変更ですね。

BAD/REQUEST

細かいところまで書いてあるので非常に長文です。
リメイクとして見ていたり、システム面での内容がほとんどだと思いますのでそこはご了承下さい。
暗黒竜と光の剣が好きで期待していたからこその意見です。

・皆さんもすでに煽っておられますが、今回の明らかな失敗点である「命を軽視しすぎな新要素」。
ていうかFEでこれはご法度ではないでしょうか。
序章や外伝条件についてはあの名作FEを作ってきた会社がやるとは思えないような糞仕様。
これはほかの方々が批判するのも無理はないと思います。
序章は囮作戦とかいって必ず誰かを犠牲にしなければならない、外伝条件は現存ユニットが15人以下、特定のキャラの死亡といった死亡前提の条件ばかり。
どの攻略サイトを見ても「〇〇を殺しても大丈夫ですか?」とか「〇〇に犠牲になって貰いました」といったコメが大半で見ていて嫌な気分になります。
FEは「命の重みがよく感じられる良きゲーム」と思っていた者としてはこの死亡が条件の新要素は受け入れる事が出来ませんでした。
とは言っても外伝に行くかどうかはプレイヤーの自由なのでやりたい人はやればいい、やりたくない人は……で片付く問題じゃないですよねぇ…、これは…。
もちろん外伝マップは遊んでみたいし、新キャラも仲間にしてみたいですよ、せっかくの新要素ですから。
でも流石に仲間を犠牲にしてまでは行きたいとは思いません。
はっきり言わせて貰うとこの新要素は暗黒竜のキャラ達に対する冒涜にしか思えません。
開発者は「死の重み」を伝えたかったとのことらしいですが、このようなやり方ではとても伝わらないでしょう(むしろ逆効果?)。
これは今までのFEゲーマーはもちろん、初心者も後味悪くて嫌なものにしか感じないと思います。
FEの良き伝統をことごとく潰したうえに暗黒竜キャラをけなした酷い要素でした。
この部分が一番最低だったので満足度は0点です。

・兵種変更はカンペキにいらないと思います。
こうホイホイと変えられると誰を使っても同じに感じてしまって特定のキャラを使う楽しみが無くなってしまいます。
成長率もキャラごとではなくてクラスによる成長がほとんどなのでどんどん没個性化の道を歩むことに…。
戦略の幅が広がるといえばそうなのですが、どちらかといえば蛇足的な要素に思えます。
最初から出来るようにせず、ハードクリアのご褒美とかにすれば良かったかもしれません。
ですがそれ以上にキャラのイメージ、個性が無くなってしまうところがこの兵種変更の問題点です。
ナバールが僧侶、オグマがアーマーナイトになれるとか何の冗談だと思いました。
特にこの暗黒竜と光の剣はFC版、紋章の謎に4コマ集や漫画も多数出ているくらい昔からキャラのイメージが強い作品であるため、兵種変更といった没個性化するような要素はかえってマイナスになるのではないでしょうか?
個人的にはこれを加えるよりも聖魔の光石にあった「分岐クラスチェンジ」のほうがよかったと思います。
でも出来ればこのようなものはこれっきりにして欲しいですね。
いっそのことエディットキャラ作成とかにしたほうがよかったかも?
烈火の剣に軍師という似たようなシステムありましたし。

・良いところにも書いた新たに加わったクラスについてですが一部性能が微妙だったり、欠点を直してなかったりと粗が目立ちます。
蒼炎仕様のソードマスター(必殺ボーナス無し)、更に必殺率が下がったバーサーカー(10%って…)、ペガサスナイト→ドラゴンナイトという今のFEだと不自然なクラスチェンジ(オンライン限定でファルコンナイトに出来ますけど)、賢者と司祭とソーサラーの違いが皆無等とクラスのバランス調整にムラが多すぎです。
ソードマスターとドラゴンナイトに関しては閉口。
何故必殺ボーナスをつけない?(ソードマスターは非力な部分を手数と出やすい必殺で補うというクラスであったはず)
何故ドラゴンマスターになれない?(ファルコンナイトはあるのに)
そうすると強すぎると開発者が判断したのならそれは勝手な思い込み。
剣士、竜騎士好きのプレイヤーを馬鹿にしているのかと思いました。
3つ魔法クラスも結局は同じ魔法しか使えないので存在する意味がわからない。
現在のFEみたいに理=賢者、闇=ソーサラー、光=司祭にしたらよかったのに。
あと新クラスではないですがコマンドが変身していない状態だと攻撃出来ないのも不満でした。
色々とクラスを加えた割には調整不足の中途半端なクラスが多かったので残念です…。

・グラフィックがちょっと…、リアル路線というかなんていうか、ねぇ…(海外では受けがいいみたいですが)。
全体的に暗いですし、キャラの顔に生気が感じられないです。
マルスなんて紋章の謎とスマブラをやった後だと凄く気持ち悪く見えます。
一部のキャラは死んだような目をしていたり、性別の区別がつかないような顔をしていたりとほとんどが気味の悪い顔グラになっていて凄く萎えました。
今までのFEのアニメ調グラフィックに慣れきっていたせいか私には凄く違和感を覚えました。
会話でもほぼ無表情で話をしているので、プレイする意欲が大幅ダウンです。
ゲームグラフィックだけでなくイメージイラストのほうも不満ですね。
マルスは暁アイクのような筋肉質でキモすぎ…、カミュは貴族のぼっちゃんに…、チキは不細工…、ガーネフは肌の色が…と言い出したらキリがないです。

・戦闘グラフィックはホントにどうにかならなかったのか…。
必殺なんていつ出したのかわからないくらい地味。
地味すぎると言われた蒼炎の軌跡のモーションをはるかに超えるヘボさ。
それ以上に酷いのはキャラごとに用意されていた専用グラフィックがなかったことです。
マルスなんてレイピア、ファルシオン装備時の専用モーションも削られているし、性別による専用グラフィックまでも無し、いくらなんでも手抜きすぎではないでしょうか?
てか回復時のアニメーションまでなしというのは無いでしょ…。
ただでさえ見る気の無くなる今作の戦闘アニメーションが余計に見たくなくなります。

・通信要素であるオンラインショップですがあってもいいとは思います。…が、オンライン限定アイテムはやめてほしかった。
もともとこういった通信のみの要素はユーザーに最も嫌われる傾向にあります。
天空のムチや勇者装備といった通信しないと手に入らないアイテムは通信出来ない人へのイジメにしか思えません。
ゲーム中では一つしか手に入らないけどオンラインショップでなら幾らでも手に入れられる程度でいいと思います。
通信対戦の面で考えてもバランスが悪くなることは明白です(てか実際に友人との対戦で練成した勇者装備とか出されて全く勝てなかった)。
通信は対戦と通信出来ればば少し楽になりますよくらいの要素でいいと思います。

・秘密の店のアイテムの個数限定はダメでしょ…。
通信対戦があるからだと思いますけど、ほとんどやらない者から見れば余計な事以外の何者でもありません。
ドーピングアイテムは目をつぶるにしても、クラスチェンジ用のアイテムであるマスタープルフまで限定なのは酷すぎるにも程があります。
下級クラスのキャラを全員クラスチェンジさせて育てるのが好きな私にとってこれは本当に不満。
こういったところで無理に何週もさせようという開発者の浅ましい考えが見られて嫌でした。

・成長率の変化についてですが、今まで扱いが不遇だったキャラの成長率が上がったのは嬉しい変更です……が、カシムやマリクといった昔ながらの人気キャラの成長率を落としたのはどうかと思います。
それが少しならばよかったのですが目に見えるほど大幅に下げられていたので凄くがっかりです。
全体的に大幅に成長率を下げられた中、何故かウルフ、ザガロというキャラはチート級の成長率になっていてどうしてこの二人だけと首を傾げましたね。
明らかに兵種変更前提な感じの成長率で萎えました。
何気に無音レベルアップ(何のステータスも伸びないレベルアップのこと)も多い気がしますね。
まさか下級職レベル2で無音レベルアップに遭遇するとは思わなかったです。
暁の女神でやっと廃止してくれたのに何故復活させるんだか…。

・オリジナルから思いっきり変更を行っている割には変なところだけ昔仕様にしているんですよね、これって。
訪問はマルスのみ、闘技場が戦いにくい、救出等が無い、ボスや一部の仲間が昔のステータスのまま、魔防の成長率が皆無、等々…。
救出、担ぐ、再移動(攻撃後以外の)、体当たりといったシステムがないことについてですが、リアルで暗黒竜をプレイしていた私にとってはなくても気にはなりませんでした。
ですがこれらのシステムは戦略的にも幅を広げてくれる好システムでありましたのであるほうがいいか無いほうがいいか?と言われればあったほうがいいかと思います。
私自身も救出、担ぐ、体当たりといった最近のFEの良きシステムを加えた今風の暗黒竜というのもやってみたいと思っていましたので、騎馬系限定でもいいから救出くらいはあってもよかった気もします。
ただ、訪問がマルスのみ、一部のキャラは戦いにくい闘技場、ボスや仲間のステータス、魔防成長率は見直して欲しかった。
オリジナルの雰囲気を残すのはいいことだと思いますけど、リメイクというからにはこういった点についてもう少し頑張って貰いたかった(個人的には快適さを重視して欲しかったかな?)。
てかリメイクならリメイク、移植なら移植と方向性をはっきりして欲しかったですね。
今作は色々とやりすぎて結局どっちつかずな感じになってしまっていると思います。

・クリア後ですが、本当に何も無さすぎ…。
サウンドテストとイベント回想というメニューが増えるだけ(しかもクリア前でもクリア後にこのメニューが使えるというのが丸わかり)。
紋章の謎の2部があるわけでもなく、烈火の剣のような〇〇編といった別ルートの物語があるわけでもない、トライアルマップも無ければ聖魔の光石のような再び育成が可能なマップも無し、ないない尽くしにもほどがある。
唯一クリア後で楽しめそうな通信対戦の「練習」の項目ですが、今までの通信対戦の練習とは違い相手が自分で選べず、自分と同じチームとしか戦えないのですぐに飽きます。
(過去作は自分の作ったチームを自由に敵に選べたから別の楽しみが出来て良かったのですが…)
ちなみにハードのどの難易度をクリアしても追加されるものは何も無しです。
ここまで何も無さ過ぎだと2週目もハードもやりたいとは思いません。

・今回も攻撃がほとんど回避出来ない壁ゲーだったところは本当に残念…。
もし暗黒竜がリメイクされるのならここは見直し希望と願っていたのですが、どうやらやってくれなかったようで。
おかげで3すくみも意味無しで悲しいです…。
救出も出来ないので守備の低いキャラは怖くて前に出れないこともしばしば…。
回避が命の剣士であっても全然回避してくれないのでクラスによっては本当にキツすぎ。
昔のままのシステムでいくのであればこそ、回避と命中のバランスはちゃんと設定して欲しかったです(救出とかが無いから尚更)。

・蒼炎の軌跡からずっと採用している「力の高さで武器の重さを克服出来る」というシステムですが、今作にもこれを適用しています。
でも、逆を言えば力の低い者、伸びの悪い者は武器の重さを克服しにくくなるので個人的にはあまり好きではないシステムですね。
それに序盤の敵やボスは海賊、戦士、アーマーナイトといった力自慢の敵ばかりですのでこのシステムはバランス的によろしくないかと思います(特にハード3以上ではこのシステムも手伝って地獄を見ます)。
重さは「体格」で克服出来るようにして欲しかったです。

・難易度設定ですがハードのレベルを5つに分けているところの意味がわからない。
これだと難易度の差がわかりにくいと思います。
今まで通りにイージー、ノーマル、ハード、マニアックでいいのでは?

COMMENT

このゲームには発売前から楽しみにしていたのですがとてもがっかりしました。
過去作品の良かったシステム(支援会話や救出等)は受け入れず、昔の暗黒竜の改善して欲しかったところは変更せず、逆に変更しなくていいところばかり変えているのて良いところよりも悪いところが非常に目立ちます。
これではオリジナルの面白さはおろか、初心者にもFEの魅力は伝わらないでしょう。
せめて死亡前提条件の外伝、兵種変更、大半のキャラの成長率低下、オンラインショップのみの限定アイテムというのだけはやめて欲しかった…。
新しい事への挑戦というのは評価出来ますが、それをうまく表現出来なかったって感じがします。
結論から言うとこれはFEのようでFEじゃないゲームです。
新要素がFEの主旨にあっていないものばかりでFEのオールドゲーマーであればあるほど納得のいかない代物になっています。
外伝行かない、兵種変更使わないという今まで通りの楽しみ方でもいいのですが、それではSFC版とあまり変わらないのでボリュームとしては物足りない…。
遊び方にあれこれ口を出す権利はありませんけど、ファンとしてはこのようにして欲しくはないですし、これでライトユーザーに「FE」の魅力が伝わるとも思えません。
DSのFEとしては2画面をうまく使っている良ゲーと言えますが、リメイク作品として見た場合は完全な駄作ゲーです。
初心者の方はこれよりも過去作のFEをプレイするのをお勧めします。
これがFEと思われたくはないので…。
FE熟練者は、……どちらかといえばプレイしないほうがいいかも…?
SFC版の紋章の謎をプレイした方は特に…。

最近のFEスタッフはファンをないがしろにしすぎていると思います。
烈火、蒼炎、暁の海外版のみのシステム改善といい、今作のFEの新要素といい、クラスのバランス等、ファンを裏切るような真似ばかり。
今回の作品で確実にファンは減るでしょうね。。
FEは何かというのを根本的なところから改善しないとこのシリーズに未来はないと思います。
長文読んで下さり、ありがとうございました。

   
プレイ時間:20時間以上30時間未満(済)
アッシイさん[2008-09-10 掲載]

このレビューはオススメ? はい  いいえ

Amazonレビュー

レビュー者: heipoo レビュー日: 2017-06-22
古いファイアーエンブレムしかした事が無かったですが、相変わらず難易度が絶妙です。
最近のゲームにありがちな難易度が低いものとは明らかに違います。
考えながら出来るゲームは数が少ないですが、これは良作です。
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