ポケモン超不思議のダンジョン
中央値: 60 Amazon点数: 3.7
スコアーボード
標準偏差 11.24 難易度 2.57 mk2レビュー数 7ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 4pt | 4pt | 3pt | 3pt | 2pt | 2pt |
60pt
GOOD!
ポケダンシリーズはマグナゲート除いて各シリーズから1作はプレイしています。
■オリジナリティ
システムの根幹が既に完成されている「不思議のダンジョン」ですので目新しさはあまりないと思います。
この系統のゲームは仲間キャラクターがあまり頼りにならないことが多いのに対して、このシリーズは仲間キャラクターが非常に心強く、特に今作はかなり賢く動いてくれますので、そのあたりは同系統のゲームと比べて少し感覚が異なると思います。
その他にもポケモン原作に乗っ取った技システムなど、本作独特なシステムは多いですね。
シリーズで見ると本作で初登場のラピスシステムはとてもいいシステムだったと思います。
■グラフィック
とてもよかったと思います。
旧作のドットも個人的にとても好きなのですが、今作の柔らかく温かい3Dグラフィックも非常に気に入りました。
膨大な数のポケモン(前作マグナゲートでは大幅に減りましたが今作では本家に登場済みの720種類のすべてのポケモンが登場、仲間にできます。)と同様に数多い技に、ひとつひとつモデルやエフェクトが妥協なく用意されているのは本当に感動します。
顔グラフィックなども妥協なく各ポケモンごとに用意されていて、ポケモンが好きな人ならこれだけでも嬉しいんじゃないかと。
■音楽
シリーズ通してBGMは評判がいいですが、今回もとても良かったです。
耳に残った曲が数多くあり、中でもラスボス戦は前後の展開も相まって非常に熱かったですね。
音楽の幅も広いです。
■熱中度
ストーリーは前半なだらかに進み後半は駆け足気味にドンドンと最終決戦へ向けて前進していく印象でしたが、
前半部分はキャラクターのかわいさや世界全体の雰囲気に存分に浸ってもっとこの世界を遊びたいと思えましたし、後半はちりばめられた複線やら先が気になる展開で話の続きが見たい、と思えました。
過去作に比べると少し急ぎ足でキャラクターの掘り下げという面で物足りない所はあるかもしれませんが、
難解な部分もなく素直に熱い展開を繋げていくシナリオは個人的に良いものだと思います。
ただ、シナリオは上の通りですが、システムの方には熱中できる部分は多くないかもしれません。詳しくはBADの方に。
■満足感
なんといってもすべてのポケモンが仲間にできる!という点が真っ先に上がるでしょうね。
大好きなポケモンと一緒に冒険するのは単純にうれしいです。
シリーズファンへの細かいサービスなども非常に多くて、楽しんでもらおうっていう制作側の意図が伝わってきました。
■快適さ
通路でのダッシュで敵と鉢合わせてて敵の先制攻撃を受けることがないのは他の不思議のダンジョンをプレイしてきた身としては素晴らしいと思いました。
BAD/REQUEST
特に悪いと思った部分だけを書きます。
■熱中度 満足感
GOODに書いた通り、シナリオについては私は特に不満ありませんでした。
半面システムの方には結構大きな不満が、いくつかあります。
一つは仲間を増やすシステムの変化です。
以前のシリーズではダンジョン内で倒した敵がランダムで仲間になる形式でしたが、
今作ではミッションを繰り返していくうちに、ミッションごとに決まっているポケモンがどんどん仲間になっていく形式です。
旧作では狙いのポケモンが仲間になってすごく喜んだり、思いがけず仲間になったポケモンを使っていくうちに気に入ってしまったり、ポケモンへの思い入れがしやすかったのですが、
今作では進めてるうちにいつの間にやらどんどんと仲間が増えていっていて、1匹1匹への思い入れがしにくいなと感じます。
もちろんたくさんのポケモンが早い段階で使えるようになっていくのはうれしいのですが、ダンジョン攻略のついでに済ませたミッションで他のポケモンのおまけのような形で仲間になったりだとか、なんだかあっけないと思います。
伝説ポケモンでさえこんな感じですから、なんだかなぁって思いました。
冒険をしながら仲間を少しづつ増やしていくのが好きでしたし、ポケモンらしかったと思うので、今作の仕様はちょっと私には合いません。
もう一つ不満なのは、他の人もよく口にしてましたが仲間が不定期に連れていけなくなる、または一度つれていくとしばらく使えなくなる、というシステムです。(ネット上では閉店ガラガラシステムだとか呼ばれてますが)
これだけたくさんのポケモンが序盤からどんどん仲間になるんだから、いろんなポケモンを使ってね。ということなのだろうとは思うのですが、正直なところいらぬお世話だ、と言いたいです。
前述してますが、少なくとも私は自分の好きなポケモンを存分に思い入れ注ぎつつ一緒に冒険したいって考えですから、この仕様ではその考えが邪魔されまくりです。
あの子を連れていきたいのにつれていけない・・・じゃあせめてこの子を・・・この子もダメだ。なんて、いつもそんな感じです。 ほとんどの人にとって嫌がらせにしかならないシステムなのでは・・・?
クリア後のやりこみ段階まで来てしまうと1匹のポケモンを徹底して強化してもこの仕様のせいでそのポケモンを使える機会がごく少ないので、結局常に連れていける主人公とパートナーだけ育てて他の子は適当でいいや・・・ってなってしまいました。
せっかく720匹も連れていけるポケモンがいるのに、こんな考えに至らせてしまうなんてあんまりにも勿体なすぎませんか・・・。ほんとに残念です。悲しい。
■快適さ
不思議のダンジョンシリーズは同じことをひたすら繰り返していくゲームですから、その点で快適さの重要性はかなり高いと思うのですが、
本作はgoodにあげたような快適な部分と、それ以上に快適でない部分とが同時に存在していて、どちらかといえば快適でない部分が勝っているように感じられます。
まず辛かったのは視野が非常に狭いことでした。
画面に収まる範囲が非常に狭いので、部屋の中を歩いていると画面外の通路から部屋に入ってきたポケモンから遠距離技で殺される。なんてことが数え切れないほどありました。
他にもポケモンごとのステータスを確認するのにLやRでキャラの切り替え等ができず一々メニューに戻って選びなおさなければいけなかったり、ダンジョンに連れていくポケモンの技を見るのにもものすごく面倒な手順を繰り返さなければいけなかったり、全体的にUIがよろしくないです。
なにより一番快適さの面で良くなかったのはなにをするにもテンポが非常に悪いことです。
シリーズ通しての問題でもありますが、今作は輪をかけてテンポが悪かったように思えます。
モンスターハウスなんかで部屋全体に補助技をかけるモンスターが複数いたりするととてつもなく長い演出を1ターンの間に繰り返し見続けさせられたりします(ほぼ画面外で起きてることなので実際は見ることさえできずに数十秒待つだけ。)
やろうと思えば何とかできる部分だと思うので、この猛烈なテンポの悪さがそのまま提供されていることにはちょっと憤ります。
■難易度
よく難しい難しいといわれてますが、実際そう難しいわけでもありません。
というのも他の不思議のダンジョンシリーズではわりかし貴重品のはずの死んでしまった際に復活できるアイテムが床にこれでもかと落ちているからです。
所持アイテム欄に10個も復活アイテムが並んでたら緊張感もクソもあったもんではありません。
あっ、やられちゃった~まぁいいけど~とかそんなノリでプレイする不思議のダンジョンも珍しいです。
その分なのかそうじゃないのかわかりませんが、こちらを一撃で葬り去ってくるような技をぶっぱなしてくる敵が大量に居ますし、720種類もいるポケモンのうちどのポケモンがそんな凶悪な技を使ってくるのかこちらはまるでわかりませんから、とにかく死んで復活して死んで復活してを繰り返しながら進めていく感じでした。こういうゲームだったかなぁ。
非常に大味なゲームバランスだと思います。
COMMENT
前作でガッカリしてしまった人にもおすすめできるボリュームになり、ポケダンの世界を存分に楽しめる作品だと思います。
不満も多く書きましたし実際それらはかなり不満な部分ではあるんですが、楽しい部分はやはり楽しいですから。
付け加えるなら、クリア後のストーリーが非常にあっさりしていてやることがなくなるのが非常に速かったのがちょっと残念なので(ポケモンを仲間にするのもわりかしすぐに全部終わってしまいます)
次回があるならそこらへんもう少しボリュームが増えると嬉しいですね。
Amazonレビュー
レビュー者: サーキット レビュー日: 2017-01-19マグナゲート発売当時に久しぶりにポケダンをやりたくなりましたが、公式サイトやレビューなどを見て購入を断念していました。
その後またポケダンから関心が逸れ、最近この作品が発売されていることを知り、遅ればせながらも購入してプレイしていました。
現在プレイ時間は60時間ほど、ストーリーはエンディング後のものも含めてクリア済みです。
私は青のような依頼を受けてダンジョンに潜って達成して…という流れが好きだったので、今作のつながりオーブシステムにはあまり適応できないかと思っていました。
しかし、やってみるとこれが非常に面白い。 どんどんつながりが広がっていくのが楽しくて、ストーリーが終わってからも新たな出会いを求めて街をうろうろして楽しんでいます。
このシステムのおかげで、未だに目的を失わず、出会いに新鮮さを感じながらプレイを続けることができています。
ダンジョンの中でランダムで旅のポケモンに出会えるのも楽しいです。 何度か窮地を救われました。
難易度は、私には比較対象がないのであまり詳しくは分かりませんが「確かに高いのかな?」といった印象。 一度だけダンジョン内で倒れたことがありますが、枝などのアイテムをケチらなければなんとかなると思います。(超高難度ダンジョンはまだ入ったことはありません。)
ストーリーの内容は概ね満足です。 エンディング後は、もうちょっと踏み込んだ何かがほしかったような気も。(エンディング前までがなかなかに気持ちを揺さぶられる話だったため、ほんの少し物足りなさを感じます。主に感動的な演出とか。)
ただ、パートナーの笑顔を見ていると「まぁいいか」と思わせてくれます。 この作品はパートナーをはじめとしたポケモンたちが本当にとってもかわいらしいですね。
大陸移動がいちいち手間だったり、最上階まで踏破したダンジョンが分かりにくかったりと、ちょっとした不満点はありますが、それを踏まえて☆5を付けられるくらい楽しんでいます。
今は新品でもかなり値下がりしているので、ポケモン好きな方、ポケダンが好きな方は買って絶対に損はしないと思います。
私は安くなってから購入しましたが、定価で買っていても、きっと満足していたと思います。
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GOOD!
・ストーリーはポケダンのテンプレみたいな話ですが、結構おもしろかったです。パートナーや仲間の等身大のキャラクターは好感が持てます。
いくつかある町はポケモンたちが生活しているという雰囲気がでていますし、ポケモン好きなら楽しめるかと思います。
・ダンジョンは一見すさまじく難しくなったように見えて、強化され拾いやすくなった道具やラピスのドーピングを使いこなせば割とあっさりクリアできるのはなかなかいいバランスだと思いました。
・であった瞬間即死するような能力のポケモンがいるのですが、自分で自分を救助できるシステムのおかげであんまり困ることがありませんでした。道具を渡せるとよりよかったと思います。
・音楽はあいかわらずすばらしいです。ジュークボックスでは歴代の曲も聞けるのはポイント高い
BAD/REQUEST
・5ダメージ限定のA攻撃は一度も使ったことないです。どうせ使い道がないのだったら、ポケモンごとの固有アクションという形で個性を出すなどしてほしかった。
・今回ポケモンが成長しにくい上に、レベルの高いお助けポケモンがどんどん仲間になるので、ポケモンを育てる意味を全然見出せません。低能力の主役ポケモンをうとましく思ってしまったのはちょっと残念。正直数多すぎて一体一体にかまっていられません。
COMMENT
マグナゲートでポケモン少なすぎと感想をいったものですが、実際全部出てこられるとぶっちゃけそんなにいらないとしか思えませんでした…
お祭り作品では物語を進めるうえで違和感ないくらいの数がいればいいと再確認しました。
ゲームとしてはしっかりしているのでシリーズ好きな人・ポケモン好きな人は購入を勧めます。最初は挫折しやすいと思うので覚悟してかかるようにしてください。