STELLA GLOW(ステラ グロウ)
中央値: 76 Amazon点数: 4.2
スコアーボード
標準偏差 15.32 難易度 2.17 mk2レビュー数 24ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 4pt | 5pt | 4pt | 4pt | 3pt | 2pt |
76pt
GOOD!
【音楽】(5点を付けた理由について)
10曲以上あるボーカル曲がどれも完成度が高い。
加えて、戦闘中の大技として『合奏』なるコマンド。これはマップ全域を対象にした効果、加えて数ターン強力な継続効果が続くというものですが、この効果時間中、そのキャラのボーカル曲が流れます。クサイ演出と思う人もいるでしょうが、一発逆転、一転攻勢のチャンスにかかるボーカル曲の後押しは非常に熱い。自分のコマンド入力でそれを行えるのは、掛け値なしにこのゲームのウリと言っていいと思います。
ボーカル曲以外もストーリー上での使い方が良く、状況をよく引き立ててくれます。
楽曲の良さに加え、上記『合奏』システムとの相性の素晴らしさを含めて5点としました。
【グラフィックス】
キャラデザインも可愛らしく、カッコよく描かれています。特にゲーム中の立ち絵とも表情がしっかり描き分けられているのでストーリーを楽しむ一助となっています。
戦闘アニメは三頭身の3Dモデルのキャラクターが派手に細かく動きます。アニメOFFやスキップもできますが、短くまとまっているのでそう煩わしさは無いです。
ただ、二つ以上のスキル間でモーションの使い回しがあり、それは残念な点。
【ストーリー】
ストーリーはよくあるタイプ。ただし演出に手抜きが無く、上記の優れた楽曲とキャラグラ等と相まってのめり込みやすいです。良くあるタイプのシナリオと言うのが、逆に万人向けとなっておりプラスに働いているようです。
演出については特に、ストーリー終盤でキャラクターたちの戦闘ボイスが一新されます。キャラクターたちの心境の変化をよく表現した演出です。
BAD/REQUEST
【戦闘のテンポ】
結構大きな欠点として、誰もが挙げる所でしょう。
例えば範囲攻撃の場合、ダメージ、状態異常、撃破時のエフェクトをすべて一体毎に行うのでどうしても時間が掛ります。また敵が行動するときのボイスも、ボイスが終わってから行動を開始する(思考時間が重なっているだけかもしれませんが、どちらにせよ長い)のでどうしても一拍止まります。味方の場合はボイス開始とともにコマンド表示、操作可能なので、敵のもっさり感が余計目立ちます。
【キャラ格差】
好きなキャラを使ってクリアできる難易度とバランスに収まってはいますが、それでも無視できない格差があります。ステータスのうち敏捷の重要度が極めて高く、これが高いキャラはそれだけで強くなります。同時に敏捷が高いキャラは機動力も高く設定され、攻撃機会はより多くなります。逆に低いキャラクターはどうしても厳しい事になりがちです。
COMMENT
私個人としては上記の通り音楽関係が突出してよく感じられましたが、それ以外のストーリー、システム共に目新しいものは何もありません。
パッケージ、公式サイトのストーリー、体験版に触れた人が期待する楽しさが、そのままちゃんと製品となって提供されていると思います。良い意味で予想通りとでも言いましょうか。
期待したものが期待通り出てくるというのは、存外珍しいものですが、このゲームはそれを成し遂げていると言えます。
なお、プレイ時間100時間は全キャラクターのレベルを揃えた上、二周してエンディングを二種類とも見たことによるものです。私にはそれだけの時間を使う価値のあるゲームでした。
Amazonレビュー
レビュー者: 鮭茶漬け レビュー日: 2017-01-29私は約5000円で先日購入しましたが、もうすぐ半額ほどで買える廉価版が発売するのでそちらを買いましょう
気付かずに私のようにこちらの商品を買って後悔する人が出ませんように
ゲーム自体は悪くありません
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GOOD!
タクティクス系のシミュレーションRPGです
本作最大のGood要因は細部まで手抜きを一切感じない作り込みと完成度の高さです
最初の数時間でかなり気合が入った作品だとわかり、制作費もかなりかかっているだろうなあとか考えてしまいました
シミュレーションRPGでありながら戦闘がメインというわけではなく会話パートがかなり充実しています
流れとしては
30分弱の戦闘→30弱の会話パート→
というのの繰り返しで、特に選択肢による分岐はありませんが、会話パートがかなりの部分を占めます
オーブやアクセサリーなど、装備の選択肢が広く、各キャラを自由にカスタマイズできます
例えば、武器に毒や麻痺や火や水などの属性を付与したり、最大HPを高めるアクセサリーにするか経験値がいっぱい入るアクセサリーにするか、など準備の段階で戦略の幅は広いです
とはいえ、何にしたところであまり苦戦はしないのですが・・・
とはいえ、全ての戦闘で特別条件をクリアしようとしたり、あと敵の中には稀に素晴らしいアイテムを持っていて、それを盗むのが高難易度だったりするクエストもあるため、そういうのを突破していくと、簡単だった戦闘にも高い戦略性が生まれるかもしれません
いろいろ覚えることも多いですが、チュートリアル付きで少しずつ開放されていくので、普通に進めていけば自然と覚えられます
あと、タッチパネルが意外に良く出来ていて、なんだかよくわからないアイコンや名前はタッチすれば説明が出ます
本作最大の売りと思われる歌は非常にいいです
歌そのものも良いですが、初登場の歌はイベントと絡んでいるため盛り上がります
歌っているのは各キャラの声優さんです
特にリゼットの歌を初めて聞いた時は、ぶっとんだ能力に笑いながらも歌の良さに感動するという変な気持ちになりました
味方キャラの数も多く、個性豊かで、嫌味なキャラもおらず、戦闘面でも各キャラに個性的な得意分野があるためどのキャラを使っても楽しいです
またそれぞれのキャラにエンディングが用意されているようです
ただ、1周目では全部を見るのは不可能です
全ての要素を見ようと思えば2周目が必須です
トゥルーエンドみたいなものもありそうな雰囲気ですがそれも1周目では見れません
BAD/REQUEST
気になったのは、まず、戦闘が簡単すぎるかなあというところです
その分、投げ出さずに爽快に進められるとも言えますが
他のタクティクス系のゲームでいうと難易度イージーでやっているような感覚があります(ちなみにこのゲームは難易度設定が無いはずです)
最終盤まで来てようやく他のゲームでいうノーマルかなと
おそらく、他のプレーヤーも含め、ゲームオーバーになるシーンはほとんど無かったのではないかと思います
フリーバトルによるレベル上げも一切必要なく、むしろレベルが上がると取得できる経験値が減るため、メインシナリオでのバトルでレベルアップしなくなり不利になります(レベルアップで全回復するため)
会話パートが長いのはGoodでも上げましたが、これが逆にBadにもなります
特に外でプレイする場合、セーブがなかなかできません
3DSの蓋を閉じて中断しておけばいいだけなのですが、過去にカバンの中に入れておいてソフトが排出されていたことが何度もあるため、気になってしまいます
特に長い戦闘が終わってから会話が20分とか続いた時は早くセーブしたいという気持ちになります
あと、ここのレビューでもほぼ必ず言われている戦闘のテンポの悪さですが
最初のうちは気になりません
ただ、終盤になると気になってきました
最後のほうは、
味方キャラを1人動かす→待機している敵のターンが10秒くらい(しかも動かない)→ようやく別の味方キャラを動かす→待機している敵のターンが10秒くらい(しかも動かない)→
という感じになります
また全体に効果がある技(特に歌)は個々の対象キャラに順番にエフェクトが発生するため、少し時間がかかります
確かにテンポが悪いとは言えるのかなあといったところです
あと他には、強いて言うなら、歌はいっぱいあるのですが、リゼットの歌が強すぎて、途中からそれしか聴かなくなるというところでしょうか
COMMENT
総評としては3DSのゲームの中で屈指の作品だと思っています
内容を簡単に言えば、歌の力を使ってアルト(主人公)達を支援するという、しかも一般人だったアルトが試験を受けて部隊に入隊するというところから始まる、某アニメを想像してしまいそうなゲームです
立ち絵は特にクセのない一般受けの良い絵で、キャラゲーとしても楽しめるし、女性にも向いているゲームかなと思います
味方キャラは多いですが、それぞれのキャラに強制参加するイベントもあるため、まんべんなく育てたほうがいいかもしれません
某シミュレーションゲームの歌にあるように「強い男に 入れこみすぎて まわりの戦士は ヘナチョコばかり」となると、特に魔女(歌い手)は全員を育てておかないと、最後のほうがきついかもしれません
味方キャラの他にも、戦闘をしない街の人達も個性豊かで、声があてられており、イベントにも関係してきます
背景画も数多くあり、一枚絵も多くあり、アニメもあります
そのあたりの作り込みはすごいなあと思うゲームでした